ペイオフマトリクスで、システム改善要望を効率的に整理する

ペイオフマトリクスで、システム改善要望を効率的に整理する

編集長のナガチョフです。最近こんがり焼けたのは、日サロに行ったわけではありませんよ!ところで…

システム改善要望を効率的に整理する!

どこもそうでしょうが、年末年始は今後のプロダクトロードマップなんかを描く節目のタイミングですよね。でも、稼働中のプロダクトには、顧客や営業サイドから新機能や不具合改修、使い勝手の改善など、数多くの要望が寄せられます。

これらの要望を1つ1つ全部つぶすことは不可能ですし、かといって、リクエストにすべて優先順位だけをつけて頭から処理するのも効率が悪いものです。だって、優先順位の高いリクエストが開発工数としては激重だと、そのほかに全く手がまわらなくなりますから…。

そこで、うちでよく使うのが「ペイオフマトリクス」という情報整理のフレームワークです。フレームワークといっても、開発のフレームワークではなく、意思決定支援ツールですよ。

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ペイオフマトリクスとは?

「ペイオフマトリクス」では、縦軸に「成果」、横軸に「難易度」をとり、マトリクス上に、複数の案をマッピングして、「成果=高」×「難易度=易」の象限にある案を優先的に検討する、という意思決定支援ツールです。

実際には、「成果」というのは、システム開発であれば、顧客に対するインパクト、顧客満足度への影響度、要望する顧客の数といった指標に変換して考えればいいでしょう。

また、「難易度」は実現するための工数、と読み替えて、1週以内にできるもの、1ヶ月以内にできるもの、それ以上かかるもの、とレベル1けすればいいのではないでしょうか?

こうすれば、顧客満足度が高く、すぐ完了できるタスク(図の左上の象限)に着手すればいいことが分かります。あとは、限られたリソースの範囲内で、どれをチョイスするのかはポリシー次第。
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時間がかかっても、要望の高いものをするか、かんたんに実現できるものから着手して完了数を増やすのかは、議論して決めればいい。ポリシーを決めれば、自ずとやるべきタスクが明確になるというのが、このフレームワークの優れた点だと思います。

ちなみに、リクエストは、1つの付せんに1つだけにすること。また、付せんの色を「新機能」「改善」「不具合」などで分類しておくと、どのカテゴリのリクエストが多いのか、一望できて、便利ですよ。

大量のリクエストを目の前に、「さあ、どこから手をつけましょうか?」と1つずつ検討するのは時間のムダ。せめて、こうした情報整理を済ませた上で、効率的に意志決定するのがいいのではないでしょうか。

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