『GitLab』が教えてくれたドキュメントの重要性

『GitLab』が教えてくれたドキュメントの重要性

2011年に開発チームが立ち上がり、2014年に正式に有限会社化を果たした『GitLab』。
ショーケース・ティービーでも何かとお世話になっているGitホスティングサービスです。
<bitWave関連記事『GitLab.com|GitHubのようなgitホスティングサービス5つを比較してみた。Part3』>
<bitWave関連記事『GitLab-CIを試してみた1~3』>

『GitLab』はリリース当初から短いスパンでアップデートを繰り返して機能改善を実施し、企業化した翌年にはベンチャーキャピタルのYコンビネータの支援を取り付けて事業拡大も果たしています。その勢いは飛ぶ鳥を落とす勢い。

その勢いがいかほどなのか、ショーケース・ティービー随一の『GitLab』信奉者、HAMA-Gさんが情報共有してくれました。
<参考:GIGAZINE『社員全員が世界各地でリモートで働く「GitLab」はなぜ創業2年で160人まで規模を拡大できたのか?』>

なんと創業2年で約160名程の規模に拡大!
それもこれも、100人以上がリモート環境で働くという特殊な業務形態だからこそ成し得た功績なんですね。

とはいえ、世界各国バラバラに働くビジネスモデルだからこそ、従業員たちの情報共有も徹底されています。
全社員が閲覧・編集できる「ハンドブック」を有し、各人で得られたプロセスはすべて書き残すという手法を採用しています。同じ説明を繰り返さない、そして教える人や教えるタイミングによって内容が変わってしまうといった事態を防ぐには、非常に有効な手段なのではないでしょうか。

ITとは離れてしまいますが、ミシュランガイドにも掲載されるほどの料亭「菊乃井」では、全レシピをデータベース化し、従業員は誰でも閲覧できる環境を構築しています。蓄積されたレシピはすべて定量化・言語化されているため、誰でも料亭の味を再現できる非常に有効なドキュメントです。

時代とともに働き方も多様化し、昔以上に効率化を求められる世の中です。
ITだろうが料亭だろうが、「先輩から見て盗め!」という教育方針は、もはや前時代的になったということでしょう。マニュアルやドキュメントを残すことの重要性がより強いものになったということです。

ちなみに『GitLab』ではドキュメント以外にもとんでもないものを共有していました。
先日、『GitLab』は本番データベースを喪失し、バックアップもできずという状況に陥りました。当然、リカバリー作業にあたるわけですが、その模様をリアルタイムでストリーミング配信するという暴挙ともとれることを行ったのです。
<参照:Publickey『GitLab.comが操作ミスで本番データベース喪失。』>
<参照:YouTube『GitLab Live Stream』>

ここまで尖ったことを日本でやったら非難轟々ではあるでしょうが、特殊なビジネスモデルを実践している企業とあって、こういったチャレンジ精神も “良し” として捉えられている証拠なのでしょうね。

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