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アップルが開発した新たなウェアラブル端末「Apple Watch」。iPhoneと連携してユーザーの生活をサポートしてくれる腕時計型の端末で、世界屈指のiPhoneシェア率を誇る日本国内ではとりわけ注目を集めています。
最新のApple Watch Series 3では、GPS機能を搭載した従来モデルから進化を遂げ、LTE通信に対応したGPS+Cellular(セルラー)モデルが登場。Apple Watch単独でできることが増え、より活躍するシーンが広がりました。
本記事では、Apple Watch Series 3のCellularモデルを徹底レビュー。ユーザーの評判もまとめましたので、次世代ガジェットが気になる方はぜひチェックしてみてください。
トップ画像引用元:Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル) | Apple Watch | NTTドコモ
- Apple Watch Series 3とは?
- Apple Watch Series 3のスペック
- Apple Watchの使い道
- Apple Watchユーザーからの評判
- 2018年秋には「watchOS 5」がリリース
Apple Watch Series 3とは?
画像引用元:Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル) | Apple Watch | NTTドコモ
GPSモデルとセルラーモデルを展開
Apple Watch Series 3は、従来のGPSモデルと単独で通信可能なCellularモデルの2種類を展開。
端末には埋め込み型のeSIMが搭載されており、au・ドコモ・ソフトバンクのSIMカードが挿さったiPhoneと電話番号を共有します。
ペアリングしたiPhoneから離れて、Wi-Fi通信も利用できない場面では、スマホと同じくLTE通信を利用して単独でインターネットに接続することが可能です。
各キャリアの端末価格
ドコモ・au・ソフトバンクで販売されているApple Watch Series 3の価格は、各社Apple Watch向けの割引等も行っていないので横一線です。
液晶のサイズが38mmと42mmの2サイズ展開で、38mmのベーシックなモデルの端末価格が49,464円(2,061円×24回払い)となっています。
Apple Watch向けプラン
SIMの関係で、Cellularモデルは現状ドコモ・au・ソフトバンクの3社のみで利用できます。それに合わせて、それぞれのキャリアに、新たにApple Watch向けのオプションが追加されました。
キャリア | Apple Watch向けオプション |
---|---|
ドコモ | ワンナンバーサービス / 月額500円 |
au | ナンバーシェア / 月額350円 |
ソフトバンク | Apple Watch モバイル通信サービス / 月額350円 |
次の章ではApple Watch Series 3のスペック紹介します。
Apple Watch Series 3のスペック
画像引用元:Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル) | Apple Watch | NTTドコモ
Apple Watch Series 3は従来モデルからの進化を遂げ、スペックが上昇しました。2016年に発売されたSeries 2と比較すると以下のようになります。
スペック | Series 3 Cellular | Series 2 |
---|---|---|
サイズ | 38mm / 42mm | |
ディスプレイ | 第2世代の感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ | |
OS | watchOS | |
CPU | デュアルコア S3チップ | デュアルコア S2チップ |
ワイヤレスチップ | W2チップ | W1チップ |
ストレージ | 16GB | 8GB |
耐水性能 | 50メートル | |
GPS | GPS、GLONASSおよびQZSS | |
Wi-Fi通信 | 802.11b/g/n 2.4GHz | |
バッテリー | 最大18時間 | |
Apple Pay | 〇 | |
気圧高度計 | 〇 | × |
LTE通信 | 〇 | × |
Bluetooth | 4.2 | 4.0 |
話せるSiri | 〇 | × |
基本性能が大幅にパワーアップ
OLED Retinaディスプレイに38mmと42mmのサイズ展開など、一見すると従来機と変わらないように見えるApple Watch Series 3ですが、中身の構成が変わり、基本性能が大幅にパワーアップしました。
Apple Watch Series 3から搭載された新たなプロセッサ(CPU)であるデュアルコアのS3チップによって、70%の高速化が実現。
従来モデルと比較すると、Series 3の方がアプリケーションの動作が軽快でレスポンスも早いです。
本体のストレージも8GB→16GBへ増量。音楽を端末にダウンロードして聴くときなどに役に立ちます。これだけ基本性能がパワーアップして、サイズや重量などがほぼ変わらないのは、むしろ大きなメリットです。
バッテリー駆動時間
Apple Watch Series 3のバッテリー駆動時間は、一般的な使い方で18時間、GPS+LTE通信で4時間、LTE接続時の連続通話で1時間となっています。
基本的にiPhoneと一緒に持ち歩くのであれば、一日中装着して過ごせる駆動時間なので、“時計”としても及第点です。
優れた耐水性能
耐水性能は水深50mまで耐えられるので、プールや海など水深の浅いところであれば、着用したまま泳ぐことが可能です。もちろん運動時に汗をかいても水没することはありません。
エクササイズに水泳を取り入れている方は、Apple Watchを通してプール設備内でも気軽にiPhoneチェックができるのでおすすめです。
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カスタマイズ可能な見た目
ディスプレイの大きさ(38mm/42mm)、素材、バンドによって見た目はある程度カスタマイズできます。
素材は「アルミニウム・ステンレススチール・セラミック」の3種類が用意されており、後ろにいくほど価格が高くなります。
最初の1台目としては、ステンレススチール・セラミックは勇気のいる価格設定。まずはベーシックなアルミニウムで使い勝手を確かめるのが良いでしょう。
バンドはスポーツタイプからレザーまでさまざまで、純正のApple製だけでなく、サードパーティ製のバンドも種類が豊富。気分によって着せ替えたりもできます。
次の章ではApple Watchの使い道を紹介します。
Apple Watchの使い道
画像引用元:Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル) | Apple Watch | NTTドコモ
高性能なApple Watchですが、具体的にどのような使い方ができるのでしょうか?
