ガラケーからスマホへ画像/電話帳/メールのデータ移行方法【iPhone/Android】

  • 2023年8月24日
  • by.nuko

ガラケーからスマホへデータ移行

今回は、ガラケーからスマホへ画像や電話帳、メールのデータ移行方法について解説します。

ガラケーからスマホに機種変更する時に、1番面倒でわかりにくいのが電話帳や写真、メールといったデータ移行ですよね。

せっかく機種変更をしても、こうした大切なデータが移行できないと使いにくくなってしまいます。

これから初めてスマホに挑戦するという方は、この記事を参考にサクっと必要なデータをスマホに移行してくださいね!

iPhone 15はauオンラインショップで!

  • iPhone下取りで最大70,400円相当還元
  • 24時間予約可能
  • 自宅で受け取れる
本記事には広告が表示されます

ガラケーからのデータ移行方法と事前知識

ガラケーからのデータ移行方法と事前知識

スマホは大きく分けるとiPhoneとAndroidの2種類があります。

iPhoneとAndroidによってデータ移行できるデータの内容や移行方法も異なります。

データの種類によっても使える手順が異なるので、ガラケーからスマホにデータ移行したい内容にあわせてチェックしてくださいね!

なお、今回は「電話帳」「写真」「メール」の3種類に絞ってデータ移行方法を解説しています。

基本的にガラケーからスマホへデータ移行できるのはこの3種類のデータのみと思っておきましょう。

SDカードを利用したデータ移行に関する注意点

SDカードを利用したデータ移行に関する注意点

ガラケーからスマホへデータ移行をする際、SDカードを利用した手順が利用しやすいものになっています。

Androidスマホはほぼ全モデル「micro SDカード」に対応していますが、micro SDカードは容量によってデータのSDカードの規格が異なります。

SDカードの保存容量と保存規格
  • 2GBまで:SDカード
  • 4GB〜32GB:SDHCカード
  • 64GB〜2TB:SDXCカード

今販売されているAndroidスマホは、大抵SDXCカードまで対応しています。

ただ、ガラケー(3Gケータイ)のほとんどはSDカード規格までの対応です。

「スマホでも使うから容量が多いSDカードを使おう」と思って大容量のmicro SDカードを購入すると、ガラケーで使えないので注意しましょう。


4Gケータイ(ガラホ)はAndroidと同じ

AQUOSケータイ3

画像引用元:AQUOS ケータイ3の充実機能|AQUOS:シャープ

ここ3〜4年でガラケーを機種変更したという方は、利用している端末が本当にガラケーなのかどうかをよく確認してください。

ここ最近は、見た目がガラケーで中身がAndroidスマホになっている「ガラホ」と呼ばれる2つ折りケータイが多くなっています。

ガラホは中身がAndroidなので、データ移行方法も「ガラケーからスマホ」ではなく「スマホからスマホ」と同じような手順になります。

今回解説しているのは「ガラケー(3Gケータイ)からスマホ」なので、ガラホを利用している方はデータ移行手順が異なってくるので注意してくださいね。

次の章から、いよいよガラケーからスマホのデータ移行方法を解説します。

ガラケーからスマホへの画像移行方法

ガラケーからスマホに画像をデータ移行する方法は、micro SDカード経由が王道です。

まずはガラケーからmicro SDカードに画像データを移行し、移行先のスマホに合わせた方法で画像を移し換えればOKです。

画像データ移行方法
  • micro SDをスマホに挿してデータ移行(Androidのみ)
  • パソコン経由でスマホに画像データを移行(iPhone / Android)
  • パソコン経由でGoogleフォトに画像データを移行(iPhone / Android)

