Google Glass(グーグルグラス)で出来ること4つ|一般に使えるのはいつ?

  • 2021年7月24日
  • by.nuko

グーグルグラス

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Googleが法人向けに発売する「Google Glass(グーグルグラス)」で出来ることや価格、一般向けの発売がいつになるかの予想します。

グーグルグラスは、2012年に開発が発表され、当時は「スマホの次の次世代端末」として大注目を浴びました。

しかし、日本では発売されることなく2015年1月に一般販売が中止され、2021年8月にやっと日本の法人が手に入る状態になります。

グーグルグラスが気になる方は、ここで出来ることや価格をチェックしてください!

グーグルグラスのポイント
  • メガネタイプのウェアラブル端末
  • ARで視界に様々な情報が表示できる
  • ドコモと電算システムが法人向けに販売
  • 価格は十万円台後半になる見込み
  • 一般向け販売は当面なし
  • 業務効率化の強力なツール

トップ画像引用元: Glass – Glass

Google Glass(グーグルグラス)とは?

グーグルグラス本体

画像引用元: Providers – Glass

グーグルグラスとは、メガネタイプのウェアラブル端末です。

AR機能で視界に様々な情報を表示できるため、スマホのように画面に視線を落とすことなく使用できます。

また、視界と同じ映像が撮影できるカメラも搭載されているので、離れた場所に今見ている光景を共有できるのも大きな特徴です。

グーグルグラスのスペック

グーグルグラスのスペックは以下の通りです。

Glass Enterprise Edition 2
ディスプレイ640x 360ピクセル
(Optical Display Module)
本体サイズ高さ:212mm
幅:57mm
厚さ:29mm
重さ
(フレームなし)
46g
カメラ800万画素
バッテリー800mAh
(急速充電対応)
OSAndroid 8.1(Oreo)
CPUSnapdragon XR1
RAM3GB
ROM32GB
防水/防塵IP53

グーグルグラスはスマホと同じAndroidを採用し、CPUはAR機能に特化したSnapdragon XR1が搭載されています。

800万画素のカメラやジェスチャー操作ができるタッチパッドが搭載されていますが、重さが46gとかなり軽量です。

普通のメガネと比べても若干重い程度なので、1日中付けていても問題ないでしょう。

グーグルグラスは日本で使える?

ドコモ グーグルグラス

画像引用元:Google 「Glass Enterprise Edition 2」 | 製品 | 法人のお客さま | NTTドコモ

今までグーグルグラスは日本での販売はありませんでしたが、2021年8月10日からは日本でも販売が開始されます。

現時点で取り扱いが判明しているのは以下2社です。

グーグルグラスの国内販売元
  • ドコモ
  • 株式会社 電算システム

なお、グーグルグラスは2015年1月に一般販売が中止され、それ以降は法人販売のみとなっている商品です。

上記の2社でも一般向け販売はしていないので、現時点で個人での入手はできません。

グーグルグラスはいつ個人購入できるのか?

グーグルグラスは法人向け商品ですが、個人で購入したい方もいますよね。

しかし、グーグルグラスが一般販売を中止した理由をみると、個人が購入できるようになる可能性は低く、購入できるようになったとしても何年も先の話になりそうです。

詳しくは後述しますが、グーグルグラスには大きな問題点の指摘があり、さらに一般ユーザーの反応が芳しくなかったことから一般販売を中止しました。

一般販売中止の理由
  • 運転・歩行時の事故リスク増加が指摘された
  • プライバシー侵害の問題が指摘された
    (写真・動画撮影が外部からわからない)
  • デザインや実用性に不満の声が多かった

