韓国のデリバリーアプリ事情とは!?

韓国のデリバリーアプリ事情とは!?

こんにちは、ノリ子です。

前回、日本国内で使用した『UberEATS』についてご紹介させていただました。
日本はまだデリバリーアプリ自体が産声をあげたばかりですが、それでは良くも悪くもデリバリー大国である韓国ではどうなのでしょうか?
今回は韓国のデリバリーアプリ事情についてレポートいたします。

<bitWave関連記事『日本で「UberEATS」を使ってみた』>

完全に市民権を得た韓国のデリバリーアプリ

日本国内でもデリバリーフードは十分に根付いたと言えますが、パーティーなどの催し物を行う時にピザを頼んだり、大切お客さまがお越しになる際にお寿司の出前を頼むといったように、特別な日に活用することがほとんどなのではないでしょうか?

しかし韓国では、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、日常茶飯事ってぐらいにデリバリーが多用されていますw

昔っから出前の定番と言えば、ジャージャーメンなど中華!
そして夜食と言えば、フライドチキンとビール!!
韓国では週何度もフライドチキンを夜食としてデリバリーしていたのですが、日本ではクリスマスフードとして扱われていたことにビックリしたものですw

他にもとんかつ定食を始めとする各種定食類、そして韓国ならではのトッポギや豚足などなど…。
デリバリーフードはバラエティ豊かで、良くも悪くも日本以上に生活に根付いているのです。

環境の変化に対応してきたデリバリーサービスとスマホとの親和性

これまでデリバリーと言えば、2人以上が揃った段階で利用することを基本前提としてきたサービスでしたが、最近では韓国も一人暮らしが増加傾向にあり、自ずと単身用のデリバリーメニューも充実してきました。
生活拠点の人員構成に応じた変化にも柔軟に対応できたことで、より気軽にデリバリーを利用できる環境が整ってきたということです。

氷点下の気温になることもざらにある韓国の寒い冬の時期には、なおさらデリバリーの効力が最大限に発揮できるというものです。

今でも日本ではデリバリーサービスのチラシやメニュー、クーポンなどがよく自宅ポストに投函されますが、韓国ではスマホの普及に伴ってデリバリーアプリが盛んになってきました。

ちなみに韓国で代表的なデリバリーアプリを挙げるとすれば、「배달의민족(配達の民族)」、「여기요(ヨギヨ)」、「배달통(配達通)」、「배달의신(配達の神)」は外せません。
その中でも今日現在も業界トップ1、2を争っているのは「배달의민족(配達の民族)」と「여기요(ヨギヨ)」になります。

なお、アプリ「배달의민족(配達の民族)」を利用して得た累計注文数は、なんと2億件を超えたそうです。韓国の人口が約5000万人と言われているため、単純計算で言っても1人あたり4件以上はアプリを利用して注文したことになります。
これはあくまでも単一アプリだけの話ですが、他のアプリのことも考慮すれば、どんだけデリバリー依存が激しいんだって話ですけどね……w

アプリ「배달의민족(配達の民族)」のアイコン

お腹が空いてきたので、さっそくデリバリーアプリを使ってみた

これまでさんざんデリバリーの話をしてきたので、段々お腹が空いてきましたw
というころで、さっそくデリバリーアプリを使ってみることにします。

なお、今回ノリ子が使ってみたのは「여기요(ヨギヨ)」です。
そもそも“ヨギヨ”は日本語で言うところのレストランで注文するとき使う掛声「すみません」のようなニュアンスのフレーズになります。

ちなみに以下がアプリ「ヨギヨ」のトップ画面です。この画像だけでもシズル感が空腹を刺激しますね!

<トップ画像>

住所入力画面で住所を入力することで、デリバリー対応可能エリアのお店がジャンル毎に表示されます。(下記画像参照)

<住所入力画面>

この「ヨギヨ」の便利な点を挙げるとすれば、お店の情報が詳細まで表示されることです。(下記画像参照)
メニューと値段を比較検討するのに一目瞭然なのはGOOD!

<対応店舗とメニュー一覧画面>

日本のグルメ系アプリでも当たり前の機能となっていますが、実際利用したユーザの評価が見れるので、お店選びに非常に参考になります。(下記画像参照)
クチコミ次第でこの店に注文するかしないかの決め手になります。

<クチコミ画面>

私がアプリを活用しきってなかった“本当の理由”

実際にノリ子が韓国の実家に帰省する場合、1日1回以上はデリバリーを利用してます。
言い訳がましく聞こえますが、たまにしか韓国に帰らないので、在韓している間だけでも「慣れ親しんだ夜食をできるだけ食べたい!」ということもあり頼みがちになります。
えぇ、これが実家太りの原因なんですけどねw
また夜食に限らず、昼ごはんや晩ごはんを用意するのに面倒な時は、デリバリーサービスは本当に重宝します!

