『新洗濯表示記号』を読み解いてみよう

  • 2016年12月2日
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『新洗濯表示記号』を読み解いてみよう

こんにちは。M.Sです。
突然ですが、下記の記号は何を表しているかわかりますか。
 
image09 image08 image38 image12 image10

image09 と image12 で何となく想像つくかもしれませんね。

これは洗濯表示記号です。

馴染み深い洗濯記号ですが、2016年12月1日から新しい洗濯表示記号に変更されます。
これらを生まれ変わった洗濯記号を従来記号に置き換えると……

image09 は(従来)は image47

image42 は(従来)は image32 となります。

では、image08 image10 image38 はいったい何を表したいのでしょうか?

なぜ変更されるのか

これまでの洗濯表示を定めた「JIS L 0217」は日本独自のレギュレーションになっていました。
そのため、海外から輸入した繊維製品は、ISO(国際標準化機構)規格の取り扱い表示となっており、国内で販売する場合には日本独自の表示タグに付け替える必要があったのです。

しかし、2016年12月から国内外で洗濯表示が統一されることにより、海外で購入した繊維製品の取り扱いの洗濯表示タグを変更する必要がなくなったというわけです。

<参照:バーコード屋さん『洗濯表示マークの変更』>

また、洗濯記号の種類が22種類から41種類に増え、洗濯方法もより細かく情報提供されるようになります。

基本は2つの記号の組み合わせ。
新しい洗濯記号を分解してみると、「基本記号」と「付加記号」の二種類に分けることができます。

1. 基本記号

丸、三角、四角、洗濯おけ、アイロンの5つです。

■ 丸……クリーニング処理について

9種類の記号があります。
大きく分けると image10 image45 image48 の三種になります。

image10 はウエットクリーニング処理ができるという意味です。Wはウエット。
これは覚えやすいですね。
ただ、image45 と image48 は……、ちょっと分かりづらいですね。
とりあえず、丸の記号を見たらクリーニング屋さんに任せちゃいましょう!

■ 三角……漂白処理について

3種類の記号があります。

今までは漂白の記号は、image15 のように、三角フラスコみたいな形でしたが、
三角形になりました。
image08 は塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができるという意味です。
塩素系と酸素系ってあるんですね……。気を付けましょう!

■ 四角……乾燥処理について

11種類あります。多いですね(汗)

image38 は日陰でのつり干し乾燥がよいという意味です。
今までは、image63 のように洋服がハンガーにつるされ、斜線で影を表していました。
新しい記号は、縦棒は物干しざおで斜めの線は太陽を遮っているみたいな感じでしょうか。比較的覚えやすいですね。

image31 は平干し乾燥がよいという意味です。平らなところに置くイメージの横棒ですね。こちらも比較的覚えやすいです。

ただ、image13 はどういう意味でしょう。縦棒が1本増えました。日陰のぬれつり干し乾燥がよいという意味です。
 
絞り方については、絞ってはいけないを意味していた image50 の記号に取って代わったようです。縦棒2本で絞ってはいけない……。これは覚えにくいですね。
 
乾燥についてはこんなのもあります。image14 洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる。高温乾燥(排気温度の上限は最高80℃)という意味です。うーん。。。これも覚えにくい。

■ 洗濯おけ……洗濯処理について

14種類あります。これもまた多いですね(汗)
前述したとおり、洗濯機の形をした記号から image09 のように、洗濯おけの形になりました。手洗いと勘違いしそうです。ちなみに手洗いは image34 です。

■ アイロン……アイロン仕上げについて

4種類あります。基本記号の中ではいちばん分かりやすいと思います。
image12 は底面温度 200℃を限度として、アイロン仕上げ処理ができるという意味です。

2. 付加記号

■ 弱さを表す

image62 image53 image33
洗濯おけの下にある横棒は弱さを表しています。この例で説明すると、液温は40℃を限度とし洗濯機で弱い洗濯処理ができるという意味になります。横棒2本の場合は、非常に弱いということを表します。
ちなみに、これまでは image56 でした。

■ 温度を表す

image12 image36 
左から高温(200℃を上限)、中温(150℃を上限)、低温(110℃を上限)というように、温度の高さを表しています。ちなみに温度の上限が今までより10℃低くなっています。

■ 処理・操作の禁止

image21 image60
これは記号のとおりです。禁止を表します。左は洗濯処理ができない、右はアイロンはかけられないという意味です。

<参考:消費者庁>
http://www.caa.go.jp/hinpyo/guide/wash_01.html
http://www.caa.go.jp/hinpyo/pdf_data/150331_kouhyoubun.pdf
http://www.caa.go.jp/hinpyo/guide/wash.html

変わりつつある洗濯事情

それでは、他国の洗濯事情はどうなっているのでしょう?
<参考:イドカバネット『愉快なことがたくさん!世界のお洗濯事情』>

上記サイトを拝読する限りでは、国の歴史や文化の違いによって、洗濯事情はだいぶ異なるようですね。例えば、アメリカでは洗濯機でダイナミックに洗って、汚れが落ちることが重要なようです。時にはダイナミックすぎて、服が破れてしまうといったこともあるそう。

日本は季節があって、気候に合わせて服にも様々な素材が使われています。
その分、洗濯には気を遣う国なのかもしれません。洗って破れたら困るので、服を長持ちさせるためにも洗濯方法は変える必要があります。

また、最近では家庭で洗濯できる服が増えました。
少し前までは、スーツが家で洗えるなんて考えられませんでしたが、丸洗いできるスーツとか、洗える枕もあります。店員さんに接客をしてもらっているときに感じますが、家で洗えることが商品の売りになっているなと思います。

洗濯表示の変更をキッカケに、適切な扱いをしないといけないですね。
でも、洗濯方法に迷ったら、クリーニング屋さんに相談しましょう!

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