Amazon Cash|日本の決済事情をぶち壊せるか

Amazon Cash|日本の決済事情をぶち壊せるか

ヒント1:「Go」
ヒント2:「One」
ヒント3:「Dush」
ヒント4:「Echo」
ヒント5:「Cash」

賢明なbitWaveの読者の方であれば、カンタンすぎる問題ですね。
答えは『Amazon』です。

「Amazon Go」は実店舗でレジ支払いを不要とするシステム名称(日本未導入)。
<bitWave関連記事『Amazonがスーパーの常識を変えます。』>
「Amazon One」は流通網強化のために導入した専用貨物機(日本未導入)。
<bitWave関連記事『Amazonの配送戦略がトンデモな件』>
「Amazon Dush」はWi-Fi環境さえあれば、ワンプッシュで商品注文ができるボタン型ガジェット。
<bitWave関連記事『IoTで最重要視すべきものとは|「Amazon Dash Button」に見るマーケティング戦略』>
「Amazon Echo」はユーザの声を判定して行動を起こすスピーカー型音声認識アシスタントの名称。
<bitWave関連記事『音声認識アシスタントの黒船「Amazon Echo」年内に日本発売か!?』>
そして「Amazon Cash」は……、ん!?
キャッシュ? アマゾン・キャッシュ!?

はい、bitWaveでは初めて掲載する名称ですね。
日本未導入の「Amazon Cash」とは何なのかを、ただの酒好きさんが共有してくれました。
<参照:Amazon『Amazon Cash』(英語サイト)>
<参照:TechCrunch『現金でAmazonアカウント残高をチャージ ― 米国でAmazon Cashがリリース』>

『Amazon Cash』は何をしてくれる?

この『Amazon Cash』とはクレジットカードやデビッドカードを持っていない人を対象に始めたサービス。

クレジットカードは銀行引き落としで支払われますが、海外では銀行に口座維持費を採取されてしまうケースもあり(オンラインバンクでは発生しない)、その維持費の捻出が困難な低所得者は銀行口座を持たないことも多いのだとか。また、給与を手取りで受け取る労働者も、わざわざ金食い虫の銀行口座を持たないのでしょう。
つまり「銀行口座を持たない」=「クレジットカードを所持できない」というわけですね。

そんなクレジットカードを所持できない消費者にしてみれば、豊富な品揃えを誇るAmazonでの商品購入は難儀なことです。
どうしてもAmazonで購入したい場合、現金でAmazonギフトカードを購入するしかありません。ギフトカードにはチャージタイプのものもありますが、それでも実店舗でチャージしなければ満足にオンラインショッピングも楽しめないのです。一応、オートチャージ機能も用意されてはいるものの、やはり銀行口座は必要になってくるので、口座を持たない消費者にはまったく “使えない機能” ということでもあります。

『Amazon Cash』はスマホ等に表示させた専用バーコードを提携店舗に見せることで、ギフトカードを介さずに自分のアカウントにチャージできるというもの。つまりチャージタイプのギフトカードと同等の役割と言えます。ただし、ギフトカードを購入しない分、消費者は一手間減らすことができるというわけです。

金融事情の違いが『Amazon Cash』の日本普及を阻むか

日本では銀行口座は容易に作成できますが、誰もがクレジットカードやデビッドカードを持っているというわけではありません。そういった点では『Amazon Cash』にメリットは感じます。
ただし、銀行口座を持たない消費者が多いアメリカと比較してしまえば、そのメリットも半減してしまいます。

Amazonはキャッシュレスの文化を普及させようとしているのでしょう。ただし、上記の理由により日本国内への導入はもう少し時間がかかるのかもしれません。
ただ、これまでのAmazonの歴史を振り返ると、業界の常識を変えてでも何とか風穴を開けに来ることも考えられます。「Kindle Unlimited」がいい例ですね。

Amazonが日本国内流通の手段を講じる前に、「nanaco」や「ponta」などの電子マネー系サービスは普及を急ぐべきなのかもしれません。

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