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2020年9月に、Googleは最新のAndroidとして「Android 11」をリリースしました。
Android 11にはスクリーンレコード(スクリーンショットの動画版)機能をはじめとした数々の新機能が搭載されているので、スマホがどう変わるか気になっている人もいるのではないでしょうか?
今回はAndroid 11の特徴や新機能、対応機種を詳しく紹介します。
アップデートを検討している人や自分のデバイスがアップデートできるか知りたい人はぜひチェックしてみてください!
- ワンタイムパーミッションに対応
- スクリーンレコードに標準対応
- バブル機能を実装
- 通知の管理機能を強化
トップ画像引用元:Android 11 | Android
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Android 11とは
画像引用元:Android 11 | Android
最初に、Android 11の概要についてみていきましょう。
UIの変更や使い勝手に影響するような大きなアップデートではなく、セキュリティや使い勝手を向上させるためのアップデートが主流です。
- 2020年9月6日にリリースされたAndroidのバージョン
- セキュリティや使い勝手の向上に役立つアップデートが多い
- Pixelシリーズを中心にバグがあったが10月の月例アップデートで修正済み
Android 11ではあったら便利な機能が実装されており、アップデートすればより利便性が高まるでしょう。
アップデートできるかどうかはスマホメーカーに依存しますが、自分のスマホで利用できるならぜひ利用してみてください。
Android 11の新機能
画像引用元:Android 11 | Android
Android 11の新機能をチェックしていきましょう。
あると便利な機能をいくつか搭載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- ワンタイムパーミッション
アプリの権限を1回のみ/利用時のみ許可する機能 - スクリーンレコード
スマホの画面に表示されている内容を動画で保存する機能 - バブル機能を実装
メッセージアプリにスムーズにアクセスするための機能 - 通知の管理機能を強化
重要な通知を優先表示する機能
それぞれの新機能を詳しく紹介します。
どのような機能なのか確認し、便利・快適にAndroid 11を使いましょう。
ワンタイムパーミッションに対応
ワンタイムパーミッションとは、サードパーティアプリが何らかの権限を求めた際に、1回のみ許可する機能です。
これまで、アプリへの権限許可は「常に許可」「許可しない」の2パターンでしたが、Android 11からは「1回のみ許可」「アプリの使用中のみ許可」が追加されています。
これによって必要なときのみアクセス権を与えられ、セキュリティ向上に役立つ仕組みです。
頻繁に使わないアプリを起動するときにこの機能を使うといいでしょう。
スクリーンレコードに標準対応
スクリーンレコードとは、ディスプレイに表示されているものを動画で保存する機能です。
初めて利用するときは、以下の手順で操作しましょう。
- 通知バーを2回スワイプしてクイック設定編集モードを起動
- スクリーンレコードをドラッグしてクイック設定内に配置
- 録画したい画面を表示させ、スクリーンレコードアイコンをタップ
- 終了するときは通知バーの停止ボタンをタップ
これまで、AndroidデバイスではAZ Screen Recorderなどのサードパーティアプリを使う必要がありましたが、これによって標準機能のみで録画できます。
簡単にスクリーンレコードを利用できるので、アプリの使い方を説明するときやゲームのプレイ動画を撮影するときに役立つでしょう。
バブル機能を実装
バブル機能とは、メッセージアプリにアクセスするアイコンをディスプレイ上に常時表示する機能です。
タップするとどのアプリを利用していてもメッセージ画面がポップアップで表示され、手軽に返信可能です。
メッセージアプリを利用しながら動画鑑賞するなどの使い方も可能なので、うまく活用して便利にスマホを利用しましょう。
通知の管理機能を強化
Android 11では通知の管理機能を強化しました。
通知バーから通知順位を「優先」に設定しておけば、その通知を最上部に表示します。
重要な連絡先を優先設定することで、多数の通知が集中しても見落としにくくなるでしょう。
Android 11の対応機種
画像引用元:AQUOS sense4のデザイン・色|AQUOS:シャープ
では、既にAndroid 11に対応している機種には一体どのようなものがあるのでしょうか。
現在対応中または今後対応予定の主なスマホシリーズは下記の通りです。
- Google Pixel
- Android One
- Galaxy
- AQUOS
- arrows
- LG
- OPPO
この章では、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイルの2021年2月現在Android 11対応の機種と、今後対応予定の機種をまとめました。
併せて、Android 11にアップデートする際の注意点についても触れていくので、是非チェックしてください。
2021年2月現在Android 11対応済みの機種
