楽天が空の安全を守る|ドローン用無人航空機管制プラットフォーム提供開始

楽天が空の安全を守る|ドローン用無人航空機管制プラットフォーム提供開始

今年の8月は例年の “8月” とは違っていました。

すぐに思い浮かぶのは日本全国に渡る長雨でしょうか。
首都圏では48年ぶりの連続降雨記録を観測しており、まさしく異常気象となりました。

しかし、他にも異常といえる出来事がありました。
それは「航空事故」が多発したということです。

    2017年8月の主な国内航空事故・トラブル

  • 08/03 午前10時00分頃
    軽量ヘリ「AS350」、工事資材700kgを運搬中、富山県黒部市宇奈月町の山中に落下
  • 08/03 午後1時30分頃
    羽田発鳥取行きの全日空1101便「エアバスA320」、エンジン異常で中部国際空港に緊急着陸
  • 08/05 午後5時05分頃
    モーターパラグライダー、神奈川県寒川町宮山の河川敷で飛行中に墜落
  • 08/12 午後6時50分頃
    羽田発大阪行きの全日空37便「ボーイング777」、気圧トラブルで緊急着陸
  • 08/14 午後0時15分頃
    奈良県山添村で小型機「ソカタTBM700」が墜落
  • 08/15 午前9時45分頃
    広島発台北行きの中華航空113便「ボーイング737-800」、エンジン不具合で福岡空港に着陸
  • 08/17 午後2時20分頃
    海上自衛隊の輸送ヘリ「CH-101」、岩国航空基地で横転
  • 08/17 午後7時40分頃
    陸上自衛隊の対戦車ヘリ「AH-1S」、操縦士の操作ミスで夜間射撃訓練中にハードランディング
  • 08/23 午前11時55分頃
    2人乗りモーターパラグライダー、神奈川県茅ケ崎市柳島海岸の砂浜で体験飛行中に墜落
  • 08/26 午後10時50分頃
    海上自衛隊の対潜水艦ヘリ「SH-60」、青森県龍飛崎の日本海上で夜間訓練中に墜落
  • 08/27 午後2時00分頃
    2人乗りモーターグライダー「ホフマン式H-36ディモナ」、福島県福島市つばくろ谷で飛行中に墜落
  • 08/27 午後5時15分頃
    民間ヘリ「ロビンソン式R44」、京都府伏見区にある京都朝鮮初級学校の校庭に燃料不足で緊急着陸
  • 08/29 午後6時35分頃
    米海兵隊の垂直離着陸輸送機「オスプレイ V-22」、大分空港にエンジントラブルで緊急着陸

今から32年前、日本を震撼させた「日航機墜落事故」が発生したのも8月です。

この32年間で航空技術の進化と共に、その安全性も確立し続けたかもしれませんが、それでも根絶しません。
例えば瞬間移動装置のようなものが誕生するような、人間の移動手段が劇的に変化するようなことがなければ、空に平和は訪れないのかもしれません。

そして航空機は旅客機やヘリコプター、グライダーに限った話ではありません。
近年ではドローンのような無人航空機も増えてくることでしょう。ますます空が騒がしくなります。

ドローンと有人航空機との飛行空域は基本的に異なりますが、それでもドローン同士の衝突などは考えられます。
つまり、広域的に捉えれば「航空事故」リスクが増えてくるということでしょう。

それを見越してか、楽天社がドローン専用の管制プラットフォーム「楽天AirMap」をローンチしたという情報をAIヒューマノイドITおじさんが共有してくれました。
<参照:TechCrunch Japan『楽天が米スタートアップと組んで、ドローン空域管制プラットフォーム「楽天AirMap」をローンチ』>

爆発的に増えた旅客機利用者数、管制官の果たす役割は甚大

下はこの20年間における旅客機利用数の変遷をまとめたものになります。
歴年: 世界合計(単位:百万人)/前年比(1996年比)
1996年: 1,391
1997年: 1,457/105%(105%)
1998年: 1,471/101%(106%)
1999年: 1,562/106%(112%)
2000年: 1,672/107%(120%)
2001年: 1,640/ 98%(118%)
2002年: 1,639/100%(118%)
2003年: 1,657/101%(119%)
2004年: 1,887/114%(136%)
2005年: 2,023/107%(145%)
2006年: 2,128/105%(153%)
2007年: 2,322/109%(167%)
2008年: 2,319/100%(167%)
2009年: 2,362/102%(170%)
2010年: 2,642/112%(190%)
2011年: 2,804/106%(202%)
2012年: 2,936/105%(211%)
2013年: 3,147/107%(226%)
2014年: 3,303/105%(237%)
2015年: 3,568/108%(257%)
2016年: 3,793/106%(273%)
<出典:一般財団法人 日本航空機開発協会『航空輸送の推移と現状』(PDF/4ページ目)>

ご覧のとおり、わずか20年で旅客機客数は2.7倍にも達しています。

残念ながら、旅客機数の変遷は資料内にはありませんでした。
旅客機自体は約10年に1度のペースで新型機が登場しており、一度の運航で運べる客数も増えてはおりますが、それでも旅客機数自体が増加していることは想像し難くありません。

そして上記データには防衛省管轄・在日米軍管轄の航空機、もちろんドローンのような無人航空機は含まれていません。
これらすべてを上乗せしたとすると……。

航空管制官の果たす役割の重さは非常に大きいです。。。

無法地帯のドローン飛行空域にメスを

これまでドローンには専用の管制官がいたわけではありません。
だからこそ、楽天AirMap社がサービス提供するに至ったわけです。

当然ながら、キッカケはビジネスチャンスを感じてのことでしょう。
それでも空の安全の一端を担ってくれるかもしれませんから、期待せざるを得ません。
現在も世界中で航空機が飛び回っていることでしょう。
今後、航空事故が減少することを願うとともに、あらためて空の安全について考える必要がありますね。

おまけ

実際のところ、今現在はどのくらいの旅客機が飛んでいるのでしょうか。
下記サイトではリアルタイムで民間航空機の飛行状況が分かります。

時間に応じて過密になる様子も確認できるので、ぜひご覧いただければと思います。
<参照:Flightradar24

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