
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
この記事では、2021年12月20日に開始されたソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」について解説します。
「メールアドレス持ち運び」を使えば、ソフトバンクやワイモバイルの解約後でもキャリアメールの継続利用が可能です。
申し込み方法や利用方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最近は連絡手段としてLINEやSNSを使う方が多くなりましたが、今でもキャリアメールを利用している方は少なくないと思います。 しかし、機種変更などで新しいスマホを購入したとき、メールの設定に苦戦する方もいらっしゃるのではないでしょうか[…]
- 年間3,300円で解約後もソフトバンクメールが利用可
- 解約後31日以内に申し込めばOK
- IMAP対応メールアプリの設定が必要
- 2022年夏から月330円でも開始
ソフトバンクからワイモバイルに切り替えてメールアドレス持ち運びがしたいのにうまく手続きがいかなくて泣いてる
— ユエ (@yueoekaki) July 24, 2022
トップ画像引用元:「ソフトバンク銀座」がリニューアルオープン! | ソフトバンクNOW | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク
ソフトバンク「メールアドレス持ち運び」とは
画像引用元:ソフトバンク
「メールアドレス持ち運び」は、ソフトバンクやワイモバイルを解約したあとでも、引き続きメールアドレスを利用できるサービスです。
- 1メールアドレスごとに3,300円/年
- 2022年夏以降は330円/月でも提供予定
ソフトバンクメールが使えなくなることがネックで他社への乗り換えを躊躇していた人は、「メールアドレス持ち運び」を活用することで気軽に乗り換えできるようになるでしょう。
メールボックスのデータは200MB(最大5,000件)保存されます。
対象となるメールアドレスは、ソフトバンクもしくはワイモバイルで契約している以下のアドレスです。
メールサービス | メールアドレス |
---|---|
S!メール(MMS) (ソフトバンク) | @softbank.ne.jp @●.vodafone.ne.jp @jp-●.ne.jp @disney.ne.jp @y-mobile.ne.jp @willcom.com @pdx.ne.jp @●●.pdx.ne.jp |
Eメール(i) (ソフトバンク) | @i.softbank.jp |
MMS (ワイモバイル) | @ymobile.ne.jp @emobile-s.ne.jp @wcm.ne.jp @willcom.com @pdx.ne.jp @●●.pdx.ne.jp @y-mobile.ne.jp |
Y!mobileメール (ワイモバイル) | @yahoo.ne.jp |
ソフトバンク「メールアドレス持ち運び」の申し込み方法
画像引用元:ソフトバンク
「メールアドレス持ち運び」の申込みは、ソフトバンクもしくはワイモバイルの解約の翌日から31日以内にMy SoftBankから手続きをします。
例えば12月31日に解約した場合、1月31日までに手続きしなければいけません。
申し込み時には、ソフトバンクもしくはワイモバイルの回線契約時に発行されたSoftBank IDとパスワードが必要です。
解約する前にSoftBank IDとパスワードを確認しておくようにしましょう。
また、できるだけ事前にバックアップを取ることをオススメします。
メール持ち運びの利用方法|S!メール・MMS
続いて、「メールアドレス持ち運び」をスマホに設定する方法を見ていきましょう。
「メールアドレス持ち運び」は、設定情報をスマホ用のIMAP対応メールアプリに登録することで利用できるようになります。
まずは「ソフトバンクのS!メール・MMS」と「ワイモバイルのMMS」の設定方法です。
iPhoneの場合
設定の仕方はiPhoneとAndroidで異なります。
iPhoneの場合は以下の手順で進めましょう。
- My SoftBankへログイン
- メール設定画面を開く
- メールアドレスとパスワードを確認
- 「アカウントを追加」画面から「アカウント情報」を入力
