AQUOS R3レビュー|止まらないPro IGZOの進化、表現力は10億色に

  • 2019年6月22日
  • by.affiprecious

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2019年夏の新モデルとして発売された「AQUOS R3」。

「Pro IGZOディスプレイ」という新たな液晶ディスプレイを搭載した本機ですが、優れているのは映像だけではありません。実際に使用してみると、様々な箇所が従来に比べて進化しています。

今回は、実際に使用して分かった「AQUOS R3」の各機能の性能とスペックを徹底的に解説していきます。

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AQUOS R3の使用感とスペック


AQUOS R3のスペックは表のとおりです。

AQUOS R3のスペック
商品名AQUOS R3 SHV44
メーカーシャープ株式会社
SoCSnapdragon855
オクタコアプロセッサ
2.8GHz×1
2.4GHz×3
1.7GHz×4
メモリ6GB
ストレージ内部ストレージ:128GB
外部ストレージ:microSDXC
(最大 512GB)
ディスプレイサイズ:約6.2インチ
解像度:Quad HD+
サイズと重量横:約74mm
高さ:約156mm
奥行き:約8.9mm
重量:約185g
メインカメラ約1,220万画素
+約2,010万画素
インカメラ約1,630万画素
バッテリー電池容量:3,200mAh
連続通話時間:約1,970分
連続待受時間:約630時間
電池持ち時間:約100時間
充電機能ワイヤレス充電(Qi規格準拠)
生体認証指紋認証
顔認証
防水・防塵性能防水:IPX5/IPX8
防塵:IP6X
OSAndroid 9.0 Pie
カラーピンクアメジスト
プラチナホワイト
プレミアムブラック
価格
(ドコモでの本体価格)
89,424円(税込)
購入ドコモ公式ショップ

では、実際の使用感を交えながら、各機能の性能を見ていきましょう。

AQUOS R3のディスプレイ性能

画像引用元:AQUOS R3 スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ

AQUOS R3の一番の目玉はディスプレイ性能です。本機専用に開発された「Pro IGZOディスプレイ」が搭載されています。

AQUOS R3のディスプレイ性能
ディスプレイサイズ:約6.2インチ
解像度:Quad HD+
Pro IGZOディスプレイの特徴
  • 現色が10億色
  • リフレッシュレートが120Hz
  • 明るさの表現力が従来に比べて2倍

では、これらの特徴を実際の使用感と共に見ていきましょう。

10億色はやはりキレイ!

これまでのIGZOディスプレイの表現色は1,677万色でしたから、Pro IGZOディスプレイは従来よりも約6倍の表現力を持っていることになります。

実際に使ってみると、やはり10億色のディスプレイはキレイです。

ただ、目で見てすぐにわかるというものではありません。正直、使い始めは「何が違うの?」という感覚でした。

しかし、従来のスマホで見てきた画像や動画をAQUOS R3で見てみたところ、「あ、違う。キレイ」と納得。

これは、自分が撮影した写真や動画だけでなく、YouTube動画やゲームなどのコンテンツでも実感することができます。

120Hzのリフレッシュレートで操作も快適!

リフレッシュレートとは、1秒間に画面を書き換える速度のこと。例えば、120Hz=1秒間に120回画面を書き換えている、ということです。

スマホの動画は、実際に画面を動かしているわけではありません。このリフレッシュレートで連続した静止画を見せることで、絵が動いているとユーザーに錯覚させているのです。

そのため、リフレッシュレートの数値が高いほど、より滑らかな動きの動画を楽しめるようになります。

現在、一般的なディスプレイのリフレッシュレートは60Hzです。一方、AQUOS R3は120Hzですから、単純に2倍の性能を持っていることになります。

実際に使用してみた結果、やはり動きの速い動画では差がよく見て取れました。残像がほとんどなく、激しく動く物体がクッキリと見えるため、目も疲れにくいです。

普段、60Hzで見慣れてしまっている目には、良い意味で少し不自然に映ってしまうほどでした。

最も大きな恩恵は操作性

120Hzのリフレッシュレートは、ユーザーに「優れた操作性」というもう1つのメリットをもたらしています。

AQUOS R3はリフレッシュレート120Hzですから、1秒間に120回の指の動きを追従することが可能です。

よって、画面スクロールなどで指を素早く動かしたとき、60Hzのディスプレイに比べ、動作を適格に捉えてくれます。

「リフレッシュレート=動画の滑らかさ」として語られることが多いですが、筆者が一番違いを感じたのはこの操作性でした。

私はWebサイトを閲覧するとき、必要な情報を見つけるためスクロールを多用することが多いのですが、AQUOS R3はスクロール時に文字がはっきりと見えますし、指の追従性も抜群です。

素早いフリック入力もしっかり読み取ってくれるため、文字入力のストレスも少ないですね。

また、アプリゲームでの恩恵も大きく、動きの正確さと素早さが求められるゲームでもプレイしやすかったです。

アプリゲームやスクロールを多用する方には、AQUOS R3は非常におすすめできます。

明るさ2倍で何が変わる?

