知られざる開発者用コードネームあれこれ ~iOS/Android OS編

知られざる開発者用コードネームあれこれ  ~iOS/Android OS編

「デザート・ストーム」と呼ばれた男、約みつるです。
そう呼ばれた経緯については前回の記事をご覧ください。重要です。

・bitWave過去記事
知られざる開発者用コードネームあれこれ ~Windows OS/Mac OS編

さて、長過ぎて読みづらいと絶賛不評中の『Windows OS/Mac OS編』でしたが、今回は歴史も浅い『iOS/Android OS編』をお送りいたします。

実際はOSに限らず、ハードウェアにもコードネームが存在するケースがほとんどですが、「なぜ、その通り名?」というものや、法則性に則ったものものあり、なかなか興味深深いものばかり。

今回も約みつるの一言コメントも合わせて、主要OSのコードネームをご紹介いたします。
なお、和訳は直訳ばかりなので鵜呑みにしないように!!
(※開発中に頓挫したOSやベータ版OSについては割愛)

■iPhone OS/iOS(※iOSの名称は4.0から)

正式名称:iPhone OS 1.0
コードネーム:Alpine<アルプスの、高山の、高山性の>
→最初から高い志を感じる良いコードネームですね。

正式名称:iPhone OS 1.0.0 – iPhone OS 1.0.2
コードネーム:Heavenly<天の、天国のような、絶妙な、すばらしい etc…>
→マイナーアップデートにも関わらず、ハードル高すぎ!

正式名称:iPhone OS 1.1
コードネーム:Little Bear<小さなクマ、こぐま座>
→続かなくなったんでしょうか。急にかわいい路線に。

正式名称:iPhone OS 1.1.1
コードネーム:Snowbird<ユキヒメドリ、非寒者、コカイン常用者 etc…>
→さすがにコカイン常用者ってことはないですよね。。。

正式名称:iPhone OS 1.1.2
コードネーム:Oktoberfest<オクトバーフェスト(ミュンヘンの祭名称)>
→ビールで有名なお祭りですね。酩酊状態で開発したってことは…ないですよね…。

正式名称:iPhone OS 2.0
コードネーム:Big Bear<大きなクマ、おおぐま座>
→iPhoneが日本で展開されるようになったからでしょうか、急にポップな名前ですね。

正式名称:iPhone OS 2.1 – iPhone OS 2.1.1
コードネーム:Sugarbowl<卓上砂糖入れ、大学フットボール大会名)>
→まったく意味が分かりません。何かスラング的なものでもあるのでしょうか。

正式名称:iPhone OS 2.2 – iPhone OS 2.2.1
コードネーム:Timberline<高山・極地での高木・樹木限界)>
→これ以上のアプデがないかのようなコードネーム。当時はもう限界でしたか?

正式名称:iPhone OS 3.0
コードネーム:Kirkwood<英語圏の姓>
→大学構内にApple正規ストアがある「Kirkwood Community College」が由来?

正式名称:iPhone OS 3.1 – iPhone OS 3.1.3
コードネーム:Northstar<北極星>
→テキサスにあるApple正規ストア「Apple North Store」が由来なのかしら…

正式名称:iPhone OS 3.2 – iPhone OS 3.2.2
コードネーム:Wildcat<ヤマネコ、短気な人、乱暴者>
→まさかのMac OSネコ科シリーズがiPad用OSにも飛び火? これは乱暴者ですね…w

正式名称:iOS 4.0
コードネーム:Apex<三角すいや山などの頂点、絶頂、極致>
→バージョン4にして絶頂を迎えたようです。

正式名称:iOS 4.1
コードネーム:Baker<パン屋、パン類製造業者>
→Appleの「Baker」って美味しそうですね。

正式名称:iOS 4.2 – iOS 4.2.1
コードネーム:Jasper<碧玉(石英の一種)、ジェスパー(カナダのリゾート地)>
→どうやら北米にあるリゾート地である説が有力のようです。

