
格安SIMなら月々のスマホ代が圧倒的にお得
今回は、格安SIMのahamoは子どもにおすすめなのかを、各種割引やキッズケータイが使えるかなどを踏まえて解説します。
2021年3月26日よりサービスの提供が開始されたドコモの新料金プラン、ahamo。
子どもがいる方でも、家族全員でahamoにプラン変更したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
ぜひこの記事を最後まで読んで、子どもにキッズケータイを持たせるのか、ahamoに加入してスマホを持たせるのかの判断材料にしてください。
- ahamoではキッズケータイが使えない
- 親がahamoで子どもがキッズケータイはOK
- ahamoはイマドコサーチ・子育て応援プログラムに新たに対応
- 親がahamoの場合はイマドコサーチのフル活用にドコモメール持ち運びが必要
- 13歳以上の子どもにはahamoがおすすめ
- 子どもにキッズケータイを持たせたい
→親がahamo+子どもにキッズケータイがお得 - 子どもにスマホを持たせたい
→家族まとめてahamoがお得
ahamoでキッズケータイは使えない
ahamoで利用可能なのは、データ通信量20GBで月額料金2,970円(または大盛り100GB 4,950円)のプランのみです。
小さい子ども向けの、キッズケータイ端末が使えるプランはありません。
つまり、ahamoではキッズケータイが利用できないということです。
キッズケータイには、各端末で専用の「キッズケータイプラン」があります。
キッズケータイプラン | SH-03M向け | KY-41C向け |
---|---|---|
月額料金 | 550円 | |
国内通話 | 家族間無料 家族以外:22円/30秒 |
|
データ通信 | 非対応 | 無制限 |
国内SMS | 送信3.3円〜 受信無料 | 送受信無料 |
キッズケータイプランではデータ通信はできないものの、月額料金は550円と格安です。
子どもにキッズケータイを持たせたい人は、ahamoにこだわらずにドコモを契約しましょう。
親がahamo・子どもがドコモ(キッズプラン)の場合は利用可能
先ほど紹介したキッズケータイプランは、家族にドコモ回線がなくても単独契約できる料金プランです。
以前のキッズケータイプランは単体契約ができず、親の回線と紐付けて利用するプランでした。
そのため、過去にキッズケータイを利用したことがある人は、「親もドコモ契約が必要」と思い込んでるケースが多いようです。
しかし、最新のキッズケータイプランは単体契約できるので、親の回線はドコモ契約以外でも問題ありません。
ご自身の使い方がドコモの料金プランよりahamoの方が合っているなら、積極的にahamoへのプラン変更を検討していいでしょう。
親がahamo・子どもがドコモ(キッズプラン)の注意点
ただし、親の回線でahamoを利用する場合、キッズケータイを利用するメリットが一部適用されなくなることに注意が必要です。
イマドコサーチの活用に「ドコモメール持ち運び」が必要
画像引用元:イマドコサーチ | サービス・機能 | NTTドコモ
2022年9月1日から、イマドコサーチはahamoにも対応しました。
そのため、親の回線をドコモからahamoに変更しても、問題なくキッズケータイの場所を探せます。
ただし、ahamoでイマドコサーチを利用する際、居場所検索の結果をメッセージRで受信する以下機能を利用する場合、「ドコモメール持ち運び」の契約が必要です。
- スケジュール検索
※エリア監視機能を含む - くりかえし検索
- ブザー検索・ワンタッチブザー検索
- ちょこっと通知検索
- 電池アラーム通知検索
- 電源OFF検索
ドコモからahamoにプラン変更する際は、ahamo申し込みと同時に「ドコモメール持ち運び」の申し込む必要があります。
すでにahamoに変更済み、かつドコモメール持ち運びを利用していない人は、イマドコサーチの機能が制限されてしまいます。
ahamoでもメッセージR必須となるイマドコサーチの機能を利用したい場合、1度ドコモに契約を戻して改めてドコモメール持ち運び込みでahamoに変更するしかないでしょう。
