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本記事では、AQUOS sense6の実機レビューをお届けしています。
エントリーモデルとして大人気のAQUOS senseシリーズの最新作が、2021年11月に発売されました。
手頃な価格と手堅い機能だけでなく、今作ではついに有機ELディスプレイを搭載。
エントリーモデルの水準をまた一段上げることになりそうな機種となっています。
- スペックよりも安さ重視
- 3Dゲームで遊ぶのは厳しい
- 便利な機能が満載
- バッテリー持ちがとても優秀
AQUOS sense6の発売日
画像引用元:AQUOS 2021 秋冬 最新モデル|AQUOS:シャープ
AQUOS sense6は、ドコモ・auから2021年11月4日に発売されました。
ソフトバンクからは発売されていません。
AQUOS sense6の価格【ドコモ・au】
画像引用元:5G対応スマートフォン「AQUOS sense6」を商品化|ニュースリリース:シャープ
AQUOS sense6のドコモでの価格は57,024円です。
24回払いを選択し、いつでもカエドキプログラムで24回目を支払う前に返却した場合は、17,160円の支払いが免除されて負担額は39,864円になります。
項目 | 負担額 |
---|---|
一括払い | 31,724円 |
分割 | 1,321円×24回 |
いつでもカエドキプログラム | 14,564円 |
詳細 |
auでの価格は40,470円です。
24回払いを選択し、スマホトクするプログラムで24回目を支払う前に返却した場合は、8,040円の支払いが免除されて負担額は32,430円になります。
項目 | 負担額 |
---|---|
一括払い | 40,470円 |
スマホトクするプログラム | 32,430円 |
詳細 |
AQUOS sense6のスペックを評価レビュー
画像引用元:Qualcomm
AQUOS sense6は、Snapdragon 690を搭載したエントリーモデルです。
そのため、元々スペックの高さを目指した機種ではありません。
AQUOS sense6 | |
---|---|
画面サイズ | 約6.1インチ |
本体サイズ | 高さ:約152mm 幅:約70mm 厚さ:約7.9mm |
重さ | 約156g |
アウトカメラ | 標準:約4,800万画素 広角:約800万画素 望遠: 約800万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,570mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 690 5G |
認証 | 顔・指紋 |
防水 | IPX5・IPX8/IP6X |
カラー | ライトカッパー・シルバー・ブラック・ブルーメタリック※ |
詳細 | AQUOS sense6 実機レビュー |
※ブルーメタリックはドコモオンラインショップ限定カラー
Antutuベンチマークスコアでは約31万点を記録するに留まります。
- CPU:107,567点
- GPU:58,001点
- MEM:62,627点
- UX:82,401点
- 合計:310,596点
このくらいのスコアだと、動作の快適さなどはほとんど期待できません。
実際に使っていても、全体的にもっさりしていて重たく、ボタンを押しても反応が遅くて心配になることも多々ありました。
スペックの高い機種ではないということを理解した上で購入しましょう。
AQUOS sense6のゲーム性能
AQUOS sense6で「プロジェクトセカイ」と「原神」を遊んでみました。
まずは音ゲーであるプロジェクトセカイですが、少なくとも筆者がプレイした限りでは、意外にも問題ありませんでした。
音ズレやカクつき、タップが反応しないなど一切なかったです。十分まともに遊べると思います。
一方、現在「もっとも重たいスマホゲーム」とも言われている原神では、スペックの低さがもろに影響してしまいました。
デフォルトの画質は「低い」です。
しかしその状態でも画面がカクカクしてまともに遊べません。3Dゲームは難しそうです。
また試しに「最高」にも設定してみましたが、全然最高感が出ませんでした。
画質「低い」
画質「最高」
高スペックを求めるならAQUOS R6
シャープはスペックを求める人のために、ハイエンドモデルのAQUOS R6も出しています。
Snapdragon 888を搭載しているAQUOS R6であれば、原神のような重たい3Dゲームも高画質で問題なく楽しめます。
AQUOS R6はドコモからは115,632円で販売中です。
36回払いを選択し、25回目を支払う前に返却した場合は、38,544円の支払いが免除されて負担額は77,088円になります。
AQUOS sense6のカメラを評価レビュー
画像引用元:AQUOS sense6の特長|AQUOS:シャープ
AQUOS sense6には、広角・超広角・望遠の3つのカメラが搭載されています。
- 広角:約4,800万画素(F値1.8)
- 超広角:約800万画素(F値2.4)
- 望遠:約800万画素(F値2.4)
望遠カメラは光学2倍ズームと、最大16倍のデジタルズームに対応しています。
被写体を捉えると、AIがシーンを判別。最高の写真になるよう自動で調整してくれます。
例えば被写体がラーメンなら食事用の、花なら花用の設定に切り替わります。
下の写真は、AI任せに筆者がただシャッターボタンを押しただけのものです。
花の写真は背景ぼかしも効いていて、いい写真になっていると思います。
