近頃増えた「技術セミナー」や「TECHイベント」における私的見解

近頃増えた「技術セミナー」や「TECHイベント」における私的見解

この1年で数えきれないぐらいのセミナーに参加した下駄です。
今では「お久しぶりです」なんて声をかけられてしまうこともしばしば。

いくつかのセミナーやイベントに参加して、私なりに感じたことをお伝えしたく思います。

<これまでのセミナー・イベントレポートまとめ>
イベントレポート「SoftBank World 2016」(2016/08/02掲載)
セミナーレポート「多分野で応用される人工知能・音声対話技術」(2016/06/30掲載)
Elixirセミナー 「tokyo.ex #2」参加メモ(2016/06/29掲載)
イベントレポート「Google Atmosphere 2016」(2016/06/17掲載)
イベントレポート 「AWS Summit 2016」(2016/06/08掲載)
[デブサミ2016レポート] javascriptの標準化セミナー(2016/02/26掲載)
格安SIMがもたらす未来像 [SORACOM イベント 2016.1.27](2016/02/12掲載)
フィンテックとIoTの関連性について(2015/12/14掲載)
Developper’s Summit 2015 Autumnレポート(2015/10/20掲載)
Developers Summit 2015 #devsumi 潜入レポート(2015/02/23掲載)

無料セミナーの講演内容は所詮、タダレベルなのか!?

有名・無名を問わず、セミナー支援サービスは想像以上に数多くあることにビックリさせられます。
僕が利用しているサービスだけでも、ご覧のとおり多いんです!

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Dots:https://eventdots.jp/
Connpass:http://connpass.com/dashboard/
Doorkeeper:https://manage.doorkeeper.jp/
セミナーズ:https://www.seminars.jp/
セミナー情報.com:http://www.seminarjyoho.com/

これらの中には重複しているセミナーがあったりもしますが、それでも各社独自企画のセミナーも多いのも特徴です。
また、セミナー支援サービスでは無料セミナーも数多く掲載されています。

僕も“率先”して無料セミナーに参加してきたわけですが、どれもクオリティが非常に高く、無料で参加させてもらって申し訳ないぐらいの感覚を覚えるほど。

もちろん、有料セミナーにも多数参加してきました。確かに無料セミナーとは質が違います。

「大学教授によるガッツリ講義」という場合もあれば、「企業の教育担当者の方がガッツリ技を伝授する」といったモノもあり、お金を出すだけの価値があるものがほとんどでした。

そもそも、どうして無料セミナーはお金をとって行わないんでしょうか?
「登壇する人に還元してもいいじゃない!」って考える人も少なくないのではないでしょうか。

これは当たり前のことですが、有料セミナーと無料セミナーとでは、そもそも目的が異なるからなんです。

無料セミナーで多少の違和感すら覚えない方々には気にする必要のないことですが、主催企業が単独一社の無料セミナーの場合、中途採用と企業のブランドアピールを目的としているケースがほとんどです。

あまり表に出ることのない社内エンジニアやその企業の技術力をアピールできる、「ファッションショー」のような意味合いを含んでいるんですね。

また、複数共催の無料セミナーの場合は新規顧客開拓や協業会社探し、名刺集めなどの目的が多い、「お見合い」のような意味合いだったりします。つまり、市場調査的な目的であることが多いような気がします。

講演企業同士の話で言えば、いくつかの気の合う企業が集結してキックオフ的なイベントを行いたい時に、セミナーという場を使うケースもあるようです。この場合、共通したテーマが予め設けられているパターンが多いようです。
※極稀に、思いっきりテーマからズレた内容を発表される登壇者にも遭遇しましたが……

どちらが好みかは各々の判断に委ねられますが、無料セミナーに関しては、講演企業の「タダで帰さないぞ」というような積極性も見受けられ、非常に良いコミュニティが形成されやすい環境なのではないかと感じました。

『懇親会』が存在しないセミナー

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無料セミナーとはいえ、私もわざわざ足を運んで参加しているわけですから、みすみす手ぶらで帰ろうとは微塵も思いません。

