イベントレポート 「AWS Summit 2016」

イベントレポート 「AWS Summit 2016」

クラウドサービス世界最大規模であるAWSの年に一度の祭典「AWS Summit 2016」に参加してきました。

3日間のうちの2日目に参加したんですが、来場数が半端なく、広い会場でも立ち見が出るほど満員御礼だった様です。

AWSという事なので、きっとサーバーエンジニアばっかりのイベントなのかと思っていたら、そうでもないらしく、プログラムもインフラもなんでもやるというスタンスの人が比較的多いようでした。(某パネルセッションで挙手してSIerエンジニアが3割ぐらいだったので・・・)

冒頭の社長あいさつ

AWSのパートナー会社、利用ユーザー(会社)などの顔ぶれや数に本当にビックリします。

AWSデータサービスジャパンの長崎社長のAmazonが2011年に日本リージョンが立ち上がって、5年間でここまでの成長をした事を話されていて、AWS自体のスピード感にもビックリ。

実はAWSを利用する会社の殆どのセッションで「スピード、効率向上、セキュリティ向上」というまさに「いいとこどり」のサービスである事が話されていたので、業界のトップを走っている理由も理解できました。

プチ情報ですが、2016年4月現在で世界各地のリージョンは12拠点だが、今年中にあと5拠点を増やし、来年度は17拠点になる予定らしいですね。

いったいどこの国に拠点を置くのでしょう?

キーワードは「スピード」

どこにも謳われていませんが、僕が感じた今回のイベント全体的なキーワードは「スピード」だと思いました。

元来、「スピード」と「セキュリティ」はトレードオフの関係であり、どちらかを優先するとどちらかが犠牲になるのが常だったのですが、AWSというクラウド基盤を利用することにより共存できる関係となりました。

まさに時代が変わってきているという話が聞けて、未だにトレードオフと言っている人は取り残されてしまうという危機感まで感じてしまいました。

ミクシー社

「10年オンプレで運用したmixiをAWSに以降した10の理由」

1年半程まえから、オンプレ運用でサーバー1000台を管理していたミクシー社が、AWSに切り替えた歩みを発表されていました。「運用費用はオンプレ時よりも上がったが、運用工数については1000台のリアルサーバーをメンテナンスすることよりも、クラウドで行えるAWSでの方がはるかに効率があがった」との事。

若干の目に見えるコストよりも、エンジニアの工数削減という会社全体で見た時に費用対効果が上がっているお話でした。

非常に画像が多く、memcachedを多様していた為、移行計画を念入り行っていた技術ネタや、オンプレサーバー内に仮想サーバーを立てて、実際は2000台のコンテナ管理が行われていた事を考えると、インフラエンジニアの人の心的負担などもかなり減少したことが伺えました。

会社もサービスも違えど、インフラエンジニアが行う作業はさほど変わりなく、

・構築
・監視
・メンテナンス

という内容なのですが、メンテナンスにおける「ハードウェアメンテ」がまるっきりなくなる点などは、
「NICコネクタによる半落ち」など、よくあるが解決しようのないリアル運用に比べて非常に便利になる印象ですね。

パネルディスカッション

「AWS Lambda」機能を導入した会社が以下にスピード感が増し、精度が上がったかをトークセッションしていましたが、僕はまだこの「AWS Lambda」を使用した事がなかったので、興味深く聞くことができました。

サーバーで実行できるソースコードをAPIとして書き込んでおけば、決まった時間、決まったタイミング、イベント発生時などにコードを実行できる機能という事で、印象としては、クラウド版のJenkinsといった所でしょうか。

とにかく、「便利」と「速い」という言葉しか記憶にないのですが、自社のサービスを考えた時に、機能別にAPIを実行できる構成になっておらず、今後こういったサービスと連携していくことで、ビジネス的に速度向上が狙えるのであれば、自社サービス構成の見直しが必須ではないかと思い知らされました。

Facebookに見るビシネススピード

http://forbesjapan.com/articles/detail/10189
「40歳以下で最もリッチな起業家」ランキング(フォーブス調べ)

1位は最年少のFacebook社長のマーク・ザッカーバーグでしたが、
トップ40位以内のうち8人が「Facebook社」というバブリー会社で有ることを言っていたゲストスピーカーの方がいて、その後の話が非常に参考になりました。

総務省が公開している「ネットに繋がる機器台数」では、
2009年 9億台
2016年 約300億台
2020年 約500億台
というような傾向らしいのですが、確実に向上するのは分かるとして、IoTが加速すると、こんな数では収まらないのではないかとも感じます。

また、「5000万ユーザー数の獲得」をひとつの指標として各基盤を比べてみると下記のように後発であるほど、5000万ユーザーの達成期間が短くなっている事がわかる。

ラジオ 38年
テレビ 13年
Facebook 3年6ヶ月
Twitter   3年
Line   1年2ヶ月

参考
http://hiah.minibird.jp/?p=2186
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/099/99474/

もちろん環境もめまぐるしく変わってきているので、ユーザーが情報を取りに来れる事で、昔の一方通行であったメディアとは桁違いな環境になっているのだが、スピードを競うという意味ではないが、サービスの回転自体も速くなっている印象がある。

SNSの火付け役でもあるFacebookは、その後のサービスにユーザー獲得スピードこそ抜かれているが、会社としてのビジネスの恩恵は十分に受けているようである。

Twitterのハッシュタグ

#AWSSummit

会場の情報やスピーカーの人とのコミュニティがあるので、是非閲覧してみてください。

コメント