正式名称:iOS 4.2.5 – 4.2.10
コードネーム:Phonenix<不死鳥、フェニックス(アリゾナ州の都市名)>
→マイナーアップデート数を考えれば、確かに不死鳥のように蘇ってますw

正式名称:iOS 4.3 – iOS 4.3.5
コードネーム:Durango<デュランゴ(コロラド州の都市名)>
→実はゲームハード「Microsoft Xbox One」も同じコードネームだったりします

正式名称:iOS 5.0 – iOS 5.0.1
コードネーム:Telluride<テルル化合物、テルユライド(コロラド州リゾート地)>
→有毒物質だとか! でもスキーが楽しめる同名のリゾート地が由来らしいです。

正式名称:iOS 5.1 – iOS 5.1.1
コードネーム:Hoodoo<疫病神、フードゥー(オレゴン州リゾート地)>
→さすがに縁起の悪い名前では呼ばないですよね。。。

正式名称:iOS 6.0 – iOS 6.0.2
コードネーム:Sundance<先住民の儀式的踊り、サンダンス(ユタ州リゾート地)>
→これだけリゾート地連発だと、いかに現実逃避をしたかったのか伺い知れますw

正式名称:iOS 6.1 – iOS 6.1.6
コードネーム:Brighton<ブライトン(ミシガン州リゾート地)>
→イングランドにも同名の都市がありますが、この流れだとリゾート地でしょうね。

正式名称:iOS 7.0 – iOS 7.0.6
コードネーム:Innsbruck<インスブルック(オーストリア南西部の都市名)>
→アメリカ本土を離れ、ヨーロッパへ。冬季五輪を2度も開催したスキーヤーズ天国!

正式名称:iOS 7.1 – iOS 7.1.2
コードネーム:Sochi<ソチ(黒海に面したロシア連邦の都市名)>
→直近の冬季五輪開催地ですね。とにかくウインタースポーツに目がないご様子。

正式名称:iOS 8.0 – iOS 8.0.2
コードネーム:Okemo<オケモ(意味不明:バーモント州のリゾート地)>
→アメリカに帰国したようですが、やっぱりスキーリゾート。

正式名称:iOS 8.1 – iOS 8.1.3
コードネーム:OkemoTaos<タオス(ニューメキシコ州町名)、閉塞性血管炎>
→「オケモ」を残しつつも、タオスもやっぱりスキーリゾート地。何が何だか…。

正式名称:iOS 8.2
コードネーム:OkemoZurs<シュルツ(スイスにある都市名?)>
→またもスキー場二刀流、しかも今回は国をまたいでいます!

正式名称:iOS 8.3
コードネーム:Stowe<ストウ(バーモント州にある都市名)>
→スペシャルオリンピックスの冬季世界大会の開催地。「オケモ」が脱落。

正式名称:iOS 8.4
コードネーム:Copper<銅、銅製の、カッパー(コロラド州スキーリゾート地)>
→一般的に想像する「銅」ではないですよね。今度はコロラド州にGo!

正式名称:iOS 8.4.1
コードネーム:Donner<渡す(仏語)、ドナー(カリフォルニア州スキーリゾート地)>
→ヨセミテ国立公園の北部のスキーリゾート地。ずいぶん本社に近づきましたな。

正式名称:iOS 9.0 – iOS 9.0.2
コードネーム:Monarch<君主、モナーク(コロラド州スキーリゾート地)>
→本社に近づいたと思ったら、再びコロラド州へ。スキー場巡りが止まりません!!

正式名称:iOS 9.1
コードネーム:Boulder<玉石、ボルダー(コロラド州の地域名)>
→スキー場の名前ではありません! 近くにエルドラ・マウンテン・リゾートがあるが。

正式名称:iOS 9.2 – iOS 9.2.1
コードネーム:Castlerock<キャッスルロック(コロラド州のスキーリゾート地)>
→スティーブン・キングが創造した架空都市名でもありますが、違いますよね。

正式名称:iOS 9.3 – iOS 9.3.5
コードネーム:Eagle<ワシ、イーグル、わし座>
→どうも同名のスキーリゾートが見つかりませんでした。素直にワシのことなのかな…

正式名称:iOS 10.0 – 10.0.2
コードネーム:Fuji<富士?>
→遂に日本上陸! FeliCa対応などの日本人向けアップデート内容が影響?