ただし、1度ドコモに戻して改めてahamoに変更する月は、ドコモとahamo両方の月額料金が発生してしまうことにも注意が必要です。
子育て応援プログラムはサービス改定で利用可能に
画像引用元:comotto 子育て応援プログラム | サービス・機能 | NTTドコモ
ドコモには、ドコモ回線契約者の子育て世帯を支援する「子育て応援プログラム」というお得なサービスが提供されています。
これまで子育て応援プログラムはahamoに非対応でしたが、2023年3月1日のサービス改定によりahamoでも利用可能になりました。
子育て応援プログラムの改定内容
項目 | 旧サービス | 新サービス |
---|---|---|
子供の対象年齢 | 12歳以下 かつ小学生以下 | 15歳以下 かつ中学生以下 |
ギガプラン | 対象 | 対象 |
はじめてスマホプラン U15はじめてスマホプラン | 対象 | 対象 |
パケットパック シェアプラン ※旧プラン | 対象 | 対象 |
ahamo | 対象外 | 対象 |
dポイントプレゼント | 3,000pt/年 | 1,000pt/年 |
dフォト dキッズ | 最大13ヶ月無料 | 最大3ヶ月無料 |
クラウド容量オプション(50GB) | 小学校卒業まで無料 | |
クーポン | なし | あり |
抽選特典 | なし | あり |
ahamoで使えるようになったことは大きなメリットです。
しかし、従来の子育て応援プログラムと特典内容も大幅に変更されています。
- 子どもの誕生月に1,000ポイントプレゼント
- dキッズなど人気サービスが最大3ヶ月無料
- 会員限定クーポン・抽選特典追加
以前の子育て応援プログラムよりポイント還元が少なくなり、無料期間も短くなっていることには注意しましょう。
その反面、クーポンや抽選を積極的に活用すれば、今まで以上にお得にできるかもしれません。
子どもの誕生月に1,000ポイントプレゼント
子育て応援プログラムに加入していると、子どもの誕生月に毎年1,000ポイントのdポイントをもらえます。
旧子育て応援プログラムより毎年もらえるdポイントは減ってしまいましたが、対象年齢が15歳までと3年間延長されました。
子どもが小学生になったタイミングで子育て応援プログラムに加入すると仮定すると、最大9,000ポイント還元されます。
還元されるdポイントは6ヶ月間の有効期限がありますが、毎年確実にポイントがもらえるのは大きなメリットと言えるでしょう。
dキッズなど人気サービスが最大3ヶ月無料
子育て応援プログラムに加入すると、dキッズをはじめとした人気オプションサービスが最大3ヶ月無料で利用できます。
無料対象のサービスと無料期間経過後の月額料金をまとめると次の通りです。
オプション名 | 月額料金 |
---|---|
dフォト | 308円〜 |
dキッズ | 409円 |
クラウド容量オプション プラス50GB | 440円 |
dヘルスケア | 330円 |
特にdキッズとdフォトは子育て世帯に人気のオプションです。
まだ使ったことがない人は、この機会にぜひ試してみてください。
会員限定クーポン・抽選特典追加
子育て応援プログラムでは、加入者を対象とした限定クーポン配布や親子で楽しめるアイテムが当たる抽選を開催しています。
いずれも「comotto for Supporters」アプリで進呈・エントリーできるので、子育て応援プログラムに加入したら忘れずにアプリをインストールしましょう。
13歳(中学生)以上は学割よりahamoがお得
ドコモのキッズケータイで利用するプラン「キッズケータイプラン」は、利用者が12歳以下の子どもの場合にのみ契約できます。
つまり、13歳(中学生)以上が利用する場合には、キッズケータイは選べないということです。
そのため、13歳以上の子ども向けに新規契約する人の多くは、子どもにスマホを持たせています。
ドコモのスマホには、「ドコモ青春割」「U15はじめてスマホプラン」など、学割に相当する割引・料金プランが用意されています。
※ドコモ青春割は2023年4月2日をもって新規受付終了
子どもにキッズケータイではなくスマホを持たせる際は、こうした学割プランを利用したいと考えるのではないでしょうか。
