
オンラインショップなら機種変更がお得
SHARPは2020年2月17日、5G対応スマホ「AQUOS R5G」を発表しました。
このページでは、AQUOS R5Gのスペックを中心に、発売日や価格など、SHARPが発表した内容をまとめてお届けします。
「よく聞くけど5Gになるとどうなるの?」という方にも向けて説明するので、このページを読めば最新の通信事情も見えてきますよ。
- 今春発売予定
- 価格は「一般的なハイエンドモデルと同程度」
- これまでのスマホをごぼう抜きする処理能力
- 細かな機能も「全部入り」
トップ画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
iPhone 15はauオンラインショップで!
- iPhone下取りで最大70,400円相当還元
- 24時間予約可能
- 自宅で受け取れる
SHARPが5G対応スマホ「AQUOS R5G」を発表
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
SHARPが5G対応スマホ「AQUOS R5G」の存在を明かしたのは、2020年2月17日に開催された新製品発表会のことでした。
まずは簡単に、AQUOS R5Gのポイントをまとめます。
- 次世代通信「5G」対応
- これまでのスマホをごぼう抜きする処理能力
- 8Kでの動画撮影が可能
- 欠けている機能が一切なしの「全部入り」
ただ、5Gの対応周波数帯は「Sub6」までとのことで、ミリ波には対応していません。
詳しくは後述します。
AQUOS R5Gの発売日・価格
AQUOS R5Gの発売日と価格は、具体的には発表されませんでした。
しかしいくつかヒントがありましたので、下記で解説します。
発売日のヒント
今春発売予定とのことです。
前機種にあたる「AQUOS R3」が2019年5月24日発売だったため、今年も5月以降になるのではないでしょうか。
あまり早く出しても、まだ5Gが始まっていないということになりますしね。
キャリアによる5Gサービス開始日自体が「今春」となっており、まだ曖昧です。
価格のヒント
価格は「一般的なハイエンドモデルと同程度」とのことでした。
5G対応だからものすごく高くなる、というわけではなさそうで一安心です。
参考までに、SHARPから現在発売中のハイエンドモデル「AQUOS R3」と「AQUOS zero2」の価格は下記のようになっています。
項目 | AQUOS R3 | AQUOS zero2 |
---|---|---|
ドコモ | 90,288円 | 87,912円 |
au | - | 97,200円 |
ソフトバンク | 95,040円 | 95,040円 |
- 例年通りでは2020年5月頃に発売
- 過去モデルで推測すると価格は85,000円~95,000円程度
AQUOS R5Gのスペック
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
それではAQUOS R5Gのスペックに迫ってみましょう。
項目 | AQUOS R5G |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC(≒CPU) | Snapdragon 865 5G |
本体サイズ | 約162×75×8.9mm |
重量 | 約189g |
ディスプレイ | 6.5インチ 液晶 3,160×1,440 ピクセル |
メモリ(RAM) | 12GB |
内部ストレージ(ROM) | 256GB |
外部ストレージ | microSDXC (最大1TB) |
アウトカメラ | 広角:約1,220万画素 F値1.7 |
超広角:約4,800万画素 F値2.9 |
|
望遠:約1,220万画素 F値2.7 |
|
ToFカメラ | |
インカメラ | 約1,640万画素 F値2.0 |
バッテリー容量 | 3,730mAh |
生体認証 | 顔認証 指紋認証 |
防水・防塵 | IP68 |
FeliCa | 対応 |
テレビ | ワンセグ・フルセグ |
処理性能・カメラ性能の高さや、そしておサイフケータイなど基本性能を全て備えているなど、抜け目の無さがうかがえます。
- Snapdragon 865搭載
- RAM 12GB
- 広角・超広角・望遠のトリプルレンズカメラ+ToFカメラ
- その他機能「全部入り」
AnTuTuベンチマークスコアは約55万点
AQUOS R5Gには、Snapdragon 865という次世代のハイエンドSoCが搭載されます。
Snapdragon 865を搭載した端末はまだ発売されていませんが、リファレンス機を使った測定ではAnTuTuベンチマークスコアで約55万点を記録しています。
AnTuTuベンチマークスコアは、端末の総合的な処理能力を示す指標です。
数字が高ければ高いほど処理能力に優れています。
- iPhone 11 Pro:約54万点
- Galaxy Note10+:約46万点
- AQUOS zero2:約45万点
- Xperia 5:約42万点
約55万点というのは、全スマホの中でもトップクラスの数字となります。
しかも、AQUOS R5GはRAMも12GB積んでいるので、実機ではさらに点数が上がるのではないでしょうか。
SHARPもついにトリプルレンズカメラに
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
AQUOS R5Gのカメラは、広角+超広角+望遠のトリプルレンズカメラです。
これについては「他社ハイエンドモデルに追いついた」という感想です。
これまでのAQUOSシリーズは、ハイエンドモデルでも望遠のないデュアルレンズまででした。
動画撮影は8Kにも対応しています。
8Kとなると、動画ファイルは非常に重たくなることでしょう。
しかし、5Gなら8K動画の送受信も容易に行えるはずです。
ToFカメラもあり
広角+超広角+望遠に加えて、ToFカメラも付いています。
ToFカメラは、物体との距離を測定するためのカメラです。
背景ぼかしなどがより鮮明になることが期待されます。
インカメラの進化がすごい
AQUOS R5Gは、インカメラも進化しています。
AQUOS zero2では約800万画素数でしたが、これが約1,640万画素数にアップ。
インカメラとしては、他社ハイエンドモデルにも勝っています。
- AQUOS R5G:約1,640万画素数(F値2.0)