問題点がクリアできれば一般販売されるでしょうが、どちらもそう簡単に解決できそうにありません。

また、アメリカで改善された一般向けモデルが発売されたとしても、日本で購入できるかは不明です。

そもそも、これらの状況からGoogleは法人路線にシフトしていて、今後個人向け商品を開発する気があるのかという疑問もあります。

総合的に考えて、一般ユーザー向けのグーグルグラスが正規に発売される可能性はあまり高くないと見ておいた方がいいでしょう。

グーグルグラスのアプリ開発者なら個人購入できるかも

グーグルグラスの一般販売はありませんが、開発者向けの個人販売は行われています。

これは、グーグルグラスがAndroidスマホと同様に、便利に利用するには対応するアプリ・システムが必要なためです。

ただし、グーグルグラスの開発者向け販売代理店は国内にはなく、各代理店が日本へ販売してくれるのかは問い合わせないとわかりません。

グーグルグラスの対応アプリ開発に興味がある方は、グーグルグラス公式サイトに掲載されている代理店に日本に輸入可能か問い合わせてみましょう。

グーグルグラスの価格

7月20日現在、8月10日からグーグルグラスを取り扱うドコモと電算システムは、どちらも価格情報は公開していません。

グーグルグラスの価格

販売事業者価格
ドコモオープン価格
株式会社 電算システム問い合わせ

ドコモは「オープン価格」、電算システムは「問い合わせ」となっていて、おそらく購入数や導入するシステムによって単価が変わると思われます。

また、ドコモが先着200社限定で行う「Glass Enterprise Edition 2 トライアルキャンペーン」で98,000円で販売すると告知しています。

裏を返すと、通常価格はキャンペーン価格より大幅に高くなるため、おそらく十万円台後半での販売となります。

詳細はドコモや電算システムに問い合わせ、ランニングコストや導入システムの案内を受けてから購入するようにしましょう。

グーグルグラスで出来ること4つ

グーグルグラスでできること

画像引用元:Google 「Glass Enterprise Edition 2」 | 製品 | 法人のお客さま | NTTドコモ

グーグルグラスは視界への情報表示や視線に合わせたカメラがあることで、スマホでは出来ない効率化が実現します。

例えば次のようなことが出来るようになります。

グーグルグラスで出来ることの例
  • マニュアルやチェックリストを表示しながら作業できる
  • バーコードをスキャンして情報を表示
  • 遠隔で作業する人の目線で見て指示が出せる
  • 顔認証を利用した人物の名前を表示

今回紹介するのはほんの一例で、他にも様々な活用法が考えられます。

なお、こうした機能は標準搭載されている機能に加え、必要に応じたシステムの導入が必要です。

標準アプリで対応できない機能が必要な場合は開発コストもかかるので、導入時はグーグルグラスの本体代金だけでなく、必要なシステムの構築と維持管理のコストも確認しましょう。

マニュアルやチェックリストを表示しながら作業できる

グーグルグラスは視界に様々な情報が表示できます。

そのため、入社したての新人にマニュアルを表示したり、作業工程確認のためにチェックリストを表示しながら仕事したりといった使い方が出来ます。

人為的なミスを削減することができるので、どんな業種でも大きなメリットを享受できるでしょう。

バーコードをスキャンして情報を表示

グーグルグラスのカメラでバーコードをスキャンして、対応した情報を視界に表示することが出来ます。

例えば運送倉庫でピッキング作業する従業員にグーグルグラスを使ってもらえば、商品が合っているかや個数・送り先が都度チェックできる体制が作り出せます。

遠隔で作業する人の目線で見て指示が出せる

グーグルグラスのカメラ機能で視線を共有すれば、遠隔地から作業する人への指示だしが簡単になります。

例えば、支社の機器トラブルの際に本社のシステム担当がグーグルグラスからの映像を確認しながら遠隔で指示を出すようにすれば、現地に移動するコストや支社のシステム担当の人件費削減につながります。

顔認証で登録した人物の名前を表示

グーグルグラスのカメラ機能を利用して、事前に登録した顔写真に合致する人物を特定して氏名を表示するといった使い方ができます。

例えば、商業施設や遊園地での迷子探しに活用したり、取引先の担当者を登録したグーグルグラスを受付スタッフに配備すれば、従来より効率的な対応が出来るようになるでしょう。

