「Androidデバイスマネージャー」の使い方|位置特定やロックの方法

  • 更新日:2023年8月24日
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今回はAndroidスマホを紛失した時に役立つ「Androidデバイスマネージャー」の使い方を解説します。

スマホは連絡先やメール・LINEなど個人情報の塊です。

人によっては仕事のデータもスマホに保存しているので、万が一失くすと大変ですよね。

Androidデバイスマネージャーを設定しておけば、スマホを失くしても位置特定や遠隔操作でロックがかけられます。

ただ、事前に設定をしておく必要もあるので、この記事を参考にAndroidデバイスマネージャーを使えるようにしてくださいね!

今回の流れ
  • Androidデバイスマネージャーでできること
  • Androidデバイスマネージャーの使い方1:事前設定
  • Androidデバイスマネージャーの使い方2:他のAndroidでスマホを探す
  • Androidデバイスマネージャーの使い方3:パソコンからスマホを探す
  • Androidデバイスマネージャーで見つからない場合の対処法

トップ画像引用元:AQUOS:シャープ

この記事を書いた人
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います!

1 Androidデバイスマネージャーでできること

Androidデバイスマネージャーは、次の4つの機能があります。

Androidデバイスマネージャーの機能
  • 位置特定:GPSでスマホの位置を地図に表示
  • 音を鳴らす:着信音を利用してスマホから音を鳴らす(5分間)
  • 遠隔ロック:スマホにロックをかけてメッセージと所有者の連絡先を表示
  • 遠隔消去:スマホ内のデータを全て消去

Androidデバイスマネージャーを設定しておくと、紛失したスマホの位置を地図で確認できます。

もしGPSをOFFにしていて発見できない場合でも、遠隔ロックや遠隔消去でスマホ内のデータを守れます。

事前に設定しておくことで、紛失による個人情報漏洩のリスクが大幅に減らせますね!

2 Androidデバイスマネージャーの使い方1:事前設定

ここからは、Androidデバイスマネージャーを正しく動作させるための事前設定を行いましょう。

特にGPSが使えない状態では位置特定が利用できません。

2-1 GPSを有効にする

Androidスマホではクイック設定または設定からGPSのON/OFF切り替えができます。

クイック設定からGPSを有効にする

  1. 画面上部を下にスワイプして「クイック設定」を開く
  2. 「現在位置」を有効にする

クイック設定には初期配置から「現在位置」が表示されますが、表示される設定項目は自由にカスタマイズできます。

クイック設定に「現在位置」が表示されない場合、「設定」からGPS設定を確認しましょう。

設定からGPSを有効にする

  1. 設定を開く
  2. 「セキュリティと現在地情報」を開く
  3. 「位置情報」を開く
  4. 「位置情報を使用」をONにする

2-2 「端末を探す」を有効にする

紛失したスマホを探せるようにするには、GPSだけではなく「端末を探す」をONにする必要があります。

「端末を探す」は、AndroidまたはGoogleの設定から変更できます。

Androidの設定から「端末を探す」を有効にする

  1. 設定を開く
  2. 「ロックとセキュリティ」に進む
  3. 「端末管理アプリ」に進む
  4. 「端末を探す」にチェックを入れる

Googleの設定から「端末を探す」を有効にする

  1. 設定を開く
  2. 「Google」に進む
  3. 「セキュリティ」に進む
  4. 「端末を探す」にチェックを入れる

どちらで設定しても結果は同じなので、お使いの端末で見つけやすい方で設定してくださいね!

3 Androidデバイスマネージャーの使い方2:他のAndroidでスマホを探す

ここからはAndroidデバイスマネージャーを利用して紛失したスマホを探す方法を解説します。

設定に失敗しているといけないので、位置特定の設定後は試しに探してみることをおすすめします。

3-1 「端末を探す」アプリのインストール

画像引用元:端末を探す – Google Play のアプリ

紛失したAndroidスマホを他のスマホで探すにはGoogle Playから「端末を探す」アプリをダウンロードします。

▼「端末を探す」アプリをダウンロード▼

アプリの容量は3.5MBと小さいのでLTEでも問題なくインストールできます。

3-2 Googleアカウントでログイン

画像引用元:ログイン – Google アカウント

「端末を探す」アプリを起動すると、Googleアカウントのログイン画面になります。

紛失したスマホと同じGoogleアカウントを利用しているスマホから利用する場合は「○○として続行」からログインできます。

逆に紛失したスマホと別のGoogleアカウントを利用しているスマホからは「ゲストとしてログイン」を利用しましょう。

ゲストとしてログインする場合、Gmailアドレスとパスワードを入力してログインします。

Googleアカウントを忘れてしまうとスマホが探せなくなるので、Googleアカウントの情報はしっかり覚えておきましょうね!

