IoTを“手軽”に着想・実装を実現するツール6選

IoTを“手軽”に着想・実装を実現するツール6選

先日、社外セミナーで知り合った某大手IT企業の事業部長さんが嘆いていました。
「IoT事業を成功させなければいけないのにアイデアが浮かばず、一体何をどうすればいいか分からないんです……」

どうやら彼は、マネタイズできるビジネスモデルを企画書に落とし込んでいる模様。
多くのベンチャー企業やスタートアップ企業がそうであるように、考えることと同時進行で、まずは軽く作ってみるという方針に舵を切らなければ、恐らくIoTというレッドオーシャンの荒波は乗り切れないでしょう。

しかし、そもそも彼はエンジニアではありません。
お試しとはいえ、何かを新たにモノを作り出すことは非常に困難であるというボヤきを聞き、確かそれを実現可能とするアイテムがあったな~と思い出し、少し調べてみました。

どうせならオシャレなガジェット『MESH』

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<参考サイト>
MESH:遊び心を形にできる、アプリとつなげるブロック形状の電子タグ

巷で噂の『MESH』をショーケース・ティービーでも購入してみました。
同種のツールの中で最もスタイリッシュなガジェットのようで、さっそくエンジニアのモチベーションアップに繋がっているようです。

本商品はソニー製品として販売しており、ガジェットの価格としては、非常に高額。。。
エンジニアであれば、ブレッドボードとセンサーを合わせて購入した方が良いかもしれませんね。
それでも非エンジニアの人にとってはめちゃくちゃ使いやすいハズ。オススメです。

目的が明確なら迷わず『littleBits』

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<参考サイト>
littleBits:磁石で電子回路をつないで電子工作を行うことを通して、電子回路を楽しく学べるオープンソースのライブラリー

『littleBits』はオプションパーツも豊富で、『MESH』よりも少しだけ安価。
ただし、販売しているキットがたくさんあり、正直どれを買えばいいのか分からなくなるかもしれません。

僕は「迷ったときは全部入り」をモットーとしているのですが、そもそもにしてAmazonで検索しても、どれが全部入りなのかすら分かりません(笑)。
それだけ多くのパーツを揃えているということだけに、まず何を作りたいかということが明確であった上で、自分の目的にマッチしたキットを選んでいかないといけないってことですね。

大きくなった科学少年は感涙ガジェット『復刻新装版 学研電子ブロック』

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<参考サイト>
電子回路の実習・教材には電子ブロック

電子工作の勉強をしたい時は迷わず国産の『電子ブロック』でしょう。

ダイオード、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、この基本4種を駆使してボード上のシンプル構成でサンプル基盤をパズルのようにセットするだけで、AMラジオが組み立てられたり、LEDリレーランプなどが作れたり、電子工作の色々な勉強ができちゃいます。

電子玩具とはいえ、少し高額だと感じる人は「大人の科学マガジン・電子ブロック」という入門向けのキットもあるので、週末、近所の本屋でお試しに買ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、僕は「大人の科学マガジン」を2冊購入し、少し上位機能を使えるようにしました。
ただ、そこまでやるなら、ブレッドボードでやれば良かったのではと、周りの人からよく言われます。。。

レゴブロックと組み合わせて使える新発想モジュール『Microduino』

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<参考サイト>
Microduino

「LEGO + Arduino」という、なんとも斬新なコンセプトの『Microduino』。
元々、Kickstarterで成功させたプロジェクトということもあり、まだAmazonに商品がなく、手軽に購入できないことが玉にキズ(※2016年10月中旬現在)

WEBページのトップページ上部にある動画を見てると非常に楽しい積み木のようなイメージですね。
モジュール同士を磁石でくっつけることで電気的にも接続ができ、かつ、LEGOの規格に合せた突起があるので、外格を成形しやすいという機構になっています。
コントローラモジュールは「赤」、通信モジュールは「青」、機能モジュールを「黄」、拡張モジュールを「緑」と色分けしており、知育玩具としての側面も兼ね備えているようですね。

それにしてもIoTというキーワードが流行りだしてから、やたらとLEGOと組み合わせたがる商品が増えたことも気になっているんですが……。僕に同感の方はいらっしゃいますか?
それだけデザインが優れたオモチャってことなのかな……。

科学とアートの見事な融合を体感『Bare Conductive』のツール

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<参考サイト>
The Pi Cap is here! – Bare Conductive

なんともオシャレな電子工作の配線キット、それが『Bare Conductive』のツールです。
配線と言ってもここまでデザインに優れているからこそ、商品としての価値があるということがよく分かります。
子供の落書きを電子機器に繋げることも可能かもしれませんね。

なお、WEBページ内にある作成課程の画像および動画を見てみると、その手軽さがよく分かります。
https://www.bareconductive.com/make/starter-project-1-graphic-sensors/

個人的には導電ペイントペン「Electric Paint Pen」というインクペンに興味が湧きました。これは通電する特殊インクを使ったペンで、基盤作成と共にかわいいイラストを描いて配線しちゃいましょうというコンセプトなんですね。もう、素敵。

忘れちゃいけないシングルボードコンピュータ『Raspberry Pi』

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<参考サイト>
Raspberry Pi – Teach, Learn, and Make with Raspberry Pi

もちろん簡単だとは言えませんが、導入から痒い所に手が届く『Raspberry Pi』はIoTには欠かせないでしょう。
ラズパイを触ってサーバスキルも高めましょう。

最新版の『Raspberry Pi 3』では、BluetoothとWi-Fiが標準で基盤に搭載されているという非常にありがたい仕様になりました。それでいて、下位バージョンと比較してもサイズはそのまま。向かう所敵なしのこの製品。

残念なことに廉価版である『Raspberry Pi Zero』の日本国内販売が未定の為、海外から少し高値で購入するしかありません。でも、個人的には『Raspberry Pi 3』で高品位IoTを行うことをオススメします。

ラズパイを使うの一番のメリットは、WEBや雑誌などの情報コンテンツにおいて、一番情報量が多いということでしょうか。英語ができる方は、ぜひ、本家WEBサイトをご覧ください。かなりの頻度で最新情報が更新されていくので、見ているだけでも楽しいですよ。

IoTの真骨頂

冒頭のIoT事業を任された、某大手IT企業の事業部長さんもおっしゃられていたとおり、最近の製品開発はアイデア勝負であることには間違いありません。
そして、社内外で「面白いアイデアが浮かんだ」と言う人の話を聞いた時に、大概どこかで聞いたようなネタだったり、似たような製品が既に存在していたりすることが多いのでしょう。
それでその事業部長さんは、他にはない“新しい”アイデアに飢えているのだと思われます。

どうすれば他にはない、そしてビジネスになるアイデアが浮かぶかというと……
それはもう、ネタを絞り出す訓練をするしかないでしょうね。

それよりも思いつきレベルのアイデアであっても、今回紹介したような“手間のかからない”ガジェットなどで、サクっと作ってしまい、マネタイズは後で考えるというぐらいで十分なのかもしれませんね。
仮にサクっと作ったようなモノであっても、その後のブラッシュアップで非常に素晴らしい商品に成長することは、大いに有り得るのではないでしょうか。

「考えるよりも手を動かせ」ということなんですね~。

この言葉を聞くと、ノーベル賞を受賞された山中伸弥京都大学教授がとあるセミナーでおっしゃられていたことを思いまします。
山中教授曰く、「失敗こそチャンス」だそうです。

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