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今回の記事ではAndroidスマホやタブレットでビルド番号を見る方法を紹介します。
ビルド番号とはソフトウェアの通し番号のことです。
ビルド番号を使うシーンや、ビルド番号から入る隠しコマンドなど、ビルド番号にまつわるいろいろな使用方法を解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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Androidのビルド番号って何?
画像引用元:Android | Google Blog
そもそもビルド番号は何のために必要なのでしょうか。
ビルド番号の確認方法を見る前に、ビルド番号の意味や必要なシーンを確認してみましょう。
ビルド番号の意味
ビルド番号は、ソフトウェアの通し番号です。
その付け方は企業によってまちまちですが、数字が新しいものほどバージョンが新しいことを意味します。
ビルドとは?
「ビルド」とは、システムのプログラムが作られる際に行われる作業の総称です。
プログラムに何らかの変更を加えたとき、「更新作業を行いました」という印を付けるために、ビルド番号もアップデートされます。
ビルド番号を使うシーン
スマホやタブレットに入っているソフトウェアが、最新の状態に更新されているかを確認したいとき、ビルド番号が役に立ちます。
例えば、スマホの不具合の原因と対処法をネットで検索すると、必ず「ソフトウェアが最新の状態になっているか確認すること」という項目が出てきますよね。
ソフトウェアが最新かどうかは、ビルド番号を見ればチェックすることができます。
とはいえ、多くの人はアップデートのお知らせが来たと同時にソフトウェアの更新を行うはずですから、わざわざビルド番号を調べる機会はほとんどないでしょう。
Androidのビルド番号の確認方法
ビルド番号は、スマホ・タブレットの「設定」画面から確認することができます。
早速手順を見てみましょう。
ビルド番号確認の手順
- 設定アプリを開く
- 端末情報をタップ
- ソフトウェア情報をタップ
- ビルド番号の項目をチェック
機種によって多少メニューが異なりますが、「設定」画面の「ソフトウェア」や「端末情報」といった項目の中にあります。
Androidのソフトウェアアップデートはした方がいい?
ビルド番号を見れば、ソフトウェアの状態が最新かどうかが分かります。
ところで、そもそもソフトウェアのアップデートは必要なものなのでしょうか?
アップデートをしなくても、大抵の場合は従来通り使い続けることが可能です。
そこで、アップデートをすることで得られるメリットと、アップデート時に気をつけるべき注意点を解説します。
アップデートで得られるメリット
まずは、アップデートをするメリットを見てみましょう。
- 機能向上
- セキュリティの向上
機能向上
ソフトウェアをアップデートする目的の大半は機能の向上にあります。
店頭に並んでいるスマホやタブレットは、完璧な状態であるとは限りません。
何らかの操作を行うと決まった不具合が起きたり、使いにくいところが出てきたりと、ちょっとした不具合が後から出てくることがあります。
そんなときにソフトウェアをアップデートすることで、厄介な不具合を改善することができるのです。
- 特定の操作で再起動をする
- タップの反応がにぶい
- アラームが鳴らないことがある
- 音楽再生時にフリーズする
スマホを直すためには、わざわざケータイショップに端末を持っていったり、修理に出したりしなければいけないイメージがありますよね。
しかし、ソフトウェアのアップデート機能を使えば、インターネットを通じて不具合を改善することができるのです。
もちろん直せる不具合の種類は限られます。
しかし、「ある一定の操作をしたとき、必ずこの不具合が起こる」と感じたときは、一度キャリアなどの公式サイトを覗いてみてください。
特定の機種に対して「ソフトウェア更新のお知らせ」などが出ているかもしれません。
また、ドコモ・ソフトバンク・auなどのキャリアを契約している場合は、キャリアから「ソフトウェア更新のお願い」が来ます。