3-3 スマホの位置を特定する

「端末を探す」アプリにログインすると、スマホの現在位置の地図が表示されます。

ここではGoogleアカウントに紐づいたAndroidスマホが表示されるので、探したいスマホを選びましょう。

3-4 スマホから音を鳴らす

「音を鳴らす」を選択すると、「着信音を停止」を押すか5分経過するまで着信音が鳴らせます。

位置特定には多少の誤差があるので、失くしたスマホに近づいた時に鳴らすのが効果的です。

なお、位置情報が表示されなくとも着信音は鳴らせます。

次の章でAndroidデバイスマネージャーでスマホをロックする方法を解説します。

3-5 スマホをロックする

「端末を探す」アプリで「ロック」を選択すると、メッセージと電話番号の入力欄が表示されます。

ここで入力したメッセージが専用のロック画面に表示され、入力した電話番号のみ発信できる状態になります。

置き忘れや落として失くした場合に設定しておくと、スマホを拾った人からの連絡が来る可能性が高まりますね!

なお、失くしたスマホに画面ロックを設定していない場合も新たに設定可能です。

事前設定がなく利用できる機能なので、スマホをなくしたらとりあえず有効にしておきましょう。

3-6 スマホのデータを消去する

「端末を探す」アプリの「消去」ボタンを押すと、スマホ内の全データを削除できます。

もしスマホの電源が切れている場合は、次に通信可能になった時点でデータ消去が実行されます。

どうしてもスマホが見つからない・手元に戻らない場合には、個人情報の漏洩を防ぐために忘れずに消去を実行しましょうね!

4 Androidデバイスマネージャーの使い方3:パソコンからスマホを探す

Androidデバイスマネージャーは、パソコンなどのWebブラウザからでも利用できます。

  • 家族・知人からスマホを借りられない場合
  • 予備のAndroidスマホがない場合

こうした方はパソコンやiPadなどを使ってスマホを探してみましょう!

ブラウザ用の「端末を探す」利用手順

  1. ブラウザ用の「端末を探す」にアクセス
  2. Googleアカウントでログイン
  3. 位置特定や音を鳴らす、ロック、消去を行う

なお、ブラウザ用の「端末を探す」でもスマホアプリと同様に位置特定やロックなどの機能が利用できます。

スマホアプリより広域の地図が表示できるので、場合によってはスマホアプリより探しやすいかもしれませんね!

5 Androidデバイスマネージャーで見つからない場合の対処法

最後にAndroidデバイスマネージャーで位置特定ができない場合の対処法をお伝えします。

5-1 位置情報がONになっているか確認

「端末を探す」の地図上に位置情報が表示されていない場合、GPS機能がOFFになっている可能性があります。

紛失後は設定変更できませんが、事前の動作確認の段階なら設定から位置情報がONになっているかチェックしましょう。

設定からGPSを有効にする

  1. 設定を開く
  2. 「セキュリティと現在地情報」を開く
  3. 「位置情報」を開く
  4. 「位置情報を使用」をONにする

5-2 電源が切れている場合

紛失したスマホの電源が切れている場合は、当然「端末を探す」アプリでの位置特定はできません。

ただ、拾った人が充電するなど通信できる状態に復帰した場合の動作を事前に指定できるので、位置特定ができずとも「端末を探す」で操作しておきましょう。

  • ロック:専用のロック画面とメッセージ・連絡先への発信ボタンを表示
  • 消去:通信可能になり次第スマホのデータを全消去

特に通常の画面ロックをかけていないと、失くした時に個人情報が守れません。

「端末を探す」のロック設定は忘れずに行いましょうね!

