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まったく身に覚えのない連絡先からの着信は、大抵何かしらの勧誘や迷惑電話です。
着信に応答しないのが基本的な対策ですが、相手によっては何回もしつこく電話をかけてくることも。
このような場合に有効なのが着信拒否機能です。
この機能はAndroidの標準機能で設定できるほか、大手キャリアのサービスやアプリでも設定することができます。
今回は、これらの内容と設定方法について詳しく解説していきます。
Android標準の着信拒否機能を利用するには
Androidの標準機能で着信拒否の設定を行うことができます。
これから説明するのは、2020年6月現在の最新版であるAndroid10の着信拒否設定です。
バージョンや機種が違うことで多少の差はありますが、操作が大きく変わることはありません。
着信拒否の設定方法
- ホーム画面で、通話アプリ(赤枠のアプリ)をタップ
- 通話アプリが立ち上がるので、右上の3点部分をタップ
- 上記の画像の赤枠部分「設定」をタップ
- 設定メニューの中にある「ブロック中の電話番号」をタップ
- 「番号を追加」をタップ
- 着信拒否したい電話番号を入力し、「ブロック」をタップ
着信拒否設定をした番号の解除方法
1着信拒否設定を施した番号は、下の画面で確認することができます。
解除したい場合は、番号の横にある「×」をタップすれば操作は完了です。
Android標準の着信拒否利用時のアナウンスや注意点
なお、今回の方法で着信拒否をした場合、のちに相手が電話をかけたきた時に流れるガイダンスはありません。コール音も鳴らず、通話が切断されて終わりです。
また、今回の着信拒否設定を行うためには、Android7.0以降にアップデートする必要があります。
さらに、スマホを契約したキャリアによっては、このAndroid標準機能以上の設定が可能な場合がありますので、マニュアル等を参考にしてください。
ドコモの着信拒否サービスと設定方法
画像引用元:NTTドコモ ホーム
ドコモ・au・ソフトバンクではそれぞれで個別の着信拒否サービスを実施していますが、内容はほぼ共通です。
では、各キャリアのサービス内容と、実際の設定方法について詳しく見ていきましょう。まずはドコモから。
ドコモでは「迷惑電話ストップサービス」をユーザーに提供しています。申し込み不要で、料金もかかりません。
このサービスでは、30件までの特定の電話番号を指定できるほか、直前に着信があった電話番号を拒否できます。
先述のとおり申し込みが不要ですので、ユーザー側ですることは拒否する電話番号を登録するだけです。
では、設定方法を見ていきましょう。
迷惑電話ストップサービスの設定方法
1まず、ホーム画面で「通話」をタップし、通話画面に移動します。
2「メニューキー」(3点マークが表示されている場合も)をタップすると、下の画像のようなメニューが開きます。ここで「通話設定」をタップしましょう。
3通話設定画面で、「ネットワークサービス」をタップします。
4この画面に移動したら、「迷惑電話ストップサービス」をタップしてください。
5これが「迷惑電話ストップサービス」の設定画面になります。
着信拒否設定に使うメニューは2種類です。
着信拒否する電話番号を指定できる「番号指定拒否登録」と、一番最後に着信があった番号を拒否する「着信番号拒否登録」から、利用したいものを選びましょう。
この章の画像引用元:ドコモサポートメニュー
ドコモの迷惑電話ストップサービスの解除方法
次は本サービスの解除方法です。解除は、着信拒否設定を行う「迷惑電話ストップサービス」の設定画面から行います。
解除に使用するメニューは2種類。
設定した番号をすべて削除する「登録番号全件削除」と、一番最後に設定した番号を削除する「最終登録番号削除」です。
「登録番号全件削除」を行うことで、本サービスを設定する前の状態、つまり実質「解約」状態に戻すことができます。
また、上の方法のほかにも、「144」にダイヤルすることで削除することも可能です。
迷惑電話ストップサービスのアナウンス
本サービスを設定した場合、電話をかけてきた相手には
というアナウンスのあと、通話を自動で終了する処理が行われます。
