LINE BOT API はLINEの大いなる野望への第一手である

LINE BOT API はLINEの大いなる野望への第一手である

1万名にLINE BOTの試用版を開放したLINEの真意は?

昨日も関連記事「LINE BOT APIで「こわい猫」返信ボットを作ってみた」を掲載しているが、LINEがLINEのチャット画面を使って、様々なレスポンスを返すためのAPIを無償開放した。今回は、トライアル版として、先着1万名にアカウントを配布するとしている。

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http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2016/1320
上記の画像はLINEのニュースリリースより出典

今回のLINE BOT API利用料が最終的に無償なのか、有償とすればいくらで提供されるのかは定かではない。また、今回のトライアル版はあくまでもテスト用に限られる。というのも友だち登録可能なユーザ数が50名と設定されており、予告なく終了することもあるというからだ。

高価なBusiness Connectの代替手段としていろんな使い方が可能

これまでLINEは同様の機能をLINE Business Connectとして提供はしてきたが、月額90万円と非常に高いため、多くの企業では安価なLINE@ 利用で止まっていたと思う。

そういった意味で、今回のBOTは非常に意味があり、これまで膨大なユーザ数をかかえながらも、ユーザの属性や個人情報をほとんど持たなかったLINEがビジネス活用を提案するための有力なツールとなりうると思う。

一方で、LINE BOT API Trialと、前述したLINE Business Connectとの機能差も発表されている。これによれば、リンク付きのメッセージや動画などのコンテンツなどが制限されている。

つまりは、企業にLINEユーザとのコミュニケーションの敷居は下げるが、Web(つまりはLINEアプリの外側)には出さない、という戦略なのだろうか。(※もちろん、試用版の後で機能を付加したバージョンが出る可能性もあるだろう)
これについてはhttps://developers.line.me/bot-api/overview を参考にされたし。

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広がるBOTの可能性

いろんな機能制限があるとはいえ、BOTには非常に大きな可能性が広がると思う。ちまたでは、おもしろBOTがわんさか取り沙汰されているが、業務で使える実用的なツール開発も可能だ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/08/news133.html
(↑BOTを使ったおもしろアプローチの例)

たとえば、うちの会社でもサーバのスケールアウトやDB内にデータ個数を問い合わせる場合に、ターミナルに入るのはセキュリティ上も手間的にもハードル高いので、Slackなどのツールを利用することがある。
※詳細はbitwaveの過去記事「hubotと戯れてみる」からどうぞ。

まずはLINE BOTを用いたモックアップをどんどん作っていきたい。企業のマーケティングにとって手軽なLINE活用のCRMができるかもしれないと思うとワクワクするな。

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