CRO | コンバージョン率最適化の手法(第6回)

CRO | コンバージョン率最適化の手法(第6回)

今回は「テスト計画」の実施フェーズについてご紹介させていただきます。
<前回のおさらい『CRO | コンバージョン率最適化の手法(第5回)』>

STEP 5|テストを実行する

「STEP 2(第4回)」で確認した基本数値に対し、「STEP 4(第5回)」で立てた計画を実行します。
ここから先はツールが正常に動いているか、母数にいつ達するかに集中して作業をしていくことになります。
当然、テストが成功することを前提に進めているのですが ――

想定外のゼロクリック!!??
いやいや、ツールは動いている! うん、正常な動作!
それはなんども確認した!
なのに……、ゼロッ!!!

そんなこともままあります。
運悪くトラフィックが低くなったことが要因で、このような状況に陥ってしまう場合だってありますので、まずは落ち着いて対処しましょう。

初めにトラフィックを確認。
そもそも母数が少ないランディングページは、僅かなトラフィック低下によりコンバージョンしなくなる可能性があります。過去にそのような状況がなかったのか、冷静に調べてみましょう。

すべての数値が悪くなった

テストが成功し数値が改善した場合は、それを作業リストから外し、次のテストへと進みましょう。
もちろん、まだ改善余地があると感じるなら、引き続きテストを継続していくことも重要です。

しかし「すべての数値が悪くなった……」なんてことも。
初回のアプローチでは、そのようなケースもあるかと思います。
この場合、テスト箇所以外にも悪化している場所はないか、「STEP 4(第5回)」で用意した過去の数値指標と比べてみましょう。
テスト計画時とテストを実行したタイミングとで、サイト自体が異なる環境に変化している可能性も考えられます。そのような場合、テスト箇所以外の数値も大きく変化している可能性があります。
そして、この “変化” は必ずしも悪いことであるとは言いきれません。私の経験上ですが。

例えば ――
検索エンジンに他の重要なキーワードが高く評価され、他の導線が生まれた。
その結果、テスト予定していたページのトラフィックが減少しただけ……。
なんていうこともあります。

このような場合は変化した導線をよく観察し、テスト計画の変更を行いましょう。
この時、変化した導線がサンプル有効数に近づくまで、決して自分から変化を加えに行かないことも重要です。

最適化は最終目標ではなく、進行中の事象でしかありません。
ビジネスを行う方法は常に進化しており、顧客のニーズは時間の経過とともに変化するため、十分なテストを実行しても最高点に到達することはありません。

最適化はその時々の “最適” を図ること。最高の結果を得られたからといって、そこで歩みを止めれば最適ではなくなってしまう時が訪れるのですね。
次はユーザの導線についてご報告いたします。お楽しみに!

Hiroyuki Kawaguchi

Hiroyuki Kawaguchi

ペルソナ・マーケティングとSEOが大好きで、この道 ◯十年。(歳がバレるから秘密です。)

猫との生活に至福を見出して、地方でテレワークに励んでいるbitWaveのゴーストライター。
Hiroyuki Kawaguchi

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