ショーケース・ティービーの“Good”、
そして感謝を込めて“Good Bye”

ショーケース・ティービーの“Good”、<br>そして感謝を込めて“Good Bye”

皆さんこんにちは、きんにくんです。

名字が “中山” というだけで「きんにくん」というニックネームになってから早5年 ――
今では本当の名字以上に社内に定着しています(笑)。

さて、6月にショーケース・ティービーを退職したCTOの二番煎じ感はありますが、私もこの度ショーケース・ティービーを卒業することになりました。
<bitWave関連記事『CTO、会社やめるってよ』>

振り返ってみると感謝の想いしかなく、本当にいい会社に出会えたなと思っています。
そこで、ショーケース・ティービーのどこが良いところだったのか、4つの “Good” を伝えたいと思います。

面接官の伊達メガネのレンズに写った1つ目の“Good”

転職経験のある方ではあればお分かりいただけると思いますが、入社に至るまでは数回の面接フェーズが待ち受けています。
私も例外になく、何度かショーケース・ティービーに足を運びました。

私の場合、当時事業部長だったTさんが面接を行ってくれました。

初対面での印象は良い意味で『ゆるさがあるのかな?』と捉えました。
「ヒゲが生えてる!」
「度が無いオシャレ眼鏡をかけてる!!」
「この会社は格好が緩くてもいいんだ!!!」
前職が軍隊のような厳しさのある職場であったため、T事業部長の佇まいから会社の雰囲気を察し、妙に感銘を受けたのを覚えています。

実際に入社してみてもその第一印象は揺るがず、ショーケース・ティ―ビーには無駄なルールや硬さはありません。
各人、TPOに合わせて見た目を変えていますが、各々に好きな格好で働いているところがまず1つ目の “Good” でしたね。

また、当時マネージャーだったKさんとの面接では「ウチは野球部採用がある」と言われたことを覚えています。
しかし、私は正直に野球をやったことはないと伝えると「でも、野球が好きならOK」と言われました。
これも良い意味で “ゆるゆる” ですよね!

社内独特の “ユルさ” を感じたとはいえ、最初は緊張の面持ちだった入社初日(2012年撮影)

当初の緊張感はどこへやら、入社半年も経たずに迎えた社員旅行ではご覧の有様……(2012年撮影)

差し伸べてくれた先輩の手の平に刻まれた2つ目の“Good”

もちろん終始会社がゆるみっぱなしというわけではありません。
営業時代は全員が必死に頑張っていました。

中途採用という即戦力を見込まれての採用と、プレッシャーのかかる状況だったかもしれないが、テレアポにしても笑顔を絶やさない営業スタイルは、先輩社員にとっても心強いものだった
(2012年撮影)

しかし、必死とはいえギスギスした空気は微塵も感じさせず、役職や社歴など無関係に、みんなが切磋琢磨していました。
目標数字が未達だった先輩。本当であれば先輩自身が一番つらい環境に身を置いていたのでしょうが、それでも温かい励ましの言葉をかけてもらったり、こっそり営業リストを共有してもらったりしてました。

これはほんの一例でしかなく、全社員マジでいい人が多いです。
これこそが最も誇れる2つ目の “Good” でしかもしれませんね。

営業先訪問前の一コマ。緊張感を和らげるためにクリームソーダを一気に飲み干そうとしたのだが……

急にお腹の調子が悪くなり、慌ててトイレに駆け込むハメに
(ともに2012年撮影)

お腹の具合とともに、いくつかの紆余曲折を経て掴み取った初受注の時。ショーケース・ティービーの主戦力として第一歩を歩み始めた瞬間だ(2012年撮影)

弾けて消えたビールの泡から3つ目の“Good”

日々の飲み会や歓送迎会、納会といったイベントにも本気なのが3つ目の “Good”。

前職にもそういったイベントはありましたが、飲み会がここまで楽しいと教えてくれたのはショーケース・ティービーでした。

  • イベント内で流すオープニング動画や余興のための動画がテレビ番組レベルのクオリティ!
  • 数十人は入る大会議室で実施したガチのカラオケ大会では、社員の子供が踊り狂う!!
  • 景品が豪華(旅行券とかありました)で、社内でシャンパンとか空けちゃうほど!!!
  • ゲーム等の催し物は、役員含め全員の目がマジ!(ただし、判定基準が緩いとすごいブーイングw)

社員旅行等での伝説をあげると、枚挙にいとまがないのでこのへんにしておきます。。。
ただもっとすごいのは、こういったイベントは強制参加ではないこと。

ワイワイすることが苦手な人は、参加せずに帰宅もOK。
“参加しろ” 的な圧力はゼロ、一切ありません。
もしくは参加はするけど、しっぽり飲んでもいいんです。
なんなら営業部隊の半数はお酒飲めないですからw

オンとオフを使い分けられる社風を見事に使いこなす。バカをやれる姿は、良くも悪くも後輩たちの見本となっていた
(2016年撮影)

“きんにくん” という呼称とは裏腹に、まったく異なる芸人のコスプレをする氏。これはさせられているのではない、自発的にしているのだ……と思う(2017年撮影)

見えなくなりがちな組織の中で、嶄然と光輝く4つ目の“Good”

