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スマホやITガジェットに詳しい人ならすでにチェック済みではないでしょうか。
京セラから発売され、Y!mobile(ワイモバイル)の取り扱いの格安スマホとしては初のミドルクラスのスマホ『Android One X3』が話題です。
ミドルクラスの名に恥じない、必要機能をすべて過不足なく備えたフルスぺックスマホというのがウリです。
そこでここでは、Android One X3の機能とスペックをご紹介するとともに、使用感のレビューをお伝えしますので、機種選定や購入の参考にしてください。
1 Android One X3の特徴とは?
画像引用元:Y!mobile
まず最初にAndroid One X3とはどの程度「フルスペック」なのか、ということから説明します。
1-1 Android One X3は常に最新バージョンのOSがアップデート
まずAndroid One X3の画期的な点は、
- 最新バージョンのAndroidが利用できる
- セキュリティのアップデートが毎月行われる
- その結果、「Google Play プロテクト」によってスマホは24時間を通じて自動的にスキャンされる
されるという点です。
ですから常に最も機能的に優れた状態で、なおかつ安心して利用することができます。
これは非常に心強いです。
1-2 Android One X3には選りすぐりのGoogle アプリがプリインストール
画像引用元:Android One X3 | 京セラ
2つめは、購入後に自分でアプリを探し検討して最善だと思われるものをインストールしなくても、既に選りすぐりのGoogle アプリがインストールされている点です。
具体的にプリインストールされているアプリは、「Google 音声検索」「Google マップ」「YouTube」です。
これらは、一般ユーザーが日常生活で頻繁に利用するアプリを中心に、Google Playのダウンロード実績データをもとにした、利用頻度の高いアプリが選択されています。
また「ピクチャ イン ピクチャ」という、2つのアプリを同時に操作する機能も搭載されましたので、スケジュールアプリで予定を確認しながらビデオ電話でアポを取る、ということも可能です。
1-3 Android One X3は指紋認証でセキュリティ万全
さらに最近は、非常にハッキングが増えていますし、スマホは常にデータを盗まれ、悪用されるリスクに晒されています。
Android One X3はネット上のハッキングについては最新のセキュリティソフトによってガードされています。
加えて、指紋センサーが搭載されているため、セキュリティはさらに万全になりました。
指紋認証機能の精度も、センサーにタッチするだけでなので、非常に高いです。
その指紋認証機能によって、いちいちパスワードを入れてロックを解除しなくても、画面起動と画面ロック解除が簡単にでき、これも非常に利便性と安全性が上がりました。
1-4 Android One X3には「おサイフケータイ」が搭載
また、世の中ではどんどんキャッシュレス決済の環境が整ってきていますが、Android One X3はそれに対応して、おサイフケータイ機能、「FeliCa」に対応しています。
使い方は、本体をレジのリーダーにかざすだけなのでこれも非常に簡単です。
1-5 Android One X3は赤外線通信搭載でデータ送信が簡単
今までスマホ同士のデータのやり取りは比較的簡単で環境が整っていましたが、相手がガラケーの場合、データ交換が非常に面倒くさい、という面がありました。
しかし、Android One X3には赤外線通信機能が搭載されましたので、ガラケーへ連絡先や写真のデータを簡単に転送できます。
また、現在ガラケーを持っていてスマホに機種変更しようと思っている場合も、データ移行がネックでしたが、この赤外線通信機能があるので、データ移行も簡単にスピーディにできます。
これによって、スマホへの機種変更のハードルが圧倒的に下がりました。
次の章では、Android One X3のスペックについて紹介します。
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1-6 Android One X3はフルワンセグテレビ搭載で通勤時にTV観戦可能
さらに、Android One X3には5.2インチという大画面でのフルワンセグテレビも搭載されましたので、デジタルテレビ放送が楽しめる点も、日常使いではうれしいポイントです。
その画像は非常に高精度ですから、写真やフルハイビジョン動画でも十分にストレスなく鑑賞できます。
