シンギュラリティからITの未来を考える

シンギュラリティからITの未来を考える

最近参加した、とあるAIセミナーで聞いた耳馴染みのない言葉、『シンギュラリティ』。
当然、気になったので調べてみたところ、直訳で「技術的特異点」と出た。

なんじゃそりゃ。
なんのこっちゃ意味が分からないんだけど、簡単に言えば「人工知能が実際の人間の技術よりも上回ること」というものなのだそうだ。

要するに「ターミネーター」の世界って事ね・・・。

image07

ということでこの『シンギュラリティ』というSFチックな言葉を元に、未来予測をして、ビジネスに繋げてみたいと思います。

『シンギュラリティ』を深く知る

ウィキペディア(参考:「技術的特異点」)にも紹介されていますが、実際のところ、人工知能が人間の知能を超えるというのはどういうことなのかを考えてみました。

image03

2016年における『シンギュラリティ』の現段階での最大のトピックは、Googleの人工知能である「AlphaGo」が人間のプロ棋士に勝利したという実績でしょうね。

<参考>
AlphaGo(※ここに棋譜も掲載)
・bitWave過去記事『Google人工知能(アルファゴ)に挑戦する韓国のプロ棋士

5戦のうち、初戦でAlphaGoが人間(しかも天才プロ棋士)に完全勝利。この時点で歴史的な快挙を成し遂げたわけです。なぜなら、2000年の段階で「あと50年は機械は人間に囲碁では勝てない」と言われてきていましたが、34年も早く実現してしまったわけです。

しかも、最終的には1勝どころか4勝しました。
AlphaGO(4勝) ○○○●○ イ・セドル九段(1勝)

勝率にして8割という時点で、人工知能が人間の能力を超えてしまった瞬間を見せつけられたわけです。
これからはいかにスピーディかつスマートに勝つことができるか、そしてどれだけ勝率を上げていくことができるのかといった、次のステージへと進むことになるのでしょう。

『シンギュラリティ』という特異点が、人間の領域を機械が徐々に侵食していく。
これがテーブルゲームに限らず、広範囲で確認できることになるのでしょうね。

考えられる未来予想

人間の領域が機械に侵食されてしまうこと自体、はたして悪いことなのでしょうか?

現在、「DeepLearning」や「AI技術」といったデータマイニングを人間が懸命に行っているのは、むしろいかに早く『シンギュラリティ』にたどり着くかを競っているかのようです。

image11

もちろん、人間が『シンギュラリティ』によって世界が消滅してしまう、ターミネーターのような世界が来ると分かっているとすれば、“破滅の技術”を急ぐことはありませんよね。

きっとこれらの開発者や研究者は、機械が人間を上回ることで、人間の生活がより便利になることを目的としているからではないでしょうか。

機械では行えないので人間がやらざるを得ない危険な仕事やリスクのあることを、機械が自分で考えて実行に映すことができるようになる。すなわち、人間の安全を守るということなのではないでしょうか。

ショーケース・ティービーが提唱する「おもてなし」ですよ、コレは。

世界が『シンギュラリティ』の実現に向けて切磋琢磨しているを考えると、ショーケース・ティービーも『シンギュラリティ』に向けて、より一層努力しなければいけないわけですよね。

将来無くなる職業と現在その職に就いている人

機械や人工知能の発達に伴い、無くなっていくであろう職業予測について、色々なサイトで危ない職業をリストアップされています。概ねトップ10は下記のような職業になっているようです。

  • 小売店販売員
  • 会計士
  • 一般事務員
  • セールスマン
  • 一般秘書
  • 飲食カウンター接客係
  • 商店レジ打ち係や切符販売員
  • 箱詰め・積み降ろしなどの作業員
  • 帳簿係などの金融取引記録保全員
  • 大型トラック・ローリー車の運転手

<参考>
・ダイアモンド・オンライン『機械に奪われそうな仕事ランキング
・bitWave過去記事『イベントレポート「SoftBank World 2016」

なんとなく販売員はECが発達するイメージが湧きますし、作業員はロボットの発達、運転手は自動運転などがそうでしょう。上記掲載のランキングの信憑性はさておき、現時点でなんとなく“消滅可能性職業”であることが予想できる内容です。

ここで考えなければならないのは、機械が代わりに仕事をしてくれることで無くなる仕事は出てくるかもしれませんが、職業ごと機械に奪われるというのはレアケースなのではないでしょうか?

一つの職業の中にもたくさんの仕事があることを考えれば、当然のことかもしれません。

「職が失うかも」と危惧している方々こそ、「仕事は一部失っても、職は失わない」ようにするためにも、普段の心がけが重要になってきます。

それでも職を失うであろう人は以下の三つの特徴があるのではないでしょうか。

  1. ロボット的に働いている人
  2. 仕事に感情を持ち込まない人
  3. 直感を信じない人

この3つの特徴を聞いて、耳が痛くなる人もいるかもしれません。

機械でも同じ作業ができつつある状況において、機械ができない仕事といえば、「人間として直感を信じて判断すること」と、「感情を元にイレギュラーが判断できること」なんでしょうね。

機械ができる仕事の一番に、どうして「お役所仕事」がランクインしていないのでしょうか?
非常に不思議でなりません。

技術的に可能か不可能かというよりも人としてどう立ち回るか

すでに実現していて、世界的に伸びている新たなビジネスとして、「Airbnb」や「Uber」が筆頭に上がります。
また、「fintech」や「IoT」、「HealthTech」などの新たなジャンルも出てきています。

これらに共通するのは、利用する人が「便利だ!」と思って継続して使うことができる点ではないでしょうか。

恐らく、電子レンジや冷蔵庫のような白物家電が世の中に登場してきたときも、人間は同じような感動を覚えたと思います。こうした“感動を伴う”発達が、今後もどんどんされていくことになるでしょう。

今後のエンジニアの立ち位置としては、「いまあるものをより便利にしていくこと」も重要ではありますが、「今まで不可能とされていたことを実現可能にしていく技術力」が新たに求められることになります。

image08

空中に浮かぶスケボーも、空飛ぶ車も、どこでもドアもタイムマシンもお座敷つりぼりも、数年後、数十年後には実現される日が来るのかもしれないと考えると、なんだかワクワクしませんか?

『シンギュラリティ』を考えた時に「怖い未来」を想像するよりも、「ワクワクする未来」を想像できた人のほうが、勝ち組ではないかと僕なりに考えてみました。

誰かどこでもドアを作って、世の中変えてください!!

コメント