Apple Music Voiceとは?通常プランとの違いや使い方について解説

  • 2023年1月5日
  • by.araki

Apple Music Voiceイメージ

音楽アプリならApple Musicがおすすめ!
1億曲が聴き放題で、1ヶ月の無料トライアルも実施中!

Apple Music Voiceとは、制限があるもののApple Musicをより安価な料金で楽しめるプランです。

サブスクリプション型の音楽配信サービスを検討している人の中には、Apple Music Voiceを利用したいと考えている人もいるのではないでしょうか?

Apple Musicは1億曲以上を配信している音楽配信サービスで、高音質なオーディオにも対応しているのが魅力です。

そんなApple Musicにはさまざまなプランがあり、Apple Music Voiceはその中のひとつです。

そこで、この記事ではApple Music Voiceがどのようなサービスなのか、どんな人に向いているのかをチェックしていきましょう。

このプランが気になっている人は、ぜひこの機会に一通りチェックしてみてください。

Apple Music Voiceの特徴
  • iOS 15.2以降を搭載したApple製デバイスで使用できる
  • 480円/月と他のプランより安価に利用できる
  • Siriでの音声操作に限定される
  • オフライン再生やハイレゾオーディオには対応していない

トップ画像引用元:Apple Music

Apple Music Voiceとは

Apple MusicをSiriでリクエストするイメージ画像

画像引用元:Apple Music公式サイト

Apple Music Voiceを一言で説明すると、「最低限の操作以外はSiriでの音声操作に限定されたApple Music」です。

2021年12月14日にiOS 15.2がリリースされると同時にサービスを開始しました。

Amazon Music Unlimitedで提供されているワンデバイスプランとにたような操作感のサービスといえるでしょう。

通常のApple Musicの個人プランが1,080円/月、ファミリープランが1,680円/月なのに対し、Apple Music Voiceは480円/月で利用できます。

安価に利用できる分機能が大幅に制限されており、アートワーク情報を見たり動画を視聴したりすることはできません。

オフライン再生、空間オーディオ、ロスレスにも非対応です。

再生ボタンのオン/オフや音量の調節、次の曲へのスキップなど、最低限のことは可能なので、手軽に音楽を楽しみたいと考えている人におすすめです。

参考:Apple、Apple Music Voiceプランを発表 – Apple (日本)

Apple Music Voiceと通常プランの違い

Apple Music

画像引用元:Apple Music

プランApple Music
Voice
Apple Music
個人
配信楽曲数1億曲1億曲
無料トライアル7日間1ヶ月
エキスパートが作成した
プレイリスト
対応対応
Siri経由での再生対応対応
ライブ&オンデマンド対応対応
ロスレスオーディオ非対応対応
Apple製デバイス以外での再生非対応対応
オフライン再生非対応対応
空間オーディオ非対応対応
月額料金480円1080円

Apple Music Voiceは安価に利用できる分、通常の個人プランとはサービス内容が異なります。

ここでは、利用する上で注意しておきたい違いをいくつか紹介するので、ぜひチェックしておいてください。

Apple Music Voiceと通常プランの違い
  • ロスレスオーディオ・空間オーディオに非対応
  • オフライン再生は利用できない
  • 再生できるのはApple製デバイスでのみ
  • Siri経由での操作にのみ対応
  • カスタムプレイリストの作成に非対応
  • 月額料金や無料トライアルの期間

