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最近注目されているスマートスピーカーですが、Amazonでは2014年11月にすでに最初のスマートスピーカーの販売を開始しています。
その後、他社でも開発が行われ、続々と新製品が登場し現在に至ります。
Amazonがスマートスピーカー市場を牽引してきたといえます。
現在、国内で販売されているAmazonのスマートスピーカーは「Echo」「Echo Dot」「Echo Plus」と「Echo Spot」があります。
最もスタンダードなタイプは「Echo」ですが、今回はさまざまな特徴を備えた「Echo Dot」「Echo Plus」「Echo Spot」について比較をしていきます。
トップ画像引用元:Amazon | Echo – スマートスピーカー
1 スマートスピーカーでできること
画像引用元:Amazon | Echo – スマートスピーカー
スマートスピーカーとはAI(人工知能)アシスタントが利用可能な対話型の音声操作に対応したスピーカーで、AIスピーカーとも呼ばれています。
一般的にインターネットを利用して買い物をしたり、音楽を聴いたり、調べ物をするにはパソコンを操作したり、スマホやタブレットを使用しています。
そして、新たなインターネットの利用方法として登場したのがスマートスピーカーです。
スマートスピーカーの操作は利用者の音声を認識する事で行います。
Amazon Echoシリーズでいうと、AIアシスタントである「Alexa(アレクサ)」の名前を呼ぶことで認識機能が起動し、利用者の求めるアクションに対応します。
スマートスピーカーによってできることは音楽やニュースを聴くだけでなくさまざまなことができます。
- 音楽やニュースを聴く
- 家電を操作する
- 知りたい情報を調べてもらう
- ショッピング
- 届いたメールの読み上げや送信
- メモ機能やアラーム
全ての操作は話しかけることでAIアシスタントが利用者の求めている事を判断し、対応してくれます。
PCやスマホの操作が苦手という方でも操作方法は「話しかける」だけなので、特別な技術や知識を覚える必要もないため、抵抗なく使うことが可能となっています。
2 「Dot/Plus/Spot」それぞれの仕様・特徴
画像引用元:Amazon Echo Plus(Newモデル)
スマートスピーカーが便利と分かっていても、いざ購入を考えた場合、種類が豊富でどれを選んで良いのか迷う方も少なくありません。
Amazonの3モデルについて、各モデルの仕様と特徴をまとめましたので、自分に合ったスマートスピーカーを選ぶ参考にしてください。
2-1 コンパクトで低価格な「Echo Dot(第3世代)」
画像引用元:Amazon | New Echo Dot
搭載された機能は限られていますが、価格を抑えてスマートスピーカーを持ちたい方にはEchoシリーズの中で唯一1万円以下のモデルのこちらがオススメです。
サイズも最もコンパクトなモデルとなっています。
【Echo Dot スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ/重量 | 43 × 99 × 99 mm / 300g |
カラー | ブラック / ホワイト |
Wi-Fi | デュアルバンドWi-Fi、802.11 a/b/g/n(2.4GHz、5GHz)ネットワークに対応。 |
オーディオ | 内蔵スピーカー有り。3.5mmステレオジャック有り。 |
スクリーン | ー |
カメラ | ー |
高機能スピーカー | ー |
スピーカーサイズ | 1.6インチ |
Dolby デュアルスピーカー | ー |
外部スピーカー接続 | 対応 |
音楽ストリーミングサービス対応 | 対応 |
スマート家電の操作 | 対応 |
リモコン家電の操作 ※別売赤外線コントローラー必要 | 対応 |
スマート家電の簡単セットアップ (スマートホームハブ機能) | ー |
音声ショッピング ※プライム会員のみ | 対応 |
Prime Music ※プライム会員のみ | 対応 |
プライムフォト ※プライム会員のみ | ー |
価格 | 5,980円(税込) |
【Echo Dot 特徴】
スペックにおいて目立った特徴はありませんが、3モデルの中では最もコンパクトなサイズで、カラーはホワイトとブラックの2色から選べます。
2台購入しても他の2モデルよりも安い価格設定はEchoシリーズをこれから始める方には購入しやすい値段といえるでしょう。
現在第3世代となり、以前の第2世代と比較すると様々な点でスペックアップが見られます。
まずは、スピーカーサイズが0.6インチから1.6インチへと倍以上のサイズのスピーカーを搭載しました。
このスピーカーのサイズアップに伴い重量も増え、163gから300gへと倍近く重くなっています。
デザインとしては、無骨な外観からファブリック生地(布地)でサイドを覆い、柔らかくオシャレな見た目へと変わりました。
全体のサイズ感はほとんど変わっていないため、場所を選ばずにどこでも置けるコンパクトなサイズです。