なお、パソコン経由でスマホに画像をデータ移行する場合、パソコンにカードリーダーが必要になります。

カードリーダーが内蔵されていないモデルを利用している方は、別途外付けのカードリーダーを用意しておきましょう。

micro SDカードに画像を移行する

ガラケーからの画像データ移行は、どの手順も共通でmicro SDカードへ画像データを移動するところから始めます。

細かな操作手順は利用する端末によって異なりますが、多くのモデルは次の手順でmicro SDカードに画像が移動できます。

この章の画像引用元:auケータイでのバックアップ方法 -auケータイからSDカードに保存するまで | よくあるご質問 | サポート | au

  1. 待ち受け画面で「OKキー」や「MENUキー」を押す
    データ移行
  2. 「データ」を選ぶ
    データ移行
  3. 「データフォルダ」を選ぶ>
    「データフォルダ」を選ぶ
  4. 「全てのデータ」を選ぶ
    「全てのデータ」を選ぶ
  5. 「メニュー」を押して「microSDへコピー」を選ぶ
    「メニュー」を押して「microSDへコピー」を選ぶ
  6. 「フォルダ内全件コピー」を選ぶ
    「フォルダ内全件コピー」を選ぶ

これでデータフォルダ内に保存された画像や動画がまとめてmicro SDに移動できました。

micro SDをスマホに挿してデータ移行する(Androidのみ)

au aquos sense3 sharp

画像引用元:AQUOS sense3(アクオス センススリー)SHV45 | スマートフォン(Android スマホ) | au

利用するスマホがAndroidの場合、画像データの保存されたmicro SDを挿入するだけでスマホで画像が見られるようになります。

ただし、あくまでこの方法ではmicro SDカードに保存された画像を参照して表示しているだけです。

つまりmicro SDカードが挿入されている時しか画像が見られないということですね。

ガラケーで利用していたmicro SDカードは容量が小さいので、画像をスマホ本体に移し替えるかGoogleフォトに預けてしまう方がいいでしょう。

本体ストレージへの移動方法

micro SDカードからスマホ本体に画像を移動するのは、ファイル管理関連のアプリが必要です。

最近のスマホはプリインストールされているアプリの中にあることが多いですね。

例としてAQUOS R2に搭載されている「コンテンツマネージャー」アプリで、micro SDからスマホ本体に画像を移行する手順をチェックしましょう。
1 アプリ一覧から「コンテンツマネージジャー」を開く

アプリ一覧から「コンテンツマネージジャー」を開く

ここからの画像引用元:[AQUOS R2]画像データなどを本体とSDカード間で移動できますか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク

2 SDカードをタップして画像フォルダを探す

SDカードをタップして画像フォルダを探す

3 移動したいデータを長押しして選択

移動したいデータを長押しして選択

全件選択したい場合は、選択状態になった後に画面右上のメニューから「すべて選択」を選びましょう。

4 画面右上のメニューを開き「コピー」をタップ

画面右上のメニューを開き「コピー」をタップ

5 本体を選択してコピーを実行

本体を選択してコピーを実行

パソコン経由でiPhoneに画像データを移行する

写真 App で共有アルバムを使う - Apple サポート

画像引用元:写真 App で共有アルバムを使う – Apple サポート

ガラケーからiPhoneへ画像を移行するには、「iTunes」がインストールされているパソコンやmacOS Catalina以降のMacが必要です。

Macを利用している場合、macOS Catalina以降はiTunesが無くなり、FinderからiPhoneとの同期設定ができるようになっています。

一方、Windowsを利用している方はiTunesを別途インストールする必要があります。

>iTunesのインストールはこちら

また、ガラケーでSDカードに保存した画像は、事前にパソコン内に保存し、保存したフォルダの場所は覚えておきましょう。

iPhoneとパソコンを接続

iPhoneとパソコンを接続

iPhone付属のLightningケーブルでiPhoneとパソコンを接続しましょう。

この時使うのは付属品でなくてもOKですが、市販品の中には充電しか対応していないものがあります。

市販品のケーブルを利用する場合は、必ず「データ転送対応」のLightningケーブルを利用しましょう。

また、iPhone 11以降のiPhoneに付属しているLightningケーブルは、パソコン側が「USB Type-C」端子になっています。

多くのパソコンはこのUSB Type-Cに対応した端子がないので、変換アダプタや別のLightningケーブルが必要になるかもしれません。

iPhoneとパソコンを同期する

iPhoneとパソコンを接続したら、iTunesやMacのFinderからiPhoneの同期画面を開きましょう。

今回はmac OS CatalinaのFinder画面を例に進めます。

1同期画面のタブから「写真」を選ぶ

データ移行

2「デバイスと写真の共有元」にチェックを入れる

データ移行

ここにチェックを入れると、パソコン内の指定フォルダ内にある写真がiPhoneと同期されます。

3共有元のフォルダとしてガラケーの写真を保存したフォルダを選ぶ

データ移行

ここでMacの写真アプリを参照するか他フォルダを参照するか選べます。

micro SDからパソコンに写真をコピーしたフォルダを選べばOKですね。

4同期を開始

移行する写真を選んだら、画面右下にある「適用」をクリックして同期を開始します。

同期が完了したら、iPhoneの写真アプリを開いて必要な画像があるかチェックしましょう。


ガラケーからAndroidへ画像を移行する方法

Xperia8

画像引用元:Xperia 8(エクスペリア エイト)| ソニーモバイル公式サイト

ガラケーからAndroidへの画像データ移行も、パソコン経由でできます。

ただ、パソコンからAndroidへ画像データをコピーするためには開発者オプションを表示し、USBデバッグをONにする必要があります。

USBデバッグをONにする手順

  1. 本体設定を開き「端末情報」をタップ
  2. 「ビルド番号」を7回連続でタップ
  3. 「これであなたは開発者になりました」と表示されたら「←」をタップ
  4. 「端末情報」の下に表示された「開発者向けオプション」をタップ
  5. 「USBデバッグ」をONにする

これでUSBデバッグがONになりました。

パソコンとAndroidスマホを接続

パソコンとAndroidスマホを接続

続いてスマホの充電に使っているUSBケーブルを利用して、パソコンとAndroidを接続しましょう。

初めてパソコンと接続すると、Androidの画面に「USBデバッグを許可しますか?」と表示されます。

ここでは必ず「OK」を選びましょう。

また、今後もパソコンと接続する可能性があるなら、「常に許可」をチェックしておきましょう。

スマホに画像データを移動する

パソコンにAndroidスマホを接続したら、パソコンを操作して画像データを移動します。

ここではWindowsの画面で解説していきます。

1パソコンからスマホにアクセス

パソコンからスマホにアクセス

Windowsの場合、「Ctrl + E」でエクスプローラーを表示して「PC」を開くと、接続したAndroidスマホが表示されるのでダブルクリックで開きましょう。

なお、スマホにmicro SDを挿入していると「Phone」フォルダと「Card」フォルダが表示されます。

今回はスマホ本体にデータ移行するので「Phone」フォルダを開きましょう。

2画像データを移動する

画像データを移動する

Androidスマホのデータにアクセスすると、大量のフォルダが表示されます。

多くのモデルで写真や画像は「DCIM」フォルダに保存されています。

SDカードから画像またはフォルダごとコピーして、DCIMフォルダ内に貼り付けましょう。

これでAndroidスマホへの画像データ移行は完了です。

スマホのギャラリーやアルバムを開いて、ガラケーの画像が反映されているかチェックしましょう。

Googleフォトで画像データを移行する

Googleフォト

画像引用元:Google フォト – 思い出を何枚でも保存、見たいときにはすぐに見つかる

Googleフォトは、Google Driveの派生機能として生まれた写真・動画専用のクラウドストレージサービスです。

iPhone・Android・パソコンで使え、かつ容量無制限に預けられます。

ガラケーの画像データをパソコン経由でGoogleフォトに預ければ、今後の機種変更も楽になるのでおすすめですよ!

なお、Googleフォトを利用するためにはGoogleアカウントが必要です。

まだ持っていない方は、次の記事を参考にアカウント作成をしておいてくださいね。

1Googleフォトにアクセスしてログイン
データ移行

こちらからGoogleフォトのWebサイトを開き、「Googleフォトにアクセス」に進みます。

2Googleアカウントでログイン
データ移行

3「アップロード」→「パソコン」をクリック
データ移行

画面右上の「アップロード」をクリックすると、アップロード元の選択肢が表示されます。

ここでは「パソコン」を選びましょう。

4アップロードする画像を選ぶ
最後にSDカードに保存されているガラケーの画像を選びます。

ここでは複数枚まとめて選べるので、スマホに移行したい画像は全て選んでしまいましょう。

5「高画質」を選んで「続行」
データ移行

画像のサイズによっては、「元のサイズ」「高画質」の選択肢が表示されます。

高画質は若干データの圧縮があるモードですが、ガラケーのデータは元々画質が高くないので高画質を選んで問題ありません。

6スマホにGoogleフォトをインストール
Googleフォトのアイコン

画像引用元:「Google フォト」をApp Storeで

アップロードが終わったら、スマホにGoogleフォトのアプリをインストールし、同じGoogleアカウントでログインしましょう。

アップルストア グーグルプレイ

ログインが完了するとアップロードした画像が一覧表示されます。

必要な画像が問題なくアップロードできているかチェックしてくださいね!