2021年2月現在、各キャリア・格安SIMでAndroid 11に対応している機種は下記の通りです。
会社別にまとめました。
ドコモ
- Google Pixel 3
- Google Pixel 3 XL
- Google Pixel 3a
- Galaxy S20 5G SC-51A
- Galaxy S20+ 5G SC-52A
- AQUOS zero2 SH-01M
- AQUOS sense4 SH-41A
- Xperia 5 SO-01M
- Xperia 1 Ⅱ SO-51A
au
- Google Pixel 5
- Galaxy S20 5G SCG01
- Galaxy S20+ 5G SCG02
- Galaxy S20 Ultra 5G SCG03
- AQUOS zero2 SHV47
- Xperia 1 Ⅱ SOG01
- Galaxy S10 SCV41
- Galaxy S10+ SCV42
- Galaxy Note10+ SCV45
- Xperia 5 Ⅱ SOG02
ソフトバンク
- Google Pixel 5
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- Google Pixel 4a
- Google Pixel 4a(5G)
- Google Pixel 3
- Google Pixel 3a
- Xperia 5 Ⅱ
- AQUOS zero2 906SH
楽天モバイル
- AQUOS sense4 lite
ワイモバイル
- Android One S8
- AQUOS sense4 basic
一部の機種は販売時からAndroid 11が搭載されていますが、Android 11のサービスがリリースされる前に発売されたスマホに関しては、自分でアップデートする必要があります。
今後Android 11対応予定の機種
今後Android 11に対応する予定の機種は下記の通りです。
ドコモ
- AQUOS R3 SH-04L
- AQUOS sense3 SH-02M
- AQUOS R5G SH-51A
- arrows Be3 F-02L
- arrows Be 5G F-51A
- arrows Be4 F-41A
- arrows NX9 F-52A
- Galaxy S10 SC-03L
- Galaxy S10+ SC-04L
- Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
- Galaxy Note10+ SC-01M
- Galaxy Note10+ Star Wars Special Edition SC-01M
- Galaxy A20 SC-02M
- Galaxy A41 SC-41A
- Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A
- Galaxy A51 5G SC-54A
- Galaxy A21 SC-42A
- LG style2 L-01L
- LG V60 ThinQ 5G L-51A
- LG style3 L-41A
- LG VELVET L-52A
- Xperia 1 SO-03L
- Xperia 10 Ⅱ SO-41A
- Xperia 5 Ⅱ SO-52A
楽天モバイル
- AQUOS R5G
- AQUOS sense3 lite
- AQUOS sense3 plus
- AQUOS zero SH-M10
- AQUOS R2 Compact SH-M09
- Galaxy S10
- Galaxy Note10+
- OPPO Reno3 A
au、ソフトバンク、ワイモバイルについては、対応予定の機種の記載がありませんでした。
あくまで予定なので、今後一部の機種でAndroid 11に対応しなくなる可能性もあります。
Android 11へアップデートする際の注意点
発売時に既にAndroid 11が搭載されている機種であるなら問題ありません。
ですが旧バージョンからアップデートする場合、いくつか注意する必要があります。
- 古い機種だと不具合が発生する可能性が高い
- アップデートする前に、事前に不具合がないかチェックするのがおすすめ
OSの最新バージョンは、基本的に今後発売されるスマホの性能に合わせて設計されます。
Android 11は大容量・高速通信が可能な5G対応スマホにも対応していくものとなるため、アップデート対応機種であっても、古いスマホだと不具合が発生する恐れがあります。
現在確認されている不具合の一例としては、音量が自動的に小さくなってしまう・タッチ操作不具合・アプリ設定が初期化される(データが消えるわけではありません)などです。
不具合は機種によってさまざまなので、一度自分が今使っている機種でどのような不具合が発生しているのかチェックするべきでしょう。
また、既に解消されているバグや不具合もあるので、更新情報を確認することもおすすめします。
Android 11とAndroid 10の違い
画像引用元:Android 10 | Android
「Android 11は先代のAndroid 10とどのように違うのか」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
ここからは、Android 10の機能との主な違いを詳しくみていきましょう!
