初心者が自作ロボット大会に殴り込んでみた③

初心者が自作ロボット大会に殴り込んでみた③

riceman、中村くん、戸村くん、そして私の4名で作り上げたヘボコン『シンギュラリティ・ドッグ』。

今回はまず『シンギュラリティ・ドッグ』の各種機能について説明していこう。
<前回のおさらい『初心者が自作ロボット大会に殴り込んでみた②』>

『シンギュラリティ・ドッグ』の概要

<基本スペック>

  • 全長:500mm(規定500mmまで)
  • 重量:600g(規定1000gまで)
  • 動力:単三電池4本&モバイルバッテリー1つ(規定なし)

<基本コンセプト>

    迫りくるAIの波によって、我々人間たちは職を失う。
    機械学習から算出される最適解に、我々人間たちは声も失う。

    しかし、我々人間たちはここにいる。
    それを証明するために、レーゾンデートルの鐘を鳴らすのだ。
    我々の向かう先は七色に輝く不死鳥が照らしてくれている。

    もう、何も怖くない。前に進むのだ。
    AI(人工知能)をAI(愛)せる日が来るまで。

<各種機能説明>

■機能1「シンギュラリティ・ファン」

鳴らないベル、それはシンギュラリティの猛威によってかき消された我々人間の声だ。
「シンギュラリティ・ファン」に取り付けられたベルに取り付けられた鳴らない鈴は、我々の声を象徴している。
それでも我々は必至に声をあげ続けるのだ。命(単三電池2本使用)が尽きるまで。


鈴を収納しているものの、遠心力により鳴らない。これにより、鳴ると想定した敵を精神的に惑わす効果が期待される。
長時間の稼働により上昇気流を発生させ、「シンギュラリティ・レイン」を発生させるとされるが、開発者一同、まだ誰もその雨を見たものはいない。。。

■機能2「シンギュラリティ・ホーク」

胴体の自由を奪う伸びる鋼鉄の「シンギュラリティ・ホーク」。
前(未来)も後(過去)も変えることができない、我々自身の人生のレールを象徴している。
「シンギュラリティ・ホーク」によってドッグの声が奪われようとも、我々は前に進むしかないのだ。


傘の骨を4本分を胴体に設置したことにより、ドッグ本来の声を失う。
しかし、尖端恐怖症の対戦相手や、風船を動力とする対戦相手がいる際には絶大な効果を発揮するものと思われる。

■機能3「シンギュラリティ・ベル」

我々は存在理由を示さなければならない。そう鐘の音だ。
前に進んでは「シンギュラリティ・ベル」を鳴らし、そしてまた前に進む。
誰かにこの鐘の音を届けるために。


失った声を取り戻すために、尻尾にベルを設置。
対戦中にベルが外れてしまうことも考慮し、スペアとして「シンギュラリティ・ゴールデンボール」を2個実装しているのだが、あえて説明したくない。

■機能4「シンギュラリティ・ソックス」

我々の向かう道は遠く、そして険しい。
少しでも我々の向かう意志を大地に届けるため、「シンギュラリティ・ソックス」を履くのだ。
なお、「シンギュラリティ・ソックス」を脱ぐことで “ちょっと寄り道モード” が発動する。


ドッグの稼働力を最大限とするためゴム製ソックス(指サック)を着用。これにより直進力は急増する。
ただし、猛スピードでフィールド上を駆け抜けていく可能性もあるため、対戦相手の動き次第ではソックスを脱がせることも。

■機能5「シンギュラリティ・ビューティローラー」

我々が歩んできた道には意味がある。
土を耕すかの如く「シンギュラリティ・ビューティローラー」は我々の歩んだ道をスタンプする。
しかもビューティローラー本来の機能である “小顔効果” をフィールドにもたらすのだ。


前方の「シンギュラリティ・ファン」が想像以上に重く、ウイリー状態となってしまうため、バランサーとして活用。
ゴム製ゆえにグリップ力が強いため、横からの攻撃に耐えるのにも必要な命綱である。

■機能6「シンギュラリティ・バード featuring めんトリ」

我々の向かう先を照らしてくれる道先案内人「めんトリ」。
「めんトリ」から発せられる七色の光は、我々が鳴らす鐘の音に呼応しているのだ。
そう、我々が鳴らす鐘には意味があるのだ。
<bitWave関連記事『“面倒だがとりあえず行こう”|「めんトリ」期間限定店』>
<bitWave関連記事『「めんとり」が「コンテンツ東京2017」にやってきた!!』>


音に合わせて光るUSB接続ミラーボールを「めんトリ」ぬいぐるみに装着。
ぬいぐるみのアンコ抜き(=綿抜き)作業は、とてもみなさんにお見せできるものではない。

すべてのパーツを結束バンドと養生テープで合体させた『シンギュラリティ・ドッグ』を従え、我々は決戦の舞台へと急ぐのであった。


『シンギュラリティ・ドッグ』を専用ポータブルケース(=ダンボール)に入れ、会場に乗り込むヘボコン戦士たち。
大事そうにダンボールを運ぶ様子は、まるで遺品整理業者のようだ。

我々の対戦相手たち!