違い1: ロスレスオーディオ・空間オーディオに非対応

通常のApple Music(個人プランやファミリープランなど)では、可逆圧縮を利用したロスレスオーディオによる高音質再生を楽しめます。

しかし、Appie Music Voiceではロスレスオーディオには対応していません

音質にこだわりたい人にとってはデメリットといえるでしょう。

ロスレスオーディオによるハイクオリティな音楽を楽しみたい人は、通常の個人プランやファミリープランを契約してください。

違い2: オフライン再生は利用できない

Apple Music Voiceでは、オフライン再生も利用できません

圏外エリアに出掛けたときに音楽を聴きたいと考えている人にとっては、使えないプランといえるでしょう。

該当する場合は、最初から個人プランを契約することをおすすめします。

また、容量が少ない通信プランを契約しており、あらかじめ音楽をダウンロードして外出時に聴きたいと思っている人にとっては大きなデメリットです。

この場合は月額料金差と通信プランの料金差を考慮し、Apple Musicの個人プランを契約するか通信容量を引き上げるか検討しましょう。

違い3: 再生できるのはApple製デバイスでのみ

契約しているプランがVoiceプランの場合、音楽を再生できるのはApple製デバイスに限られます

PCのブラウザを利用した再生などには対応していないため、注意してください。

違い4: Siri経由での操作にのみ対応

Apple Music Voiceの最大の特徴が、基本操作がSiri経由に限られていることです。

音楽を再生したいときは、AIアシスタントのSiriに話しかけて再生してください。

この点を面倒だと感じるなら、個人プラン等の上位プランに加入したほうが満足できるでしょう。

違い5: カスタムプレイリストの作成に非対応

Apple Music Voiceを契約している人は、カスタムプレイリストを作成できません。

好みの曲を集めてプレイリストを作成し、シーンに応じて流したいと考えている人は注意してください。

カスタムプレイリストは便利な機能なので、人によっては致命的に感じるでしょう。

違い6:月額料金や無料トライアルの期間

Apple Musicの個人プランを契約した場合、月額料金は1080円です。

一方で、Apple Music Voiceは480円と500円安くなっています。

Apple Musicを利用したい場合、Apple Music Voiceの登録者はいつでも、月々1080円のApple Musicの個人プランまたは月々1,680円で最大6アカウントが利用できるファミリープランに切り替えられます。

Apple Musicの無料トライアル期間は1ヶ月に対して、Apple Music Voiceは7日間です。

ただし、7日の間に決済情報を登録すれば1ヶ月に延長されるため、この仕様を覚えておけばトライアル期間は短くなりません。

Apple Music Voiceのメリット

Apple Music Voice

画像引用元:Apple、Apple Music Voiceプランを発表 – Apple (日本)

