『Computex Taipei』に行ってみた<後編>

『Computex Taipei』に行ってみた<後編>

こんにちは、ノリ子です。
今回は6月6日にご紹介した『COMPUTEX TAIPEI』レポートの後編をご紹介します!
<bitWave関連記事『「Computex Taipei」に行ってみた<前編>』>

昔見た、未来からやってきたロボット

大きなブースは台湾企業が多かったのですが、ほとんどの企業ではIoTとロボットに力を注いでいる様子でした。

今回、会場内で話題の中心だったロボットはASUS社の『ZENBO』です。『ZENBO』の体験やショーの時間になると、人だかりが生まれるほど!
<参照:ASUS『Zenbo -Your Smart Little Companion』(英語サイト)>

子供の頃に見たSF映画に出てきた「家庭用ロボット」がの姿そのままに飛び出してきたようなルックス。初見であってもどこか懐かしい、そんな雰囲気を醸し出しています。
そう感じたのはノリ子だけではなかったようで、イベント中の一番人気は『ZENBO』で間違いないです!

しかし『ZENBO』は昨年リリースされたロボットのようなのですが、そこから主だった機能のアップグレードがなかったらしく、情報通の中からは「失望した」とのキビシイ声もあったようです。


家族なんでも “家族の一員” としてのコンセプトなんだそうです。
でも、どうせ人間以外の家族を増やすのであれば、ロボットよりもワンちゃんを迎え入れたいと思ってしまった “アナログ” ノリ子でした……

病院で絶賛活躍中のロボット

台湾の電子関連企業、BENQ社で開発したロボットは、とある病院で手術装備を運ぶロボットとして現在活躍中なのだそうです。

手術道具や装備は細菌の温床となりがちで、ずさんな管理体制だった場合は患者だけでなく医師に対しても感染症リスクを背負わなければならなかったそうです。それがこのロボットの導入でいくらかリスクも軽減。
今までは人間でしか対応できなかった業務が、ロボットのチカラによってが改善が図られるとは、ロボティクスの進化を感じちゃいますね!


既に台湾内の病院「彰化基督教醫院」でも活躍中のロボットがコチラ。ニュースでも話題になっているほどなんですよ!

シンプルな機構で社会問題にメス!

日本社会でも問題視される「介護問題」。それは万国共通の悩みのようです。
ノリ子にとっても気になるところで、会場内に展示された介護関連のIoT化サービスも目に入りました。
中でも気になるブースがあったのでご紹介いたします。

圧迫センサーが内蔵されているマットレスと、その圧力感知を表示するモニターというシンプルな構成のサービス。用例としては、思うように身動きがとれない患者がアクシデントでベッドから転倒してしまった際や、寝返りを確認したいといった時に、圧力感知によってモニターに状況を通知してくれるといったものです。

医療・福祉業界での人材不足は深刻な状態。24時間体制で付き添い・監視がしづらい現状を考えると、こういったシンプルな仕組みのIoT化でも役立ちそうですね。


展示ブースでは設置スペースの関係上、双方が目視できる状態にはなっておりますが、これが病院だった場合どうでしょう……。
もし患者がベッドから転倒してしまっても、ナースステーションですぐに状況を理解し、対応ができることでしょう

ご紹介させていただいたのは介護関連のIoT化サービスでしたが、他にも健康関連のIoT商品が多く展示されていましたね。

オモチシマシタ!|かわいいロボットショップ店員

1930年代のアメリカではローラースケートを履いたウェイトレスが商品を運んでくれるバーガースタンドもポピュラーだったようですが、時代も変われば風情も変わるようです。なんと、このブースでは商品を運んでくれるロボットを展示していました。

まだ実用化とまでは至っていないようですが、実体験ができるカフェが併設いたので、試してみました!


