
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
写真や動画、メモ、ブックマークなどのさまざまな情報をAppleのデバイス間で共有する機能「AirDrop」。
今回はこのAirDropにまつわるトラブルの原因やその対処法についてご紹介します。
AirDropは、相手の連絡先を知らなくても近距離で簡単にデータのやり取りができるなど、とても便利な機能です。
メールやSNSよりさらにレスポンスが高いので、上手く使いこなせれば仕事やプライベートがもっと楽しくスムーズになることでしょう。
- AirDropを利用する際は、Bluetooth・Wi-Fiをオンにする
- インターネット共有はオフにする
- 機内モード・おやすみモードは解除する
- 極力近いところで行う
- 共有ボタンが見当たらない場合は、「その他」アイコンや「連絡先を送信」をタップして探す
- AirDropに対応していない旧モデルもある
AirDropができない原因と対処法
まずは、AirDropの使い方がイマイチわからない・できないという方のために、考えられる原因と対処法をご紹介します。
- AirDropを有効にしたが正しく動作しない
- 相手の名前(端末名)が表示されない
- 相手のスマホに自分の名前(端末名)が表示されない
- 互いのスマホが表示されているのに送受信できない
- AirDropしたデータがどこに保存されているかわからない
これらの原因に対する6つの対処法を解説します。
AirDropを有効にする
AirDropを利用するには、AirDropを有効にする必要があります。
この設定ができていないとAirDropを利用することはできません。
設定>一般>AirDropと進み、受信できる範囲を決めましょう。
- 受信しない……AirDropはオフ
- 連絡先のみ……AirDropがオンになっていて連絡先に登録している人のみに認識される
- すべての人……AirDropがオンになっていて誰からも認識される
常に「すべての人」が設定されている状態では、知らない人からの送信も受け入れてしまう可能性があります。
利用しないときは、「受信しない」に切り替えておくことを強くおすすめします。
Bluetoothをオンにしているか確認する
画像引用元:Bluetooth Technology Website
AirDropは、Bluetooth(ブルートゥース)を利用して機能します。
ですから、Bluetoothの設定をオンにしましょう。そうすることで、近くのiOSデバイスを検出することができます。
基本的には、上記の「AirDropを有効にする」時点で自動的にオンに切り替わるはずですが、切り替わらなかった場合は手動で設定しなくてはいけません。
設定>Bluetoothより確認してください。
Wi-Fiがオンになっているか確認する
Bluetoothの設定と同じく、AirDropを利用する際は、Wi-Fiもオンにする必要があります。
勘違いしがちなポイントですが、AirDropはBluetooth(ブルートゥース)とWi-fiの設定が両方オンになっている環境でなければ利用できません。
Wi-Fiの設定も、AirDropが有効になった時点でオンに切り替わるようになっていますが、設定されていない場合は手動で行う必要があります。
インターネット共有がオフになっていることを確認する
インターネット共有はオフにしておきましょう!
多くの方が間違えてしまう点なのですが、インターネット共有とはiPhoneの回線をパソコンやタブレットなど、別のデバイスと共有する機能のことを指します。
ですので、Wi-Fiを利用するAirDropでは、インターネット共有はオフでなくてはいけないのです。
機内モード・おやすみモードを解除する
機内モードやおやすみモードが設定されていると、AirDropを利用することができません。
機内モードを設定してしまうと、Wi-Fi設定もオフになってしまうので解除しておきましょう。
また、おやすみモードの場合はAirDropを利用することはできますが、アラート(エラー通知)を抑止してしまいます。
正しくAirDropを動作させるためにも、両設定を解除しておきましょう。
端末同士の距離を近づける
AirDropを正常に動作させるためには、端末同士の距離を近づける必要があります。
適正距離は約10メートル以内(Bluetoothが利用できる距離)です。相手のiOSデバイスが離れすぎていると共有できません。
AirDropを利用する方法【送信編】
それでは、写真などを相手(端末)に共有(送信)する方法をご紹介します。
まずは、送信側・受信側の条件を再確認しましょう。
- Bluetooth・Wi-Fiの利用可能範囲内、かつ自分と相手(端末)が近くにいること
- 送信側・受信側共にBluetooth・Wi-Fiが有効、インターネット共有はオフにしていること
以上のことが完了していればAirDropの準備はOKです!
