AirPodsレビュー!新型よりも旧型が耳に合う私は断然こっち!

AirPodsとAirPodsProを比較してレビューします。結論から言うと着け心地重視なら旧型AirPodsがおすすめで、ノイズキャンセリングを求めるなら新型AirPodsにすべきです。耳の形には個人差があるので、それに伴いイヤホンの着け心地も違います。自分に合った方を選びましょう。
  • 更新日:2023年9月11日
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AirPods

Appleは現在、iPhoneシリーズと一緒にワイヤレスイヤホン「AirPods」と「AirPods Pro」を発売中です。

AirPods Proのほうが新しく、価格も高く、何より「Pro」という名称なので、より優れた製品であると誰もが認識しているのではないでしょうか。

しかし、今から買う場合でも、もしかしたら無印AirPodsのほうが合っている方も少なくないかもしれません。

この記事では、AirPodsもAirPods Proも購入した筆者が、両製品を比較しながらレビューします。

筆者としては、無印AirPodsの着け心地のほうが好きでした。

着け心地が良いのは旧型
  • 旧型はインナーイヤー型
  • 新型はカナル型
  • インナーイヤー型のほうが着け心地はいい
  • 閉塞感を求めるなら新型がおすすめ

トップ画像引用元:AirPods – Apple(日本)

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この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。

AirPodsは旧型と新型が発売中

AirPods

画像引用元:AirPods – Apple(日本)

現在Apple Storeでは、無印AirPodsもAirPods Proも発売しています。

発売中の無印AirPodsは、厳密には第2世代なのですが、この記事ではこれを「旧型」、そしてAirPods Proを「新型」とします。

旧型と新型の発売日
  • 旧型:2019年3月26日
  • 新型:2019年10月30日

実は発売日にはあまり差がありません。

差額は5,000円~10,000円

AirPods Proの価格は27,800円です。

対する無印AirPodsの価格は、17,800円 or 22,800円です。

無印AirPodsの価格
  • 充電ケースがワイヤレス充電に対応:22,800円
  • 充電ケースがワイヤレス充電に非対応:17,800円

違うのは充電ケースがワイヤレス充電に対応しているか否かだけで、その他のスペックは変わりません。

また、AirPods Proの充電ケースは、ワイヤレス充電に対応しているものしか出ていません。

AirPodsの使い方

AirPodsは旧型も新型も、目的の端末とBluetooth接続して使います。接続は、その端末の一般的な接続方法で行います。

AndroidスマホやWindowsパソコンでも可能です。

購入前に注意すべきことは特にないのでご安心ください。

AirPodsとiPhoneを接続する場合

AirPods接続

画像引用元:AirPods や AirPods Pro を接続して使う – Apple サポート

AirPodsとiPhoneの接続は、下記の単純な操作で行なえます。

  1. iPhoneのホーム画面を表示する
  2. AirPodsをケースに入れたままiPhoneに近づける
  3. AirPodsのケースのフタを開ける
  4. 設定アニメーションがiPhoneに表示される
  5. 「接続」をタップする
  6. 「完了」をタップする

iCloudにサインインしている場合、同じApple IDでiCloudにサインインしている対応デバイスでも、AirPodsが自動的に設定されます。

無印AirPodsとAirPods Proは形状が全然違う

AirPods Pro

画像引用元:AirPods Pro – Apple(日本)

5,000円程度の差額なら、より新しく高スペックそうな新型を買ったほうがいい、と感じる方も多いと思います。

ただ、新型は旧型の上位互換とは一概に言えないポイントがあるのです。

それは、本体の形状が全然違うことです。

無印AirPodsはインナーイヤー型

AirPods

画像引用元:AirPods(第2世代)- Apple(日本)

AirPodsの形状は、インナーイヤー型です。

iPhoneの付属イヤホン「EarPods」と形状が非常に似ています。

イヤホン

画像引用元:EarPods with 3.5 mm Headphone Plug – Apple(日本)

インナーイヤー型とは、耳介に引っ掛けるような形で装着する型のことです。

インナーイヤー型(旧型)のメリット・デメリット
  • メリット①:空間表現力に優れている
  • メリット②:耳が痛くなりにくい
  • デメリット①:音漏れしやすい
  • デメリット②:遮音性がない

AirPods Proはカナル型

AirPods Pro

画像引用元:AirPods Pro – Apple(日本)

AirPods Proの形状は、カナル型です。

カナル型とは、耳栓のように耳の奥に入れて装着する型を指します。

カナル型(新型)のメリット・デメリット
  • メリット①:音漏れしにくい
  • メリット②:遮音性に優れている
  • デメリット①:空間表現力に乏しい
  • デメリット②:耳が痛くなりやすい

インナーイヤー型とカナル型のメリット・デメリットは、AirPodsの旧型と新型にもそのまま当てはまります。

無印AirPodsのほうが着け心地が良い

Air Pods

画像引用元:AirPods の充電方法とバッテリーの駆動時間について – Apple サポート

筆者は現在、AirPods Proしか所持していません。

AirPodsは、AirPods Proが発売された直後に、フリマサイトで売ってしまいました。

AirPods Proにはノイズキャンセリング機能が搭載されたので、当時は「絶対AirPods Proのほうが良い!」と思い、旧型は値崩れする前に売ったほうが賢いと考えたためです。