AQUOS R3は従来のIGZOディスプレイに比べて、明るさの表現力が2倍になりました。とはいえ、いまいちピンときませんよね。これで何が変わるのでしょうか?

筆者が最も違いを感じたのは、明るい場所でのディスプレイの見やすさです。

基本的に、屋外ではスマホのディスプレイは見えにくいものです。最近の機種は、周囲の明るさに合わせてある程度は自動で画面の明るさを変えてくれるものの、日光が強いほどいつも通りの見え方にはなりません。

AQUOS R3も、やはり強い日光が当たると見えにくくなってしまいます。しかし、それでも屋内に限りなく近いレベルの見やすさはキープしてくれました。

また、屋外での写真・動画撮影は、ディスプレイが見やすいと非常に便利ですよね。さらに、AQUOS R3では暗い部分と明るい部分の違いがハッキリと写し出されるため、全体的に絵が引き締まって見えます。

ここに10億色の表現力が加わるので、ディスプレイの映像は非常にキレイです。

次の章では、AQUOS R3のカメラ性能について解説していきます。

AQUOS R3のカメラ性能


AQUOS R3のカメラ機能は以下のとおりです。

AQUOS R3のカメラ性能
メインカメラ約1,220万画素+約2,010万画素
インカメラ約1,630万画素

撮影機能

結論から言うと、AQUOS R3の撮影機能はハイスペックスマホとしては普通です。もちろん、決してダメというわけではありません。

AQUOS R3のカメラは、静止画用と動画用の2つのレンズを搭載したデュアルレンズシステムです。写真・動画ともキレイに撮影できます。

動画では電子式手ブレ補正、写真では光学式手ブレ補正機能もついており、撮影には何の問題もありません。

上記の画像は筆者の近所の水田を撮影したもの。

草の一本一本がわかるほど精密に描写されており、周りに比べて暗い色合いである水の流れもしっかりと表現されています。

しかし、望遠や超広角のレンズを備えているような同時期発売のライバル機種のカメラと比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまうことは否めません。

とはいえ、AQUOS R3はそもそも撮影機能よりも、AIを活用した動画編集機能に注力している機種です。その中でも代表的なのが、下の2つの機能。

  • AIライブストーリー
  • AIライブシャッター

こちらも実際に使用してみました。

AIが動画を自動編集!AIライブストーリー

この機能は、撮影した動画をAIが自動で編集し、15秒程度のショートムービーを作成してくれるというもの。

AIが笑顔や構図の良い場面をピックアップし、3パターンのエフェクトや音楽を付けてくれます。ユーザーは動画の雰囲気に合うものを選ぶだけ。

ただし、この機能で作成できるショートムービーは、元動画の長さに関係なく約15秒です。よって、数10分の動画から作成されたショートムービーは、何を撮影したものなのかわからなくなる可能性も……。

動画を1つ撮影し終わる度に自動でショートムービーを作成してくれるため、本機能を有効活用する場合は、動画を2分程度に区切りながら撮影するのがコツです。

思わぬ1枚が撮影されることもあるAIライブシャッター

筆者がAQUOS R3のカメラで最も面白いと思った機能が、このAIライブシャッターです。

この機能は、動画を撮影している途中で、AIが自動的に静止画を撮影するというもの。

上の写真は、2分ほどの動画を撮影している際に、AIライブシャッターによって撮影されたものです。動画自体は適当に筆者の家の庭を2分ほど歩いて撮影しただけですが、しっかりとした写真が残せていますね。

AIライブシャッターでは、おおよそ10~20秒に1回くらい撮影されるため、2分くらいの動画撮影で約5~10枚の写真が撮影されます。

自動的に至高の1枚が撮影できる!