なお、Googleフォトは自動バックアップ設定があります。

自動バックアップにしておけば、今後の機種変更の時に楽になっておすすめですよ。

ガラケーからスマホへの電話帳移行方法

電話帳のデータ移行は、キャリアが提供するデータ移行サービスやmicro SDカードに書き出して移行する方法、赤外線やBluetoothを利用した方法など様々です。

ただ、ガラケーの機種によって使えない方法も多いので、ここでは汎用性が高いmicro SDカードに書き出す方法について解説します。

ガラケーからmicro SDカードに電話帳を書き出す

まずはmicro SDカードにガラケーの電話帳を書き出しましょう。

なお、細かな操作はガラケーの端末によって異なりますが、概ね次の流れです。

この章の画像引用元:auケータイでのバックアップ方法 -auケータイからSDカードに保存するまで | よくあるご質問 | サポート | au

1待ち受け画面で「OKキー」を押す
1 待ち受け画面で「OKキー」を押す

2「データ」を選ぶ
2 「データ」を選ぶ

3「micro SD」を選ぶ
3 「micro SD」を選ぶ

4「バックアップ」を選ぶ
4 「バックアップ」を選ぶ

5「電話帳」を選ぶ
5 「電話帳」を選ぶ

ここで端末によってカレンダーやタスクリスト、メモといった項目が表示されますが、基本的に電話帳以外のデータはスマホに移行できません。

6「バックアップ保存」を選ぶ
6 「バックアップ保存」を選ぶ

7端末の暗証番号を入力
7 端末の暗証番号を入力

端末の暗証番号を決めたことがない方は、初期値を入力してみましょう。

端末暗証番号初期値
  • ドコモ:0000
  • au:1234
  • ソフトバンク:9999

8バックアップ保存の最終確認画面で「YES」を選ぶ
8 バックアップ保存の最終確認画面で「YES」を選ぶ

これで電話帳のバックアップは完了です。

Androidの電話帳にインポートする

AQUOS sense3 plus

画像引用元:AQUOS sense3 plus | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

Androidスマホはほとんどのモデルがmicro SDカードを挿入できるので、電話帳アプリのインポート機能を利用して電話帳を読み込みます。

ここからの画像引用元:SDカードから電話帳データを読み込む

1電話帳アプリを開く
1 電話帳アプリを開く

2電話帳のメニューをタップ
2 電話帳のメニューをタップ

3「設定」をタップ
3 「設定」をタップ

4「インポート」をタップ
4 「インポート」をタップ

5「.vcfファイル」をタップ
5 「.vcfファイル」をタップ

6メニューを開き「SDカード」をタップ
6 メニューを開き「SDカード」をタップ

7バックアップしたvcfファイルを選ぶ
7 バックアップしたvcfファイルを選ぶ

バックアップしたvcfファイルがmicro SDカードのどこに保存されるかは、ガラケーの端末によって異なります。

ただ、多くのモデルは次のような保存場所・ファイル名になります。

電話帳保存場所の例
  • フォルダ:「メーカー名」→「bin」→「contacts」
  • ファイル名:「contacts.vcf」または「000001.vcf」

読み込みが終われば電話帳が反映しているのでチェックしましょう。


iPhoneの電話帳にインポートする

アイフォンイレブンプロマックス

iPhoneはmicro SDカードのスロットがないので、パソコン経由でvcfファイルを移行することになります。

この移行方法は様々ですが、手っ取り早いのはメールに添付する方法ですね。

1 micro SDカード内のvcfファイルの場所を開く

まずはmicro SDカードに保存されている電話帳(vcfファイル)の場所をチェックしておきましょう。

保存場所はガラケーの端末によって異なりますが、多くのモデルは次のように保存されています。

電話帳保存場所の例
  • フォルダ:「メーカー名」→「bin」→「contacts」
  • ファイル名:「contacts.vcf」または「000001.vcf」