専用ポータブルケース(=ダンボール)を抱える中村くんが柱と壁の間に挟まってしまうというトラブルのせいもあってか、我々が会場入りしたのはイベント開始5分前。

「やばい、遅刻か……」
そう思って大会会場に入ると、薄暗い部屋にたった1名。
「やばい、いきなり決勝戦か……」


みんなが土俵と呼ぶベニヤ板を前に決勝戦へのシミュレートを行うriceman氏。
どうやら今日の晩ゴハンのことを考えていたようだ。

しかし、時間の経過とともに出場者がわらわらと湧き始めた。
さすがは時間の管理もままならないヘボコンの精鋭たち!
最終的に計10組の出場者が集まることに。

ではクジ引きの結果とともに、各出場者のヘボコンをご紹介しよう。

<1回戦第1試合 『M&M』 VS 『ネズミーランド』>

エントリーNo.1 カガミさん『M&M』


トップバッターのカガミさんが取り出したのは……


重戦車のような足回りが特徴的なロボット『M&M』。
名称の『M&M』とは「マッスル&モヒカン」とのこと。名前を聞く限りではパワー系のヘボコンでしょうか。
頭部には糸電話が設置されており、“音” により対戦相手の戦意を喪失させるのだとか……。ん~、ヘボい!

エントリーNo.2 サンペーさん『ネズミーランド』


対するサンペーさんが手に持つのは……


高速回転するでんでん太鼓を備えたロボ『ネズミーランド』。
なんとサンペーさんは会場入りするまで、決着が相撲であることを知らなかったのだとか……。ヘボい!
でんでん太鼓が一方向にしか回転しないため、太鼓からは音が鳴らなく、ただの武器になっています。

<1回戦第2試合 『クレイジードッグ』 VS 『バンジャン』>

エントリーNo.3 ヘボ兄さん『クレイジードッグ』


主催者「My Tech Lab」のヘボ兄さんが送り込むのは……


そう、あの『クレイジードッグ』です。
音と動きに関しては動画で折り込み済みですが、無駄にヘボい!
なんとかして決勝戦で「真のイヌ」対決をしたいところですねぇ~。

エントリーNo.4 ヨシオカさん『バンジャン』


いきなり主催者との対戦が決まってしまったヨシオカさんのロボットは……


謎のルックスのロボット『バンジャン』。
写真を見るだけではどっちが前なのかも分かりませんし、果たして動くのかも分かりません! ヘボいっす!
しかも当日になって娘さんにいじられてしまったようで、見た目が変わってしまったとのこと。配線もむき出しです。

<1回戦第3試合 『台所ダイカン1号』 VS 『バースデーくま!』>

エントリーNo.5 おしょうゆさん『台所ダイカン1号』


衣装も決まっているおしょうゆさん。常連さんのようですが……


粗大ゴミより蘇生したロボット『台所ダイカン1号』。
リアル・ビックリドッキリメカの登場に会場騒然……。見るからに強そうなんですもの。
見た目の強さと動きのヘボさが未知数ですね!

エントリーNo.6 すずきさん『バースデーくま!』


ヘボコンなんて似合わないような女性、すずきさんが持参するロボットは……


きゃわいい~! これまでのロボットとは明らかに異なるルックスの『バースデーくま!』。
なんでも超絶音痴なバースデーソングを歌ってくれるロボットなんだとか。
でも、誰もバースデーの人なんかいないっすよね? ヘボい!

<1回戦第4試合 『夏虫』 VS 『シンギュラリティ・ドッグ』>

エントリーNo.7 李さん『夏虫』


我々の対戦相手、李さんが持ち込んできたロボットは……


カブトムシのオモチャに鼻の模型と風鈴が一体化したロボット『夏虫』。
なんと動力がゼンマイとは! パワーこそないでしょうが、これをロボットと言い張る度胸はヘボいです!
ここまでロボット(?)の小型化が図れるとは、対戦相手として不足なし!!

エントリーNo.8 bitWave『シンギュラリティ・ドッグ』


そして我々の『シンギュラリティ・ドッグ』の解説を私が担当しました。
「長さが規定500mmピッタリに作っていることもあり、ぜひメジャー代わりに使ってください」といった内容をボイスパーカッションを織り交ぜながら伝えています(後半部分ウソ)。

<1回戦第5試合 『シノビマウンテン』 VS 『???』>

エントリーNo.9 コセさん『シノビマウンテン』


最後の組となるコセさんが持参してきたロボットとは……


長刀のぬいぐるみがあしらわれたロボ『シノビマウンテン』。
どう「マウンテン」なのかは謎ですが、握ると“ブビィ”と鳴るヘボさ。
動けばいかがわしいモーションになるとの前フリが……。恐ろしや。

エントリーNo.10 miwaさん『???』

そして最後のmiwaさん。
なんとまだ来場していないというヘボさ! 果たして間に合うのか!?

ご覧の総勢10組によるトーナメント形式で本戦が行われ、「優勝」と「キング・オブ・ヘボ」の称号をかけ、戦うことになります。

次回はその本戦の模様、そして本戦後に行われた交流戦の模様をお伝えします!
お楽しみに!!
次回シリーズ最終回、13日(木)15時公開

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