通常プランに比べて特徴的なApple Music Voiceですが、主なメリットを挙げると以下の2つです。

Apple Music Voiceのメリット
  • Wi-Fi環境で聴く人にとっては月額が安くてお得
  • 手で操作しなくて良いのが楽

この2つにメリットを感じるなら、利用を検討してみてもいいでしょう。

Wi-Fi環境で聴く人にとっては月額が安くてお得

Apple Music Voiceは利用方法や機能が限られる反面、480円/月という安価な料金で利用できます。

そのため、Apple Musicアプリを利用して操作できない点を許容できるならお得に使えるプランといえるでしょう。

とくに、HomepodをはじめとしたSiri搭載スマートスピーカーを使用し、自宅のWi-Fi環境を活用して音楽を聴きたい人にとっては便利に使えます。

Apple Music VoiceはSiriを搭載した対応デバイスであれば、どのデバイスでも音楽を再生できます。

オフライン再生できないなどのデメリットがありますが、Wi-Fiなどの安定した通信環境を用意できれば途中で再生が途切れる心配をせずに音楽を楽しめるでしょう。

容量制限があるプランを契約している人でも、自宅のWi-Fi環境での利用がメインであれば問題になることはありません。

手で操作しなくて良いのが楽

すべての操作をSiriで行うのがApple Music Voiceの特徴です。

音声で曲の再生や停止、スキップなどができるため、手動で操作する必要はありません。

すぐにデバイスを操作できないときやスマートスピーカーを利用するときなど、手動操作が難しいときには大いに役立つでしょう。

Apple Music Voiceのデメリット

Apple Music

画像引用元:Apple Music

うまく使えば便利でお得なApple Music Voiceですが、いくつかデメリットも存在します。

特に以下のポイントがデメリットになりがちなので、ここで一通りチェックしておきましょう。

Apple Music Voiceのデメリット
  • Siriでしか音楽が聴けない
  • 曲のダウンロードができない
  • 無料期間が短い

それぞれ何がデメリットなのかを解説します。

これらが自分にとって致命的な問題になるなら、個人プランやファミリープランに加入するのがおすすめです。

Siriでしか音楽が聴けない

Apple Voice Musicは料金が安い反面、操作はSiri経由に限られます。

通常の個人プランやファミリープラントは異なり、Apple Musicアプリを利用できないのは大きなデメリットといえるでしょう。

アプリを使って自分が好きな曲を探したい人は、個人プラン・ファミリープランに加入するのがおすすめです。

また、PCのブラウザを利用した再生にも対応していません。

PCで利用するのがメインの人も、個人プラン・ファミリープランを利用しましょう。

曲のダウンロードができない

楽曲のダウンロードが不可能なのも、デメリットのひとつです。

Apple Music VoiceではSiri経由のストリーミング再生に限られ、オフライン再生はできません

そのため、圏外になるエリアに行くときに備えて事前に曲をダウンロードするといった使い方は不可能です。

このような用途を考えているなら、オフライン再生を利用できる個人プラン・ファミリープランに加入しましょう。

無料期間が短い

Apple Music Voiceに登録した場合、無料体験期間は7日間です。

個人プラン・ファミリープランは1ヶ月のため、これだけ見ると短いように感じます。

しかし、Apple Music Voiceの無料体験期間中に支払方法を登録すると、1ヶ月間の無料トライアル期間が始まります。

登録せずに利用できるのは7日間ですが登録すれば1ヶ月に延長できるので、7日では短いと感じるならこの方法を試してみてください。

Apple Music Voiceの使い方

Apple Music Voiceで音楽を再生する場合は、Siri経由で操作します。

iOS 15.2以降を搭載したApple製デバイスを用意し、「Hey Siri、Leon Bridges の『Magnolias』をかけて」「落ち着いた曲をかけて」「盛り上がる曲をかけて」などと話しかけることで音楽を再生できます。

リクエストをSiriにタイプ入力することも可能です。

Siriに自分の好みをリクエストすることで学習させるので、よりパーソナライズされた音楽体験を味わえます。

安価な分Siriからの操作に限られているため、利便性の面では通常の個人プランやファミリープランに比べて劣っているのが特徴です。

この制限がある分月額料金が安価になっているといえるため、利便性と500円のどちらを取るか考えて契約するプランを選ぶといいでしょう、

Apple Music Voiceの登録方法

Siri

画像引用元:Apple Siri

新たにApple Music Voiceを利用開始する場合は、以下の手順で登録してください。

Apple Music Voiceに登録する方法
  1. iOS 15.2以降を搭載したデバイスを用意する
  2. デバイスでSiriを起動する
  3. SiriからApple Music Voiceに登録する
  4. トライアル期間中に決済方法を登録する

それぞれの手順について詳しくみていきましょう。

  1. STEP.
    iOS 15.2以降を搭載したデバイスを用意する
    Apple Music Voiceは、iOS 15.2以降を搭載したApple製デバイスでのみ利用できます。

    iPhoneなど、条件を満たしたデバイスを用意した上で次の手順に進んでください。

  2. STEP.
    デバイスでSiriを起動する
    Apple Music VoiceはSiriから登録・操作します。

    そのため、デバイスを用意したらSiriを起動してください。

    きちんと設定していれば、「Hey Siri」と話しかけるだけで起動するでしょう。

  3. STEP.
    SiriからApple Music Voiceに登録する
    Siriが起動したら、「Apple Music Voiceを開始」と話しかければトライアルに登録されます。

    この時点からサービスを利用できるようになるため、音楽を再生してみましょう。

    この手続きを行っただけでは自動で本登録には移行しないため、とりあえず試してみるのもおすすめです。

  4. STEP.
    トライアル期間中に登録する
    7日間のトライアル期間中に、Apple Musicアプリから決済方法を登録してVoiceプランに登録してください。

    アプリを起動するとトライアル期間終了までの日数がカウントされている部分があり、その下に延長ボタンが表示されます。

    ここをタップして登録ページに進み、決済方法を登録して「サブスクリプションに登録」を選択してください。

    この手続きを行うことで、通常はトライアル期間が1ヶ月に延長されます。キャンペーンで3ヶ月などに延長されていることもあるため、登録するときにはアプリ内で確認しておいてください。

    継続利用しない場合は、手順4の手続きを行わずに放置しておくだけで、トライアル期間が終了した時点で自動で解約されます。

  5. 終了

Apple Music Voiceはどんな人におすすめ?

HomePod mini

画像引用元:HomePod mini

Apple Music Voiceは非常に特徴的なサービスなので、自分にマッチしているのか判断しにくいと感じている人もいるのではないでしょうか?

2022年12月時点の仕様を考えると、Apple Music Voiceは以下の条件にマッチするユーザーにおすすめです。

Apple Music Voiceがおすすめの人
  • 自動車で音楽を聴くのがメインの人
  • HomePodを使用している人
  • 自宅でのみApple Musicを使用する人
  • 容量無制限の通信プランを契約している人