■AndroidOS

正式名称:Android 1.0
コードネーム:Apple Pie<アップルパイ> ※非公式
→Appleを調理したものという意味合いなのであれば、ずいぶん挑戦的でもあります。

正式名称:Android 1.1
コードネーム:Banana Bread<バナナブレッド> ※非公式
→アルファベット「B」。素朴な甘みが美味しい。100gあたり326kcal。

正式名称:Android 1.5
コードネーム:Cupcake<カップケーキ>
→アルファベット「C」。ふわふわで食べやすいです。100gあたり305kcal。

正式名称:Android 1.6
コードネーム:Donut<ドーナツ>
→アルファベット「D」。素朴な甘みが美味しいですよね。100gあたり375kcal。

正式名称:Android 2.0 – Android 2.1
コードネーム:Eclair<エクレア>
→アルファベット「E」。シュークリームのバリエーション違い。100gあたり261kcal。

正式名称:Android 2.2 – Android 2.2.3
コードネーム:Froyo<フロヨ(フローズンヨーグルト)>
→アルファベット「F」。欧米では低脂肪で人気なんだとか。100gあたり158kcal。

正式名称:Android 2.3 – Android 2.3.7
コードネーム:Gingerbread<ジンジャーブレッド>
→アルファベット「G」。クリスマス前後で食べられている。100gあたり356kcal。

正式名称:Android 3.0 – Android 3.2.6
コードネーム:Honeycomb<ハニカム(蜂の巣型のシリアル食品名)>
→アルファベット「H」。ポストフーズ社の製品名。いきなりピンポイント!

正式名称:Android 4.0 – Android 4.0.4
コードネーム:Ice Cream Sandwich<アイスクリームサンドイッチ>
→アルファベット「I」。アイスクリームじゃダメだったのかな?

正式名称:Android 4.1 – Android 4.3.1
コードネーム:Jelly Bean<ジェリービーンズ>
→100gあたり362kcal。とても100gも食べられるような代物ではないですが。

正式名称:Android 4.4
コードネーム:KitKat<キットカット>
→ネスレ社が製造するチョコレートですね。ちゃんと使用許可を得たらしいです。

正式名称:Android 5.0 – Android 5.1.1
コードネーム:Lollipop<ロリポップ(棒付きのキャンディ)>
→アルファベット「L」。なんかアメリカっぽいですね。

正式名称:Android 6.0 – Android 6.0.1
コードネーム:Marshmallow<マシュマロ>
→省電力機能が「マシュマロ」の軽さとシンクロ。100gあたり326kcal。

正式名称:Android 7.0
コードネーム:Nougat<ヌガー>
→もう意地で続けていますね。歯に詰め物がある人はアプデを避けるべき!?

予想して何になる? 何にもならないが知識は増える

いかがでしたしょうか。

今回は割愛しているベータ版OSやロジックボードなどの内部機器などにもコードネームがあることが多く、調べれば調べただけ記事の長さが増えてしまいます。。。

それでも開発者の当時の興味内容だったり、競合会社への対抗意識であったり、くだらないジョークだったり…。ビジネスに直接影響しない可能性が高いことを考えると、やはりロマンは感じちゃいますよね。

そして、最近のコードネームはちゃんとシリーズモノとして考えられていますね。
だからこそ予測も楽しいのです。
Apple開発メンバーが気になるであろうスキー場を調べてみたり、アルファベット「O」が頭文字の菓子名を調べてみたり…。

当たったところで何の役にも立ちませんが、調べることで思わぬ知識を得たりすることができます。

古くなったら忘れ去られるOS一つ一つに、その時々の開発者の愛を感じることができませんでしょうか?

リリース後のバグ多発などで、思い出したくもない憎悪になるかもしれませんが……

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