- iPhone 11 Pro:約1,200万画素数(F値2.2)
- Galaxy Note10+:約1,000万画素数(F値2.2)
- Xperia 5:約800万画素数(F値2.0)
F値は小さいものほど優れています。
筆者の感覚として、iPhone 11 Proの画素数でも相当キレイだったので、AQUOS R5Gのインカメラは楽しみです。
内部ストレージ(ROM)はたっぷり256GB
AQUOS R5Gの内部ストレージは256GBです。
写真や動画撮影を頻繁にする方でも、なかなか容量オーバーにはならないと思います。
外部ストレージは1TB対応
さらに嬉しいことに、AQUOS R5Gは最大1TBのmicroSDXC対応です。
ストレージの心配とは無縁と言ってもいいでしょう。
欲しい機能は全部盛り
基本スペックの高さももちろんですが、おサイフケータイやワンセグ・フルセグ対応なのも、AQUOS R5Gのすごいところ。
弱点を可能な限り減らしたという印象がありますね。
最高保護等級の防水・防塵機能
AQUOS R5Gには、IP68という最高保護等級の防水・防塵機能が備わっていますので、水などの液体が原因で本体が壊れてしまうことは無いでしょう。
おサイフケータイ対応
AQUOS R5Gはおサイフケータイ対応ですので、普段よくおサイフケータイを使われてる方は引き続きこちらの機種でも使えます。
ワンセグ・フルセグに対応
AQUOS R5Gはワンセグ・フルセグにも対応しています。
この頃は非対応のハイエンドモデルも増えていますので、人によっては大きなポイントになるかもしれません。
有機ELディスプレイではなくIGZO液晶
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
AQUOS R5Gは、有機ELディスプレイではありません。
IGZOというSHARP独自の液晶ディスプレイを搭載しています。
IGZOは、通常の液晶よりも高精細で省エネ性能も優秀です。
さらに、AQUOS R5Gに採用される液晶は「Pro IGZO」なるもので、10億色の表現力を持っているとのこと。
なお、AQUOS R3もPro IGZOを採用しています。
とはいえ、10億色と言われても、いまいちピンとこない方がほとんどでしょう。
以前、筆者が実機レビューをさせて頂いたこともあるAQUOS zero2の有機ELディスプレイも10億色でした。

液晶と有機ELの違いはありますが、AQUOS zero2のディスプレイは確かにとてもキレイで、目にも優しく長時間の視聴も苦でない優れものでした。
AQUOS R5Gでも同等のクオリティが期待できます。
ただ、個人的には有機ELディスプレイのほうが良かったなという本音も、なくはないです。
これは好みにもよりますが、AQUOS R3のPro IGZOと、AQUOS zero2の有機ELディスプレイでは、見比べたときに、AQUOS zero2の有機ELディスプレイのほうが良いように感じたからです。
5G対応のモバイルルーターも発表
画像引用元:5Gモバイルルーターを商品化
同日に、5Gに対応したモバイルルーター「5Gモバイルルーター」も発表されました。
こちらはミリ波にも対応します。
次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi 6」にも対応し、Wi-Fiは最大16台まで接続できます。
本体サイズは約157×84×16.1mmで、重量は約280gです。
これが普及したら、今の光回線などは全部いらなくなるのでは?
筆者としてはスマホ以上に楽しみな製品です。
「5G」になって変わること
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
5Gとは、現在のモバイル通信「4G」に代わる次世代通信規格です。
以下、4Gと5Gの具体的な違いです。
項目 | 4G | 5G | 効果 |
---|---|---|---|
通信速度 | 最大1Gbps | 最大20Gbps | 通信速度が 20倍速く なる |
通信の遅延 | 最小10ms | 最小1ms | 通信の遅延が 10分の1に なる |
同時接続 できる数 | 1平方キロメートル あたり10万 | 1平方キロ メートル あたり100万 | 同時接続 できる数が 10倍になる |
専門的な説明は割愛しますが、とりあえず「5Gになれば今より20倍速くなる」ということさえ分かっていれば大丈夫です。
5Gの本格始動により、スマホで動画を視聴したりアップロードしたりする習慣がさらに広がると予想されています。
また、ドローンや自動車の自動運転、VR・ARの技術も発達すると言われています。
「Sub6」や「ミリ波」とは
先ほど、AQUOS R5Gは「Sub6」のみ対応しており、「ミリ波」には対応していないと説明しました。
Sub6とは、周波数帯域が6GHz未満のものを指します。日本では3.7GHz帯と4.5GHz帯が新たに割り当てられました。
一方、ミリ波の周波数帯域は30GHz~300GHzです。
周波数帯は広くなるほど、一度にたくさんのデータを高速で送れるようになります。
つまり、AQUOS R5GがSub6にしか対応していないことは、残念な点と言えるのです。
なお、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルには、現在28GHz帯までしか割り当てられていません。
SHARPの本気に期待大
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
以上、AQUOS R5Gと、5Gモバイルルーターについてでした。
- 今春発売予定
- 価格は「一般的なハイエンドモデルと同程度」
- これまでのスマホをごぼう抜きする処理能力
- 細かな機能も「全部入り」
AQUOS R5Gは、これといった欠点がありません。非の打ちどころがないレベルです。
本当にこれまでのハイエンドモデルと価格が変わらないのであれば、ぜひとも欲しいですね。
まだ他社メーカーの多くが5G対応スマホを発表していないうちから早々に発表してきたという迅速さに、SHARPの5Gにかける意気込みが感じられます。
5Gモバイルルーターも非常に楽しみですし、場合によっては今のネット回線は全部解約して、5Gモバイルルーターだけに頼ればいいのでは、と本気で思ってしまいました。
5G時代はスマホにモバイルルーターにと、SHARPに一層注目ですね。