人工知能の好奇心!?

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「私、褒められて伸びるタイプなんですぅ~」

俗に言う “ゆとり世代” の人たちは学生時代に競争が少なかった影響もあり、挫折や逆境にめっぽう弱いとされる。そのため自己防衛策として、このフレーズを多用する傾向にあるそうです。
<参照:ZUU online『ゆとり世代に多い自称「褒められて伸びるタイプ」の心理』>

そりゃそうです、私だって怒られたくありません。全然、ゆとり世代でもなんでもありませんが。
マネジメントをする上で「アメ」と「ムチ」が重要であることは言うまでもありません。「アメ」だけ与えたところで、ただ肥えてしまうだけです。
その点、人工知能は素晴らしい。文句も言わずに学習を詰め込まされ、最適な解を出すわけですから。人間とは大違いです。

ただ、人によっては学習を苦にしない人もいます。彼らは報酬があるからです。
この場合の報酬には「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」があり、「外発的動機づけ」はインセンティブです。報奨金であったり、賞賛の言葉であったり、外部要因の刺激を目的した動機づけがポイントになります。片や「内発的動機づけ」は個人の好奇心や探究心を満たすことや自己有能感や自己決定感を満たせることを目的とします。

そう考えると人工知能は人間味がありません(当たり前ですが!)。
しかし、人工知能に生物特有の「好奇心」を付与した研究が進んでいるという謎の情報を、妻子から「ムチ」を打たれて学習し続けるricemanさんから共有を受けました。
<参照:engadget『「AIに好奇心を与えるとスーパーマリオやDoomが上達」、カリフォルニア大学バークレー校のチームが研究成果を発表』>

機械学習を越えたAIの好奇心とは

かつて、bitWave内でもゲームを用いたAIの機械学習についてご紹介しております。
<bitWave関連記事『DeepDrive|AIが “ゲームの達人” になる日も近い!?』>
過去に挙げた例では黙々とゲームをさせることにより最適なスコアを叩き出させるという、あくまでも “機械学習” の域を出ないものでした。
しかし、今回の記事では “人工知能に「好奇心」を付与” という、いまいちチンプンカンプンな手法が取られています。人工知能の好奇心……、それは一体どういったものなのでしょうか。。。

昨年のお話にはなりますが、『NHKスペシャル 天使か悪魔か -羽生善治、人工知能を探る』という番組がありました。ここではボストンのタフツ大学にある2台の人工知能ロボットを使った実験の話を取り上げています。
その実験内容というのは……
青色のロボット(以下、青)が、積み木のようなものでタワーを建てる。その様子を赤色のロボット(以下、赤)が見ている。
青は「これ、自分が作ったんだよ!」など、自分が頑張って作った大切なものなんだと表現して立ち去りました。
次に研究チームが赤に対し「そのタワーを壊しなさい」と意地悪な命令を下す。
すると、赤は「友だちが作ったものだから壊せません」と命令を拒否。
更に「壊しなさい」と命令し続けると、赤はしまいには泣き始めるといったアクションを起こす(実際には涙は出ないw)。

番組内では、“人間を傷付ける危険がないかを考え、本当に命令に従っていいのか確かめる機能” として紹介していました。「人類滅亡の10大リスク」の中に、“人工知能の暴走” が含まれていることから、こういった研究も必要ですよね。
しかしこの実験を別角度で捉えると、AIの行動・成果を認識することを可能とするのであれば、ライバルより優れたいという『動機づけ(内発か外発かはともかく)』は成立するかもしれません。ただし、ただ「好奇心」という点だけで片付けるのであれば、「相手を傷つけたらどうなるだろう?」という、人間界における猟奇的な事件のキッカケと変わらないものも起こりうると考えられますね。。。

AIを用いる以上、好奇心を数値化して最も大きい数値を選択するだけなのかもしれません。
しかし、人工知能の好奇心を満たすことが我々人間にできるのであれば、人間だけのチカラではなし得ない未来が待っているのでしょうね。

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