しかし、多くの場合ahamoを契約した方がお得です。
- ドコモ青春割は3ヶ月間だけお得でその後は通常料金
- U15はじめてスマホプランはギガが少ない
それぞれのパターンでドコモ契約とahamoのプラン内容・料金を比較しましょう。
ドコモ青春割はお得な期間が3ヶ月間
ドコモでは、2023年4月2日までの期間限定で「ドコモ青春割」を受付けていました。
すでに子どもにドコモのスマホを持たせている人の中には、ドコモ青春割を利用している人も多いのではないでしょうか。
しかし、ドコモ青春割は5Gギガホ プレミアなどの対象プランを大幅に割引してくれますが、割引期間が3ヶ月間と短いことに注意が必要です。
割引終了後は通常料金に戻るため、多くの場合はahamoの方がお得になります。
ドコモ青春割とahamoの比較
利用期間 | ドコモ青春割※ | ahamo |
---|---|---|
初月〜3ヶ月目 | 1,089円 | 2,970円 |
4ヶ月目以降 | 4,928円 | 2,970円 |
1年間総額 | 47,619円 | 35,640円 |
※5Gギガホ プレミアをフル割引で利用する場合の料金
ドコモ青春割で5Gギガホ プレミアを利用すると、割引期間中は圧倒的な安さです。
しかし、3ヶ月の割引期間が終了すると、ahamoより大幅に高い月額料金になってしまい、年間総額は1万円以上高くなります。
すでにドコモ青春割を利用して子どもにスマホを契約している人は、割引期間中に20GBを超える月がなければ、割引終了のタイミングでahamoにプラン変更した方がいいでしょう。
U15はじめてスマホプランはギガが足りればお得
すでにドコモのキッズケータイを利用中でスマホに買い換える場合には、「U15はじめてスマホプラン」が安くてお得です。
しかし、U15はじめてスマホプランはデータ量が5GB・10GBの2パターンしかありません。
U15はじめてスマホプランとahamoの比較
利用期間 | U15はじめてスマホプラン | ahamo | |
---|---|---|---|
データ量 | 5GB | 10GB | 20GB |
月額料金 | 1,628円 | 2,508円 | 2,970円 |
ポイント還元 (12ヶ月間) | 500ポイント | 1,000ポイント | - |
1GB追加オプション | 1,100円/回 | 550円 | |
1年間総額 | 19,536円 +6,000ポイント | 30,096円 +12,000ポイント | 35,640円 |
子どもの使い方が5GB・10GBで足りるなら、U15はじめてスマホプランは高コスパでお得なプランです。
今なら12ヶ月間dポイント還元もあるので、月額料金以上にお得感があります。
しかし、最近はSNSに動画投稿する使い方も多く、5GB・10GBでは足りないというケースが多く見受けられます。
データ量を1回でも追加してしまうと、「ahamoの方が安かった」ということに。
U15はじめてスマホプランで子どもにスマホデビューさせるなら、データ量が足りなかったらahamoに乗り換えるつもりで使った方がいいでしょう。
子どものスマホをahamoにする際の注意点
ここまで子どものスマホはahamoがいいことをお伝えしました。
ただ、子どもに持たせるスマホをahamoにする際は、以下のポイントに注意してください。
- 子どもの名義(未成年名義)では契約できない
- ahamoではドコモの割引が使えない
- ahamoではキッズケータイが使えない
- ahamoから家族への通話は無料にならない
※5分間の無料通話は適用される
ahamoの契約者になれるのは成人している個人のみです。
そのため、ドコモのように子どもの名義での契約はできません。
また、ドコモ光セット割やみんなドコモ割などの各種割引が適用されません。
ファミリー割引の家族間無料通話も利用できないので、家族間の連絡を電話で行う際は注意しましょう。
ahamoは月額2,970円で20GBの格安プラン!
6月スタートの大盛りオプションなら月額4,950円で100GBとお得に使えちゃいます!
親子でドコモを使う場合のおすすめの組み合わせは?