- IMAPの受信・送信メールサーバの必要事項を入力
- 設定保存
「アカウント情報」の入力内容は、名前・メールアドレス・パスワード・アドレスの説明(任意)の4項目です。
IMAPの受信・送信メールサーバには、ホスト名・ユーザー名・パスワードを入力します。
設定を保存してiPhoneのホーム画面に戻り、メールアプリを起動して追加したアカウントが表示されていれば設定完了になります。
Androidの場合
Androidでは、Gmailなどの「IMAP対応メールアプリ」からメールの送受信ができるようになります。
Androidの手順は以下のとおりです。
- My SoftBankへログイン
- メール設定画面を開く
- メールアドレスとパスワードを確認
- IMAP対応のメールアプリを起動
- 「別のアカウントを追加」→「メールのセットアップ画面」→「その他」をタップ
- メールアドレスを入力
- 個人用(IMAP)を選択し、パスワードを入力
- 受信・送信サーバを設定
- オプション・名前を設定
受信・送信サーバには、ユーザー名・パスワード・サーバ・SMTPサーバ・ポート番号の入力が必要です。
オプションでは、同期頻度・通知・ファイル自動ダウンロードなどが設定できます。
メール持ち運びの利用方法|Eメール(i)・Y!mobile メール
次に「ソフトバンクのEメール(i)」と「ワイモバイルのY!mobileメール」の設定方法です。
iPhoneの場合
ソフトバンクで「@i.softbank.jp」のメールアドレスを使っている場合、このメールは「Eメール(i)」になります。
また、ワイモバイルで「@yahoo.ne.jp」のメールアドレスを使っている場合、このメールは「Y!mobileメール」です。
機種変更せずに、Eメール(i)・Y!mobileメールが設定済みのiPhoneを使い続ける人は、「メールアドレス持ち運び」に契約したら設定不要でそのままEメール(i)・Y!mobileメールを利用できます。
一方、Eメール(i)・Y!mobileメールが設定されていないiPhoneを新たに使う人は、前述したS!メール・MMSの「メール設定(iPhone)」が必要です。
Androidの場合
ソフトバンクのEメール(i)を使っているAndroidユーザーは、前述したS!メール・MMSの「メール設定(Android)」が必要です。
ワイモバイルのY!mobileメールを使っている人は、Y!mobileメールが設定済みのiPhoneを使い続けるなら設定不要でそのままY!mobileメールを利用できます。
一方、Y!mobileメールが設定されていないスマホを新たに使う人は、前述したS!メール・MMSの「メール設定(Android)」が必要です。
ソフトバンク「メールアドレス持ち運び」の今後の改定
「メールアドレス持ち運び」は、2022年夏ごろにサービスの改定が予定されています。
契約期間や利用料金などが以下のように変更される予定です。
項目 | 現在 | 2022年夏ごろ |
---|---|---|
契約期間 | 契約日より1年間 | 契約日より1ヶ月または1年間 ※月額契約も可能 |
利用料金 | 3,300円/年 (1メールアドレスごと) | 330円/月 3,300円/年 (1メールアドレスごと) |
メールアドレスの変更 (@マークより前の部分) | 変更不可 | 変更可 |
迷惑メール設定 | 変更不可 | 変更可 |
改定時期や内容は変更になる可能性もありますが、今後さらに便利になることが期待できます。
キャリアメールを使い続けたい人は最新情報をチェックするようにしましょう。
ソフトバンク「メールアドレス持ち運び」で気軽に乗り換えできる!
今回はソフトバンクを解約してもソフトバンクメールが使えるソフトバンク「メールアドレス持ち運び」について解説しました。
「メールアドレス持ち運び」を利用すれば、メールアドレスはそのままで他社への乗り換えができるようになります。
あらゆるWEBサイトにソフトバンクメールを登録している人にとっては嬉しいサービスですね。
「ソフトバンクから乗り換えてもメールは使い続けたい」という人は、ぜひソフトバンク「メールアドレス持ち運び」を活用してください。
- 年間3,300円で解約後もソフトバンクメールが利用可
- 解約後31日以内に申し込めばOK
- IMAP対応メールアプリの設定が必要
- 2022年夏から月330円でも開始