
携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで今の月額を半分以下に抑えませんか?
格安MVNO業者のQT mobile(以下QTモバイル)は、ドコモ、au、ソフトバンクそれぞれの回線に対応しているのが売りです。
対応している回線が多いので、キャリア問わずMNPで乗り換えられますが、料金プランも必然的に種類が多くなっています。
今回は、QTモバイルにMNP含む新規契約をする方に、QTモバイルの料金プランの解説とシミュレーションを紹介していきます。
- QTモバイルはドコモ、au、ソフトバンク回線専用のプランを用意
- データSIMは700~6,200円、データ通話SIMは890円~7,100円
- 通話無制限・10分かけ放題は通話回数や通話時間で判断
- スマホ等も同時購入で機種代金も上乗せされる
- 6GBのプランを中心に契約するプランを考えよう
画像引用元:【公式】QTmobile(QTモバイル) – 格安スマホ・格安SIMはQTモバイル
QTモバイルはドコモ、au、ソフトバンク回線専用の料金プランがある
画像引用元:格安スマホ初めての方へ|格安スマホ・格安SIMはQTモバイル(QTmobile)
キャリア | コース | 利用開始 ~12ヶ月目 月額料金 | 13ヶ月目以降 月額料金 |
---|---|---|---|
ドコモ・au | データ+通話 | 890円 ~6,690円 | 1,450円 ~6,900円 |
ソフトバンク | データ+通話 | 1,140円 ~6,890円 | 1,700円 ~7,100円 |
ドコモ・au ソフトバンク | データ | 700円 ~6,000円 | 800円 ~6,200円 |
QTモバイルはドコモ、au、ソフトバンクの3つのキャリアに対応したデータSIMプランと、データ通話プランの2種類の合計6種類の料金プランがあります。
料金プランにより使用できるGB数が異なるので、既にスマホを使っている方は、現在使用している通信容量を基に契約するプランを決めましょう。
なお、QTモバイル契約後にドコモ、au、ソフトバンクの回線を切り替える場合は、一旦解約して新規契約を結び直すことになるので注意が必要です。
例えば、QTモバイル内でドコモからau、ソフトバンクからドコモへ回線を変更する場合です。
しかし、同じキャリア契約内でGB数を切り替えるのは解約をする手間がなく、契約を維持したまま、1ヶ月に1回無料で変更する事が可能となっています。
どの料金プランを選ぶかはこれから使うスマホ・タブレットで決めよう
ドコモ、au、ソフトバンクの3つのキャリア回線を選べるのがQTモバイルの特徴ですが、全てのスマホやタブレットが3社のキャリア回線を使える訳ではありません。
SIMフリーのスマホやタブレットは基本3社のキャリア回線が利用可能ですが、キャリアで購入したスマホやタブレットは、SIMロック解除後でも別キャリア回線が使えない事もあります。
事前にQTモバイルの動作確認ページから調べるか、今使っているキャリアと同じキャリア回線を選ぶのが無難です。
契約時の料金プランは1GB、6GB、10GB以上の3択
契約出来る料金プランはGB数の異なるプランですが、この中で選ぶべきは次の3つの内いずれかになります。
- 1GB
- 6GB
- 10GB以上
3GBの料金プランと6GBの料金プランの月額料金は、キャンペーンにより1年間同額となるので、契約初期に3GBを選ぶ理由はありません。
6GBを選ぶ場合、1年後に改めて料金プランを変更するか、乗り換えを検討するようになるでしょう。
1GBを選んで1年契約した場合の月額料金総額シミュレーション結果
キャリア回線 | 初年度年額(コース名) | 事務手数料(初月のみ) |
---|---|---|
ドコモ | 10,680円(データ+音声) 8,400円(データ) | 3,341円 |
au | 10,680円(データ+音声) 8,400円(データ) | 3,230円 |
ソフトバンク | 13,680円(データ+音声) 8,400円(データ) | 3,337円 |
1GBの契約を選んで、1年間契約した場合の月額料金は上記のようになり、どのキャリア回線でも最安値です。
1GBの料金プランは月額料金が安いのがメリットですが、動画等を見てしまうとあっという間に1GBに到達してしまい速度制限にかかってしまいます。
自宅にWi-Fi環境がある人か、動画を見ずウェブサイトも滅多に見ず、通話メインでQTモバイルを利用したい人に1GBの料金プランがおすすめです。
6GBを選んで1年契約した場合の月額料金総額シミュレーション結果