ここで、親子でドコモを利用する場合にお得な組み合わせを確認しましょう。
- 12歳以下の子どもに持たせたい
→親がahamo+子どもがキッズケータイがお得 - 13歳以上の子どもに持たせたい
→キッズケータイプラン利用不可
→親子でahamoがお得
12歳以下の子どもに持たせるならキッズケータイがお得
12歳以下の子どもにケータイを持たせるなら、月額550円で使えるキッズケータイプランがお得です。
また、親の契約も毎月20GBで足りるなら、ドコモのプランをフル割引で利用するよりahamoの方がお得に使えます。
親子3人でahamoとキッズケータイを利用するケースとドコモとキッズケータイで利用するケースとを比較すると次の通りです。
利用者 | ahamo +キッズケータイ | ドコモ※ +キッズケータイ |
---|---|---|
父 | 2,970円 | 4,928円 |
母 | 2,970円 | 4,928円 |
子ども | 550円 | 550円 |
月額合計 | 6,490円 | 10,406円 |
※5Gギガホ プレミアをフル割引で利用する場合で計算
イマドコサーチの利用にドコモメール持ち運びが必要など多少注意点はありますが、子どもが12歳以下ならahamo×キッズケータイでの利用をお勧めします。
13歳以上の子どもに持たせるなら家族でahamoがお得
子どもが13歳(中学生)以上だと、キッズケータイプランは利用できません。
そもそも、中学生以上の子どもはキッズケータイではなくスマホを欲しがりますよね。
子どもにスマホを持たせるなら、5GB・10GBのU15はじめてスマホプランも候補に入りますが、データ量不足になりがちなため20GBのahamoの方がおすすめです。
親子3人でahamo利用の場合とドコモ利用の場合の料金を比較すると次の通りです。
利用者 | 全員ahamo | 全員ドコモ※ |
---|---|---|
父 | 2,970円 | 4,928円 |
母 | 2,970円 | 4,928円 |
子ども | 2,970円 | 4,928円 |
月額合計 | 8,910円 | 14,784円 |
※5Gギガホ プレミアをフル割引で利用する場合で計算
ahamoはドコモの各種割引がありませんが、毎月20GBで足りるならコスパ最強プランです。
13歳以上の子どもにケータイを持たせるなら、ahamoを積極的に利用してください!
ahamoとキッズケータイでよくある質問
最後に、ahamoとキッズケータイによくある質問に回答します。
アハモにしたらキッズケータイはどうなる?
キッズケータイはahamoに非対応のため使えず、そもそも直接ahamoへのプラン変更ができません。
1度ドコモでスマホへの機種変更を行い、その上でahamoへの変更が必要です。
ahamoの通話料はいくら?
国内通話は1回5分まで無料で、超過した時のみ22円/30秒の通話料がかかります。
家族間無料通話がないため、家族への通話も5分を超えないように注意しましょう。
なお、+1,100円で「かけ放題オプション」も利用できます。
5分超過時間が月25分以上になるなら、かけ放題オプションに加入した方がお得になります。
イマドコサーチの料金はいくら?
電話を探す側(親の回線)に月額220円がかかります。
探す時の費用は2023年2月1日より無料になりましたが、探す対象がFOMA契約の場合に限り1回5.5円の検索料が発生します。
※現行のキッズケータイプランは検索無料で探せます。
アハモにしたら家族割はどうなる?
ahamoは月額料金の割引や家族間通話無料の対象外となります。
ただし、ドコモ契約の回線に対する「みんなドコモ割」の回線数にはカウントされます。
ファミリー割引の回線数が3回線以下の場合は、ahamo契約でも家族の割引に貢献しているので、グループを抜けないようにしましょう。
ahamoとキッズケータイを上手に選んでお得に使おう!
画像引用元:キッズケータイ KY-41C | 製品情報 | スマートフォン・携帯電話 | 京セラ
今回は、ahamoは子どもにおすすめなのかを解説しました。
- ahamoではキッズケータイが使えない
- 親がahamoで子どもがキッズケータイはOK
- ahamoはイマドコサーチ・子育て応援プログラムに新たに対応
- 親がahamoの場合はイマドコサーチのフル活用にドコモメール持ち運びが必要
- 13歳以上の子どもにはahamoがおすすめ
- 子どもにキッズケータイを持たせたい
→親がahamo+子どもにキッズケータイがお得 - 子どもにスマホを持たせたい
→家族まとめてahamoがお得
ahamoはもともとも料金設定が安いですが、割引などのキャンペーンは適用されません。
しかし、イマドコサーチや子育て応援プログラムなど、これまでahamo非対応だったサービスに対応したことで、子育て世帯もahamoに乗り換えやすくなりました。
そのため、子どもにキッズケータイを持たせる場合でも、親の回線はahamoに変更した方がお得なケースが増えています。
キッズケータイが利用できない13歳以上の子どもなら、親と一緒にahamoを利用するのがお勧めです。
お子さんがいる方は、ぜひこの記事を参考に、キッズケータイ or ahamoの利用を積極的に検討してください!