大抵のセミナーでは講演後に『懇親会』が用意されており、その場で講演者・聴講者の欲求は満たされます。

しかし、『懇親会』が用意されていない無料セミナーの場合、セミナーが終わってすぐにバイバイするようなことになります。そういったセミナーに立ち会った場合、非常に物足りなく感じてしまうようになりました。

「『懇親会』がない! なんか寂しい……。」
そんな時は講演終了後に急いで登壇者のところに駆け寄って、『名刺交換』をおねだりしてしまいます。ただ、なんかガツガツしているようで、個人的には本当に恥ずかしい思いを毎回させられてしまいます。

ぜひとも、『懇親会』がもたらすコミュニティを重要視して、『懇親会』のセット開催はマストにしていただきたいぐらいです!

そしてこの手のセミナーは大抵の場合、後日開催企業の方からの営業電話が入り、決まって「情報交換させてください」と会社に来たがります。

本当に相思相愛、今後もお付き合いしたい企業なのであれば、喜んで起こしいただきますが、そもそも講演内容が「あれ?」といった内容だった場合、逆にマイナスアピールになりかねないということです。

『懇親会』を行わない企業さんは、講演内容でしかアピールする機会がないわけです。つまり、講演内容に自信がなければ、待ち受ける結果は厳しいものになるということを、あらためて肝に銘じてみてはいかがでしょうか?

前記のとおり、登壇者との『名刺交換』は当たり前のアクションなのですが、近くに座った人や少しでも話した人、主催企業関係者との『名刺交換』も忘れません。

『名刺交換』の重要性についてはまた後ほど。

平日の日中行われるセミナーの狙い

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面白そうなセミナーがあることを事前に知ることができた場合、社内外無関係にそのセミナーに関心を持ちそうな人に開催概要情報をお教えしたりもするのですが、「平日の昼間なんて、参加できるわけないでしょ」といったようなことを言い返されることも少なくはありません。

確かに平日の朝一番や、午後まるまるといった時間帯であっても、多くのセミナーが開催されています。
(※前記のセミナー支援サービスのカレンダーをご覧いただければ、その状況がご確認いただけます)

元々、私も不思議に思っていたのですが、セミナー主催者の方から「“わざと”その時間に行っている」という衝撃的な返答をいただいたことがあります。

なんでも「その時間に来れる人がターゲット」という理由らしいです。

転職セミナーの場合は、当然ながら平日の昼間に仕事が無く、時間の工面が容易である方がターゲットになりますし、セミナーそのものの講演時間を短くすることで、営業マンのような外出が多い人達に対して、気軽に立ち寄りやすい環境を作っているのだそうです。

また、私のように外部で情報収集する会社役員をターゲットにしていることも多いようです。

もちろん、夜に開催するセミナーもいくつかあり、それにもちゃんとした理由があったりします。
この場合、アフター5の会社員狙いがほとんどですが、転職セミナーでは競合会社の参加を狙っている“えげつない”ケースもありました。

※とある企業さんではこの作戦で、ガッツリ採用できたようですね。。。

これらのようにセミナーには講演内容のメインテーマとは別に、“裏”テーマがもう一つある場合も多いのです。

開催企業の方とお話する機会があれば、そういった裏話も聞くことができ、何気に私のセミナーの楽しみ方の一つであったりもしています。

楽しみ方は人ぞれぞれ。あくまでも私の楽しみ方ですのでマネする必要はないですよ(笑)

テンションが上がるセミナーとは

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いつまでも記憶に残り、かつ、セミナー自体もとっても楽しく、非常に有意義なセミナーもいくつかあったりします。

例えば本の出版記念イベントでは、非常に有名なエンジニアの方や“とある”業界では有名な方が著者だったり場合がそうですし、セミナーにおいてもゲストスピーカーが著名な方だったりした場合は、会場自体がいつもとは異なるテンションになりますし、多幸感にも似た感覚すら覚えるイベントも存在します。