2 メールにvcfファイルを添付してiPhoneに送信

パソコンのメールアプリやGmail等のフリーメールにvcfファイルを添付して、iPhoneのメールアドレス宛に送信します。

3 iPhoneでメールの添付ファイルを開く

iPhone標準のメールアプリで、メールに添付されたvcfファイルを開きましょう。

4 「○件すべての連絡先を追加」をタップ

4 「○件すべての連絡先を追加」をタップ

vcfファイルを開くと連絡先の名前が一覧表示されます。

一通り問題ないかチェックしたらすべての連絡先を追加しましょう。

すべて追加をタップしたら、すぐ連絡先に反映します。

これでiPhoneへの電話帳のデータ移行は完了です。

ガラケーからスマホへのメール移行方法

最後にガラケーからスマホにメールデータを移行する方法を見ていきましょう。

ガラケーで利用されているメールのデータはVMG形式になり、スマホには対応していません。

ただ、VMG形式をEML形式に変換することでGmailに読み込めるようになります。

GmailはAndroidでもiPhoneでも利用できるので、ガラケーで受け取ったメールをスマホで見たいという用途なら十分でしょう。

とはいえ、パソコンのフリーソフトを使って変換やGmailへのアップロード等々、少し面倒な手順になります。

スマホに機種変更してもガラケーのメール閲覧はできるので、どうしてもスマホで過去のメールをチェックしたい方向けのデータ移行になりますね。

ガラケーのメールデータをmicro SDに保存

まずはガラケーのメールをmicro SDに書き出します。

ここからの画像引用元:auケータイでのバックアップ方法 -auケータイからSDカードに保存するまで | よくあるご質問 | サポート | au

1待ち受け画面で「メールキー」を押す
データ移行

2「受信ボックス」内の保存したいメールフォルダを選ぶ
「受信ボックス」内の保存したいメールフォルダを選ぶ

3「メニュー」を開き「micro SDへ保存」→「全件保存」を選ぶ
「メニュー」を開き「micro SDへ保存」→「全件保存」を選ぶ

4保存するフォルダを選ぶ
4 保存するフォルダを選ぶ

5確認画面で「はい」を選ぶ
5 確認画面で「はい」を選ぶ

これでメールデータをmicro SDに保存できました。

保存したメールデータをEML形式に変換

保存したメールデータをEML形式に変換

micro SDにメールデータが保存できたら、パソコンを利用してVMG形式からEML形式へ変換を行います。

利用しているOSによって使えるソフトが異なりますが、次のようなフリーソフトが配布されています。

EML変換フリーソフト

どちらもVMGファイルの場所とEMLファイルの書き出し場所を指定するだけの簡単操作です。

EML形式のメールデータをGmailにインポート

Gmail

画像引用元:Gmail – Google の無料ストレージとメール

メールデータをEML形式に変換できたら、最後にGmailに読み込ませます。

Gmailに読み込みさせるのもフリーソフトを使うことになります。

Gmail読み込みで使えるフリーソフト
  • Thunderbird
  • google-email-uploader
  • google-email-uploader-mac

今回はThunderbirdを利用した方法を解説します。

Thunderbirdをインストール

Thunderbirdロゴ

画像引用元:Thunderbird — メールを簡単に。 — Thunderbird

こちらからThunderbirdをインストールします。

ThunderbirdでGmailにログイン

「≡」→「新規作成」→「既存のメールアカウント」

Thunderbirdを起動したら、画面右上の方にある「≡」→「新規作成」→「既存のメールアカウント」と進めます。

Thunderbirdアカウント設定

アカウント設定画面は次の値を入力して「続ける」をクリックしましょう。

アカウント設定
  • あなたのお名前:メール送信相手に表示させたい名前
  • メールアドレス:Gmailのメールアドレス(example@gmacom)
  • パスワード:Googleアカウントのパスワード