キャリア回線 | 初年度の年額(コース名) | 事務手数料(初月のみ) |
---|---|---|
ドコモ | 11,880円(データ+通話) 9,600円(データ) | 3,341円 |
au | 11,880円(データ+通話) 9,600円(データ) | 3,230円 |
ソフトバンク | 14,880円(データ+通話) 9,600円(データ) | 3,337円 |
6GBの料金プランなら、1ヶ月に利用出来る通信容量が大幅に増えるので、動画の見過ぎ等に気を付ければ速度制限にかかる事も減ります。
1GBの料金プランから100円プラスして、月々で利用できるデータ容量が5GB増えるので、契約初年度にどのプランを選ぶか迷ったら6GBがおすすめです。
ただ、6GBの料金プランは13ヶ月目以降に大幅に月額料金が値上げされるので、13ヶ月目以降は料金プランの変更か、MNPによる乗り換えを考えた方が良いでしょう。
10GB以上を選んで1年契約した場合の月額料金総額シミュレーション結果
キャリア回線 | 初年度の年額 (コース名+GB数) | 事務手数料 (初月のみ) |
---|---|---|
ドコモ | 32,280円 (データ+通話+10GB) 56,280円 (データ+通話+20GB) 80,280円 (データ+通話+30GB) | 3,341円 |
au | 32,280円 (データ+通話+10GB) 56,280円 (データ+通話+20GB) 80,280円 (データ+通話+30GB) | 3,230円 |
ソフトバンク | 35,280円 (データ+通話+10GB) 58,680円 (データ+通話+20GB) 82,680円 (データ+通話+30GB) | 3,337円 |
ドコモ・au ソフトバンク | 28,800円 (データ+10GB) 48,000円 (データ+20GB) 72,000円 (データ+30GB) | ドコモ:3,341円 au:3,230円 ソフトバンク:3,337円 |
10GB以上の料金プランになると、毎月のデータ容量にかなり余裕をもって利用できるので、たくさんウェブサイトを見る方におすすめです。
ただ、最大の30GBになるとドコモ、au、ソフトバンクの大容量プランと値段は大差なくなってしまう点に注意が必要です。
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアと違い、1年契約というメリットはありますが、キャリアからMNP転出料を払って契約する価値があるのかどうかをしっかりと見極めましょう。
13ヶ月目以降は料金プランの変更かMNPで乗り換えを検討しよう
QTモバイルはどの料金プランで契約しても、1年後には契約期間満了となり更に月額料金が高くなります。
その為、QTモバイルを継続する場合は、料金プランを変更するか維持の判断が求められますし、MNPで他社に乗り換えるなら契約から13ヶ月目のタイミングになります。
13ヶ月目以降はデータ3GBを選ぶ価値も出てきますが、13ヶ月目以降の料金は、他社の月額料金に比べると高めなので、MNPによる乗り換えが推奨です。
QT mobile(QTモバイル)の評判|速度・料金を他の格安SIMと比較検証次の章では、QTモバイルの特徴でもある、通話無制限・10分かけ放題オプションはつけるべきかを考察してみます。
通話無制限・10分かけ放題オプションはつけるべきか?
QTモバイルの通話料は下記のようになっており、『QTモバイル電話』アプリを利用するか否かで30秒につき5円の違いが出てきます。
通話項目 | 金額 |
---|---|
アプリ使用時 | 15円/30秒 |
アプリ未使用時 | 20円/30秒 |
SMS送信時(国内) | 1通3円 |
SMS受信時(国内) | 0円 |
1分あたりの通話で30~40円の通話料がかかりますが、月額850円の10分かけ放題と月額2,500円の通話無制限の通話料を割り引く有料オプションもあります。
有料オプションを契約して通話料の割引を行うべきかどうか、シミュレーションをしてみましょう。
通話を滅多にしないならつけなくてOK
電話による通話を滅多にしない人なら、10分かけ放題も通話無制限の有料オプションを付けると損をしてしまうので付ける必要はありません。
通話をする方でも、LINEやSkype等の無料通話はネット回線で通話と関係ないので、そのパターンでも通話量割引の有料オプションは必要ありません。
「たまに短い通話をするぐらいで1ヶ月の通話数は数えるぐらいしかない」という方は、通話料の割引を申込む必要はないと見て差し支えございません。
10分以内の通話が多い人に『10分かけ放題』がおすすめ
