Raspberry Piのいろいろなバージョンのスペックを確認

Raspberry Piのいろいろなバージョンのスペックを確認

先日公開したらラズパイを使った「トイレ空室状況チェック・システム」ですが、この時に使用した端末は「Raspberry Pi B+」

最近ニュースにもなっていた「Raspberry Pi 3」や「Raspberry Pi ZERO」など、どんどん新しいバージョンも出てきているんだけど、購入する時に用途にあったモノを検討するのが少し面倒くさいと感じたので、実際に購入して調査してみました。

今回用意したラズパイ達

会社内にあったラズパイの他に、いくつか購入してバリエーションを増やしてみました。

image02

Raspberry Pi A+
Raspberry Pi B rev2
Raspberry Pi B+
Raspberry Pi 2 B

※下の2つは納品が間に合っておらず、まだ手元にない状態
Raspberry Pi Zero
Raspberry Pi 3

とりあえず、こんだけ揃えれば何かしらの結果が得られるでしょう。

ベンチマーク

ベンチツールは定番のUnixBenchです。

下記コマンドで実装完了

makeが終われば実行!

GUI

System Benchmarks Index ValuesRaspberry Pi A+Raspberry Pi B rev2Raspberry Pi B+Raspberry Pi 2 B+
Dhrystone 2 using register variables (lps)1894220.11869858.71904762.510663957.1
Double-Precision Whetstone (MWIPS)270.1274.6273.41544.4
Excel Throughput (lps)185.2188.5189.31131
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks (KBps)33614.535205.334123.3107304
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks (KBps)10700.511437.610999.229908
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks (KBps)82630.988368.588027.9287056.2
Pipe Throughput (lps)162596.9154878.6165287.5709527.6
Pipe-based Context Switching (lps)17818.118387.717948.9118239.6
Process Creation (lps)459.8477.8469.22425.3
Shell Scripts (1 concurrent) (lpm)383.7410.3391.32375.6
Shell Scripts (8 concurrent) (lpm)48.852.249.8315.4
System Call Overhead (lps)379031.9359093.4360776.61475438.5
System Benchmarks Index Score82.985.184.2397.1

Raspberry Pi 2が4コアなので、非常にいいスペックを叩きだしてます。

image04

Raspberry Pi 2以外の結果は、ほぼニアリーな感じなので、USBポート数ぐらいしか選択ポイントが無さそうです。

用途の検討

上記の結果から、下記のように結論を付けました。

Raspberry Pi A+

サイズが小さい事と、NIC無し、USBポート1個というバッテリー効率の良さを利用して、IoT機器でログを送り続けるような用途であれば、この機器を利用するのが経済的です。

Raspberry Pi Zeroが普通に購入できるようになるのであれば、この端末はお役御免でしょう。

Raspberry Pi B+

スペックもそんなに悪くなく、GUIでもまあまあ使える為、子供やエンジニア初心者用の勉強端末として使うのがいいでしょう。

適度な4インチ〜7インチぐらいの出力モニタを買ってお手製タブレット機をDIYで作るというような事も可能だと思います。

RaspberryPi 2 B+

ラズパイ3に座を奪われるのは時間の問題ですが、現時点でのハイスペックモデルなので、集計処理などを伴う仕組みを入れる場合はこの端末。

ただし、所詮はARMの極小CPUなので、本気で演算処理を行いたいのであれば、この端末を複数連ねて分散処理をするぐらいの覚悟が必要です。
結果、i5ぐらいのMicroMBを購入するほうが効率的かもしれませんね。

僕の個別意見とは別に用途をまとめているページもあったので、参考にしてください。
Raspberry Piの各モデルの違いと買い方 Pi1 Model A/A+/B/B+、Pi2 Model A/B

これからの展開

Raspberry Piは、極小マイコンボードというよりは、IoT機器として利用するイメージの方が世の中的に強いかもしれませんが、僕はやはり、Raspberry Piで検証 → Arduino機器でさらに省電力化を行い、無駄をなくしたシステム構築するのが、いい流れなのではないかと思います。

エンジニアにとって、勉強、研究、習得、スキルアップする場は重要なので、そのためのラズパイ。
その後、IoTとして世の中に出すには、原価も高い上に、おそらくは少々ハイスペックだと思われます。

もちろん、自作ノートPCなどのような用途であればラズパイはうってつけなのですが、ラズパイ、ブレッドボード、からの、Arduinoという流れは鉄板ではないでしょうか。

エンジニアイズムが湧き出る商品であることは間違いないので、HARDが苦手なプログラマの方も、イノベーションを加速するためにいじり倒してみてはいかがでしょうか?