往復の長い通勤時間もこれがあれば、ニュースなどによる情報収集から、リアルで見たいスポーツ観戦も可能なので、一気に生活の潤いが増すでしょう。
ただしワンセグを視聴するには、同梱のテレビアンテナケーブルを使用する必要があります。
1-7 Android One X3は素手でなくてもタッチパネル操作可能
今までスマホユーザーにとって微妙にストレスだったのが、タッチパネルが素手でなおかつ、乾いていなければ反応してくれない、という点でした。しかしAndroid One X3ではその点も解決しています。
- 『ウェットタッチ』は指が濡れていても操作ができる
- 『グローブタッチ』は手袋をしていても操作ができる
詳しくみていくと、「ウェットタッチ」は、指が濡れた状態でも操作できるタッチパネルが搭載されています。
特にキッチンで料理をしながらレシピをスマホで確認する、などの時には非常にストレスがなくなるでしょう。
2つめの「グローブタッチ」という機能は、手袋をした指でも反応してくれるというものです。
冬の寒い季節に手袋を脱がなくても良いですし、スノボなどのウィンタースポーツや、軍手をはめてガーデニングをしている時でも、そのままスマホを操作できます。
これもかなりのストレス軽減です。
1-8 Android One X3に防水・防塵・耐衝撃機能搭載で安心して使える
Android One X3は厚さが厚さ約8.2mmしかない、超薄型スマホです。
しかしそれでいて、ディスプレイは傷つきにくいのです。
なぜなら、ガラスDragontrailと、耐擦傷性の高いコーティングを施したアクリルスクリーンの京セラの特許取得の独自技術である、「ハイブリッドシールド」が採用されているからです。
この組み合わせで非常にガラスが割れにくくなりました。
さらには、2,800mAhのバッテリーと省電力設計により、3日間以上充電が不要なのも非常に重宝するでしょう。
また、防水性能はIPX5/IPX7レベル、防塵性能はIP5Xですから雨の日にも使えますし、汚れた時には水洗いさえできます。
埃っぽいエリアや、もっと劣悪な砂漠地帯などでも使用できます。
意外に盲点なイヤホンマイク端子や外部接続端子もキャップレス防水、防塵なので小さな部分から水や砂が入って故障、というようなこともないでしょう。
耐衝撃性能は、アメリカ軍のMIL-STD-810G基準に準拠していますから、これも相当ハードに使いこなしても壊れる懸念はありません。
以上がAndroid One X3の性能的な特徴です。
2 Android One X3のスペックは?
画像引用元:Y!mobile(ワイモバイル)
それでは、Android One X3のスペックを基本、通信などとカテゴリにわけてみていきます。
2-1 Android One X3の基本スペック
項目 | 基本スペック |
---|---|
サイズ | 約W72×H149×D8.2mm(突起部を除く) |
重さ | 約150g |
連続通話時間 | [3G]1550分 [LTE]1400分 [GSM]640分 |
連続待受時間 | [3G]690時間 [LTE]620時間 [AXGP]600時間 [GSM]660時間 |
バッテリー容量 | 2,800mAh |
充電時間 | 約160分(USB Type-Cアダプタ) |
プラットフォーム | Android™ 8.1 |
CPU | SDM630(オクタコア)2.2GHz + 1.8GHz |
ROM / RAM容量 | 32GB / 3GB |
対応外部メモリ / 対応最大容量 | microSDXC™ / 最大256GB |
2-2 Android One X3の通信スペック
項目 | 通信詳細 |
---|---|
データ通信方式 | FDD-LTE / AXGP / 3G |
最大通信速度(「4G」の場合) | [FDD-LTE]下り最大250Mbps / 上り最大37.5Mbps [AXGP]下り最大214Mbps / 上り最大13Mbps |
最大通信速度(「3G」の場合) | 下り最大21Mbps / 上り最大5.7Mbps |
対応周波数 | [4G]900MHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz [3G]900MHz・2.1GHz |
VoLTE(HD+) / VoLTE / HD Voice(3G) | ● / ● / ● |
Massive MIMO対応 | ● |
2-3 Android One X3のその他スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 5.2インチ |