セルラー機能搭載で使い道が広がったApple Watch Series 3の活用法を見ていきましょう。使用するアプリケーションは【】の形で載せておきます。
- ジョギングやウォーキングなど運動時の数値の記録
- 健康の管理
- 音声通話やメッセージの利用
- Apple WatchからiPhoneの通知を確認
- 喋るSiriを搭載、単独起動も可能
- Apple Payで支払い・チャージ
- Apple Musicに接続
ジョギングやウォーキングのお供に【アクティビティ・ワークアウト】
Apple Watchは運動時の消費カロリー、移動距離、スピード、心拍数などを記録できますので、ジョギングやウォーキングのお供に最適。運動強度や時間のコントロールが容易になります。
Apple Watch Series 3からは、GPSに加え気圧高度計も搭載されています。階段などのアップダウンも計測できるようになったので、より正確な運動の記録が可能になりました。
アクティビティとワークアウト
アクティビティアプリを使えば、日々の生活を「ムーブ(動き)、エクササイズ(運動)、スタンド(立ち)」でそれぞれ計測し、毎日目標値の設定と達成状況をチェック可能です。
友人とアクティビティを共有したり、コーチングを受けたりすることもできますので、モチベーションの維持にも貢献します。
ワークアウトアプリはランニングやウォーキングなど運動の種類を選び、時間や消費カロリーなど短期的な目標を指定したいときに使用します。
運動だけでなく健康の管理もできる
Apple Watch向けのOS「watchOS 4」からは、心拍数をモニタリングして、安静時に急上昇した場合に通知する機能も搭載されました。自分では気づきにくい心拍の異常をいち早く察知することが可能です。
また、心拍数が上がるようなストレスがかかっている状況も、客観的に観測することができます。
集中力が必要な場面では、呼吸アプリを起動して上昇した心拍を整えるといった対応法まで備わっているのは嬉しいかぎりです。
AutoSleepアプリで睡眠も計測
Apple Watchの標準アプリではないですが、睡眠を記録できるAutoSleepとの相性も抜群。このアプリを使えば睡眠時間に加え、深い眠りについている時間なども記録してくれます。
こうした健康の状態をログとして残せるのは、ウェアラブル端末ならではの機能です。
単独で音声通話やメッセージを利用できる【電話・メッセージ】
ジョギングや散歩など、iPhoneを持たずに外出した場合でも、Apple Watch単独で音声通話やiMessageが利用できます。
従来のApple Watchで音声通話をする場合、本体を近づけなければなかなか難しかったですが、通話音量や音質が向上し、本体での通話も実用レベルになりました。
もちろん、Bluetoothイヤホンを使えばより快適に通話を行うことができます。
そのほかiMessageを使ったメッセージの送受信や、地図アプリや天気アプリもApple Watch単体で利用可能。Apple Watchだけ付けてジョギングや散歩に出かける際も、新しいコースに気兼ねなく挑戦できます。
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Apple WatchからiPhoneの通知を確認
電話の着信やメッセージの受信はもちろん、LINEやTwitterなどのSNS、アプリからの通知などはすべてApple Watchからも確認できます。
従来モデルはiPhoneと連携しての通知でしたが、Series 3からはiPhoneから離れていても通知を受け取れます。また、Apple Watchで受け取りたい通知だけをONに設定することも可能です。
単独通信時に変身できるのはiMessageだけ
メッセージアプリのLINEも、Apple Watchでメッセージ確認から返信までできるので非常に便利。返信は定型文か音声入力を使用します。スタンプも送れるので使用感はスマホに近いです。
ですが、iPhoneから離れてApple Watch単独でメッセージを返信できるのは現状iMessageのみなので注意しましょう。
次の章でも引き続きApple Watchの使い道を紹介します。
喋るSiriを搭載、単独起動も可能に
プロセッサの向上で大幅に使いやすくなったのがSiriです。従来モデルはテキストでのやり取りでしたが、音声で答えてくれるようになり、レスポンスも軽快。大きなディスプレイがなくても操作に不便さは感じません。
Siriはお馴染みの「Hey Siri」の声に反応して起動します。Siriを使っての操作はスマートウォッチの新たな可能性を感じられ、最新デバイス好きにはたまらない使い心地。
Apple Watchの今後の進化への期待感が高まります。
Apple Payで支払い・チャージができる【Wallet】