10分以内の通話の数が多い人は、10分かけ放題を付けた方がお得に利用できるので、申込んだ方がお得です。
携帯電話を仕事で使っている人は発信数も多くなるので、10分かけ放題はビジネスパーソンにおすすめのオプションです。
月の通話時間が60分以上の人は『通話無制限』をつけた方がお得
月額2,500円と有料オプションでも群を抜いて高額な通話無制限オプションですが、その分国内通話が有料チャンネルを除きいくら話しても無料と、特典も強力です。
通話無制限は1ヶ月間の通話時間が60分を超える方、且つ長電話が多い方におすすめの有料オプションです。
60分を超える場合でも、10分以内の通話が多い方は10分かけ放題がおすすめですが、10分を超える通話が多いなら通話無制限オプションがおすすめです。
新規契約時にスマホ購入すると機種代金も上乗せされる
QTモバイルは格安SIMの契約の他にも、同時にスマホやタブレット、モバイルルーターの購入も可能となっております。
新規契約と同時にそれらの端末を購入した場合は、当然ながら機種代金も上乗せされて請求されるのでご注意下さい。
なお、機種代金は一括で請求されるか、24回の分割支払いの内どちらかを選ぶようになっております。
QTモバイルで取り扱っている機器の代金は分割で数百円~数千円程度
QTモバイルで取り扱っている機器を契約同時に分割支払いとすると、毎月数百円から数千円程度の料金上乗せが発生します。
格安MVNO業者なので高額な端末が少ないとはいえ、iPhone 8等のモデルは月々の負担額も高めなので、購入すべきか否かはよく考えてから契約しましょう。
もちろん、スマホやタブレット、モバイルルーターの購入は必須ではないので今使っている機器をそのまま使う場合は機種代金は当然はかかりません。
QTモバイルの有料オプション
QTモバイルの基本料金は、
- 月額料金プラン(初月契約事務手数料有)
- 通話料割引オプション(任意)
- 同時購入の機種代金(任意)
の合算となります。
そして、QTモバイルには様々な有料オプションがあるので、整理してみます。
- 留守番電話(300円/月)
- 留守番電話プラス(300円/月) ※ソフトバンク回線のみ
- ナンバーブロック(100円/月) ※ソフトバンク回線のみ
- スマート留守電(290円/月)
- 割り込み電話着信(200円/月)
- 三者通話(200円/月) ※au回線のみ
- 迷惑電話撃退サービス(100円/月) ※au回線のみ
- スマホ安心サポート(300円/月) ※ドコモ、au回線のみ
- 安心フィルタリング(350円/月)
- 端末補償サービスワイド(500円/月)
回線によって利用出来る有料オプションも異なってくるので、「有料オプションが必要」か「オプションが申し込める回線なのか」ということも確認しておきましょう。
利用用途別月額料金シミュレーション結果
利用用途 | 料金プラン +通話割引オプション | 1年間の月額料金 |
---|---|---|
最安値で通話を利用 | データ容量1GB+無し ※ドコモ、au回線 | 890円/月 |
標準的に利用 | データ容量6GB +10分かけ放題 ※ドコモ、au回線 | 1,840円/月 |
通話もデータ通信も たっぷり利用 | データ容量30GB +通話無制限 ※ドコモ、au回線 | 9,190円/月 |
最安値を狙う料金プラン、標準的な利用方法の料金プラン、データ容量をふんだんに使える高額な料金プランの1年目の料金が上記のようになります。
QTモバイルは、標準的な利用方法で1年間利用するなら、格安MVNO業者の中でもお得に利用出来る結果になっております。
ただ、13ヶ月目以降の値上がりや有料オプションの料金が高いので、節約して利用したい場合、1年後にMNPか料金プランの変更をし、有料オプションは利用しない使い方になるでしょう。
QTモバイルでは6GBプランを基軸に最適なプランを選ぼう
QTモバイルの料金プランは、キャリア回線別から更に通信容量別に枝分かれしており、有料オプションと端末の同時購入の有無で料金が上乗せされる仕組みです。
一見すると複雑に見えますが、まずは今使っているキャリア回線と同じ料金プランから比較検討してみるのが良いでしょう。
その場合は、1年間の料金が安くGB数の多い6GBを基準に据えて考慮してみるのがおすすめです。
- QTモバイルはドコモ、au、ソフトバンク回線専用のプランを用意
- データSIMは700~6,200円、データ通話SIMは890円~7,100円
- 通話無制限・10分かけ放題は通話回数や通話時間で判断
- スマホ等も同時購入で機種代金も上乗せされる
- 6GBのプランを中心に契約するプランを考えよう