表示方式 | TFT |
解像度 | 1920x1080(フルHD) |
カメラ有効画素数 | [メイン]約1,300万画素 [サブ]約800万画素 |
記録サイズ(静止画) | 4160x3120ドット |
記録サイズ(動画) | 1920×1080ドット |
フォトライト | ● |
オートフォーカス | ● |
手ブレ補正(静止画/動画) | - / - |
手ブレ軽減 | - |
Wi-Fiテザリング機能(最大接続台数) | ●(10台) |
Y!mobile メール(@yahoo.ne.jp) | ● |
MMS | ●(@ymobile.ne.jp) |
SMS(ショートメッセージサービス) | ● |
おサイフケータイ® | ● |
NFC | ● |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX7 / IP5X ※6 |
テレビ | ●(ワンセグ) |
無線LAN | a/b/g/n/ac |
Bluetooth® | ●(Ver.5.0) |
赤外線通信 | ● |
GPS | ● |
緊急速報メール | ● |
国際ローミング | ● |
指紋認証 | ● |
3 Android One X3の価格は?
画像引用元:Y!mobile(ワイモバイル)
ではこのようなフルスペックスマホのAndroid One X3は機種購入の場合、価格はいくらなのでしょうか。
3-1 Android One X3の公式オンラインショップ購入時の実質価格
画像引用元:Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobile(ワイモバイル)の公式オンラインショップで新品を購入した場合です。
3-1-1 Android One X3の新規契約、機種変更の価格
まず新規にY!mobile(ワイモバイル)で契約する場合と機種変更する場合です。
- 割賦販売価格 67,932円(24回払いでも一括でも同価格)
- 1月あたりの賦払金 2,808円
- 割引キャンペーン(バリュースタイル) 月額割引(翌月から) -972円
従って、実質価格は以下のようになります。
(賦払い金2,808円-月額割引872円)×24回=44,604円
3-1-2 Android One X3のMNPの価格
また他のキャリアからの乗り換えの場合は、以下のようになります。
- 割賦販売価格 67,932円
- 1月あたりの賦払金 2,808円
- 割引キャンペーン(バリュースタイル) 月額割引(翌月から) -1,512円
従って、実質価格は以下のようになります。
(賦払い金2,808円-月額割引1,512円)×24回+初回分割引540円除く=31,644円
MNPなら1台3万円台で購入できるのですから、かなりのお買い得だと言えるでしょう。
次の章では、Android One X3のレビューを紹介します。
どっちが得か?UQ mobileとY!mobileの価格・通信速度を徹底比較!
4 Android One X3のレビュー
では、実際にAndroid One X3を使ってどうなのか、筆者の使用体験とユーザーの利用体験を合わせてご紹介します。
4-1 Android One X3の個別性能レビュー
4-1-1 デザイン
デザインは外形としてはやや大きめですが、手帳サイズのスマホケースに入れずに、ケースなしで利用する上では、慣れれてしまいますし特に気にはなりません。
むしろ、この大きさが持ちやすい、という声さえあります。
また京セラらしく、外見は非常にシンプルですが、そこが逆に現代の流行を取り入れている感じで格好いい印象で、ここに高級感を感じている人もいます。
特に今発売されている他社のスマホは、丸みを付けたものが多いですが、Android One X3は逆に金属フレームでエッジを効かせてるので、特徴的で個性があってよいと感じられます。
4-1-2 携帯性
デザイン的には格好いいのですが、実用面で言うと少し大きい感じは否めません。
片手で持って、片手だけで扱うには指が届かず、やや不便とも言えます。
あるいはバッグに入れた場合はかなり存在感を主張するでしょう。
4-1-3 レスポンス
結論的に言えば、ハイスペックスマホではなく、格安スマホ用のミドルスペックスマホとしては、レスポンスは十分満足できるものだと言えます。
これは多くのユーザーが指摘していました。
例えば、レスポンス的に評価の高いNexus 5Xからの機種変更した人のレビューではストレスなく、逆にさらに速くなったという評価です。
ただしハイスペックスマホまではいきませんから、3D映像付の音ゲーなどでは一部の画像がカクつくようです。
しかし、普通のゲームや動画サイトでの動作は問題なくスムーズですから、普通に操作する上では不満にはならないでしょう。
