CRO | コンバージョン率最適化の手法(第2回)

CRO | コンバージョン率最適化の手法(第2回)

連載第2回となる今回は、コンバージョン率を上げるために何を改善すべきなのか、そのパターンについてご紹介させていただきます。
<前回のおさらい『CRO | コンバージョン率最適化の手法(第1回)』>

コンバージョン率の算出の仕方

コンバージョン率は算出するには、以下の方法で求めることができます。

「コンバージョン数」÷「総トラフィック数」

コンバージョン率を改善することが『CRO』の目的となるわけですが、上記の計算式ではランディングページ以外で数値が非常に多かったり、複合的なサイトであったりすると施策結果がコンバージョン率に反映されたか分かりづらくなります。
そのため、以下の2つのいずれかに集約してからスタートすることが望ましいでしょう。

解決法1:『CCO(コンバージョン・センター・オプティマイゼーション)』の導入

これはランディングページとコンバージョンフォームを一体化させたページを導入することにより、よりコンバージョンに特化した制作特化型の解決を図ろうというものです。この場合、コンバージョン率は極めてシンプルに計算できるため、テストや対策も容易になります。
広告との親和性を確認する上でも、広告専用ページを設けるなどの対策は多数事例があります。

解決法2:『CFO(コンバージョンフロー最適化)』の導入

こちらはコンバージョンの流れを直線化し、ランディングページからコンバージョンまでのトラフィックのみで算出する方法となります。この場合、ナビゲーションやサイト構造に大きく左右されますが、全体のトラフィックを算出するよりは直線型となるため、非常にシンプルな動作となります。

Google Analyticsのユーザフローなどを例に挙げれば、分かりやすいかもしれませんね。

改善すべき数値の考え方

それでは今回のメインテーマである「コンバージョン率を上げるために改善すべき要因」をいくつか解説させていただきます。

直帰率

直帰率とは単一のページを閲覧した後、そのままどこに遷移するわけでもなく去っていってしまった人の割合を意味します。もちろん、直帰率が高いというのは決して良いことではありません。
なぜなら、来訪者は何らかの理由で流入してきたにも関わらず、探していたものを見つけていないことを表しているからです。ページ離脱までの判断時間が極端に短い場合もあり、1~3秒のケースも多くあるようです。
なお、Googleによるとロード時間に5秒以上かかると、およそ75%の来訪者が離脱してしまうそうなんです。
<参照:Google『Google Partners ヘルプ:User expectations』(英語サイト)>

離脱率(終了率)

離脱率とはページを見た後に離れる人の割合です。直帰率とは意味合いが異なりますので、下記サイトをご参照いただければご理解いただけるかと思います。
<参照:Google『離脱率と直帰率の違い』>
なお、特定ページで非常に高い離脱率が計測された場合、それがコンバージョン低下の原因である可能性も考えられます。
ただし、来訪者が1回の回遊だけでは決断できないような商材の場合もあり、再来訪した上でコンバージョンしてくれるケースもあるため、必ずしもネガティブに捉える必要はありません。
コホート分析やUser IDによるコンバージョンユーザ分析を合わせて行うことで、問題を把握することができます。
<参照:Google『コホート分析レポートを使用する』>
<参照:Google『User ID機能を使用するメリット』>

平均サイト滞在時間

サイト滞在時間はエンゲージメントや直帰率との関連があります。
直帰率が高い場合、平均サイト滞在時間も短い可能性も考えられます。コンバージョンしたユーザの大半は、滞在時間も総じて長い傾向にあります。
つまり、コンバージョンデータから平均滞在時間の理想を解明しておくことも重要となるわけです。

平均ページビュー

平均ページビューは改善事項というよりも、サイトの最適値を比較する上での目安に使えます。
目標とすべきは、コンバージョンした集団の平均ページビューに近づけることが重要となります。

一言にコンバージョン率改善とはいっても多くの要因があります。
しかし、取り扱う商材の特性によっては来訪者の特性も異なるため、サイトごとに要因は異なるのです。それぞれの要因に対し、その改善方法はそれぞれ変わってくるため、まずは計測しやすい環境を構築した上で、正しい知識で数値を読み解くことが重要なんですね。
次回は来訪者にコンバージョンしてもらうために、どのようなサイト構成であることが望ましいのかをご紹介させていただきます。

Hiroyuki Kawaguchi

Hiroyuki Kawaguchi

ペルソナ・マーケティングとSEOが大好きで、この道 ◯十年。(歳がバレるから秘密です。)

猫との生活に至福を見出して、地方でテレワークに励んでいるbitWaveのゴーストライター。
Hiroyuki Kawaguchi

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