テーブルに設置されたiPadでオーダーするだけとのこと。
日本では回転寿司屋でも導入されていますし、アメリカでもタブレットによるオーダーでテーブルまで運んできてくれる店舗がたくさんありました。
ちなみにメニューはすべて英語表示。早くもアメリカ進出を目論んでいるのでしょうかw


かわいい(?)ウェイターロボットが登場!
しかし、思ったよりスピードが遅い。慎重派なのか、食べやすい温度まで冷ましてくれているのでしょうかw
なお、このロボットは3時間充電で6~8時間働けるそうです。ダメな従業員よりは働き者かも!?

前記の医療・介護現場同様に、外食産業も無理なコストカットの影響で人員不足による “ブラック化” 企業が目立ってきています。
日本にもこんなロボット店員さんが登場するのも、そう遠くはないかもしれませんね。

テスラモーターズ|もはや未来の乗り物ではない!

クルマ業界のAppleとの異名を持つ、テスラモーターズ社の「Model S」と「Model X」が展示されてました。えっ、モーターショーでもないのにクルマの展示!?
いやいや、テスラモーターズが開発・発売するクルマは電気自動車がメイン商材。つまりバッチリIoTなんですね!!

テスラモーターズは世界的に注目されている企業とあって、展示にもチカラを入れています。購入するとなるとなかなかのお値段ですが、このブースでは試乗できたり、写真撮影もできたりと、かなりの人気を集めていました。

台湾では中国から飛散してくる「PM2.5」の影響が少なからずあるので、電気自動車への関心が高いと推測しておりました。
しかし、現場にいた関係者同士の会話を聞く限り(盗み聞きではないですよ! 聞こえちゃったんです!)では、ほとんどのパーツが台湾製品であることに誇りを持ち、それをアピールしたいという魂胆のようでしたw


高級車感をこれ見よがしに演出しているガルウイングを除いては、外観が一般的なセダンタイプのクルマ。並列して走行した場合、「あっ、テスラだ!」とは気づかなそうなレベルです。
どうせなら、よりグレートの高い「Model X」の運転席側にノリ子が乗ってみたところ……


見てください、この馬鹿でかいタッチスクリーンを!
もはやタブレットというよりはデジタルサイネージ級の大きさです。
操作性も分かりやすく、スマホをいじる感覚でトランクの開閉を行ったり、シート位置の調整ができました。この感覚、単純に楽しい……w
このまま、このクルマで帰りましょうか。。。

ノリ子的最大の関心事「スタートアップ企業」の様子は…

ここまで「InnoVEX会場」で開催されていたイノベーション&スタートアップ展について、まったく触れていません。
ノリ子的にはかなり期待していたのですが、展示物や取り扱うサービス自体が一目では分からない企業が多かったというのが、事の真相です。

ブースに駐在するスタッフに尋ねても、詳しい説明が聞けず仕舞い……。ちょっとツッコんだ質問を投げかけてみると、スタッフ自身も「どうしてでしょうね」とチンプカンプンなご様子……。
実社員かどうかは知る由もありませんが、明らかにマーケティング力不足が目につく企業が多かったのです。

かろうじて理解できた展示内容においても、「かなり新しい!」「これはすごい!」といったほどのものはなく、どこかで見たもの似たものって感じでした。
これは各企業の技術力・発想力不足を嘆くのではなく、ネットによる情報伝達力が驚異的に進歩した証拠とも言えるのではないでしょうかw

ショーケース・ティービーではゲーム事業を行っていませんので、今回のレポートでは弊社ビジネスに直結するような展示物はご紹介しておりません。

しかし、あらためて「VRゲーム」の世界的な関心度の高さを実感しました。そして、台湾大手企業もIoTプラットホームに注力していることが確認されました。裏を返せば台湾企業中心の出展となっており、あまり海外企業は参加していませんでした。
“世界最大級” と謳うには少し物足りない感じはしちゃいましたね。

しかし、色んなハードウェアとソフトウェアの連携を挑戦し続ける、台湾企業の努力をまざまざと見せつけられたイベントでした。

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