徹底比較!ハピチャン vs SUPERFRIDAY vs 三太郎の日。本当にすごいのはどれだ?

徹底比較!ハピチャン vs SUPERFRIDAY vs 三太郎の日。本当にすごいのはどれだ?

そもそもなぜソフトバンクはSUPER FRIDAYを始めたのか?


2016年10月にソフトバンクがユーザーに対してソフトバンクとは直接関係しない商品の還元サービスをなぜ始めたのでしょうか?

ソフトバンクがモバイル事業を始めて10周年を迎えたため、顧客還元策を考えていました。顧客還元の手法はさまざまあって、契約数が3,000万件を突破した2012年8月には「3,000万人突破!大感謝プレゼント」として、お父さんグッズなどをプレゼントしました。そして、別の視点で新しい取り組みを実現できないか検討している過程で出てきたアイデアがSUPER FRIDAYでした。

ソフトバンクはこれまで「予想外」となり得るものを提供してきました。普通の顧客還元策より非日常的な体験を提供したかったという思いでした。そこで思い切って、パートナー企業の店舗で牛丼やアイスクリームなどをプレゼントしてみたらどうだということになりました。

普通ならソフトバンクショップへの来店につながるような施策を考えるものですが、このほうがソフトバンクらしいという発想からのようです。さまざまな層で利用してもらえるような商品を提供するために、ソフトバンクとパートナーを組む企業を地道に探し続けてきました。

ソフトバンクのユーザーであれば基本的には一律に毎週金曜日になれば何かがもらえるということをするわけです。ユーザーからしてみれば夢のような話です。

パートナー企業側も、このSUPER FRIDAYを活用することによって、当然来店が見込めるわけですから、ありがたい話ですし、パートナー企業としても自社の商品を宣伝できるという二重においしい訳です。

まとめれば、ソフトバンクからすれば、こういう還元サービスをやっていることを継続していく過程で他社ユーザーからソフトバンクに乗り換えしてもらえるきっかけになることをもちろん狙っています。ユーザーからしてみれば、毎週金曜日になれば牛丼やアイスクリームなどがもらえる、パートナー企業からすれば、自社の商品を一度に多くの方に紹介や宣伝ができるというわけです。

この3者は誰もがハッピーになれるのです。アンハッピーなのは他社ユーザーだけですから、乗り換えを頭によぎらせる効果は十分あるはずです。

auも始めざるを得なくなった


ソフトバンクの影響をもろに受けるのはいつもauです。なぜなら、各携帯会社のシェアはドコモ46%、KDDI(au)30%、ソフトバンク24%(各携帯会社の申告に基づき一般社団法人電気通信事業者協会が集計したもので、2017年12月末現在)となっています。

ソフトバンクとしては、目標としては当然携帯事業者の中でシェア1位を目指すのは当然ではあるのでしょうが、いきなり3位から1位を狙うのは無理な話であり、ドコモの牙城を崩すのは容易ではありません。しかし、2位を狙うことはまだできます。そうなるとまず最初の目標というかライバルというかターゲットとするのはauになるのは自然の流れです。

現実、ソフトバンクがiPhoneを販売開始した時、ドコモとauは相当数の回線をソフトバンクに持っていかれた経緯があります。一時は本当にソフトバンクとauが逆転するのではないかと言われた時期もありました。それを食いとめるためには、iPhone4sを導入せざるをえませんでした。そのおかげで、ソフトバンクから再び回線を取り戻すことができるようになってきています。

そんなことから、いつもauとソフトバンクはまさに血みどろの争いをし続けています。そこで、iPhoneを導入してさらに引き離すために、今や当たり前のようになってきたケータイと家のインターネットのセット割引の走りであるスマートバリューが始まりました。

これらをきっかけにauは、再び再浮上を遂げていくのですが、それを黙って指をくわえているわけにもいかないのがソフトバンクです。そういったことから、いろいろと試行錯誤した中で出てきたのがSUPER FRIDAYです。