それぞれの特徴について詳しく解説するので、契約するか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

自動車で音楽を聴くのがメインの人

ドライブ中に音楽を再生するために、iPhoneなどでCarPlayを使用する人にはピッタリのサービスです。

自動車を運転しているときは基本的にスマホを操作できないため、Siri経由で操作できれば十分といえるでしょう。

CarPlayに対応している車に乗っているなら、ぜひ検討してみてください。

HomePodを使用している人

Apple製のスマートスピーカー「HomePod」を使用している人にも、Apple Music Voiceがおすすめです。

HomePodにはSiriを搭載しているため、Apple Music Voiceを使用するのに向いています。

HomePodで音楽を聞きたいと考えているなら、こちらを検討してもいいでしょう。

自宅でのみApple Musicを使用する人

「Apple Musicを利用するのは自宅のみ」という人にもおすすめのプランです。

自宅であればWi-Fi環境があるため、Siriのみで操作可能というデメリットを享受できるのであれば、安価に聴き放題の音楽配信サービスを楽しめます。

通信量の制限を気にする必要もありません。安価に多くの曲を聞きたいと考えているなら、ぜひ検討してみてください。

容量無制限の通信プランを契約している人

外出先で音楽を聴く人でも、容量無制限の通信プランを契約しているならApple Music Voiceを利用できます。

この場合にデメリットになるのは、操作がSiriに限られる点とハイレゾオーディオに対応していないという点です。

これらを大きな問題と感じないのであれば、このプランでも問題なくApple Musicを楽しめるでしょう。

Apple Music Voiceでよくある質問

AirPods Max

画像引用元:AirPods

最後に、Apple Music Voiceを検討している人が抱きがちな疑問とその答えをチェックしていきましょう。

今回は以下の4つの疑問を取り上げます。

Appme Music Voice利用時によくある質問
  • Apple Music Voiceが使えない原因は?
  • Apple Music Voiceに無料期間はある?
  • Apple Music Voiceの解約方法は?
  • Apple Music Voiceはオフラインで使える?

それぞれの答えを解説するので、ぜひ一通りチェックしておくことをおすすめします。

Apple Music Voiceが使えない原因は?

Apple Music Voiceを使えないときには、以下の原因が考えられます。

使えないときの原因
  • iOSのバージョンが古い
  • 何らかの不具合が発生している
  • Siri以外から操作しようとしている

iOSのバージョンが古いときはアップデートを行い、不具合が発生しているときはデバイスを再起動したりアプリをリインストールしたりしてみてください。

それでも使えない場合は、別のデバイスから利用できるか試しましょう。

別のデバイスからも利用できない場合は、Apple Music側の不具合が考えられます。

Apple Music Voiceに無料期間はある?

登録してから7日間が無料トライアル期間です。

この期間中にApple MusicアプリからVoiceプランに登録すると、トライアル期間が通常は1ヶ月に延長されます。

そのまま使い続ける場合は、解約手続きをしなければ料金が発生してサービスを受けられます。

利用しない場合は、トライアル期間中に解約手続きを行ってください。

7日の無料トライアル後に解約するときは、アプリから登録手続きを行わなければOKです。

Apple Music Voiceの解約方法は?

Appme Mujsic Voiceを使わなくなったときは、以下の手順で解約してください。

解約手続きの手順
  1. 設定アプリを起動する
  2. Appleアカウントをタップする
  3. 「サブスクリプション」をタップする
  4. 「Apple Music」を選択する
  5. 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップする

上記の手順で操作し、表示される指示にしたがって手続きを進めれば問題なく解約できるでしょう。

再度利用したくなったときは、再び登録すれば以前とおなじように利用できます。

Apple Music Voiceはオフラインで使える?

Apple Music Voiceでは、オフライン再生は利用できません。

音楽を聞きたいときは、Wi-Fiやモバイルデータ通信など、なんらかの通信環境を確立できているか確認してください。

オフライン再生を利用したい人は、個人プランやファミリープランに加入しましょう、

利用スタイルによってApple Music Voiceはお得なプラン!

Apple Music 無料特典

画像引用元:Apple Music

Apple Music Voiceは操作方法がSiriに限られ、オフライン再生やハイレゾオーディオに対応していないなどの制限があります。

その一方で480円/月という安価な価格で利用できるため、デメリットが自分にとって問題にならないのであればリーズナブルなのでおすすめです。

以下の条件に該当する人にはとくにおすすめのサービスなので、ぜひApple Music Voiceを検討してみてください。

Apple Music Voiceがおすすめな人
  • 自動車や自宅で音楽を聴くのがメインの人
  • HomePodを使用している人
  • データ通信量が無制限のプランを契約している人
  • 多少不便でも安価に音楽を聴きたい人
  • Apple製デバイスでしか音楽を聞かない人

iOS 15.2以上を搭載したApple製デバイスを所持していて、上記の条件のいずれかに該当するなら、ぜひApple Music Voiceを検討してみてはいかがでしょうか?

安価にたくさんの音楽を聴き放題にできる魅力的なサービスです。

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この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。