小規模なセミナールームでスペシャルな講演者がいた場合は、よりそういった感覚になりやすいです。
確実に『名刺交換』もできますし、SNSでは違和感なく承認も得られます。なんなら、大勢の聴講者の前でははばかられるような質問まで気兼ねなくできてしまうので、テンションMAXにもなりますよね、フツーは。

国政選挙の立候補者においても同じことが言えますが、“有名人”ということ自体が、もうブランドなんですね。
ただ、有名エンジニアなんか知るはずもない専業主婦の嫁に対し、私もミーハー目線で自慢したりしています。嫁にしてみれば、確実に「ハァ?」っとなっているに違いないですけど(苦笑)

多くのセミナーで得られるモノ

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週にいくつものセミナーに参加していると、一日で朝、午後、夜といったようにに3つのセミナーをハシゴしたこともあります。こういった場合、夜の部は大抵どんなセミナーでもビール片手にというパターンが多く、もはやアミューズメントとして楽しめるケースもあります。

「セミナー・ハイ」とでも言うんでしょうか、最後のセミナーが終わった頃には充実した一日を送れたことを実感できます。

かつて、セミナー終了後にどうしても外せない別アポがあり、後ろ髪を引かれる思いで『懇親会』に出られなかったことがありました。

急いでセミナー会場を後にしようと際に、背後から名前を呼ばれてビックリしたことがありました。

声をかけてくれた方は、ショーケース・ティービーが人材派遣をお願いしていた会社の元役員。元々は私との面識が無かったのですが、ショーケース・ティービー内の人事担当から私の名前を聞いたことがあったようで、参加リストにある私の名前を見つけてマークしてくれていたようです。

その時は5分ほどしか立ち話ができなかったのですが、社外でもこういった出会いが生まれる可能性があることもセミナーの良い所です。それもこれもセミナーにたくさん参加したおかげかもしれませんね。

また、夜の部の『懇親会』ではその時こそお酒の力を借りて意気投合し、その後もよく飲みに行く仲間ができたケースもいくつかありました。SNSの友達がめちゃくちゃ増えましたね。

こういった関係性は一朝一夕では構築できるものではなく、奇跡的な出会いの積み重ねで生まれた大切な仲間なので、非常に貴重な財産になっています。

前記の『名刺交換』や『懇親会』のおかげで、今ではプライベートな悩みや、他社ならどのように問題を解決するのかなど、気軽に相談できる人達が増えています。彼らのアドバイスは業務効率改善にも役立っていますし、私も率先して話し相手の相談事には答えるようにしています。

もちろん、最低限の守秘義務は果たしていますけどね。

セミナー体験を通しての総括

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多くのセミナーに参加している私ですら、セミナー会場に足を運ぶのは「面倒」だったりします。

ただし、セミナーが終わってみると決まって「楽しい」感覚を覚え、そこから充実感が生まれます。
何か一つでも得るものがあったのであれば、それだけで満足感が得られて、同じテーマ・同じスタッフの方であっても、また参加したくなるほどです。

しかし、中には本当に得るものがなかったと感じてしまうセミナーもあったります。
ただ、「得るものがない」と考えるのは、愚の骨頂。

何が悪かったのかという分析をするキッカケが得られたと考えれば、無駄なことはないとも言えなくはありません。

セミナーのおかげか、セミナーが生んだ人との繋がりのおかげか、ブログ「bitWave」や個人的に書いているブログにおいても、ネタに困ることが少なくなってきました。

これは視点の幅が広がってきたかな……と自分でも感じております。

エンジニアはこもって業務を行いがちです。

業務に集中することは当然大切なのですが、それだけでは外部の人と接するチャンスが少なくなってしまいます。
「面倒」という思いを一歩踏み出して、ぜひセミナーに参加してください。

思いがけない世界や人脈が広がることは間違いないです!

エンジニアとして、なによりも人間として一皮向けたい人は、ぜひお試しあれ!!

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