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本記事では、格安SIMとして人気なahamoのnanoSIMを使っている人が、eSIMに切り替える方法について解説しています。
2021年3月のサービス提供開始時はeSIMに対応していなかったahamoですが、2021年9月からはついにeSIM対応となりました。
ahamoのアプリやWEBサイトからいつでも無料で切り替えられます。
- そもそもeSIM対応機種である必要がある
- ahamoのアプリかWEBサイトから申込める
- 他の機種で使いたくなった時も同様
- 必ず公式の案内に従おう
トップ画像引用元:ahamo
https://twitter.com/ahamo_official/status/1712000078536143216
ahamoのeSIMとは
画像引用元:ahamo
まず「ahamoのeSIM」というものはありません。
SNSなどでよく見かける表現ではありますが、厳密に言えば正解ではないのです。
eSIMは、機種の中にあらかじめ埋め込まれたSIMのこと。
機種からeSIMを取り出したり、後から埋め込んだりすることはできません。
一般的にはSIMといえば、通信事業者から渡されるSIMカードのことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
通信事業者から渡されたSIMカードには、その通信事業者のデータが書き込まれています。
スマホなどに挿入することで通信サービスを使えるようになるのは、そのためです。
eSIMの仕組み
一方、eSIMは最初から端末本体に埋め込まれており、機種購入時はなんのデータも書き込まれていません。
そこに通信事業者が提供している「プロファイル」というデータを書き込むことで、その通信事業者のサービスを使えるようになります。
例えばahamoの場合、「iPhoneのeSIM」や「PixelのeSIM」などにahamoのプロファイルを書き込むことで、eSIMでahamoが使えるようになるのです。
通信速度は変わらない
なお、eSIMに切り替えたからと言って、通信速度が速くなることはありません。
eSIMのメリットは、WEB申込後にSIMカードの郵送を待たなくて済むことにあります。
またiPhoneなど、デュアルSIMで使うためには、eSIMを絡ませる必要がある機種も少なくありません。
開通までの時間はどのくらい?
切り替え申込みから開通までの時間は、ゆっくり行っても1時間かからないでしょう。
まだahamoユーザーでない人が新規/MNPでeSIMを選択して申込んだ場合でも最短1時間と公式は謳っています。
実際のタイムはどれだけボタンを早く押せるかなどによりますので、興味のある人はタイムアタックにもチャレンジしてみたら面白いかもしれませんね。
ahamoでeSIMを使うメリット
eSIMは非常に便利なものですが、上述したとおり機能はSIMカードと同じ。
別に通信速度が速くなるわけでもなく、ただ新しいから話題になっているだけでは?と思う方もいるかと思います。
そこで、ここからはahamoでeSIMを利用することのメリットをご紹介します。
- 契約後にSIMカードを待つ必要がない
- SIMカード関連の障害が非常に少ない
契約後にSIMカードを待つ必要がない
先程も少し触れましたが、eSIMの大きなメリットは契約したその日から回線を利用できることです。
SIMカードの場合、契約から数日後に自宅に届くため、ahamoを使うのは数日待たなければなりません。
しかし、eSIMであればダウンロードだけでOKですので、ahamoを契約したその日から回線を使う事ができます。
SIMカード関連の障害が非常に少ない
もう1つの大きなメリットが、SIM関連の障害が極端に少なくなることです。
SIMカードは、スマホに内蔵されているSIMカードスロットに差し込んで利用しますが、このスロット部分は障害が起きやすいことで知られています。
SIMカードが原因で通信できない場合は、SIMカードを再送してもらう必要があるため、スマホが数日使えなくなる事に……。
eSIMなら障害が少なく安心
一方、eSIMには、SIMカードもSIMカードスロットもありません。
スマホにあらかじめ内蔵されたチップに、eSIM情報をダウンロードするだけなので、障害が起きる可能性は非常に低いです。
SIMカード関連の障害を一度でも経験したことがある方にとって、eSIMはとても魅力的な存在に見えるかもしれませんね。
ahamoでeSIMを使うデメリット
多くのメリットがあるeSIMですが、逆にデメリットもあります。
むしろ、eSIMを使いたい場合はこれから解説するデメリットを許容できるかどうかが大事でしょう。
- 設定はSIMカードよりも難しい
- 機種変更の設定がいつもと違う
設定はSIMカードよりも難しい
SIMカードの設定は非常に簡単です。
SIMカードスロットにカードをセットするだけですので、初めての方でも迷う事はないでしょう。
逆に、eSIMの場合はQRコードなどを活用してダウンロードすることになります。
マニュアルに従って操作するだけではあるものの、目に見えない分、何が起きているかわからないという方は多いでしょう。
また、手順どおりにやってもうまくいかない場合、何が悪いのか非常にわかりにくいという点もあります。
普段からスマホを使っているならともかく、まったくの初心者には少々難しい操作です。
機種変更の設定がいつもと違う
例えばiPhone同士の機種変更をするとします。