基本的には自動で通知が来ますが、キャリアの公式サイトでもチェックが可能です。
セキュリティの向上
大抵のソフトウェアには、「セキュリティホール」というセキュリティの抜け道が存在します。
正門にはしっかり門番がいたとしても、脇にすり抜けられる抜け穴があるということですね。
このセキュリティホールは、いろいろなウイルスから狙われています。
そのため、スマホやタブレットは随時ソフトウェアのアップデートをすることで、セキュリティホールの対策を行っているのです。
そのため、ソフトウェアのアップデートはセキュリティの向上につながります。
ソフトウェアを最新の状態にして、ウイルスが侵入しにくい状態を作りましょう。
ソフトウェアアップデートで気を付けるべきこと
ソフトウェアアップデートのメリットだけを見ると、「アップデートは絶対にした方が良い!」と思いますよね。
でも実は、ソフトウェアアップデートにはデメリットもあるのです。
作業を進める際、気を付けるべき点をチェックしておきましょう。
- 使えなくなるアプリがあるかもしれない
- アップデート時の電波と電池の状態は要確認
- データのバックアップを取っておくこと
使えなくなるアプリがあるかもしれない
ソフトウェアアップデートをすることで、今まで使っていたアプリが使えなくなることがあります。
稀なケースではありますが、ソフトウェアアップデート後に既存のアプリが不調を起こすこともあるので気を付けてください。
なお、一度ソフトウェアアップデートをすると、前のソフトウェアに戻すことはできません。
アップデート時の電波と電池の状態は要確認
ソフトウェアアップデートでは、データ通信が発生します。そのため、電波環境が整った状態で行う必要があるのです。
スマホがアップデートを開始する前に、電波が安定しているかどうか確認しておきましょう。
途中で通信が途絶えてしまうと、ソフトウェアアップデートが中途半端な状態になり、スマホやタブレットに入っていたデータがすべて消えてしまう恐れもあります。
また同時に、電池の状態にも気を配ってください。
途中で電池が切れてしまうと、やはりアップデートに失敗してしまいます。
必ず満充電の状態で行うか、充電をしながらアップデートしましょう。
データのバックアップを取っておくこと
先述の通り、ソフトウェアアップデートに失敗すると、スマホやタブレットの中のデータを失う可能性があります。
そのため、アップデートを行う前に、データのバックアップを取っておくようにしましょう。
ソフトウェアアップデートの方法
ソフトウェアアップデートでは、大容量の更新データをダウンロードします。
Wi-Fi環境で更新するようにしてください。
- 「設定」アプリを開く
- 「ソフトウェア更新」をタップ
- 「ダウンロードおよびインストール」をタップ
- 「更新が必要かどうかチェック中」に切り替わるので10秒程度待つ
- 更新が必要な場合、「インストールを予約する」と「今すぐインストール」が表示されるので、自分の都合に合わせてどちらかを選ぶ
- 「予約」を選択した場合、インストールする時間を設定して完了
「今すぐインストール」を選んだ場合、その場で更新が始まります。30分近くスマホが使えなくなることもあるので注意しましょう。
アップデートが急ぎではない場合、深夜や朝方など寝ている時間にインストール予約するのがおすすめです。
ビルド番号に似た番号とその絡み
スマホやタブレットには、ビルド番号に似た番号がいくつか存在します。
ビルド番号との関係や見分け方を押さえておきましょう。
バージョン番号
ビルド番号と特に間違えやすいのが「バージョン番号」です。
バージョン番号はAndroidのバージョン、つまりOSの更新状態を示しています。
- バージョン番号:Androidのバージョンを示す番号
- ビルド番号:ソフトウェアのバージョンを示す番号
ビルド番号はソフトウェアアップデートの度に数字が変わっていきます。
一方、Androidのバージョンは基本的に変わりません。
もちろんOSバージョンアップを行えば変わりますが、かなり大掛かりな作業になります。
また、スマホ自体が新しいOSに対応しきれない可能性もあるので、注意が必要です。
バージョン番号の見方