グーグルグラスの歴代機種

Glass Enterprise Editon 2

画像引用元: Glass – Glass

グーグルグラスは、一部の開発者が入手できた試作機と販売中止モデルを除いて2モデル発売されています。

モデル発売日
Glass Enterprise Edition日本未発売
Glass Enterprise Edition 22021年8月10日

このうち、ドコモや電算システムが2021年8月10日に国内販売を開始するのは、2019年発売のGlass Enterprise Edition 2です。

スマホの感覚で考えると、2年前のモデルは少し古いと感じるかもしれません。

しかし、スマホのように短期間にモデルチェンジする端末ではないので、現役モデルが国内販売されると捉えていいでしょう。

グーグルグラスは失敗?撤退したのではといわれる理由

最後に、「グーグルグラスは失敗した。」「グーグルグラス撤退した。」と言われてしまった理由についてみていきましょう。

先にお伝えした通り、グーグルグラスは次の2点の指摘を受けていました。

指摘された問題点
  • 運転・歩行時の事故リスク増加
  • プライバシー侵害の問題

実際、アメリカではグーグルグラスユーザーが車を運転していて違反切符を切られたという事例や、顧客のプライバシーを守るためにお店への入店を拒否されたという事例があります。

加えて、一般ユーザーからデザインや実用性での指摘もありました。

これらのことを受けてグーグルグラスは一般向けの販売が中止され、「失敗した商品」と思われてしまったのですね。

運転・歩行時の事故リスク増加について

グーグルグラスは視界に様々な情報が表示できるので、経路ランドマークの情報を表示しながら移動するといった便利な使い方ができます。

その反面、注意が逸れて事故のリスクが高くなると指摘されていました。

とはいえ、一般販売が中止されて普及率が低いため、実際に事故リスクが高まるというデータはありません。

しかし、販売中止されずにそのまま日本にも普及していたら、歩きスマホと同じように危険な事例が生まれたかもしれませんね。

プライバシー侵害の問題について

グーグルグラスに搭載されたカメラは、スマホの様に明らかに「撮っている」格好にはならずに写真・動画を撮影できます。

つまり周囲の人は、写真や動画を撮影されていても気付けないということです。

また、グーグルグラスで顔を認識し、投稿された写真からSNSアカウントを推定するアプリが登場し、プライバシー侵害が大問題になりました。

とはいえ、視線と同じ映像をカメラで撮影・共有できるのがグーグルグラスの大きなメリットなので、カメラ無しにすることはあり得ません。

その結果、周囲の人のプライバシーに配慮するなら街中では装着できず、自宅や会社内など限定的な場所でしか利用できないデバイスになってしまいました。

法人からの評価は好調

グーグルグラス導入企業

画像引用元: Glass – Glass

一方で、グーグルグラスはテスト段階から法人からの評価が高く、業務効率化のために有名企業でも導入されています。

それだけ視界に様々な情報が表示できたり視界の共有ができる機能は、仕事の効率を上げるのに役立つということですね。

事故のリスクやプライバシー問題で、一般向けは「失敗」と判断せれたグーグルグラスですが、業務用としては非常に強力なツールです。

日本ではドコモと電算システムが取り扱うので、業務効率化を図るなら導入を検討してみてはいかがでしょう。

グーグルグラスは業務用としては便利なツール!

グーグルグラスの導入事例

画像引用元: Case Studies – Glass

今回はグーグルグラスで出来ることや一般に使えるようになるのかについて解説しました。

グーグルグラスまとめ
  • メガネタイプのウェアラブル端末
  • ARで視界に様々な情報が表示できる
  • ドコモと電算システムが法人向けに販売
  • 価格は十万円台後半になる見込み
  • 一般向け販売は当面なし
  • 業務効率化の強力なツール

グーグルグラスは視界に様々な情報が表示できるため、スマホやタブレットとは異なる利便性があります。

グーグルグラスで出来ることの例
  • マニュアルやチェックリストを表示しながら作業できる
  • バーコードをスキャンして情報を表示
  • 遠隔で作業する人の目線で見て指示が出せる
  • 顔認証を利用した人物の名前を表示

しかし、運転・歩行中の事故リスク増加とプライバシー問題で、一般ユーザーが利用できるのは当面先になるでしょう。

現在は法人向けの販売のみとなっていますが、導入すれば業務効率の大幅アップに期待できます。

記事執筆時点ではドコモと電算システムが取り扱うので、導入を検討している法人の方は本記事を参考に、ぜひ問い合わせてみてください!

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
nuko
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います!