SIMカードであれば、古いiPhoneから新しいiPhoneへカードを差し替えるだけですので、非常に簡単です。
しかし、eSIMの場合はデータですから、古いiPhoneから新しいiPhoneへデータを転送しなければなりません。
ahamoの場合、新しいiPhoneの設定途中にeSIM転送画面が出てくるので、そこまで複雑ではないもののいつもとは勝手が違います。
しかも、このeSIM転送は双方のiPhoneがiOS16以上でないと使えません。気をつけたいですね。
ahamoのeSIM切り替えに必要なもの
eSIMの切り替えにはahamoを利用中のdアカウントが必要です。
ahamoユーザーならまったく心配いりません。
もちろんeSIMが埋め込まれた機種も必要です。
ahamoでeSIMに変更する方法
ahamoのアプリからeSIMに変更する方法を解説します。
この章の画像引用元:eSIM発行・再発行の手続き | 申し込みの流れ | ahamo
-
STEP.「ahamo」アプリを開きログイン
-
STEP.左上のメニューボタンから「その他の手続き」をタップ
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STEP.「eSIM発行・再発行のお手続き」をタップ
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STEP.「新しい機種(持ち込み)でeSIM発行」を選択し機種のEID(32桁)を入力
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STEP.入力内容を確認
-
STEP.注文完了
-
終了
※EID(32桁)の確認方法
・Android:「設定」→「デバイス情報」→「SIMのステータス」
・iPhone:「設定」→「一般」→「情報」
ahamoでeSIMを設定する方法
画像引用元:ahamo
「eSIM発行・再発行のお手続き」を終えたら、ahamoから「お申込受付のご連絡」メールが届きます。
届いたのを確認したら、いよいよ機種のeSIMにahamoのプロファイルを書き込みます。
こちらの公式ページの「STEP2」以降に従ってプロファイルを機種にダウンロードしましょう。
読み込むべきコードが掲載されています。
SNSや第三者のブログなどを参考にするのではなく、必ず公式の案内を自分で確認し、その通りに行ってください。
ダウンロードしたら機種を再起動します。
再起動後、発信テスト用番号(111/通話料無料)に電話をかけてみましょう。
繋がったら成功した証です。
ahamoで使えるeSIM対応機種
ahamoの対応機種うちeSIMが埋め込まれている機種をまとめました。
ちなみに2018年に発売されたiPhone XS以降のiPhoneには、すべてeSIMが埋め込まれています。
もちろんahamoでも使えるので安心してくださいね。
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mimi
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mimi
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone XS Max
- iPhone XS
ahamoでeSIMを使う際の注意点
画像引用元:ahamo | アハモ
自分が使いたい機種にeSIMが埋め込まれているのかは、事前に確認しておきましょう。
そもそも機種にeSIMが埋め込まれていなくては使えないので注意してください。
またこれも当たり前かもしれませんが、実際の手続きでは必ず公式の案内だけに従ってください。
第三者のブログなど、公式以外のものを頼って問題が起きた場合、サポートの対象から外されてしまうかもしれません。
ahamoのeSIMでよくある質問
ここからは、eSIMでよくある質問と回答について見ていきます。
eSIMに関する疑問は下記でしっかり解消しておきましょう。
ahamoのeSIMは再発行できる?
ahamoのeSIMは再発行が可能です。
他の機種のeSIMでahamoを使いたくなった時は、また「eSIM発行・再発行のお手続き」から手続きができます。
新しく使いたい機種のEID(32桁)を入力しましょう。
ahamoでデュアルSIMは可能?
ahamoでもデュアルSIMを使う事はできます。
ただし、「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」機能は動作保証対象外です。
こちらは公式サイトで動作保証対象外と明記されているため、デュアルSIMを使うなら別の機能に対応した端末を使うようにしましょう。
いつでも無料で切り替え可能
以上、ahamoのnanoSIMを使っている人がeSIMに切り替える方法についてでした。
- そもそもeSIM対応機種である必要がある
- ahamoのアプリかWEBサイトから申込める
- 他の機種を使いたくなった時も同様
- 必ず公式の案内に従おう
ahamoでも2021年9月からeSIMが使えるようになりました。
nanoSIMからの切り替えも無料で行なえます。
例えばiPhoneの場合は、nanoSIM+nanoSIMのデュアルSIMにはできません。
どちらかは必ずeSIMである必要があります。
iPhone 13シリーズからはeSIM+eSIMも可能です。
ahamoがeSIMに対応したことで、デュアルSIMという選択肢をより選びやすくなったと言えるでしょう。
ただし、デュアルSIMを使う場合はDSDSは動作保証外なので、注意してくださいね。