少なくともスマホカメラに求める一般的な水準は十分に満たしていることでしょう。
広角・超広角・望遠の撮り比べ
同じ位置から広角・超広角・望遠で撮り比べてみました。
写真が暗めなのは、実際の天気も曇りで暗かったからです。
広角(1倍)
超広角(0.7倍)
望遠(2倍)
望遠(16倍)
AQUOS sense6の機能を評価レビュー
AQUOS sense6はエントリーモデルながら、非常に機能が充実しています。
IP68の防水・防塵性能を有しており、FeliCaにも対応。
FeliCaに対応していなければおサイフケータイが使えませんので、多くの人にとって重要なポイントだと思います。
また生体認証として、顔認証も指紋認証も両方使えます。
顔認証のほうは正直めちゃくちゃ遅いのですが、指紋認証のほうはそんなに違和感なくスムーズです。
3.5mmイヤホンジャックとmicroSDを挿入することもできます。
この2つは廃止している機種も多い中、対応を続けてくれるのはAQUOS senseシリーズの良いところですね。
一方、スピーカーがモノラルなのと、ワイヤレス充電に非対応なのが欠点になります。
ただこれはエントリーモデルなら仕方のないこと。
エントリーモデルに期待したい機能は全部満たしています。
- 防水・防塵
- FeliCa(おサイフケータイ)
- 顔認証・指紋認証
- 3.5mmイヤホンジャック
- microSD
AQUOS sense6のデザイン・カラーを評価レビュー
AQUOS sense6の本体サイズは152×70×7.9mmで、重量は156gです。
とても軽くて持ちやすいですね。
側面が微妙にエッジになっているおかげで自然と手に馴染みます。
カラーはライトカッパー、シルバー、ブラックの3色と、ドコモオンラインショップ限定でブルーメタリックもあります。
今回のレビューに使っているのはライトカッパーです。
高級感とかは正直ないですが、使っていて気になるところもない優れたデザインだと感じました。
AQUOS sense6のディスプレイを評価レビュー
AQUOS sense6は、AQUOS senseシリーズとしては初の有機ELディスプレイ搭載機種です。
画面サイズは6.1インチ。
iPhone 13などと同じ、良い意味で標準的な、使いやすいサイズだと思います。
そしてシャープ独自の「IGZO OLED」であり、シャープはこれを次のように説明しています。
10億色の色表現に対応。リッチカラーテクノロジーモバイルと合わさることでなめらかなグラデーションやシャープで解像感のある描画を実現。
しかし筆者には、コントラストが低くて、どの色も暗く見えました。
これこそが10億色を表現した結果の高級な描画なのかもしれませんが、あまり好みではないですね……。
ただディスプレイの画質は「おススメ(デフォルト)」「標準」「ダイナミック」「ナチュラル」の4種類から選べます。
全部試してみたところ、ナチュラルが個人的にはもっとも理想に近かったです。
このように好みに応じてすぐ変更できるため、筆者のようにデフォルト設定が好みでない人でも、何かしら自分にあったものが見つかるのではないでしょうか。
AQUOS sense6のバッテリーを評価レビュー
画像引用元:AQUOS sense6の特長|AQUOS:シャープ
AQUOS sense6のバッテリー容量は4,570mAhと、全スマホの中でも大容量と言えるレベルです。
実際、レビューのために9時~21時(12時間)まで使っても、100%から77%までしか減りませんでした。
Antutuベンチマークスコアを2回測ったり、わざわざ原神のような重たい3Dゲームを起動した結果ですので、これより減らない人も多いと思います。
その状態からさらにYouTubeを高画質(720p60)で1時間流し続けたところ、73%になりました。
バッテリー持ちは極めて優秀です。
バッテリー寿命を延ばす機能
AQUOS sense6は「インテリジェントチャージ」で最大充電量を90%に変更することも可能です。
これを設定しておけば、満充電の状態にも関わらず充電しっぱなしという状態を防げるため、バッテリーへの無用な負担を減らすことができます。
通常よりもバッテリーの寿命を延ばせる可能性があるため、AQUOS sense6をできるだけ長期間使い続けたい方におすすめの機能です。
AQUOS sense6は買うべきか?
AQUOS sense6はエントリーモデルとして非常に完成度の高い機種です。
またAQUOS sense6より上位の機種だと、当然価格も高くなります。
スペックより安さを重視したい層にとって、AQUOS sense6は本当に良い選択肢だと思います。
しかし重たいゲームやクリエイティブな作業もしたいのであれば、高額な支出を覚悟して、AQUOS R6のようなハイエンドモデルを買いましょう。
エントリーモデルの決定版
以上、AQUOS sense6の実機レビューでした。
- スペックよりも安さ重視
- 3Dゲームで遊ぶのは厳しい
- 便利な機能が満載
- バッテリー持ちがとても優秀
AQUOS senseシリーズに期待していることが全部詰まっており、これと言った注意点などはありません。
持ちやすさやバッテリー持ちなどは、他の機種と比較しても特に優れていると思います。
ただし、スペックはあくまでエントリーモデルです。
動作はもっさりしていて重たいですし、3Dゲームで遊ぶのには厳しさを感じます。
そういう人のためにシャープは、Snapdragon 888を搭載したハイエンドモデルのAQUOS R6も出しています。
安さよりもスペックを重視したい人にとっては、そちらのほうがおすすめにですよ。