今もAirPods Proは愛用しています(この原稿執筆中も)。

しかし、「旧型のほうが着け心地は良かったなあ」と実は日々感じているのです……。

カナル型はやっぱり耳が痛くなる……

AirPods Pro

一般的にカナル型は、耳栓のように耳の奥に入れる分、耳が痛くなりやすいと言われています。

これはAirPods Proも同様で、筆者の場合は1~2時間くらい使っていると痛いと感じ始めてしまいます。

インナーイヤー型の旧型では、そんなことほとんどありませんでした。

もちろん、これは一番個人差が出る部分ではありますが。

AirPods Proのほうが重たい

重量で比較しても、AirPods Proのほうが旧型より重いです。

新型と旧型のサイズと重量
  • 新型:30.9×21.8×24.0mm・5.4g
  • 旧型:40.5×16.5×18.0mm・4.0g

1.4gの差ではありますが、耳に着けるものなので、決して無視できる差ではありません。

これもあって、着け心地は、筆者としては旧型の方が断然好きです。

iPhoneの付属イヤホン「EarPods」の着け心地が好きな方は、筆者と同じ感想を抱きやすいのではないかと思います。

無印AirPodsとAirPods Proのその他の違い

AirPods Pro接続方法

画像引用元:AirPods Pro – Apple(日本)

AirPodsの新型と旧型の違いですが、形状を除けば、新型には2つの機能が加わりました。

AirPods Proに加わった機能
  • ノイズキャンセリング
  • 外部音取り込みモード

特に重要なのはノイズキャンセリングですかね。

ノイズキャンセリングの有無が、旧型と新型との差と言えるでしょう。

それ以外は、バッテリーも音質も、ほとんど変わりません。

AirPods Proのノイズキャンセリングは本当にすごい

筆者はノイズキャンセリング目当てで旧型を売り、新型を買ったわけですが、これ自体は今でも正解だったと思っています。

AirPods Proのノイズキャンセリング、小さい見た目に反して本当に効果があるのです。

体感としては、50%くらいは騒音がカットされている気がします。

WH-1000XM2

実は筆者は、ノイズキャンセリングに定評のあるソニーのワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM2」も持っているのですが、AirPods Proのノイズキャンセリングはこれと比較しても、遜色ないように感じます。

正直言うと、AirPods Proを入手してから、WH-1000XM2の出番はめっきり減ってしまいました。

外部音取り込みモードは旧型には必要なし

もうひとつの新機能である外部音取り込みモードですが、これは旧型にはもともと必要ない機能だと思います。

外部音取り込みモードは、AirPods Proを着けたまま外部の音を逆に取り込むというモードで、例えば店員と対話するときなど、咄嗟の場面で使うためのものです。

しかし、インナーイヤー型の旧型は、良くも悪くも外部の音は結構入ってくるので、外部音取り込みモードがなくても困りません。

バッテリーが進化した、とは言い難い

新型と旧型のバッテリーは、使っていてほとんど差を感じません。

スペック的にも、差はあってないようなものです。

製品本体ケース
(ワイヤレス対応)
Air Pods1回の充電で
最大5時間の再生時間
24時間以上の再生時間
最大18時間の連続通話
Air Pods
Pro
1回の充電で
最大5時間の再生
(アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大4.5時間)
24時間以上の再生時間
18時間以上の連続通話

むしろノイズキャンセリングを使用した場合は、新型のほうが消耗は激しくなります。

音質の差は正直わからない

AirPods Proの音質は、特段良いものではありません。

これは筆者だけでなく、多くのレビュワーが厳しく評価している部分でもあります。

「価格の割に音質が良くない」というのは、Apple製品全般に言われることです。

もっとも、新型はカナル型である上にノイズキャンセリング機能もあるのに対し、旧型はイヤーピース型なので、「聞こえかた」は違います。

新型は閉塞感が何倍も強いです。しかし、音質が良くなったわけではないと、筆者は感じています。

着け心地の旧型か、ノイズキャンセリングの新型か

以上、無印AirPodsと、AirPods Proの比較レビューでした。

着け心地が良いのは旧型
  • 旧型はインナーイヤー型
  • 新型はカナル型
  • インナーイヤー型のほうが着け心地はいい
  • 閉塞感を求めるなら新型がおすすめ

旧型と新型の争点は、着け心地 VS 閉塞感に絞られます。

ノイズキャンセリングが欲しいならAirPods Proがおすすめです。

筆者もノイズキャンセリング目当てで買い替えて満足しています。

しかし、着け心地が良かったのは無印AirPodsでした。

iPhoneの付属イヤホン「EarPods」の着け心地によく似ています。

あの着け心地が好きな方は、きっと新型より旧型のほうが好きになりやすいのではないでしょうか。

バッテリーや音質については、旧型も新型もそんなに変わりません。

差額は最大10,000円にもなるので、今から旧型を買うでも全然アリです。