とあるLINEクリエイターズスタンプの制作工程と売り上げを聞いてみた

とあるLINEクリエイターズスタンプの制作工程と売り上げを聞いてみた

みなさんは『LINE Creators Market』ってご存知でしょうか?

カンタンに説明してしまえば、LINEスタンプを作って販売できるプラットフォームです。
2年前くらいにサービスインしてから、それはもうたくさんのLINEスタンプが発売されました。
なんと、つい最近知り合いがLINEスタンプを作ってみたらしいので話を聞いてみました。

下記URLが知り合いの「Rice Production」が出しているスタンプだそうです。
<参照:LINE STORE『Rice Production』>

ん? ricemanと名前が似ているって?
そいつは奇遇ですね!!

世の中に自分の作品を送り出したいという方もいらっしゃるでしょう。
ちょっとした小遣い稼ぎをしてみたいなという方もいらっしゃるでしょう。

そこで私が「Rice Production」に独占取材!
どのようにしてLINEスタンプを作成・申請したのかを自問自答して聞いてきました!

突撃!“となりのLINEスタンプ作成・申請”

それでは「Rice Production」がどのようにしてLINEスタンプのリリースに至ったのかを説明していきましょう。

手順1:LINEスタンプのガイドラインを確認!

“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる” という言葉もありますが、できれば無駄撃ちも避けたいところ。
運営側が何を良しとし、何を悪しとしているのかを把握しておくに越したことはありません。

はやる気持ちを抑えて、ここは慎重に彼らの指標を確認しておきましょう。
<参照:LINE CREATORS MARKET『制作ガイドライン』>

このガイドラインを見る限りでは、画像に必要なものは以下のようです(2017年2月時)。

  • メイン画像 …… 幅240 × 高240
  • スタンプ画像 …… 幅370 × 高320(最大)
  • トークルームタブ画像 …… 幅96 × 高74

(すべてのサイズはpixelです)
つまり、このサイズを超えてしまうと、どんな図版であれハネられてしまうということですね。。。

手順2:スタンプ作成のペイントソフトの選定

さっそく作ってみましょう。
無料で使えるソフトをいくつか調査し、以下の2つが候補に挙がりました。


AUTODESK SketchBook
無料
発行元:Autodesk, Inc.


FireAlpaca
無料
発行元:PGN Inc.

どちらも甲乙つけがたい素晴らしいソフトのようですが、「漫画のような集中線を書きたい」というコンセプト(後述)があったため、『FireAlpaca』に決めたようです。


決め手となったウリ文句がこのフレーズだ!


そして決め手となったウリ画像。
意外と単純な「Rice Production」である……

手順3:こつこつ作成

スタンプ数は最小8個から。
個人の弱小スタンパーがたった8個で有料なんてあり得ないと感じた「Rice Production」は、「なんとなく24個くらい……」とフィーリングで決定したようです。

手順4:出来上がりがコチラ

はい、24個分作りました!

手順5:審査に提出する

このスタンプにタイトルや説明を付けていきます。
元々日本語スタンプであるため、日本語でのコンセプトしか考えていなかった模様。しかし、英語での説明も必要だったようで、Google翻訳にお願いをして適当な英語で済ませたとのこと……。大丈夫か!?

手順6:一週間くらい待機

LINEは人気なプラットフォームです。待つことも重要です。
慌てない、慌てない。一休み、一休み。

手順7:リジェクト(審査に却下)される

なんと、審査に提出した24個のスタンプのうち、2個が却下されてしまいました。
ちなみに却下対象のスタンプは以下の2つです。

内容は「色の塗り忘れ」。
この2つのスタンプ画像をよく見てみると、手の下と体の部分に透過箇所があります。
そう。色の塗りで手抜きをしていたと判断されたようです。
改めて他のスタンプ画像を見てみると、塗り忘れていると判断されかねない画像がありました。


上の画像では手首の部分が背景透過になってしまっています。
でもなぜか申請が通ってしまいましたが……。

これらの塗りをちゃんと行って再申請!
すると無事に審査が通過したようです。

手順8:せっかくなのでA/Bテストでもしてみようか

たった一つのスタンプだけでは良し悪しも判断できないということで、さらにもう一つ作成して、売り上げをA/Bテスト比較してみることになったようです。

前回は少し尖ったスタンプだったので、今回はもう少し無難なスタンプを出してみることに。
それがコチラ!

第1弾と比べると無難。色々なケースで使ってもらえるのではないでしょうか。
しかし、ここでも審査に出してみるとまたもリジェクト(審査不通過)が!
あれれ、前回のリジェクトの反省を踏まえ、万全な塗りを施したのに!!

その気になる却下理由がコチラ。。。

お客さまに申請いただいたスタンプは、世界の異なる文化・習慣の観点より
販売国を限定していただく必要がございます。
お手数ではございますが、販売エリアにて「選択したエリアのみ」を選択し
インドネシアを削除のうえ、再度リクエストをお願いいたします。

ほうほう、なるほど。。。
ん? どれがだ???

考えても分からないので、とりあえず修正を行って無事に審査通過!
もはやどんな修正が功を奏したのかすら分かりません(泣)

2種のスタンプ、同時リリース!

紆余曲折あったものの、2017年6月21日に2つのスタンプを同時リリースする運びとなりました。

そして気になる売り上げは……

まだ2個しか売れていない……、泣泣泣
しかも、うち1個は関係者……、大号泣

A/Bテストどころではありません!
誰か買ってください!!!
<参照:LINE STORE『Rice Production』>

結局、何事も宣伝をしないと届かないですよね!

ただ、1つ目の購入は誰にも宣伝せずに売れたらしいので、とても嬉しかったそうです。
どちらかというと第1弾のスタンプの方が評判もよく、微々たる差ですが購入数もありますね!

さて、最近になってLINEが誰でも簡単にスタンプを制作できるアプリをリリースしたようです。
<参照:LINE CREATORS MARKET『LINE Creators Studioアプリとは?』>

ん……、これはお手軽。今回のLINEスタンプ作成・申請で費やした努力は一体なんだったんだ。。。
きっと他の誰かが、このアプリ『LINE Creators Studio』の使用感についてレビューしてくれることでしょう。

「Rice Production」もみなさんの購入によって、少しは浮かばれるかもしれません。。。

コメント