ノリ子が実家にいた頃から「ヨギヨ」アプリは充実していたため、当時から毎回このアプリの覗いていました。しかし、アプリから注文したことは1回もありませんでした。
アプリで情報収集のした上で、お店に直接電話して頼むようにしていました。

当然ながらアプリ内でも決済が可能なので、現金を用意していなくても利用できるの便利なのですが、お店に電話注文してもスマホの普及により口座ネット振込ができるようになりましたし、クレジット決済も可能なので、やはり現金がなくても問題はありませんでした。

アプリで決済していなかった本当の理由は他にあります。

たくさんのデリバリーアプリがリリースされて以降、当然ながらデリバリーアプリを利用するユーザも増えてくるわけですが、中にはこんな経験談も聞こえてくるようになりました。
・配達手数料として1000KRW(約100円)を取られた……
・電話で頼んだ時とアプリで注文した時とでサービスの質(=フードの量)が違う……etc
このような(ウワサ?)話は徐々に広がり、テレビ番組のイチ企画で検証実験をしたこともあるくらいなんです。

そういったウワサ話の背景には、掲載手数料や決済代行手数料にありました。
アプリがたくさんリリースされたことで、店舗側は広告の一環としてアプリ掲載を決めるわけですが、実際にはかなりアプリの数も多く、掲載手数料もまちまち。そしてアプリ内で決済する場合、決済代行手数料が発生するわけです。これらの手数料が完全に店舗負担になっているというカラクリなんですね。

アプリ内でクレジットカードやnaver payなど電子決済も可能ですが、決済代行手数料が1件あたり、13~20%とかなり幅があるようです。
なお、アプリによっては注文受付だけでも「1件あたりいくら」といった仲介手数料を店舗側から搾取するケースもあるんだとか。

これにより、店舗にしてみればアプリ経由で入った注文は利率が下がり、売っても収益が見込めない状態に陥ってしまいます。そういった理由からフード量を減らしたり、配達手数料のような形で別途追加料金をユーザから搾取したり、場合によってはアプリ掲載メニューの料金を店舗内オーダーのの料金よりも高めに設定したり……、ユーザにとってはありがたくない工夫のオンパレードでした(悲しい)。

このような内情を知ってからはノリ子も電話注文に……。そしてデリバリーアプリはただの電子メニュー版として活用するに留まったのでした。

さすがにアプリ会社もこういった現状を好ましく思わないわけで、あの手この手で刷新を図るようになり、今でも利用ユーザは増加の一途を辿っているようです。ヨカッタ、ヨカッタ。

デリバリーアプリの成長と今後の展望

このように成長曲線に乗ったデリバリーアプリ業界において、最近では新しい動きも見られました。

数年前から、韓国ではテレビの料理番組が人気だったりします。番組内ではスターシェフも登場し始め、小学生が将来なりたい職業トップ3に入るほどのブームが到来しています。
以前は「おいしいお店に行きたい」という認識だった韓国食文化でしたが、それが今では「あのシェフの料理が食べたい」に変化しつつあります。

このデリバリーアプリ業界もこのシェフブームに乗っかり、スターシェフの料理をデリバリー代行するアプリ「chefly」も最近注目を集めています。ただ、まだソウルの一部地域のみ対応ということで、これからまだまだ成長が見込めるものと思います。

通常であれば30分以上も並ぶ人気シェフの料理ということですから、一定の手数料を払ってでもデリバリーで食べられということが最大のメリット。すでにソウルのオフィス街を中心にサラリーマンたちの間では、ランチで利用するデリバリー弁当として人気を博しているのだそうです。

そして前記で紹介したデリバリーアプリ「배달의민족(配達の民族)」の製作会社も「배민키친(ベミンキッチン)」をリリースし、アプリからオフラインに進出しました。

「배민키친(ベミンキッチン)」の特徴は、提携したレストランに共同キッチンを提供し、提携レストランからシェフを派遣してもらい調理を行ってもらうという画期的なシステムです。これにより宅配範囲外だったエリアにも配送することが可能になったのです。
今度、ソウルに行った時には利用してみたいところです。

韓国のデリバリーアプリのご紹介も兼ねて、韓国デリバリー事情もご報告させていただきましたが、韓国のデリバリーは時間も場所も選びません!
例えば美容室でパーマをかけている間でも、美容室にデリバリーをオーダーして、待ち時間に食べるなんかもアリアリw

これだけ根付くデリバリー産業ですからもっと面白い、画期的なアイデアもデリバリーアプリで実現してしまうかもしれませんね!

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