なお、拒否された相手からの着信は着信履歴に残りません。
auの着信拒否サービスと設定方法
auでは、月額100円で「迷惑電話撃退サービス」をユーザーに提供しています。
ただし、「電話きほんパック」または「電話きほんパック(V)」に加入している場合は、これらのパックにこのサービスが含まれているため、月額は無料です。
このサービスでは、着信拒否する電話番号を最大30件まで登録することができます。では、設定方法について見ていきましょう。
迷惑電話撃退サービスの着信拒否設定方法
設定方法は簡単です。着信拒否したい電話番号から着信があった後に、「1442」にダイヤルするだけ。
この設定は、電話番号の通知がない相手からの着信でも、同様の方法で有効になります。
なお、登録している件数が30件に達している場合は、下記の方法ですべての電話番号を解除する必要があります。
迷惑電話撃退サービスの着信拒否解除方法
「1449」にダイヤルすることで、登録した全ての電話番号を解除できます。
迷惑電話撃退サービスのアナウンス
このサービスに登録された電話番号から着信があったときは
おかけになった電話番号への通話は、お客様のご希望によりおつなぎできません
というアナウンスが流れます。この処理は、たとえ相手が非通知で電話をかけてきた場合でも同じです。
ソフトバンクの着信拒否サービスと設定方法
画像引用元:ソフトバンク
ソフトバンクでは、「ナンバーブロック」という着信拒否サービスをユーザーに提供しています。料金は月額で100円です。
このサービスでは、最大20件の電話番号を着信拒否できますが、フリーダイヤルやフリーコールに対しては登録してもブロックできない場合があるので注意しましょう。
ナンバーブロックでは、相手からの着信の際、電話番号の通知の有無で設定方法が異なります。
まずは通知ありの設定方法についてです。
ナンバーブロックの着信拒否設定方法(番号通知ありの場合)
- 「144」をダイヤルし、「2」を入力する
- 着信拒否したい電話番号を入力する
- 「1」を入力し、「お断りガイダンス」を選択する
- 「#」を入力し、通話を終了する
以上で着信拒否設定は終了です。
なお、「お断りガイダンス」というのは、拒否した相手からの着信があった際に流れるアナウンスのことを指します。詳細は、後述の「ナンバーブロックのアナウンス」にて説明しています。
ナンバーブロックの着信拒否設定方法(番号通知なしの場合)
次は、相手からの番号が非通知だった場合の設定方法です。
- 相手からの着信を終了した後、「144」をダイヤルする
- 「1」を入力し、その後に「#」を入力する
- 「お断りガイダンス」を選択する
- 「#」を入力し、通話を終了する
番号が非通知だった場合は、次の着信があるまでに本設定を終える必要がある点に注意しましょう。
また、この設定方法は、電話番号が通知された場合も有効です。電話番号を忘れてしまった場合は、こちらの方法で登録しましょう。
ナンバーブロックの着信拒否解除方法
最後に、登録した番号の解除方法についてです。
解除する番号を指定できるほか、最後に登録した番号の解除や、登録した全ての番号を解除することも可能です。
- 「144」をダイヤルし、「4」を入力
- 登録されている番号をガイダンスが読み上げるので、解除したい番号が流れたら「#」を入力する
- 「*」を入力し、通話を終了する
なお、2の操作の後に「0」を入力すると、引き続きガイダンスが登録されている番号を読み上げるため、連続で番号の解除を行うことができます。
- 「144」をダイヤルし、「3」を入力
- 「#」を入力し、通話を終了する
- 「144」をダイヤルし、「5」を入力
- 「#」を選択し、通話を終了する
ナンバーブロックのアナウンス
着信拒否に登録した番号から着信があった場合は、相手に着信拒否をしている旨の「お断りガイダンス」が流れます。
このガイダンスは9種類あり、拒否対象の番号を登録する際、ユーザーが自由に選択できます。
- 「こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりお繋ぎできません。」
- 「こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お客さまの申し出により現在お断りしております。」
