離婚が年々増加傾向にある? 統計データから見た日本崩壊フラグ

離婚が年々増加傾向にある? 統計データから見た日本崩壊フラグ

今年に入ってから “とある” プロジェクトに関わることになり、「離婚」について猛勉強中の小谷野です。

「結婚」もしていないのに「離婚」について知識ばかり増えていく一方。ここ最近、今まで以上に結婚に対しての夢も希望も消え失せつつあります。

既婚者が発する「結婚は人生の墓場」といった皮肉めいた言葉をよく聞きますが、では「離婚」の場合はどんな言葉が当てはまるのでしょうか。

『離婚は人生の◯◯』

再スタート? 新たな門出? 墓場から帰還?

ネガティブイメージで言えば……損失?

未婚者である私が「離婚」に対して抱く感情は陳腐なもので、かえって客観的に色んなことを調べることができています、今のところは。

そこで今回は、人によっては考えたくもない、人によっては真剣に考えている「離婚」について、統計データから様々なことを考察してみます。

離婚は年々増加傾向にある! これって本当?

上のグラフは厚生労働省が公表している「離婚件数推移」の統計データです。

高度経済成長期半ばの1965年から離婚件数は増加傾向にあり、80年以降は65年以前の離婚件数の約2倍も増加しています。80年代半ばに一瞬減少した期間がありましたが、90年代に入ってからも増加の一途。むしろバブル経済の崩壊の影響もあってか、加速度は増すばかりです。

ついに2002年には年間最大離婚件数の289,836件という数値を叩き出しています。

しかし、その2002年を境に、年々離婚件数は減少傾向にあるようです。

それでも昔と比較すれば、依然として離婚件数の水準は高い位置を保ったままであると言えます。

ちなみに最近(※注)の離婚件数は226,215件とのこと。

いくらここ10年程度で減少傾向があるとはいえ、増加し始めた1965年以前は70,000件台なので、3倍近くあることには変わりません。

女性の社会進出が顕著になったことで男女格差が減少し始めているという世相の影響も無視できませんが、そもそも「離婚」に対しての世間の目や、考え方が変わったという大前提があるのでしょう。

最近では “カジュアル離婚” なんて言葉まであるぐらいです。

今では1,000人に1.77人は離婚している日本。その国の経済状況や世相の移り変わりがあるにせよ、離婚率にして世界第6位と十分な離婚大国と化しています。

かつての離婚件数が低かった親たちの世代と同じようなことをしたところで、同じような幸せが手に入るとも限りません。個々が持つ願望や取り巻く環境は絶え間なく変化していますから、結果として離婚に至るカップルが増えてきたのも頷けます。

(※本記事執筆時では2016年のデータが暫定数値であったため、2015年の結果を最新としています)

離婚するには必要な結婚。結婚件数はどうなっている?

離婚するなら必ず通る道である「結婚」。

上の「結婚件数推移」データも、離婚同様に厚生労働省が公表している統計データから確認できます。

1940年後半、60年代から70年代前半では一際高い件数も確認されていますが、それ以外は比較的同じ水準を保っているます。しかし近年では結婚件数が減少傾向にあります。

1940年後半は戦争から帰還した元兵士たちや、戦争の終結に安堵した人々が結婚したため、前後の世代に比べて婚姻数が多くなっている。これにより第一次ベビーブームが起き、この頃に生まれた子供たち(団塊の世代)が1970年前後に結婚し、第二次婚姻ブームが発生したことが、上記のグラフから伺えます。

なお、第二次婚姻ブームに連鎖するように第二次ベビーブームが発生するわけですが、そこで生まれた子供たち(団塊ジュニア)が婚姻する頃合いの1990年代は微増こそしているものの、過去2度あった婚姻ブームほどの高まりは見せていません。

その1990年代は前項でお伝えしたとおり、年ごとに最高離婚件数を更新し続けているあたりになります。

社会情勢の変化、景気の不安定、価値観の変化、高齢化などのさまざまな要因が、結婚への決断を鈍らせ、晩婚化を推し進めていったということでしょう。

それから20年経過した2010年代の現在においても、景気回復のキッカケを掴むことなく、婚姻件数も引きづられて減少傾向にあるのです。

出生や死亡の統計データも合わせて見れば……、日本大丈夫?

これまで紹介してきた「離婚件数推移」「婚姻件数推移」に合わせて、「出生数」と「死亡数」もひとまとめにしたデータが上のグラフになります。

上のグラフにもある通り、団塊の世代の出生をピークに、以降は減少しています。

その結果に反比例するかのように、団塊の世代や団塊ジュニアの高齢化に伴い、死亡件数は増加傾向にあります。

少子高齢化、結婚件数の減少、離婚件数の増加 ――

“負のサイクル” が日本を危機的状況にしています。

日本がこのような状態であることは、なんとなく知ってはいました。

しかし、実際にその数値とその推移を考察すると、少子高齢化であるにも関わらず発生している働き手不足が生じている「育児問題」や「介護問題」など、昨今の日本の不安要素を改めて見せつけられたように思えます。

結婚や出生の減少は景気が不安定であることだけが原因ではなく、やはり価値観の変化こそが最大の原因だと思います。多様化していく文化や情報化社会が、人はより自分中心に考えるようにさせたとも言えます。

世間体や身内からの意見に囚われることなく、広い世界の情報から多くの判断材料を集め、数多の選択肢の中から「結婚しない」や「離婚する」を選択できる世の中になったということでしょう。

このグラフの結果が日本崩壊フラグを示すものではなく、ポジティブに考えれば計画的に人生設計ができるようになったと解釈することも可能なのではないでしょうか。

最後に、冒頭で紹介した「離婚について猛勉強中~」という点についてネタバラシを。

私は今、「離婚」にまつわる役立つ情報サイトを運営しています。

そこでは「離婚」についての最新情報や損をしないための手段や知識、体験談など情報満載のサイトを目指し、私自身も日々勉強している真っ最中だったんですね。

ご自身が「離婚」に縁のないという方でも、相談を受けるという可能性は十分にあります。知っておいて損はないので、ぜひご覧ください。

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