次に、送信する側の操作方法をご紹介します。
AirDropはiOSデバイスに元からインストールされている機能です。
そのため、AirDropというアプリを起動して操作するのではなく、送信したいデータを選択した状態で機能を呼び出す流れとなります。
今回は例として、私のiPhone XRを使って、写真アプリから共有する方法をご紹介します。
1.ファイルや写真、書類を選んで「共有」
写真アプリを起動し、共有したい写真を長押ししてください。
このとき、左右にスワイプして複数の写真を選択することも可能です。
長押し後、「共有」をタップ。
「共有」が出ない場合は、選択時のタップで写真がアップになっているだけかもしれません。
ひとつ前の選択画面に戻り、再度長押しをしてツールの選択肢が出ないか試してみてください。
2.AirDropに表示される相手(端末名)を選んで送信
次に、青い渦巻のようなAirDropアイコンをタップします。
AirDropを始める前の下準備が完了していれば、共有相手(端末名)が表示されます。
あとは共有したい相手(端末名)を選択すれば、送信は完了です。
3.相手が受け入れると「送信済み」になる
2の時点で相手側にはデータを受け取るかどうかの選択肢が出ています。
相手が「受け入れる」を押してデータを取得すると、こちらは「送信済み」となり、やりとりは完了です。
慣れてくれば、どの共有方法よりも簡単だと感じるはず!
送信相手(端末名)が表示されない場合は、相手側の設定もしくは下準備が行われていない可能性があります。確認してみましょう。
AirDropの出し方はアプリケーションごとに異なる
AirDropで共有できるものは多岐にわたります。
共有ボタン、もしくは送信ボタンから、AirDropの選択が出るアプリケーションなら共有が可能です。
- 写真、動画などのファイル
- 連絡先
- 地図
- safariのリンク
ただ、AirDropの出し方は一定ではありません。
iPhoneかiPadかで操作方法が変わりますし、アプリケーションによっても手順に差があります。
例えば今回は、iPhone XRで写真アプリから写真の長押しをして送信する方法をご紹介しましたが、この手順は他のアプリでは通用しない可能性があるのです。
では、そのほかのアプリではどうやってAirDropを出現させるのでしょうか。2つの例をご紹介します。
その他アイコン「・・・」をタップして出現させる
画像引用元:Appleサポート Youtube
ファイルを長押ししても、タップしても、共有ボタンが見つからない…。
そんなときは画面右上のその他アイコン「・・・」をタップして探してみましょう。
上の画像のiPadでは、その他アイコンの2番目に共有ボタンが出現しました。
連絡先の共有は「連絡先の送信」から
続いては連絡先の共有です。
連絡先は「共有」ボタンからではなく、「連絡先を送信」をタップすることでAirDropの選択肢が出る仕組みになっています。
共有したい相手の連絡先をタップして、画面下部にある「連絡先を送信」をタップしましょう。
すると、AirDropアイコンが出現します。後は通常通り、相手(端末名)を選択すれば送信できますよ。
AirDropを利用する方法【受信編】
次に、受信する側の操作方法について解説していきます。受信する側の操作はよりシンプルです。
相手(送信側)が自分の端末(受信側)を送信先として選択した瞬間、下の写真のように表示されます。
画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch で AirDrop を使う – Apple サポート
受信側がすべきことは「受け入れる」または「辞退」を選択して、受信するかどうかを決めるだけです。
受信する場合は「受け入れる」をタップしましょう。
相手が送信しているにもかかわらず何も表示されない場合は、BluetoothやWi-Fi、インターネット共有、受信設定を再確認してみてください。
受信する側の注意点
注意点として、「AirDropを有効にする」段階で「連絡先のみ」を選択していた場合、メールアドレスまたは携帯電話番号の登録が必要になります。
もし相手にメールアドレスや携帯電話番号を知られたくない場合は、一時的に「すべての人」に設定し直しましょう。これで受信することが可能となります。
受信し終わったら、設定を戻すのを忘れずに。「すべての人」のままでは、見知らぬ人からの情報も受け入れてしまいます。
使用しないときは「受信しない」「連絡先のみ」のどちらかを設定しておきましょう。
近頃は電車などで悪質な送信をする人がいると言われています。被害を避けるためにも注意が必要ですね。
MacでAirDropを使う場合はどうする?