- 「この電話はお受けできません。」
- 「この電話はお繋ぎすることができません。」
- 「この電話はお客さまのご都合によりお繋ぎできません。」
- 「せっかくお電話いただきましたが、この電話をお受けすることができません。」
- 「電話番号をお間違えではないですか?この電話はお繋ぎできません。」
- 「おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりお繋ぎできません。」
- 「This is SoftBank. By the customer’s request, this call can not be completed.」
MVNO業者の着信拒否サービスを利用するには
画像引用元:【公式】UQ mobile オンラインショップ|UQコミュニケーションズ
MVNO業者というのは、一言でいえば「格安SIM」を提供している業者のことです。
自身では通信網を持たず、ドコモやauの通信回線を借りて通信サービスを提供しているため、「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体サービス事業者)」と呼ばれています。
MVNO業者の着信拒否設定は、その業者が繋がっているキャリアのサービスに依存します。
例えば、ヤフーモバイルはソフトバンクの回線を借りているため、「ナンバーブロック」を利用することになるのです。
また、mineoのようにドコモとau両方の回線を借りている業者では、スマホを契約した時のプランによって、使用するサービスが異なってきます。
Aプランであればauの「迷惑電話撃退サービス」を、Dプランであればドコモの「迷惑電話ストップサービス」を利用することになるのです。
おすすめの着信拒否アプリ Whoscallの使い方
画像引用元:Google Play
Androidの着信拒否設定は、アプリでも可能です。そこで今回は、着信拒否アプリとして全世界で5,000万件以上のダウンロード数を誇る「Whoscall」をご紹介します。
GooglePlayでも55万件以上のレビューが付きながら、4.4と非常に高い評価を維持しているアプリです。
このアプリでは、電話番号を指定して着信拒否を設定できるほか、最後に着信のあった電話番号への着信拒否設定も可能です。
では、着信拒否設定の方法を見ていきましょう。
1Whoscallを起動すると、直近の着信履歴が表示されます。
2着信拒否をしたい電話番号が表示されている点(上の画像の場合は赤枠の部分)をタップしましょう。
3相手の情報が表示されたら、赤枠の部分をタップ。
4メニューの中の「ブロック」をタップします。
5あとは、ブロックする理由を選び、赤いボタンをタップすれば着信拒否設定完了です。
また、画像の赤枠部分をタップすることで、着信拒否設定の画面に移動します。
この画面では、番号非通知の着信や、電話帳にない番号からの着信、国際電話からの着信などを自動的に拒否するよう、それぞれ設定することができます。
右下のボタンをタップすれば、電話帳やSMSのほか、直接番号入力による着信拒否設定も可能です。
着信拒否方法によってアナウンスや処理は異なる
今回は、Androidの標準機能やドコモ・au・ソフトバンクが提供する着信拒否サービス、そしてアプリによる着信拒否設定について解説してきました。
基本的に、Androidの標準機能でできる設定は番号指定のみです。
ただし、スマホの機種やキャリアによっては、他の機能が追加されていることもありますので、マニュアル等を参考にしてみてください。
ドコモ・au・ソフトバンクが提供するサービスは、設定が簡単でガイダンスも充実していますが、月額料金が発生する場合もあります。
一方、アプリは機能面が非常に充実していますが、利用する際に電話帳などの個人データへのアクセスを許可する必要があるため、安易に個人的なデータを触られたくないという方には向かないでしょう。
着信拒否の方法には色々なものがあります。サービス内容をよく把握し、自分の環境に合ったツールで着信拒否機能を利用してください。
iPhoneで着信拒否するとアナウンスはどうなる?設定方法と解除方法