Excelを利用する人の多くは、表計算機能を使う人が多いです。
そして、計算の基本は四則演算となっていますが、四捨五入や切り上げ、切り捨てなどをすることが出来れば、もっと便利になります。
こちらでは、Excelで四捨五入や切り上げ、切り捨てをする方法について詳しく紹介していきます。
ROUND関数で、四捨五入や切り上げ・切り捨てが出来る
今回使用する関数は「ROUND関数」となっていて、
ROUND関数には「ROUND・ROUNDUP・ROUNDDOWN」の3つがあり、
それぞれ「四捨五入・切り上げ・切り捨て」となっていることが挙げられます。
上の図がROUND関数の基本となっていて、処理したい数値には「125.648」を入力しています。
それでは、それぞれの関数ではどのような操作をするのかということについて紹介します。
ROUNDUP関数
今回は3つの関数を紹介しますが、まずは関数の出し方から紹介していきます。
これは、どの関数を使用する場合でも同じ方法となっていますので、必ず覚えておいてください。
Excel2013では、画面右上にある「オートSUM」の右にある「▼」ボタンをクリックすると上の図のような項目が出てきます。
合計は「SUM関数」、平均は「AVERAGE関数」となっていて、ROUNDUP関数は表記されていませんので、「その他の関数」をクリックします。
そうすると、上の図の左側の画面が出てきますので、赤枠部分に使いたい関数を入力して「検索開始」ボタンをクリックするか、最近使った関数の右側の「▼」をクリックすると、右側の画面になります。
今回はROUNDUP関数を使いますので、「ROUNDUP」を選択してOKボタンをクリックすると、下の図が出てきます。
こちらの図の赤枠部分は処理したい数値を入力する欄となっていて、今回はB4のセルの数値をROUNDUP関数で切り上げたいので、数値の欄には「B4」と記入します。
またはB4のセルをクリックするだけでも問題ありません。
処理したい数値が確定すれば、次は桁数を入力します。
桁数については、上の図のように「0」を入力すれば少数第一位を切り上げることになり、
「1」を入力すれば少数第二位を切り上げることになります。
また「-1」と入力すれば一の位を切り上げることになりますので、
状況に応じて使い分けることが出来ます。
今回は、桁数を1として完了です。