画像引用元:Apple(日本)
AirDropはiPhoneでよく使われているため、iPhoneのみの機能と思われがちです。
しかし実は、iPhoneはもちろんMac(パソコン)やiPad(タブレット)など、アップル製品の大体はAirDropに対応しています。
iPadやiPod touchといったタブレット端末でのAirDropの操作方法は、基本的にiPhoneと同じです。
ただ、Macに関しては、勝手がやや異なります。
MacでAirDropを利用する方法【送信編】
MacでAirDropを利用する方法を紹介します。
1.FinderからAirDropを選択する
まずは、AirDropを選択します。
下記のどちらかの方法でAirDropを出現させましょう。
- Finderのメニューバーから移動>AirDropの順に選択する
- Finder のウインドウのサイドバーで「AirDrop」を選択する
2.共有する相手(端末名)を選択して送信
相手側の準備が整っていれば、下の写真のように共有する相手(端末名)が表示されるので選択しましょう。
画像引用元:Mac で AirDrop を使う – Apple サポート
これでMacでの送信は完了です。iPhone同様、簡単に共有することができますね。
MacでAirDropを利用する方法【受信編】
画像引用元:Mac で AirDrop を使う – Apple サポート
Macで受信をする場合も、iPhoneでの操作とあまり変わりはありません。
iPhoneと同じく、相手(端末)から送信されたものがディスプレイの右端に表示されます。
受信する場合は、「受け入れる」を選択しましょう。
AirDropが導入されていない旧製品もある
最後に、AirDropが導入されていない旧製品についてご紹介します。
AirDropは、iOS7以降のモデル(2012年発売のiPhone5以降)に導入された機能です。
そのため、iPhone4、iPhone4Sなどの古いiOSデバイスではAirDropを利用できません。
また、Macにおける対応モデルはMacBook Pro (Late 2008)以降となっています。
- iOS7以降……iPhone5以降~
- OS X Lion (10.7) 以降……MacBook Pro以降~
また、macOS ・iOSデバイス間の正式対応モデルはそれよりさらに後のものに限定されています。
- iOS8以降……iPhone5以降~
- OS X Yosemite (10.10) 以降……MacBook Pro (Mid 2012)~
AirDropがどうしても使えない場合は今一度、お手持ちのモデルを確認してみてください。
AirDropで送れない・受信できない時の対処法のまとめ
AirDropができない原因・対処法を中心に、AirDropについて解説してきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- AirDropを利用する際は、Bluetooth・Wi-Fiをオンにする
- インターネット共有はオフにする
- 機内モード・おやすみモードは解除する
- 極力近いところで行う
- 共有ボタンが見当たらない場合は、「その他」アイコンや「連絡先を送信」をタップして探す
- AirDropに対応していない旧モデルもある
AirDropを利用した共有方法は、今までにないほど簡単かつ便利なものです。
ですが、常時AirDropをオンにしておくと、不特定多数の人に検出され、迷惑行為を受けるリスクもあるので注意しなくてはいけません。
これを機に、受信設定を見直した上で、AirDropを活用してみてはいかがでしょうか?