2-2 スマートホームハブ機能搭載の「Echo Plus(第2世代)」
画像引用元:Amazon Echo Plus(Newモデル)
音質の良さに加え、スマートホームハブ機能を搭載しているコストパフォーマンスの高いモデルを選ぶなら「Echo Plus」がオススメです。
価格は3モデルの中では最も高い価格となりますが、第一世代に比べ、サイズが小さくなり見た目も洗練されています。
【Echo Plus スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ/重量 | 148 × 99 × 99 mm / 780g |
カラー | サンドストーン / チャコール / ヘザーグレー |
Wi-Fi | デュアルバンドWi-Fi、802.11 a/b/g/n(2.4GHz、5GHz)ネットワークに対応。 |
オーディオ | 内蔵スピーカー有り。3.5mmステレオジャック有り。 |
スクリーン | ー |
カメラ | ー |
高機能スピーカー | 搭載 |
スピーカーサイズ | 3.0インチウーファー、0.8インチツイーター |
Dolby デュアルスピーカー | 搭載 |
外部スピーカー接続 | 対応 |
音楽ストリーミングサービス対応 | 対応 |
スマート家電の操作 | 対応 |
リモコン家電の操作 ※別売赤外線コントローラー必要 | 対応 |
スマート家電の簡単セットアップ (スマートホームハブ機能) | 対応 |
音声ショッピング ※プライム会員のみ | 対応 |
Prime Music ※プライム会員のみ | 対応 |
プライムフォト ※プライム会員のみ | ー |
価格 | 17,980円(税込) ※Philips Hue シングルランプセット |
【Echo Plus 特徴】
「Echo Plus」も第1世代から第2世代へと変化を遂げています。
最も大きく変わったのは見た目です。23.5cmもあった高さが14.8cmへとサイズダウンしていますが、胴回りは8.4cmから9.9cmへとサイズアップしています。
「Echo Plus」もサイドをファブリック生地で覆い、無骨な第1世代の外観と比べると柔らかく、可愛らしい見た目へと変化しています。
ウーファー(低音)とツイーター(高音)搭載は変更ありませんが、ウーファーのサイズが2.5インチから3.0インチへとサイズアップし、よりパワフルなサウンドの出力が可能です。
Dolbyデュアルスピーカーを搭載し、実際に音が出る「ドライバユニット」の数が2つになることでより臨場感のあるサウンドを楽しむことができるようになっています。
サウンドは360°全方向で、2台用意することでステレオスピーカーにもなります。
また、「Echo Plus」最大の特徴はスマートホームハブ機能を搭載している点です。
スマートホームハブとは無線LAN機能を搭載していないライトなどのデバイス等をAmazonのEchoで操作するのに必要な「ハブ」を搭載していることを意味します。
第2世代でセットになっている「Philips Hue」のライトは「Echo Dot」「Echo Spot」で操作するには、接続するためのブリッジ(ハブ)を別に購入する必要があります。
しかも接続するライトの台数分だけブリッジ(ハブ)が必要となるため、費用がかさんでしまうというデメリットがあります。
しかし、「Echo Plus」ではブリッジが必要ないため、結果的に見るとコストパフォーマンスが高いモデルともいえます。
「Echo Plus」があれば全ての家電を音声で操作できるようになるというわけではありません。
「Echo Plus」で操作できる家電は、
- Echoシリーズに対応
- 「Zigbee」に対応
に限られます。
「Philips Hue」は「Zigbee」という無線通信の規格を採用しています。
2-3 スクリーン付きスマートスピーカー「Echo Spot」
画像引用元:Amazon Echo Spot
モニターを搭載し、見た目でも特徴的なモデルが「Echo Spot」です。
音声で応えてくれるだけでなく、天気や、音楽の楽曲名・アルバムアートなどを中心のモニター部分に表示し、目で見ることが可能となっています。
球体に近い外観で利用者に愛着を感じさせるようなデザインも特徴的です。
【Echo Spot スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ/重量 | 104 × 97 × 91 mm / 419g |
カラー | ブラック / ホワイト |
Wi-Fi | デュアルバンドWi-Fi、802.11 a/b/g/n(2.4GHz、5GHz)ネットワークに対応。 |
オーディオ | 内蔵スピーカー有り。3.5mmステレオジャック有り。 |
スクリーン | 2.5インチ タッチスクリーン 解像度:480 × 480 |
カメラ | VGA |
高機能スピーカー | ー |
スピーカーサイズ | 1.4インチウーファー、0.8インチツイーター |
Dolby デュアルスピーカー | ー |
外部スピーカー接続 | 対応 |
音楽ストリーミングサービス対応 | 対応 |
スマート家電の操作 | 対応 |
