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韓国の大手スマホメーカーLGの最新スマホ「LG V40 ThinQ」と、SHARPの人気AndroidスマホAQUOSシリーズの最新作「AQUOS zero」。
今回は、2018年10月に発売・発表されたばかりの最新型スマホ2種を徹底比較していきます。どちらも最新CPUとRAM6GBを搭載したハイスペックモデルですが、それぞれ個性的です。
画面・本体のサイズやデザインの違いはもちろん、処理能力やカメラ性能、価格など、スマホを選ぶ上で気になるポイントに着目して比べてみたいと思います。
- AQUOS zeroとLG V40 ThinQのスペックを徹底比較
- AQUOS zeroとLG V40 ThinQのシーン別で比較
- AQUOS zeroとLG V40 ThinQの価格を比較
トップ画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
1 AQUOS zeroとLG V40 ThinQのスペックを徹底比較
画像引用元:LG V40 ThinQ_ Deals, Carriers, Specs & News – Order Now _ LG USA
2018年下半期発売の高性能モデル2種のスペックを、さまざまな角度から比較していきます。
1-1 基本スペックの比較
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
まずは、基本的なスペックを一覧表でみてみましょう。
スペック比較表
項目 | AQUOS zero | LG V40 ThinQ |
---|---|---|
カラー | アドバンスドブラック | ニューオーロラブラック、ニュープラチナグレイ、ニューモロッカンブルー、カーマインレッド |
サイズ | 約73×154×8.8mm | 約75.7×158.8×7.6mm |
質量 | 約146g | 約169g |
OS | Android 9 Pie | Android 8.1 Oreo LG UX 7.0+ |
内蔵メモリ | ROM 128GB/ RAM 6GB | ROM 約64GB/ RAM 約6GB |
外部メモリ | 無し | microSD |
バッテリー容量 | 3,130mAh | 3,130mAh |
ディスプレイ | 約6.2インチ WQHD+(1,440 × 2,992ドット) 有機ELディスプレイ | 約5.5インチ IGZO(フルHD+) |
アウトカメラ | 約2,260万画素CMOS | 1,200万画素の標準レンズ、1,600万画素の広角レンズ、1,200万画素の望遠レンズ |
インカメラ | 約800万画素CMOS | 800万画素、500万画素 |
防水 / 防塵 | IPX5/IPX8/ IP6X | IP68 |
1-2 処理能力の比較
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
AQUOS zeroとLG V40 ThinQ、どちらの方がよりサクサクと動作するのでしょうか?
CPUの比較
CPUはどちらも最新のSnapdragon 845を搭載しています。8つのプロセッサをもつオクタコアプロセッサで、重いゲームや複数のアプリを同時に立ち上げてもサクサクと反応してくれます。
RAMも同じ6GBで、処理能力はほぼ同等。どちらも今発売されているスマホの中では最高クラスと言えるでしょう。
バッテリー持ち
どちらもバッテリー容量は3,130mlと大容量となっています。
AQUOS zeroにはパラレル充電機能が搭載されていて、2つの充電IC(IC=集積回路)で発熱源を分散することで、充電時の発熱を抑えることが可能です。充電の負担も分散されるので、バッテリーの寿命が伸びやすくなっています。
1-3 カメラ性能の比較
画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA
LG V40 ThinQは、リア(背面)にトリプルカメラとフロント(前面)にデュアルカメラ、合計5つのカメラを搭載しています。
そのうち3つのカメラは広角+標準+望遠レンズで、幅広いシーンに対応。1度のシャッターで3つのレンズがそれぞれ写真を撮影します。
そのため、背景を入れたワイドな構図と人物のアップ写真を、同時に撮影することも可能です。
また、フロントがデュアルカメラとなっているスマホは珍しく、自撮りをする際に背景をぼかしたり、よりワイドに撮影することができます。
一方、AQUOS zeroのメインカメラは約2,260万画素の広角カメラで、最新画質エンジンを搭載。高度なノイズリダクション効果で、ノイズがのりやすい夜景シーンもきれいに撮影可能です。
AQUOS zeroのスペックと価格は!?世界一軽い6インチスマホの快適性次の章では、AQUOS zeroとLG V40 ThinQの画質やデザインについて解説します。
1-4 画質(ティスプレイ)と音質の比較
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
スマホで動画や音楽を楽しみたい人にとって、画質・音質の高さは要チェック事項です!