5-3 Google Playの表示設定を確認

画像引用元:Google Play

「端末を探す」に探したいスマホが表示されない場合、Google Playの設定を見直しましょう。

Googleアカウントは複数のAndroidスマホ・タブレットに設定できるので、機種変更を繰り返すと多くの端末が登録されます。

そのため、Google Playの設定で表示・非表示が切り替えできるのです。

ここで非表示に設定していると「端末を探す」にも表示されません。

Google Playの表示設定変更手順

  1. WebブラウザでGoogle Playの設定にアクセス
  2. 端末一覧から探したいスマホを見つける
  3. 端末名の横にある「メニューに表示する」にチェックを入れる

5-4 Googleアカウントが合っているか確認

「端末を探す」で表示されず、Google Playの設定にも端末名が表示されない場合は他のGoogleアカウントとスマホが紐づいている可能性があります。

もし他のGoogleアカウントがわからない場合、スマホを探せなくなってしまいます。

そのため、以下の方法でGoogleアカウントが特定できるか確認してください。

Androidの設定からGoogleアカウントを確認

Androidスマホでは、1つの端末に複数のGoogleアカウントが設定できます。

アカウント情報を忘れても登録済みのアカウントが確認できるので、他のGoogleアカウントがないかチェックしましょう。

  1. 設定を開く
  2. 「アカウントと同期」を開く
  3. 「Google」を開く

ここで表示されるGmailアドレスが端末に登録されているGoogleアカウントです。

紛失した端末に登録されている可能性があるので、一通り「端末を探す」でログインしてみましょう。

SMSや他のメールアドレスで復元する

Googleアカウント自体が思い出せない場合、Google公式の救済があります。

ただし、この方法はアカウント作成時に「電話番号」または「他のメールアドレス」を登録している場合に限ります。

  1. Googleのログイン画面にアクセス
  2. 「メールアドレスを忘れた場合」に進む
  3. 電話番号またはメールアドレスを入力して「次へ」
  4. 氏名を入力して「次へ」→「配信」
  5. SMSまたはメールに記載された認証番号を入力
  6. 所有しているGoogleアカウント一覧を確認

ここで表示されたGoogleアカウントが電話番号やメールアドレスに紐づいたものです。

アカウントを選択するとパスワードの再設定もできるので、忘れていたアカウントがあるかチェックしましょう。

Androidデバイスマネージャーが使えない場合の対処まとめ
  • 地図に表示されない:GPSをONにする、電源が入った時にロック or 消去を指定しておく
  • そもそもスマホが表示されない:Google Playの設定で表示設定・他のGoogleアカウントがないか確認

Androidデバイスマネージャーでスマホが探せない時は、ここまでの項目をチェックすれば解決します。

事前に設定して動作確認するのが1番ですが、失くした後に表示されない場合も焦らずに確認してくださいね!

次の章で今回の解説をまとめます。

6 Androidデバイスマネージャーの使い方まとめ

今回はAndroidスマホを紛失した時に使える「Androidデバイスマネージャー」の設定や使い方を解説しました。

Androidデバイスマネージャーの設定まとめ
  • 位置情報(GPS)をONにしておく
  • Androidの設定またはGoogleの設定から「端末を探す」にチェックしておく

Androidデバイスマネージャーは「位置情報」と「端末を探す」を有効にしておけば利用できるようになります。

端末を探すの機能まとめ
  • スマホの位置特定と音を鳴らす
  • 画面ロックしてメッセージと連絡先を表示
  • 遠隔でデータ消去

失くしたスマホを探す時は「端末を探す」アプリやWebから利用でき、見つからない場合のデータ消去も遠隔操作で実行できるので安心ですよね。

ただ、スマホを探すのもデータ消去もGoogleアカウントに紐づけて行うので、複数のGoogleアカウントを利用している方はアカウントを忘れないようにしましょう。

Androidデバイスマネージャーが使えない場合の対処まとめ
  • 地図に表示されない:GPSをONにする、電源が入った時にロック or 消去を指定しておく
  • そもそもスマホが表示されない:Google Playの設定で表示設定・他のGoogleアカウントがないか確認

今回の解説を参考に、Androidデバイスマネージャーでスマホを使いこなしてスマホを見つけてくださいね!