認知症の高齢者に対するIoTソリューションを本気で考えてみた

認知症の高齢者に対するIoTソリューションを本気で考えてみた

私が以前住んでいた埼玉県所沢市は、2週に一回、多いときは週一回くらいの割合で、市役所から防災無線の放送が流れます。

その放送の多くが「迷子のお知らせ」です。

「迷子」というか「迷い人」でしょうか。いわゆる高齢者の「徘徊」です。

医療技術が日々目覚ましい進化を遂げている一方で、平均寿命が伸び、4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を向かえ、高齢者の「徘徊」が増加しています。
徘徊中に交通事故にあったり、寒冷地で凍死してしまうケースも増えているそうです。

徘徊をする原因の多くは「認知症」です。
65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”だと言われています。

出展:認知症、高齢者4人に1人 「予備軍」400万人含め 厚労省調査

私の祖母も90歳近くになり、軽い「認知症」になりました。
幸い?足腰が弱く一人で徘徊はできませんが、心配です。

GPSという対策

高齢者の徘徊という問題に対して、多くの企業や自治体が解決に向けて取り組んでいます。
その中でも真っ先に思い浮かぶのが「GPS端末」を持たせることです。

GPS端末を持っていれば、位置情報で居場所が分かりますので、「迷い人」になっても探すことができます。

しかし昔のGPS端末は非常に大きく、バッテリーの消耗も激しかったため、あまり実用的ではなかったようです。

また高齢者の多くは、「痴呆扱いしないで!」といって素直に携帯してくれません。

最近ではGPS端末も非常に小型になったので、こっそり鞄や上着のポケットに仕込むという方法もありますが、上着を着て行かない、鞄を持って行かない、上着を脱いで置いてきてしまう・・・などの問題がありました。

しかし、そういった問題も「靴」に仕込むという方法で解決しています。
靴なら履かずに外出するケースは稀ですし、脱いで置いてくるリスクも低いです。

でも、もう一歩手前で対策打ちたい

GPSは元々は米軍の軍事技術ですが、民間が利用する場合、最低でも10メートル以上の誤差が生じます。また、建物が多い場所などでは電波が乱反射してしまうため、その精度はさらに悪くなります。
ベッドで寝てると思っていたのに、気付いたらいなくなっていた・・・では時既に遅しかもしれません。

Internet of Things – IoT –

ということで、テクノロジーでばぁちゃんを徘徊の危険から救うべく、私なりにIoTソリューションを考えました。

もはや説明は不要だと思いますが・・・

IoTとは
コンピューターや通信機器だけでなく、世の中にある様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり、相互通信したりできるようにしようよ!

出展:IT用語辞典 e-Words

という考えです。

Stop The Haikai – StH –

こんな商品です。

事前検知の仕組み

靴の中にGPS端末と同様に、ジャイロセンサーと加速度センサーを仕込みます。

ジャイロセンサー
角度を検知するためのセンサーです。

加速度センサー
重力加速度を検知するセンサーです。

靴を履こうとする、または履いて行動を開始しようとすると、ジャイロセンサー及び加速度センサーが検知を開始します。このタイミングで登録しているデバイスにプッシュ通知を送ることで、予期せぬ外出を検知し、事故を未然に防ぐことができます。

徘徊先の位置確認

カーナビと同じ(最近のカーナビ事情は把握していませんが・・・)仕組みを採用し、GPSの精度を高めることで、正確に移動先を検知します。

カーナビはGPSデータにハンドルの動きやタイヤの回転数を合わせることで、本来GPSが苦手なトンネル内などでも正確に位置を把握できます。

ジャイロセンサーと加速度センサーを組み合わせ、どの方向に、どのくらいの歩幅で、どのくらいのスピードで移動しているのかを割り出しデバイスに送信することで、リアルタイムで移動位置を把握でき、すぐに迎えに行くことができます。

データの二次利用

得られるデータから、高齢者の「徘徊」の傾向が掴めるため、
よく徘徊されるエリアにはサポーターの配備やカメラ、AEDを設置した方が良いのでは、という検討材料になります。

まとめ

私も間もなく初老になり、「徘徊」もするかもしれませんので、その前にどこかのメーカーさん。是非作って下さい。

もうあるのかもしれないけど。

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