メールアドレス・パスワードに問題なければ次のような画面になります。

IMAPを選択

ここでは「IMAP」を選んで「完了」をクリックしましょう。

IMAPはサーバーとメールソフトの内容を同じにする形式なので、この後ThunderbirdにインポートしたメールデータがGmailのサーバに反映するようになります。

その後、自動的にGoogleアカウントの認証画面が表示されます。

Googleアカウント認証画面

改めてGmailアドレス・パスワードを入力し、認証内容を確認して「許可」をクリックしてください。

認証内容を確認して「許可」

これでThunderbirdでGmailにログインできました。

アドオン「ImportExportToolsNG」をインストール

続けてEML形式のインポートができるようにするためのアドオンをインストールします。

「≡」→「アドオン」→「アドオン」

画面右上の「≡」→「アドオン」→「アドオン」と進みアドオンマネージャーを開きます。

アドオンマネージャーの初期画面にある「おすすめのアドオン」から「ImportExportTools NG」を選択しましょう。

ImportExportToolsNGを選択

なお、おすすめアドオンに表示されていない場合は「すべてのアドオンを見る」から検索して見つけてください。

Thunderbirdへ追加をクリック

ImportExportTools NGの詳細画面で「Thunderbirdへ追加」→「追加」→「今すぐ再起動」でインストール完了です。

受信フォルダにEMLファイルをインポート

ImportExportToolsNGのインストールが完了したら、最後にEMLファイルをインポートします。

後で見やすくするために、ガラケーのメールをインポートする専用フォルダを作っておくのがおすすめです。

フォルダの作成手順

1 受信ボックスを右クリックして「新規フォルダー」クリック

受信ボックスを右クリックして「新規フォルダー」クリック

2 フォルダ名を入力して「フォルダーを作成」をクリック

フォルダ名を入力して「フォルダーを作成」をクリック

作成したフォルダを右クリックして「ImportExportToolsNG」→「emlファイルをインポート」から先ほどEML形式に変換したメールデータを読み込めば完了です。

emlファイルをインポート

メールの件数によってはGmailとの同期に時間がかかることもあるのでしばらく待ちましょう。

スマホでGmailにログイン

Gmailのアイコン

画像引用元:‎「Gmail – Eメール by Google」をApp Storeで

ガラケーのメールデータをGmailにインポートしたら、最後にスマホでチェックしましょう。

AndroidははじめからGmailアプリがあるので、インポートに使ったGoogleアカウントでログインするだけでチェックできます。

iPhoneはApp StoreからGmailアプリをインストールして、同じくログインすればOKですね。

アップルストア

これでガラケーのメールデータをスマホでチェックできるようになりました。

ガラケーからのデータ移行方法まとめ

今回は、ガラケーからスマホに主要なデータを移行する方法について解説しました。

スマホ同士のデータ移行は非常に簡単になっていますが、ガラケーからのデータ移行はなかなか手間がかかることがわかりましたね。

画像データのデータ移行は、micro SDカードに移動した後の方法が様々でした。

画像のデータ移行まとめ
  • micro SDをスマホに挿してデータ移行
  • パソコン経由でスマホに画像データを移行
  • Googleフォトを利用して画像データを移行

特にGoogleフォトを利用した方法なら、今後の機種変更での画像データの移行が楽になるのでおすすめです。

電話帳のデータ移行は様々な方法がありますが、端末によって使える方法が全く異なります。

そのため、ここでもmicro SDカードを利用したデータ移行が1番楽ですね。

電話帳のデータ移行まとめ
  • ガラケーの電話帳はSDカードにバックアップ
  • Androidはmicro SDカードを挿して電話帳アプリからインポート
  • iPhoneはパソコンメールでvcfファイルをiPhoneに送る

また、メールはガラケーとスマホでファイル形式が異なるため、1番データ移行に手間がかかります。

メールのデータ移行まとめ
  • ガラケーのメールデータはEML形式に変換が必要
  • 変換したメールデータはGmailにインポートする
  • 変換・インポートはそれぞれパソコンのフリーソフトで作業が必要

今回の解説を参考に、ガラケーの必要なデータをスマホに移行して、快適なスマホライフをはじめてくださいね!

この記事を書いた人
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います!