思いのほか好評であるという結果を知ったauは、ソフトバンクへの転出を防ぐ何かをしなければいけない中で、結局まねごとのようになってしまうかもしれませんが、それを覚悟で始めたのが2017年7月にスタートした三太郎の日となるわけです。

auは当初2017年1月に毎日お得な特典が得られる有料サービス「auスマートパスプレミアム」を導入したのですが、以前から多数のコンテンツをまとめて利用できるスマートパス自体が有料サービスで、それの派生版であったスマートパスプレミアムも有料サービスであって、SUPER FRIDAYのように誰でもスマホさえ持っていれば無条件でというのとは大きくかけ離れたものでした。

そういった批判的な声が多い中では、結局ソフトバンクと横並びのように同じような条件下でやらざるを得なかったということになったのではないでしょうか。

ついにドコモまでがやらざるを得なくなってしまった


ドコモは2018年3月から6月にかけて、25歳以下のユーザーを対象とする特典プログラム「ハピチャン」を提供することになりました。ハピチャンを実施するいきさつについてドコモでは、「3月の商戦期に入ることにあわせて、25歳以下の方にドコモの魅力をより感じていただくため」としていますが、他社のように長期にわたって継続させる考えではなさそうです。

まずは、1年で1番の繁忙期であるこの春の時期にある意味試験導入して、継続させるべきかどうかの判断は6月ごろをめどにしていくのではないかと考えられます。

他社と明らかに異なっている点は、ハピチャンの提供範囲を25歳以下ユーザーに限定していることです。理由は明らかにはしていませんが、そんなに無条件にするほどドコモにも余裕はないというのが実際のところでしょう。そこには多くの事情があります。

iPhoneを最後まで導入しなかったドコモは、さまざまな葛藤の中で導入に踏み切った経緯があります。ドコモのスマートフォンには必ずドコモのロゴマークを端末に乗せることが絶対条件でしたが、Appleだけはそれに絶対応じませんでした。また、Appleの方針に従わざる得ない、Appleからノルマを課せられるなど、ドコモ優位に展開できないというのも納得できない理由でした。

でも、ドコモユーザーからは早くiPhoneを導入してほしいという声はずっと続いていたことも事実です。この声を無視することもできなくなるほどiPhone目当てに他社に転出されるようになってきてしまいました。

auが導入してからはさらに加速しました。auもソフトバンクと比べれば電波品質にはもともと自信があるわけですから、どんどん戻ってくるわ、ドコモからMNPがほっといても来るようになっていました。結局auの2011年から遅れること2年、2013年にドコモもいよいよ取り扱いを始めることになったのです。

その後、ドコモも独自の路線を作り始めます。定額でドコモ同士ならカケホーダイというのを始めたり、今や当たり前になった他社ケータイや一般的固定電話をもカケホーダイにしてしまったり、家族でパケットを分け合えるシェアパックを導入したり、かねがね不満が蓄積されていた乗り換え優遇の携帯業界体質からいち早く脱却し長期利用者割引を導入するなど差別化を図ってきました。

しかし、ドコモはCMが下手なので、そういったことがなかなか広まることはなく、今でも「ドコモは高い」とか「ドコモは殿様営業だ」などの不満やイメージがあります。しかし、あのカケホーダイを導入した結果、通話料収入が数億円単位で減少したという事実もありますので、あまり広告で費用をかけることができない現実もあるのです。

とはいっても、ソフトバンクのような突拍子もないことをドコモもしないと、金曜日にはドコモを持っている以上牛丼はタダで食べられませんし、アイスもタダで食べることはできません。そんな不満もおそらくドコモには寄せられているはずです。結果として、それに屈することになり、ドコモもついにハピチャンを始めざるを得なくなったということでしょう。

おそらくですが、auもドコモも自発的に始めたわけではなく、流れにのらざるを得なかったから始めてしまったというのが本音であることは間違いないと考えられます。

ハピチャンでドコモぼっちは解消!? SUPER FRIDAY や三太郎の日に対抗

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