AIライブシャッターは、動画の途中で撮影されるため、中には酷いブレがある写真もあります。

反対に、動画のような動きを見せながらも、被写体のベストな表情を捉えたような素晴らしい写真が撮影されることもあるのです。

写真=被写体が静止した状態で撮影するもの、というのが常識だった筆者にとって、AIライブシャッターの動きのある写真は衝撃的でした。

動画と静止画では、同じ被写体でも全く違うように見えます。動画ではそれほど表情に変化がないように見えても、静止画で切り取ると全く違う印象に仕上がることも。

特に子供などを撮影するときに、この機能は非常に威力を発揮するでしょう。

AIライブシャッターは、動画と静止画を両方楽しめる非常に画期的な機能です。

AQUOS R3の基本性能

画像引用元:AQUOS R3 スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ

AQUOS R3の基本性能は表のとおりです。

AQUOS R3の基本性能
SoCSnapdragon855
オクタコアプロセッサ
2.8GHz×1
2.4GHz×3
1.7GHz×4
メモリ6GB
ストレージ内部ストレージ:128GB
外部ストレージ:microSDXC(最大 512GB)

ハイスペックスマホならではのサクサク感

AQUOS R3は2019年6月時点で最も処理速度の速いSoC「Snapdragon855」を搭載しています。

ストレージは128GB、メモリは6GBとハイスペックスマホとして十分なスペックを持っていると言えるでしょう。

実際にAQUOS R3を使用してみると、とにかくあらゆる動作がサクサクです。高リフレッシュレートの追従性の良さもプラスされ、操作性は非常に良好。

素早い指の動きも正確に捉え、複数のアプリを切り替えても動作が遅れることがありません。

処理の重い動画やゲームアプリなどの動作も問題なく、ハイスペックスマホの中でも非常に優秀な性能を有しています。

AQUOS R3のサイズやバッテリーなど

AQUOS R3のサイズやバッテリー、充電機能は表のとおり。

AQUOS R3のサイズ・バッテリー機能など
サイズと重量横:約74mm
高さ:約156mm
奥行き:約8.9mm
重量:約185g
バッテリー電池容量:3,200mAh
連続通話時間:約1,970分
連続待受時間:約630時間
電池持ち時間:約100時間
充電機能ワイヤレス充電(Qi規格準拠)
生体認証指紋認証
顔認証

AQUOS R3のディスプレイサイズは約6.2インチと大型な分、本体サイズも大きめ。しかし、本体の側面部分には丸みを帯びたエッジ加工が施されているため、片手でも持ちやすいです。

インターフェースは、充電とパソコンとの接続に使用する「USB Type-C」が本体下部、イヤホンジャックが本体上部に搭載されています。

AQUOS R3のバッテリー容量は3,200mAhと、ハイスペックスマホとしては平均的な容量です。

AQUOS R3の防水・防塵性能

AQUOS R3の防水・防塵性能は表のとおりです。

AQUOS R3の防水・防塵性能
防水・防塵性能防水:IPX5/IPX8
防塵:IP6X

IPX8は水没への強さを表し、IPX5は水の噴流への耐性を表しています。

同時期に発売されているハイスペックスマホも、IPX8には対応しているものが多いですが、IPX5に対応しているものは少ないです。

よって、両方に対応しているAQUOS R3は非常に優れた防水性能を持っていると言えるでしょう。

より具体的に言えば、お風呂に堂々と持ち込むことも可能です。1日のリラックスタイムに動画などを楽しみたい方にとって、AQUOS R3は最適の1台であると言えます。

映像に加えて操作性も優れたAQUOS R3!

画像引用元:AQUOS R3 スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ

今回は、2019年の新夏モデルである「AQUOS R3」のスペックと、実際の使用感について解説してきました。

今回の内容を以下にまとめます。

AQUOS R3の特徴
  • Pro IGZOディスプレイは非常に高性能。映像が綺麗であるほか、明るさの豊富な表現力で屋外でもディスプレイが見やすい
  • カメラ性能は撮影機能は普通だが、AIによる動画編集機能はユニークで面白い
  • アプリなどの操作はハイスペックスマホならではのサクサク感が楽しめる。Pro IGZOディスプレイの優秀な操作性との相性も抜群
  • AQUOS R3の本体サイズは大きめだが、側面の丸み加工によって片手で持ちやすい
  • 防水性能に優れ、お風呂でも動画やSNSを楽しめる

筆者が最も印象に残ったのは、動作のサクサク感と操作のしやすさの融合です。

同時期に発売されたハイスペックスマホは、SoCやメモリなどの性能はAQUOS R3と同等ですが、リフレッシュレートは60Hz。つまり、AQUOS R3と同じくらいサクサク動いても、素早く操作することはできません。

また、お風呂に持っていけるほどの防水性能もポイントですね。

これらの点に魅力を感じた方は、ぜひ大手キャリアショップや家電量販店でAQUOS R3を実際に触ってみてください。

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この記事を書いた人
ライター歴3年の青森県出身。趣味で始めたFXが軌道に乗ったのを機に退職し、いろんなことにチャレンジ中。 最近では趣味のガンプラも仕事の1つに加えてやりたい放題の人生を満喫している。トレーダー兼モデラー兼ライターという日本に3人くらいしかいない肩書の人間。 iPhoneよりiPadが好き。