ディスプレイを比較
どちらの機種も、OLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。ちなみに、AQUOS zeroは、AQUOSで初めて初有機ELを搭載するスマホとして発表されました。
AQUOS zeroは6.2インチ(2,992×1,440)、LG V40 ThinQは6.4 インチ(3120×1440)と、LG V40 ThinQの方がよりワイドなディスプレイとなっています。
AQUOS zeroは中央が盛り上がった独自のラウンドフォルムを採用。よりタッチ操作がしやすいディスプレイとなっています。
さらに、シャープが液晶テレビAQUOSのために独自開発した広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を取り入れることによって、より鮮やかな色彩表現を実現しました。
ノッチの有無
画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA
最近は、多くのメーカーがディスプレイサイズの大きいスマホを開発・発売していますよね。
iPhone Xをはじめとした多くの機種で、「全体が液晶画面で、ノッチ(画面上部のカメラの切り込み)がある」タイプが主流となっています。
AQUOS zeroは流行に乗った「ノッチあり」タイプです。対するLG V40 ThinQは「ノッチなし」タイプとなっています。
縁ぎりぎりまで画面が広がっているスマホは、ただ見やすいだけでなくインパクトも大。
とはいえ、「ノッチで変形した画面になるのが気になる」という人は、ノッチなしのLG V40 ThinQがおすすめです。
音質を比較
AQUOS zeroはHDR映像技術「Dolby Vision(ドルビービジョン)」と、立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」 に対応しています。
ステレオスピーカーを搭載しているので、 Dolby Atmosの立体的な迫力あるサウンドをヘッドホンなしで体験可能です。
LG V40 ThinQは前モデルのLG V30に引き続き、「Hi-Fi Quad DAC」を搭載しています。高機能なDAC(アナログデジタル変換回路)で、ノイズを最大50%まで削減しました。
最大16倍の情報量を持つ高音質音源の再生ができ、75段階の音量調節で詳細なコントロールも可能に。音質や細かな設定に徹底的にこだわりたい人に向いているスマホと言えます。
イヤホンジャックの有無
スマホで音楽を楽しむ際、本体のスピーカーではなくヘッドホン・イヤホンを利用する場面も多いと思います。しかし近年は、一般的な3.5mmイヤホンジャックを廃止したモデルも増えてきました。
このような場合、ワイヤレスイヤホンを利用したり、充電用のジャックに変換コネクタを接続した上で、3.5mmイヤホンを使うといった対応が必要となります。
AQUOS zeroは3.5mmイヤホンジャック「なし」、LG V40 ThinQは「あり」のスマホです。
「3.5mmのイヤホンを使いたいけど、変換コネクタを用意するのは面倒」「充電しながらイヤホンが使えないのは困る」という場合は、LG V40 ThinQが適しているでしょう。
1-5 デザインの比較
画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA
スマホを選ぶ際に着目すべきは、性能や機能だけではありません。見た目のデザインや持ちやすさなども重要なポイントとなってきます。
サイズと重さを比較
AQUOS zeroが約73×154×8.8mm、LG V40 ThinQが約75.7×158.8×7.6mmで、ほぼ同じサイズです。
面積はLG V40 ThinQの方がやや大きめですが、厚さはAQUOS zeroの方が1m以上厚くなっています。
また、「世界最軽量」を謳っているAQUOS zeroは、146gと非常に軽いです。ただ、LG V40 ThinQも169gと軽量なモデルで、その差は30g程度しかありません。
それでも片手で持ち続けるとなると、やはり1gでも軽い方が負担は少なくなるでしょう。少しでも軽い方がいいという人には、AQUOS zeroがおすすめです。
カラー展開
AQUOS zeroのカラーバリエーションはアドバンスドブラック1種類です。
これに対し、LG V40 ThinQはニューオーロラブラック、ニュープラチナグレイ、ニューモロッカンブルー、カーマインレッドとさまざまなカラーを展開しています。
外部メモリを比較
AQUOS zeroには外部メモリのスロットがありませんが、LG V40 ThinQにはmicroSDのスロットが搭載されています。
外部メモリを利用したい場合は、LG V40 ThinQを選びましょう。
LG V40 ThinQのスペックと価格は!?トリプルカメラは広角+標準+望遠ここまでさまざまなポイントから2つの機種を比較してきましたが、いかがだったでしょうか?どちらも高性能であることに違いはありませんが、力を入れているポイントが微妙に異なっています。
次の章では、AQUOS zeroとLG V40 ThinQがそれぞれどんなシーンに適したスマホなのか、そして気になる本体価格について紹介していきます。
2 AQUOS zeroとLG V40 ThinQが活躍するシチュエーションは?
AQUOS zeroとLG V40 ThinQのスペックについて解説してきましたが、いまいちピンときていない人も少なくないかと思います。そこで、それぞれのスマホが活躍する場面を、シーン別にまとめてみました。
スマホの使い方は人によって異なるもの。そのため、必要となる機能や性能も人によって違うはずです。
あなたの普段のスマホの使い方を振り返ってみた時、どちらの機種がより自分に適しているのかチェックしてみてください。
2-1 インスタグラムやTwitter、SNSを活用したい!