会社組織の中にも大小様々な事業部・グループ・チームがあり、それぞれにミッションがあります。
それはどこの会社でも一緒でしょう。

しかし、自分のミッションが明確だからこそ、つい自分が所属する事業部のミッションが達成すれば良いと思ってしまいがちになります。
ただし、ショーケース・ティービーはそうではありません。
社員全員が「予算達成」とか「おもてなし」とかを自分ごとに捉え、自分の課せられたミッションのみならず、もっと広域的な視野を持って日々活動しているのです。

それが顕著なのはミーティングの場での各々の発言。
カスタマーサポートチームが「●●したら売れるんじゃない?」と営業のフォローをしてくれるかと思えば、営業チームは「こういう改善提案はどう?」とコンサルティングチームのことを考えたり。
このようにチーム間を超えた発言が頻繁に飛び交う、活気溢れるミーティングとなっています。
とどのつまり、在籍しているメンバーたちの意識が4つ目の “Good” ということです。

ショーケース・ティービーの中では当たり前のように取り組まれていることなのですが、これを意識することなく普通に取り組めている企業はそこまで多くないのではないでしょうか。

若手の意見に耳を傾ける氏の様子。ただ耳を見ているわけではないようだ(2016年撮影)

振り返ると露わになる個人的な “No Good”

カンタンながら4つの “Good” をご紹介させていただきましたが、振り返ってみると「もっとこうしておけば良かった」ということが多くあります。

その中でも最大の後悔といえば『時間の使い方』をもっと意識すべきでしたね。
今更ながら……

もっと勉強しておけば良かった!!

私はショーケース・ティービーを卒業し、独立開業に向けて準備しています。
初めての起業ということもあり不安だらけで、どれだけ準備をしても “準備万端” とはならないのが現状。
いくら準備に時間を割いたところで不安は解消されません。

恐らく最初から『時間の使い方』を意識していたところで、時間が余るなんてことはないのでしょう。
それでも振り返れば「なぜオレはあんなムダな時間を……」といったシーンをいくつも思い浮かべてしまいます。。。

恥ずかしながら、私は開発知識が乏しいです。
ショーケース・ティービーでは心強い味方が大勢いたわけですが、起業ともなれば安易に人に頼ることはできません。

現在「TECH::CAMP」に通って鋭意勉強中の身なのですが、そこを開業資金から捻出したくはなかったため、プライベートの自己資金を投じており、結構ヒーヒー言っています。
<参照:TECH::CAMP『人生を変えるテクノロジースクール』>

あの日、あの時に支給されたボーナスを、あんなお店で使わずに、お金に余裕があるうちに自己投資に使えばよかった……なんて。
ちなみに「TECH::CAMP」ではMacが必須であるにも関わらず、よく調べもせずに数十万のレッツノートを買ってしまったことも後悔……(笑)

今こそ万感の想いを込めて “Good Bye”

この5年間を総括すると、特に以下3つは非常に貴重な経験ができたと考えています。

  • ぺーぺーだったのに、マネージャーや商品責任者にチャレンジさせてくれた
  • IPOが経験できた
  • 会社として安定を求めず、まだまだ高い理想をみんなと一緒に追い続けられた

私自身、ショーケース・ティービーに入社したことで数多くのお客様と出会い、多くの経験を積ませてもらいました。
IPOだって東証一部への市場変更だってなかなか経験できることではないですし、20代の若さで10人を超える部下を預けてもらいました。

上記以外にもまだまだ良いところがあり、貴重な体験をたくさんさせてもらいました。
すべてを伝えきれないのは残念ですが、これからのショーケース・ティービーを支え、成長させていくメンバーたちは、もっと貴重な体験をしていくことになるのでしょう。

経験も才能も何にもなかった私を受け入れてくれ、多くのチャレンジの機会を与えてくれたこの会社に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

「後悔」しないために「航海」する

これだけ満足できる環境に身を置いておきながら、独立開業にいたった経緯はショーケース・ティービー代表、森社長のメッセージにあります。

 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ  

ズバリ、「自ら機会を創り出す」という経験をしてみたかったためです。

これまで流れに身を任せて、汗水流して与えられたミッションをこなしてきました。
幸い、ショーケース・ティービーは急成長をしている真っ最中の企業であり、その流れは常に激流だったため、自分で動かずとも新たなミッションが次々と与えられる環境でした。

しかし、振り返れば私自身の大学進学も、そしてこの会社への入社も、基本的には誰かの推薦や紹介などを基に動いてきていました。
企業モットーである「自ら機会を創り出す」に共感し、若手にその素晴らしさを説きながらも、自分で動くことを怠っていたのです。

このまま「自ら機会を創り出す」経験をせずに齢を重ねることもできるかもしれません。
しかし、ただ「与えたものをこなす」だけではなく、自分の判断で自分の責任で行動できる大人にならなければ、きっといつか後悔する……、そう思ったのです。

その後悔がいつやってくるのかは分かりません。ひょっとしたら後悔しないかもしれません。
しかし、いざその後悔がやってきた時に、齢を重ねすぎていたり、自分ひとりでは身動きできないようなポジションに収まっていたら、恐らく年齢やその時の環境を言い訳に動くこともしなくなってしまうことでしょう。

まだこの不安を己の力で解消できる、そして先に挙げた “No Good” もリカバリーできるタイミングを熟考した結果、このたび起業を判断するに至ったのです。

今後は代表のメッセージ「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という格言をモットーとし、新たなチャレンジに怯まず邁進していこうと思っています。

本当にお世話になりました。

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