4-1-4 画面表示
画像引用元:Android One X3 | 京セラ
液晶のきれいさは個人の期待値や感覚の問題ですが、評価はばらついています。
気にならない程度に綺麗という評価から、非常にきれいという評価まであります。
しかし、ネガティブな評価はありませんから、画面表示も3万円台の機種としては合格点でしょう。
液晶で京セラだから期待していなかったが、文字入力もしやすく、いい意味で裏切られた、というコメントもありました。
ただし、明るさの自動調整機能の能力はやや低めのようです。
暗い場所で利用した時に、ディスプレイの光量が頻繁に変わるのが人によってはストレスなので、手動で光量調整してる例もありました。
4-1-5 バッテリー
これはカタログでは3日間の連続使用が可能とありましたが、実際には使用状況によって差があるようです。
1番頻繁に利用しているものでは、往復3時間以上の通勤電車内でWebチェックとゲームプレイをして、なおかつ日中地図検索や調べ物に利用しても、1日大丈夫というのがありました。
バッテリー容量について不満を言っているユーザーは皆無だったので、バッテリーについては懸念は不要でしょう。
4-1-6 カメラ
ここまで良い評価が並びましたが、カメラ性能に関しては全く逆の評価です。
まず、少しでも光量が少ないと非常にブレます。また動いている被写体を撮影するのはほぼ無理でしょう。
スマホで高画質の写真を撮る必要がある人にはおススメできない部分です。
次の章では、Android One X3の使い勝手の総合評価について紹介します。
【格安SIM比較】実店舗が多くサポートが充実してるのはどのMVNO?
4-1-7 ボタン操作
画像引用元:Android One X3 | 京セラ
新規搭載のウェットタッチ、グローブタッチ機能は非常に評判が良いです。
筆者自身、仕事で紙を使うことが多く、そのため紙に皮脂を奪われて冬場など指先がよく荒れて割れてしまい、絆創膏をしていることが多いです。
しかし、今まで無理だった絆創膏をしたままの操作がAndroid One X3では難なくできました。
そのほかにも、スノボプレイヤーやマリンスポーツプレイヤーからも好評です。
4-1-8 呼出音や音楽
画像引用元:Android One X3 | 京セラ
これもいくつかある問題点の1つです。スピーカーが本体裏面にあるので、デスクにおいて直接音楽を聴こうとすると、音がこもるのです。
また、ベッドの上に置いておいて、アラームをかけていても、前持っていたスマホに比べて音が小さく、起きそこなったというユーザーもいます。
もしもAndroid One X3で音楽を聴くことをしたいのであれば、Bluetoothスピーカーに接続するか、イヤホン必須というところでしょうか。
4-1-9 Android One X3のその他のレビュー
以上のようにおおむね好評なAndroid One X3ですが、セキュリティ強化を打ち出して搭載した指紋認証は評判がよくありません。
何より、反応が遅く、本来パスワードを入れる手間を省くために搭載されているにも関わらず、認証されずにロックが解除できなくて、ストレスを感じる人が多数出ています。
また、「赤外線通信機能はあっても使わない」、という声もありました、
しかし、あっても困りはしないので、このために購入を控えるということにはならないでしょう。
同様に鳴り物入りで搭載したワンセグもアンテナを別途とりつけないといけないので、使いづらいので不要、という評価も多いです。
確かに電車の中で、わざわざアンテナを取り出してAndroid One X3につないで、というのは面倒くさいです。
5 Android One X3の使い勝手の総合評価は
いくつかAndroid One X3に対する不満はありましたが、全体的に見れば十分合格点の仕上がりだと言えそうです。
特に京セラ製という安心感とバッテリー持続時間の異例ともいえる長さは評価が非常に高いです。
総評としては、いくつか難点はあっても、カメラ機能を重視する人を除いて、
- 防水、防塵、耐衝撃性能
- おサイフケータイ
- 格安スマホなのにミドルクラスの性能
- 格安SIMのY!mobile(ワイモバイル)で契約可能
ということで格安スマホユーザーにとっては、良い選択肢が1つ増えたという評価は確実にあげられます。
Android One X3の「必要機能を全て備えたフルスペックスマホ」というキャッチフレーズはあながち大げさではないということがわかりました。
ミドルスペックで3万円台でこのスマホが手に入るのであれば、次のスマホに悩んでいる人には積極的にすすめられるでしょう。
この記事をお読みでこのような人がいたらぜひAndroid One X3を選択肢の1つに加えてみたらいかがでしょうか。