初心者が自作ロボット大会に殴り込んでみた②

初心者が自作ロボット大会に殴り込んでみた②

 弱さ(ヘボさ)を追求したロボットを作ってやる!  

<前回のおさらい『初心者が自作ロボット大会に殴り込んでみた①』>

そう息巻いてはみたものの、急にプログラミングスキルが上達するわけではない。
そして何よりも肝心な、器となるロボットが手元にあるわけでもない。。。

やはり、私がロボットになるしかないのか……

靴を脱ぎ、ティッシュの空き箱を履こうとしていたところ、またも新人開発員・中村クンが素敵なイベントを紹介してくれました。
中村クン、私がティッシュの空き箱を履こうとしていた時に見えた靴下の穴、みんなにはナイショね。。。
<参照:Peatix『【6/30】第一回 新宿ヘボコンナイト』

ロボコン? いや、ヘボコンです

さすがにみなさんも「ロボコン」はご存知でしょう。

NHKが主催するロボットコンテストで、全国各地の高等専門学校生たちが参加するイベントだ。
学生たちのアイデアと技術力の高さに驚かされつつも、感動や友情といった “魅せる” 要素もふんだんに盛り込まれている。
しかし、最近の “海外版” ロボコンは一味違うらしい。。。

これは怖い。とにかく破壊あるのみ。
対戦相手だけではなく、バトルフィールドも破壊しにかかってくる。
さすがにこれは参加できるシロモノではありません。

そんな臆病な私にピッタリのロボットコンテストが『ヘボコン』だ。

  • 勝敗は相撲で決着!
  • 技術力は不要(むしろハイテクは反則)
  • 情熱不要。必要なのは妥協と割り切り

こんな素敵なイベントがあったとは!

しかし、この原稿を書いているのが6月27日。そして開催日は30日。
4日間でPepper君を思いのままに操ることは不可能でしょうが、ヘボコンなら何とかなるでしょ。
(もう割り切り発動w)

「弱いロボット」というヒント、そしてこのイベントを紹介してくれた中村クン、そしてなんだか知らないうちに巻き添えを食ったricemanさんと戸村くん、そして私の4人編成で『新宿ヘボコンナイト』に乗り込むこととなった。

動力? 背後から息でも吹きかけてみるか

今回の『新宿ヘボコンナイト』のテーマは “音”。

実際に音が鳴るロボットを作ればいいだけの話だ。
強いて言えば、ヘボコンなので実際に鳴る必要すらないのかもしれない。
動作によって出る音も “音” だし、パーツが軋んで壊れゆく音も “音” だ。
最悪、みんなで歌えばいい。「前前前世」を大きな声で。

しかし、“音” だけでは相撲には勝てない。
動力(移動手段や攻撃手段)は別に考えなければならないのだ。

どうやらヘボコン界ではたくさんの電気工作部品を取り扱っているタミヤ模型を「武器商人」と崇めており、困った時には武器商人でパーツを揃えるというのがセオリーらしい。
本当にみんな努力を知らないのねw

ただし、我々4人は工作とは無縁の生活を送っており、武器商人が取り扱うパーツがどんなものなのかもよく分かっていない。
そしてメンバー全員がタミヤ模型のサイトで調べることも放棄している。。。
いい調子。我々も間違いなくヘボコン戦士だ!

仕方なく、みんなでラクに手に入る動力について考えてみました。

水のチカラ


人類の命の源「水」。発電できるぐらいだから圧倒的なパワーを生み出すことでしょう。ただ、バトル後には水浸しなんてことも。主催者の方にご迷惑おかけしますね。却下!

火のチカラ


人類最大の発明「火」。すべてを焼き尽くすだけのパワーをロボットに込めることができれば……。ただ、消防法的に戦う前にして退出願いが出されることでしょう。却下!!

風のチカラ


さわやかな男たちには「風」が良く似合う。我々のイメージ的にはピッタリなのですが、風を操るのは諸葛亮孔明ぐらいなもの。我らヘボコン戦士には敷居が高いというものでしょう。却下却下!

ゴムのチカラ


伸びては縮み、縮んでは伸びる。捻じれば戻ろうとする不思議な「ゴム」。一気に小学生の工作感が出てきましたね。瞬発力こそ期待できそうですが、ゴムのチカラは一時的。却下却下!!

磁石のチカラ


未来の乗り物、リニアモーターカーからインスパイアされた「磁石」。高速でN極/S極を変換させることができるのであれば、絶大なパワーを生み出すことでしょう。このアイデアは我々の子孫たちに残すということで、却~下っ!

お酒のチカラ


もうやってらんない。大人はみんな最終的に「酒」のチカラに頼るんでしょ?
イベントが金曜夜ということで、このチカラに頼ってみるのもアリですが、さすがに記事化できない内容になってしまうので、却下で。

最終的に選んだのは……

そんなこんなで我々が選んだ「動力」はコレだ!

あら、かわいいワンちゃん。そしてパワーボート?
そうです。「玩具」のチカラに頼ってみることにしました!

ワンちゃんの「かわいらしさ」とパワーボートの「力強さ」。
ハイテクノロジーペナルティに引っかからないレベルのテクノロジーを兼ね備えているとなると、それはもう「玩具」のチカラ以外はないでしょ!

あら不思議、何にも意識していないのに、すでに弱そうでしょ?
あ、「音」のことはすっかり忘れていました。まぁ何とかなるでしょ。
(またも割り切り発動w)

まさかの動力かぶり。

あれやこれやとアイデアを張り巡らせていると、イベント主催者がテーマである「音」を取り入れたロボット試作機を公開していました。
<参照:My Tech Lab『【ヘボコン】ガーガーうるさいロボットを作ってみたらなんだかスゴいのができちゃった。』>

むむ、だだかぶり。。。
しかもイベント主催者の「クレイジードッグ」に装備された超音波威嚇兵器「クレイジー・アイ」は脅威的です。
でも、向こうはありふれた冴えない柴犬ですが、コッチはかわいいビーグル犬。大丈夫でしょう。。。

とにもかくにも、我々も制作を開始し始めなければなりません。
しかし、4人のスケジュールが合うことがほとんどなく、気がつけばイベント前日の6月29日。
4人が持ち寄ったアイデアとパーツを組み合わせて、突貫工事で仕上げるハメに。


中村 「このパワーボート、中身が空洞だから乳歯を入れるのにピッタリだ!」
riceman 「このイヌは……、なるほど、オスだね……。チェッ」
戸村 「ずっと人差し指を立てているのに、中々トンボは止まらないもんだね」


各自が持ち寄ったゴミ選りすぐりのパーツを広げ、4人のヘボコン戦士たちがPepper君超えを目指した

構想2時間、制作2時間 ――
(※計4時間ではなく、構想・制作を同時に行ったので計2時間)

完成したロボットの名は……

 『シンギュラリティ・ドッグ』  

次回は『シンギュラリティ・ドッグ』のコンセプトおよび各種機能の説明を、そして白熱したイベントの模様をお伝えします。
乞うご期待……!?
次回、12日(水)15時公開

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