東京オリンピック・パラリンピックまで残り3年。
そして2020年開催のオリンピック・パラリンピックに東京が選ばれたのが2013年。
2010年では年間約860万程度だった訪日観光客が、2016年においては約2400万人まで増加し、日本国内で海外からの観光客を見ない日はないくらい、多くの訪日観光客で溢れています。
<参照:日本政府観光局(JNTO)『統計データ(訪日外国人・出国日本人)』>
みなさんは滝川クリステルさんが世界に伝えた『お・も・て・な・し』の準備はできていますか?
訪日観光客が日本において不便・不満に感じていること
観光庁が「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」を行った結果、驚くべき日本の対応状況が露呈しました。
- 施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない 32.9%
- 無料公衆無線LAN環境 28.7%
- 多言語表示の少なさ・分かりにくさ(観光案内板・地図等) 23.6%
- 困ったことはなかった 30.1%
<参照:国土交通省・環境庁『受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を行いました』>
全然『おもてなし』ができていません!
困っていない方は全体の約1/3の方のみで、それ以外の方々は何かしら不満や不便に感じていることがあるようです。
このままではマズいですねぇ~。
日本の受け入れ状況はどうなっているか
JRやメトロでは英語だけでなく、中国語や韓国語といった多言語対応は数年前から実施されていましたが、「訪日観光客がクルマを運転する機会が少ないでしょ」という先入観があってか、道路標識における多言語対応はまったく進んでいませんでした。
ようやく、英語も併記した道路標識の設置が順次開始されたということを、つい先日のニュースで知りました。
徐々にではありますが、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、やはり多言語対応が必要であることが風潮になってきたのでしょう。
それでは、訪日観光客の約1/3以上の方が不便と感じた、施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない問題はどのように解決を図ればいいのでしょうか。
英語が喋れる日本人スタッフを雇う?
常勤の外国人スタッフを雇う?
残念ながら訪日観光客のすべてが英語を喋れるとは限りません。
中国語のみ、韓国語のみの方という方もいらっしゃるでしょう。むしろ英語が苦手という方もいらっしゃることでしょう。
英語表示、英語対応は最低限のマナーのレベルと言えます。
真の『おもてなし』を掲げるのであれば、多言語対応で迎え入れる準備を行うことは必須です。
英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語等を喋れる日本人スタッフを雇う?
それぞれの言語を喋れる外国人スタッフ雇う?
それらが実現できれば素晴らしいことですが、いささか現実的ではないですよね。
それに人件費が相当膨れ上がることでしょう。
これらの課題を解決するソリューションは多くあります。
そんな中でも、洗練されたデザインと導入までの早さとサポートの充実、より多くの人に感動を伝えることも目的としたソリューションについて、今回ご紹介させていただきます。
その名も……
『Audio guide Q』とは
まず『Audio guide Q』とはどんなソリューションなのでしょうか?