バージョン番号のチェックの仕方と数字の見方は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」をタップ
- 「ソフトウェア情報」をタップ
「Android」欄に表示されているAndroidバージョンが、バージョン番号です。
ちなみに、2020年6月現在は、Andoroid10.0が最新バージョンとなります。
毎年夏ごろに新しいバージョンがリリースされるので、近いうちにバージョンアップするかもしれません。
Androidバージョンは、1・2・3と数字が上がっていくメジャーバージョンアップの他に、1.1・1.2など小数点単位で数字が上がっていくマイナーバージョンアップがあります。
- マイナーバージョンアップ:ちょっとした機能が更新される
- メジャーバージョンアップ:メニュー画面の変更など、大きな更新が行われる
カーネルバージョン
簡単に言えば、「カーネルバージョン」はOSの中のシステムのひとつです。
ソフトウェアの更新によって、この数字も新しくなることがあります。
基本的には、意識する必要のない数字です。
ベースバンドバージョン
ベースバンドは、GPSなどをコントロールするためのシステムです。
これもほぼ使うことはありません。
ビルド番号の隠しコマンド
ビルド番号にまつわる2つの隠しコマンドを紹介します。
- ディベロッパーモード
- イースターエッグ
それぞれ詳しく解説します。
ディベロッパーモードとは
ディベロッパーモードは、いわゆる開発者向けオプションです。
簡単に言えば、スマホやタブレットのシステムを自分で少しいじりたい人が使う機能ですね。
ディベロッパーモードが使えるようになると、基本設定にはない細かい設定を変更できるようになります。
- 画面をモノクロにする
- 充電中も画面が常時点灯しておくようにする
- タップしたときにどこをタップしたかポインタを表示する
- Wi-Fiの電波が弱い時は自動でモバイル回線にする
ただし、変更内容によっては、他のアプリに影響が出る可能性もあります。
必ずしも今より快適になるとは限らないので注意してくださいね。
ディベロッパーモードの出し方
ディベロッパーモードは隠しコマンドなので、通常の設定メニューの中にはありません。
- 「設定」を開く
- 「端末情報」をタップ
- 「ソフトウェア情報」をタップ
- 「ビルド番号」を連続タップする
- 「ディベロッパーモード(もしくは開発者向けオプション)に切り替わりました」というガイダンスを確認する
- 「設定」に戻ると、先ほどまでなかったところに「開発者向けオプション」というメニューが表示されるので、それをタップして操作する
今まで何もなかった部分に、開発者向けオプションメニューが出現します。
さっそく中身を見てみましょう。
興味がある人はぜひやってみてくださいね!
イースターエッグとは
「イースターエッグ」は開発者の遊び心で作られた隠しコマンドで、ある一定の操作を行うことで見られる特殊機能です。
ちょっとしたゲームができるので、ぜひやってみてください!ちなみに、Androidのバージョンによってコマンドの内容は異なります。
イースターエッグのやり方
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」をタップ
- 「ソフトウェア情報」をタップ
- 「Androidバージョン」の項目を素早く3回タップする
- イースターエッグが出てくるので、拡大してみたりスライドしてみたりして遊ぶ
ちなみにAndroid9.0ではこのような画面が出ます。
イースターエッグの面白いところは、タップの度にゲームが変わったり、長押しなど他の操作をすることで、さらに違う画面に変化したりするところです。
長押し・拡大縮小・連続タップなど、いろいろな操作を試してみてくださいね。
ビルド番号を確認してソフトウェアを最新の状態に更新しよう
ビルド番号は、スマホやタブレットのソフトウェアのバージョンを示すものです。
ソフトウェアが最新の状態になっているか、一度チェックしてみましょう。
ソフトウェアアップデートにはリスクもありますが、基本的には最新の状態にしておくことをおすすめします。
- 設定アプリを開く
- 端末情報をタップ
- ソフトウェア情報をタップ
- ビルド番号の項目をチェック