アップルが提供しているモバイル決済のApple Payは、Apple Watchからも利用できます。セルラー機能搭載により、iPhone接続時はもちろん、Apple Watch単独での使用も可能になりました。
対応する電子マネーは「iD(アイディ)、QUICPay(クイックペイ)、Suica(スイカ)」の3種類。iDとQUICPayはクレジットカードを登録して使うポストペイ型、Suicaはあらかじめチャージしてから使うプリペイド型です。
Walletアプリも使用できるので、Apple Watch単体でモバイルSuicaにチャージすることも可能。iPhoneなしでも気軽に交通機関が利用でき、Suicaの残高がない場面でもiPhoneを出さずに処理できます。
Apple Watch単独での利用に限らず、大荷物で両手がふさがっているときなども、Apple Watchが活躍しそうです。
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Apple Musicに接続できる【ミュージック】
Apple Musicは定額制の音楽ストリーミングサービス。カタログにある4,500万曲と、iTunesのライブラリにある曲を1つのアプリで再生できる画期的なサービスです。
Apple Musicに直接接続して利用することも可能ですが、データ通信容量なども考慮すると、日常的に使用するのはあまり現実的ではありません。
ですが、あらかじめ同期しておいたプレイリストの再生は通信が不要ですので、Apple Watch用にプレイリストを同期しておけば、ジョギング中などもApple Watchだけで音楽を存分に楽しむことができます。
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次の章ではApple Watchユーザーからの評判を紹介します。
Apple Watchユーザーからの評判
実際のApple Watchユーザーからの評判も気になるところです。
ここではポジティブな意見とネガティブな意見をそれぞれまとめました。ユーザーからの評判はTwitterと価格コムを参考にしています。
- iPhoneヘビーユーザーは一度使ったら普通の時計に戻れない
- 動作はサクサク
- バッテリーも1日は確実にもつ
- iPhoneを取り出す機会が激減
- エクササイズ系の機能が充実
iPhoneの補助ガジェットとして使っている方からは、非常に評判がいいようです。iPhoneの通知の確認、Apple Payの利用、LINEの返信などの回数が多い方は、手間が減るので便利ですね。
バッテリーについても、公式情報の18時間よりはるかにもちがいいとの意見が多数。
一方で、Series 3から搭載されたセルラー機能については、活躍する場面が少ないのか意見が少なめ。GPSモデルでも普段使いにはそれほど不便はなさそうです。
- メールやLINEの返信はiPhoneの方が便利
- 左手に装着するとSuicaも使いにくい
- 機能的に中途半端でできることが少ない
- iPhoneがあれば不要
- LTE通信にLINEも対応してほしい
単独のガジェットとして評価すると、まだまだできることが少ないので、物足りなさを感じるようです。
標準アプリ以外はLTE通信に対応していないことも多く、単独でLINEが返信できないのもデメリット。対応するアプリケーションの少なさは、Apple Watchの今後の課題かもしれません。
2018年秋には「watchOS 5」がリリース
2018年の秋には、Apple Watch向けの新OSとなる「watchOS 5」のリリースが発表されました。
新OSでは新たなワークアウトとして「ヨガ」「ハイキング」が追加され、ランニングやウォーキングでは「ケイデンス(1分当たりの歩数)」と「走行ペース」を記録できるようになります。
また、Apple Watch同士での無線通話を実現する「Walkie-Talkie」や、ほかのユーザーと「アクティビティ」で競い合う「Activity Competitions」といった、Apple Watchユーザー間のつなぐ機能が充実。
そのほか、Siriや通知機能の強化やポッドキャストが再生できるアプリ「Podcasts」が搭載されるなど、Apple Watchの使い勝手がさらに良くなるようです。
iPhoneユーザーなら見逃せない高機能スマートウォッチ
Apple Watchは、アップル製品で統一しているiPhoneユーザーや、健康に役立つウェアラブル端末に関心がある方なら見逃せない最新のスマートウォッチ。
装着しているだけで自身の脈拍や消費カロリーなどを計測してくれます。
また、Apple Watchがあればスマホでの決済やメッセージのやり取りに、いちいちiPhoneを取り出さなくていいのも非常に便利です。
2018秋のアップデートをはじめ、今後間違いなくサービス・機能が充実していくようなので、いち早く手に入れて、より快適なiPhoneライフを実現しましょう。