リモコン家電の操作 ※別売赤外線コントローラー必要 | 対応 |
スマート家電の簡単セットアップ (スマートホームハブ機能) | ー |
音声ショッピング ※プライム会員のみ | 対応 |
Prime Music ※プライム会員のみ | 対応 |
プライムフォト ※プライム会員のみ | 対応 |
価格 | 14,980円(税込) ※Philips Hue シングルランプセット |
【Echo Spot 特徴】
「Echo Spot」は国内では2017年7月26日に発売され、まだ第1世代のままモデルチェンジされていないスマートスピーカーです。
他のEchoシリーズの機能に加え、スクリーンとカメラを搭載していることが最も特徴的です。
音声と合わせてモニターでも情報を確認することができるため、聞き逃しなどによるストレスもありません。
カメラ機能では、「アレクサ、写真を撮って」と呼びかけると写真を撮ることができ、撮影した写真はプライムフォトに保存されます。
さらにAlexaアプリを使用している家族や友人とビデオ通話も楽しめます。
ビデオ通話機能は使い方を変えれば室内を監視するカメラにもなり、外出先からスマホで部屋の様子を確認する事も可能です。
モニターを備えた「Echo Spot」で、現在Amazonプライムビデオの再生は出来ませんが、今後のモデルチェンジにより、プライムビデオの視聴が可能になる事が予想されます。
次の章では、気になるそれぞれのスピーカーの音質の差を調べてみます。
2 「Dot/Plus/Spot」を比較して音質の差を調べてみた
これまでに各モデルの仕様と特徴を見てきましたが、一概にスマートスピーカーといってもそれぞれできる事や見た目、性能にも違いがあることが分かります。
音質は価格相応の「Echo Dot」
スマートスピーカーに興味があり、試して見たいと考える方には「Echo Dot」がオススメです。
持ち運びも簡単で、どこにでも置けるサイズ感と5,980円という値段設定はEchoシリーズの中では際立って安い価格となっています。
他のEchoシリーズ1台分の価格で2台所有することができますので、寝室とリビングに1台づつ設置するということも出来ます。
複数台使用している場合に「アレクサ」と呼ぶとそれぞれが反応はしますが、ユーザーからの距離を判断し、利用者から最も近い1台がアクションを担うように作られています。
この機能は「Echo Plus」や「Echo Spot」との同時利用でも同様です。
ただ、音質に関してはあまり優れているとは言えません。
第2世代では音質の強化とパワフルなサウンドへと進化してはいますが、こだわる方には別に高性能スピーカーへの接続をオススメします。
音質の良さを求めるなら「Echo Plus」
スマートスピーカーに音質の良さも求める方には「Echo Plus」がオススメです。
「Echo Plus」は3.0インチのネオジウム・ウーファーにより360°の方向へパワフルで高音質なサウンドを実現しています。
さらに、「Echo Plus」が2台あれば左右それぞれ音楽を再生するステレオスピーカーにもなります。
3モデルの中で唯一Dolby デュアルスピーカーを搭載しているため、臨場感のあるサウンドを楽しむことも可能です。
中間の音質の「Echo Spot」
「Echo Spot」の音質の評価としては「Echo Dot」よりも優れて、「Echo Plus」よりも劣るといったところでしょう。
「Echo Spot」もウーファーとツイーターで高音と低音2つのスピーカーを搭載しています。
しかし、Dolbyデュアルスピーカーを搭載し、スピーカーサイズも大きな「Echo Plus」と比べてしまうと、パワーも音質も劣ってしまいます。
音楽を良い音で楽しみたいという方には「Echo Plus」がやはりオススメですが、寝室などで簡単に音楽を聴ければ良いという方には「Echo Spot」でも十分楽しむ事が可能です。
3 さらなる進化と新製品の登場にも期待
世界のスマートスピーカーを牽引してきたともいえるAmazonですが、まだまだ利用者の求めるカタチへと進化の途中にあるといえます。
例えば、2つのことを実行してもらう場合、「アレクサ、◯◯と◯◯して」と伝えても完全に理解はできません。
その場合、「アレクサ、〇〇して」「アレクサ、〇〇して」と分けて伝える必要があります。
しかし、アメリカでは既に前者の伝え方で2つのアクションを実行できるように改善されている事を考えると、今後日本でも可能になることは間違いありません。
今年の12月12日に発売が開始される「Echo Show」も多くの方が注目していることでしょう。
「Echo Show」は10.1インチの大型のタッチスクリーンを搭載し、Amazonプライムビデオの視聴にも対応するとのことです。
今回紹介した「Dot・Plus・Spot」の3モデルもバージョンアップによって今後、より便利になっていくことでしょう。
搭載されている機能と性能を考慮し、皆さんの生活をより快適にする為のスマートスピーカー選びをオススメします。
- スマートスピーカー初心者には「Echo Dot」
- 家電を操作するなら「Echo Plus」
- モニター搭載で使い方も広がる「Echo Spot」