500年の時を経て……|『ロボット牧師』が福音をもたらす!?

500年の時を経て……|『ロボット牧師』が福音をもたらす!?

お正月は神社に初詣、お盆には寺で故人を弔い、そして結婚式は教会で ――

やはり日本の宗教観ってヘンですよね。
よく、日本人は信仰心が薄いと言われがちですが、これは宗教を信じるか否かという問題ではなく、寺社仏閣が日本の生活に根付いているが故の現象なのかもしれません。

そんな中、昨日掲載したbitWaveで「AI化によって奪われる仕事」についてご紹介いたしましたが、記事内にて宗教従事者の仕事がAIやロボットによって奪われる可能性が0.0%であるともお伝えしております。
<bitWave関連記事『AI化される職業』>

ただし、八百万の神や釈迦、キリストの経典から引用しただけの説法・説教をただ披露するだけであれば、宗教従事者もAIに取って代わられる可能性は否めません。
なおさら多文化化が著しい「食生活」同様、日本人にとって宗教に対する柔軟性が豊かであることは確かですから、日本発信で宗教へのシンギュラリティが進むといったこともあるでしょう。

しかし宗教改革発祥の地、ドイツにて宗教のシンギュラリティが始まったという報告を、ドイツビール好きの開発員・戸村さんが共有してくれました。
<参照:YOMIURI ONLINE『独の教会に「ロボット牧師」…宗教改革500年』>

ロボットの存在によって宗教を再考する

ロボット牧師……。まったくイメージが湧きません。。。
まずは現物の動画を見てみることにしましょう。

マルチン・ルターがドイツで「95カ条の論題」を発表し、宗教改革を開始したのが1517年のこと。
その500年を祝うということで作成されたのが、このロボット牧師『BlessU-2』なんです。
ロボット名も「God Bless You(神のご加護を)」からきているんですねw

別の動画を見る限り、Pepper君と同じように基本操作は胸部のタッチパネルで行うようです。
信者や旅行者に対し祝福の言葉を授けるロボットですから、やはり表情も優しいのが特徴です。

先ほどまでは日本のような宗教観だからこそ、ロボット宗教従事者が生まれやすいのではと推測しておりましたが、信仰心が強い国ほど信仰について語り合う機会も多く、かえってこうしたロボットを生み出しやすい環境なのかもしれませんね。

そして『BlessU-2』が生まれた背景を考えれば、必ずしもAI・ロボットが職を奪うというわけではなく、人々に考えるキッカケを与える存在として、ポジティブなシンギュラリティもあることを意味しているのでしょう。

宗教とロボットとの関連性

しかし、この流れはキリスト教に限った話ではないようです。

2015年にはマントラを唱えて仏教の教義を説法する「ブッダボット」と呼ばれるロボット僧侶が誕生していました。

ロボットと社会生活が密接に関わる世の中になるのであれば、すでに密接に関わっている宗教的信仰が一緒になる流れはこれからも続くのでしょう。

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