バーチャル恋愛の未来 人はどこまで“非現実”に“現実”を求めるか

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どこかにモテモテになれる媚薬が売っていないかなぁ。。。
あっ、お恥ずかしい所をお見せしました、約みつるです。

みなさんだってモテたいですよね?
でも、理想の相手と自分の容姿やステータスで釣り合いを考え、それなりのところに落ち着いたりするものです。自分を磨いたところで、石っころはやっぱり石です。

理想の相手との生じたギャップを気にしないで済む方法、それはバーチャルアイドルを理想の相手とすることです。私自身、生まれた年がちょっと早すぎたばかりにその恩恵には授かりませんでしたが、まだ若ければお世話になっていた可能性があったかもしれません。

メディアの進化とともに歩む
バーチャルアイドル先進国の日本

かつての日本はマンガやアニメなどサブカルチャー先進国でしたし、当然ながら人間の嗜好性はそう変わるものではなく、その時代に合わせたバーチャルアイドルが生まれては消えを繰り返してきました。

ITの話でいえば芸能事務所ホリプロに所属する「伊達杏子 DK-96」が走りだったような気がします。伊達杏子はテレビやラジオで活躍し、人気を博する予定でしたが、同時期に発売された恋愛シミュレーションゲームのキャラクターとのバーチャルキャラ戦争に敗れ、ひっそりと姿を消しました。ちなみに当時はデジタルアイドルと呼ばれていました。

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96年デビューの“元祖デジタルアイドル”伊達杏子 DK-96
©ホリプロ

伊達杏子の登場から数年後、弊社副社長がかつてプロデュースした「テライユキ」が登場。初めて3DCGのバーチャルアイドルとしてクロスメディアで活躍した好例を作りました。バーチャルアイドルという通称は生まれたのもこの頃が最初になります。

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青年漫画誌のグラビアやゲームなど活動の幅が広かったテライユキ
©くつぎけんいち

そして、昨今では活動域を世界に広げた初音ミク、ターゲット層をアイドルファンに定めて、実在するアイドルグループに所属させた江口愛実など、バーチャルアイドルが誕生してから20年近くたった今も第一線で活躍しています。これはバーチャルアイドルがいかにパブリシティ効果が強いかを証明しています。

アプリ発信によるバーチャルアイドルの可能性、
双方向性による“究極のアイドル”から“究極のパートナーへの転換

メディアを介したバーチャルアイドルをおさらいしてきましたが、メディアの枠を越え、アプリケーションから派生するケースも生まれています。

LINEの人工知能型アカウント「りんな」が代表例です。見た目こそアカウント画像の女子高生の後ろ姿しか公開していませんが、何よりも新しいのが会話のキャッチボールができること。

これまでのバーチャルアイドルたちはアイドルの枠から出ることのない、あくまでも画面の向こうにいるキャラクターでした。りんなは双方向性を実現したことにより、擬似恋愛に近い“バーチャルパートナー”の体をなしてきたと言えるのではないでしょうか。

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たまにトンチンカンな会話にもなるりんな

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また、昨年末には数多くのキャラクターを抱えるサンリオが「サンリオ男子」という新企画を打ち出しました。

サンリオ男子はかっこいい男子キャラクターがTwitterでツイートを適宜行い、それに対してファンがリツイートやリプライを行うというもの。日常生活で利用されているサービスを用いたことにより、キャラクターとのライブ感を楽しむことができます。

双方向性という3DCGだけでは成し得なかった武器を持ったことで、もうアプリケーションはメディアであると考えてもいいのではないでしょうか。

断言しよう。「あえてモテる必要はない!」
最強3DCGが見せてくれた未来

直近ではとんでもないクオリティの3DCG美女「Saya」が公開されました。もうキャラクターに生気を感じてしまい、目を合わせるのも照れるレベルです。

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ITの力を持ってすれば、握手会で制限時間を気にしながらアイドルとの会話を楽しむ必要もなく、本当のパートナー以上に絆を深めることができるかもしれません。
気に入ったアイドルがスキャンダルで…、といった心配もないのがイマドキです。

もう、新聞紙を丸めて作った人型を相手にしている場合ではありません。
かつて劇作家の寺山修司が『書を捨てよ、町へ出よう』という評論集を執筆していましたが、約みつる的にはもう「新聞紙人形を捨てよ、バーチャルに希望を持とう」です。執筆はしませんが。

とはいえ、所詮は自分も生身の人間。
現実と非現実との折り合いを上手につけないと、いつの日か高機能AIを実装したバーチャルのキャラクターにも嫌われてしまうかもしれませんね。

もう手遅れかもしれせんが。。。

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