- 利便性をさらに向上させることを重視
- セキュリティ向上を意識
- ダークテーマのスケジュール設定が可能に
- IoTを強く意識している
- Google Playシステムアップデート(Project Mainline)を強化
利便性をさらに向上させることを重視
これまでのAndroidのメジャーアップデートは、Android 9でUIを大きく変更してAndroid 10で機能面を強化しています。
Android 11では利便性を向上させることを重視しており、そのための機能を実装しました。
スクリーンレコード機能やバブル機能を標準実装するなど、Android 10で足りなかった機能を実装したものといえるでしょう。
利便性を重視し、あると便利な機能を追加しています。
セキュリティ向上を意識
アプリを利用する際に、よくわからない権限を求められて不安になることがあるものです。
Android 11ではAndroid 10までのOSでは実装されていなかったワンタイムパーミッションを実装し、より安心して利用できます。
ほかにも、アプリからの権限要求を2回拒否すると手動で権限を付与するまで要求をブロックする機能も実装済みです。
ダークテーマのスケジュール設定が可能に
Android 10の時点でダークテーマに対応していましたが、時間によって自動で切り替える機能は未実装でした。
Android 11へのアップデートでスケジュール設定ができるようになり、指定した時間帯に限ってダークテーマをONにできます。
夜間はダークテーマを利用し、日中はOFFにしたい人でも手動で切り替える必要はありません。
IoTを強く意識している
Android 11には電源ボタンを押すとスマートデバイスに一括アクセスできる機能を実装しており、IoT家電などをまとめて操作できます。
これまでデバイスごとに専用のアプリをインストールしていた場合でも、この機能を使えばまとめてコントロールできるので利便性が高まるでしょう。
IoTは今後も拡大すると予想されており、コントロールしたいデバイスが増えたときにはより力を発揮するシステムです。
Google Playシステムアップデート(Project Mainline)を強化
Google PlayシステムアップデートはシステムアップデートをGoogle Play経由で行うものです。
この機能はAndroid 10から実装されていましたが、Android 11ではさらに強化されました。
その結果、より多くのセキュリティアップデートやシステムアップデートをGoogle Play経由で提供できるようになっています。
Android 11とiOS 14の違い
画像引用元:iOS 14 – Apple Developer
Android 11とiOS 14の違いについてもみていきましょう。
いずれも2020年にリリースされたOSなので、どのような違いがあるのか気になっている人もいるのではないでしょうか?
特に、iOS 14はiOS 13から大幅に進化したので要チェックです。
iOS 14のリリースで使用感・UIなどがAndroid 11に近づいた
iOS 14ではUI面での大幅なアップデートが実施され、次のような機能が実装されました。
- ランチャー画面へのウィジェット配置に対応
- Appライブラリを実装
- App Clipsを実装
- スマートデバイスにアクセスできるHome Kitの機能をブラッシュアップ
大幅なアップデートで機能が向上し、使い勝手が良くなったといえるでしょう。
Android 11と同様にスマートデバイスにアクセスでき、HomeKit対応デバイスのコントロールを簡単に行えます。
オートメーション機能を利用すれば自動制御もできるので、利便性が高いでしょう。
細かいポイントでは違いも多い
使用感が近づいたとはいえ、開発元が違うので細かい違いは数多く存在しています。
実際に利用すると気になる相違点は以下のとおりです。
- iOS 14はアプリの整列に制限がある(ランチャー画面)
- iOS 14はデフォルトアプリの変更機能は未実装(ブラウザとメールのみ対応済)
iOS 14では、使いやすいアプリを下から配列して上部を開けておくなどのアプリ整列は不可能です。
すべて埋まっている場合は自由に並び替えできますが、左上から順番にしか配置できないので注意してください。
左側に一列に並べたいと思っても無理なので、使いにくいと感じることもあります。
また、ギャラリーやミュージックなどのデフォルトアプリの変更にも対応していません。
ブラウザとメールのみ変更可能ですが、その他のデフォルトアプリを変更できないのでこちらも要注意です。
Android 11は利便性がさらに向上でおすすめ
画像引用元:Android(TM)OSバージョンアップ | お客様サポート | NTTドコモ
今回は、Android 11の特徴やAndroid 10からアップデートされたポイントなどを解説しました。
Android 11の特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。
- ワンタイムパーミッションに対応
- スクリーンレコードに標準対応
- バブル機能を実装
- 通知の管理機能を強化
大幅なUI変更ではなく、利便性の向上を重視したアップデートです。
Android 10で「もうちょっとここが変わったら便利なのに」と思うものを実装したOSといえるでしょう。
リリース直後は不具合が多かったもの、10月のアップデートで解消されているので、持っているスマホがアップデートできるなら使うのがおすすめです。
より便利にスマホを使いたいと考えている人は、ぜひAndroid 11を利用してみてください!