いまやスマホを持っている人のほとんどが、何らかのSNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用している時代。
閲覧者の目を引く=「インスタ映え」する写真を撮れるかどうかは、SNSを利用する上で非常に重要な要素です。
SNSを頻繁に利用していて、風景や食事、人物や動物など日常のさまざまなものを撮影する機会が多い人には、LG V40 ThinQがおすすめです。
LG V40 ThinQなら、広角+標準+望遠のトリプルカメラで、近くの食べ物から遠くの風景まで高画質で撮影できます。
特に、他のカメラにはない「望遠」が魅力的で、離れた場所の人やモノをノイズなしで撮影可能です。
SNS投稿前に写真を加工する人も多いかと思いはず。しかし、LG V40 ThinQは、加工なしでもきれいな写真に仕上げてくれるのです。
インカメラもデュアルレンズなので、自撮りもきれいに撮れます。背景をぼかして人物をくっきりと写す、なんて構図もお手のもの。
AI撮影モードを使えば、画面に映っているものに合わせて自動でモードを選択してくれます。そのため、カメラに慣れていない人でも、最適な設定で簡単に写真を撮ることが可能です。
インスタ映え命!人気のおすすめカメラアプリ【Android/iPhone対応】2-2 アプリゲームを長時間続けてプレイしたい
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
「スマホを触っている時間のほとんどがゲームプレイ」という人には、【AQUOS zeroがおすすめ】です。
処理能力が高く、重いアプリゲームでもサクサクと動作するのはどちらの機種も同じですが、AQUOS zeroには独自の曲面ディスプレイとタッチチューニングが採用されています。
そのため、素早く正確なタッチ操作を要求されるゲームをプレイするのに適しているのです。
また、ゲームはバッテリーを多く消費するため、家で遊ぶ時は充電しながらプレイしている人も多いかと思います。
その点、AQUOS zeroは、充電しながらスマホを使っても本体が熱くならない「パラレル充電機能」を搭載。充電とゲームプレイを安心して同時進行できます。
2-3 高音質・高画質でさまざまなコンテンツを楽しみたい
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
コンテンツをより高画質・高音質で楽しみたいという人には、AQUOS zeroとLG V40 ThinQはどちらも最適なスマホと言えます。
「とにかく今いちばん高性能なモデルが欲しい」という人には、この2機種はぴったりです。
3 AQUOS zeroとLG V40 ThinQを価格で比較
では最後に、気になる本体価格についてみていきます。比較する際に価格は見逃せないポイントですよね。性能が同じクラスの機種ならなおさらのこと。
2機種の入手方法についても一緒に解説します。
3-1 AQUOS zeroとLG V40 ThinQの入手方法
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
2018年11月現在、AQUOS zeroとLG V40 ThinQはまだ日本で発売されていません。
AQUOS zeroの入手ルート
これまでAQUOSのスマートフォンは、それぞれのキャリアで名前は異なるものの、同じモデルが販売されてきました。
しかし、今回発売されるAQUOS zeroはソフトバンクの専売モデルとなっています。ドコモ・auでは取り扱いません。
発売時期は12月上旬と発表されていますが、正確な日付はまだ未定です。
LG V40 ThinQの入手ルート
韓国では10月18日に発売されていますが、日本国内での販売は未定となっています。
LGのスマホは、過去にドコモ・auから発売された実績がありますが、LG V40 ThinQに関しては今のところ情報がありません。
今後、発売されるとしたら、ドコモかau、もしくは両方からとなる可能性が高いでしょう。
3-2 AQUOS zeroとLG V40 ThinQの価格比較
価格はどちらもほぼ同じになることが予想されます。よって、どちらの機種を選ぶかは、価格よりも機能や好みによるところが大きくなるでしょう。
AQUOS zeroの価格
AQUOS zeroの販売価格は、現時点ではまだ未定です。
しかし、これまでのAQUOSスマホのフラッグシップモデルの価格から、ある程度の予想はつけられそうです。
- 2017年夏のフラッグシップモデルAQUOS Rが90,000円前後
- 2018年夏のフラッグシップモデルAQUOS R2が95,000円前後
ということを考えると、おそらく今回も90,000円台程度の価格と予想できます。
LG V40 ThinQの価格
LG V40 ThinQの価格は、アメリカでは約$949.99(107,900円)となっています。日本で発売する際にいくらになるかは未定ですが、10万円を超えるのは確実かと思われます。
4 最高クラスの使い心地、気になる最新スマホ2種をこの冬に手に入れよう!
画像引用元:AQUOS ZERO スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
AQUOS zeroとLG V40 ThinQ、異なるメーカーの最新スマホをご紹介しました。どちらも2018年に登場した最新機種の中では、最高クラスの機能・性能を搭載しています。
今回の記事のポイントをまとめましょう。
- AQUOS zeroとLG V40 ThinQ、性能的にはほぼ同じ
- カメラにこだわるならLG V40 ThinQ、操作性にこだわるならAQUOS zero
- AQUOS zeroはソフトバンクから発売予定。LG V40 ThinQは日本発売未定
国内で手に入れやすいのは、ソフトバンクからの発売が決まっているAQUOS zeroです。しかし、独自仕様の多いLG V40 ThinQも、実に気になるモデルではあります。
AQUOS zero、LG V40 ThinQもどちらもまだ発売前なので、期待しつつ次の情報を待ちましょう。
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