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日本の電子機器メーカー富士通は、2011年ごろからarrowsブランドを立ち上げています。
2019年に新モデルとして『arrows Be3』を発表しました。
今回はarrows Be3のスペックや価格をご紹介します。
また、前機種『arrows Be』からの進化点も詳しく解説していきます!
- スペックで6項目に変更点があった(サイズ・重量・ディスプレイ・バッテリーなど)
- 4つの機能が進化している(Exliderセンサー・背面フォルム・AIカメラ・脈波センサー)
- 価格は33,048円(税込)で前回と変わりなし
- arrowsスマホ独自の機能も見逃せない
またドコモでは2020年にarrowsシリーズの最新作「arrows 5G F-51A」を発売しています。
ぜひそちらもチェックしてみてください。
トップ画像引用元:arrows Be3|富士通
富士通のスマホarrowsシリーズから新モデルが登場
画像引用元:arrows Be3|富士通
2019年5月16日(木)にドコモから、夏モデルとして富士通のスマホ『arrows Be3』が発表されました。
arrows Be3の発売日は2019年6月7日(金)で、大手キャリアのなかでドコモだけの取り扱いとなり、auやソフトバンクで販売はされません。
arrows Be3とarrows Beの主なスペック
では、arrows Be3のスペックと価格を、前機種arrows Beと比べてみましょう。
内容 | arrows Be3 | arrows Be |
---|---|---|
カラー | ブラック、ホワイト、ピンク | ブラック、ホワイト、ピンク |
サイズ | 147×70×8.9mm | 144×72×8.3mm |
重量 | 145g | 146g |
ディスプレイ | サイズ:5.6インチ 種類:有機EL 解像度:Full HD+(1080x2220) | サイズ:5.0インチ 種類:TFT(IPS型) 解像度:HD(720×1280) |
バッテリー容量 | 2,780mAh | 2,580mAh |
電池持ち時間 | 約130時間 | 約130時間 |
メインカメラ | 約1,220万画素 | 約1,220万画素 |
インカメラ | 約810万画素 | 約500万画素 |
CPU | SDM450 1.8GHz オクタコア | SDM450 1.8GHz オクタコア |
OS | AndroidTM 9 | AndroidTM 8.1、9対応 |
内蔵メモリ RAM / ROM | 3GB / 32GB | 3GB / 32GB |
外部メモリ | 最大400GB | 最大400GB |
UIM | nanoUIM | nanoUIM |
LTE | 受信時最大150Mbps 送信時最大50Mbps | 受信時最大150Mbps 送信時最大50Mbps |
取扱会社 | ドコモ | ドコモ |
発売日 | 2019年6月7日 | 2018年5月25日 |
価格 | 33,048円(税込) | 33,048円(税込) |
詳細 |
発売日は約1年違い、スペックは変化していますが、価格は33,048円(税込)で差がないのが特徴的です。
では、上記のスペックをもとに前機種との違いを紹介します。
サイズや重量の違い
arrows Be3は、前機種のarrows Beに比べて縦に3mm長く、横に2mm短くなっており若干スリムなボディになっています。
一方で重量は0.1g軽量化に成功しています。
ディスプレイの違い
画像引用元:arrows Be3|富士通
arrows Be3は、ディスプレイ部分でarrows Beとの違いを出しています。
インチ
arrows Be3は、0.6インチ分ディスプレイが大きくなっていて、より画面内で得られる情報が多くなっています。
ベゼル(液晶画面を守る枠組みのこと)もarrows Beより削減されています。
種類
画面に採用されているのは有機ELです。
前機種arrows Beに採用されているTFT液晶(IPS型)は、有機ELに比べるとコントラストと応答速度、画面のフレキシブル化でどうしても劣ってしまう部分がありました。
- 黒が映えるコントラストで文字がはっきり見える
- 文字が見づらいと感じて画面をタップすると縦長に拡大表示できる
- はっきり文字機能で文字表示を『大』に設定できる
- 画面オフ状態でも時刻、日付、電池残量を常に表示できる
解像度
arrows Be3の解像度は、Full HD+(1,080x2,220)となっています。前機種arrows Beの解像度はHD(720×1,280)でした。
Full HD+はHDに比べるとキメが細かく高画質になるので、スマホに表示される画像や映像もより鮮明になります。
バッテリー容量の違い
arrows Be3のバッテリー容量は2,780mAhで、前機種に比べて200mAh分容量が大きくなっています。
バッテリー容量は数値が大きいほど、スマホ内のリチウムイオン電池に電気を蓄えられる容量が大きくなります。
似たようなスペックのスマホで同じ使い方をする場合、バッテリー容量が大きいスマホの方が電池持ちが長いといわれています。
インカメラの画素数の違い
インカメラとは自撮りなどをするときに使うカメラですが、arrows Be3は前機種に比べて310万画素増えています。
画素数が多くなるメリットは、トリミングや大きく印刷しても崩れることなくキレイに表示できることです。
OSが最新版
arrows Be3に搭載されているOSはAndroid 9です。
前機種のarrows BeもAndroid 9に対応していますが、自分で更新する手間がなく、最初から最新版のOSでスマホを楽しむことができます。
OSが新しいと、スマホの新しい機能が使える・セキュリティが向上するなどのメリットがあります。
次の章では、arrows Be3はどのように進化したのか?について解説していきます。
arrows Be3はどのように進化したのか?
画像引用元:arrows Be3|富士通
前ページでは、主なスペックをもとにarrows Be3と前機種arrows Beの違いを紹介しました。
ここからは、arrows Be3がさらに進化したポイントを解説します。
スマホ背面に設置されたExlider(エクスライダー)
Exlider(エクスライダー)とは、指1本で画面内のズームやスクロールができるセンサー機能です。
arrowsシリーズのスマホに搭載されていますが、従来はスマホ側面(片側のみ)に設置されていたため、利き手に影響されることがありました。
しかし、arrows Be3ではスマホの背面中央に設置されているので、利き手に関係なく左右の人差し指1本でズームやスクロールが行えます。
スマホのフォルム
arrows Be3のフォルムは手のひらにフィットするように背面をラウンド型にしています。
スマホを持ったときに手のひらに角を感じづらいので、ストレスなく操作することができるでしょう。
前機種arrows Beの背面フォルムはラウンド型ではありません。
AIを搭載したカメラ機能
arrows Be3のカメラ機能には、被写体や撮影シーンを自動で認識するAIが搭載されています。
カメラのモードをそのときの最適なタイプに自動設定してくれます。
また『ポートレート撮影機能』も搭載してます。
これは、撮影時にポートレート切替ボタンが出現し、背景をぼかし調整できる機能です。
これにより、被写体をよりくっきり鮮明に撮影することができます。
脈波センサーを搭載
画像引用元:arrows Be3 F-02L 製品特長(健康サポート) – スマートフォン
arrows Be3には、『ララしあコネクト』という健康管理を行うアプリがダウンロードされています。
ララしあコネクトは、歩数や心拍、睡眠の質などをスマホで管理することができるアプリです。
このアプリは前機種のarrows Beでも使うことができますが、今回注目したいのがarrows Be3の背面に搭載している『脈波センサー』です。
脈波センサーに指先を当てると、血管年齢や体のストレスをその場で測定することが可能になります。
AI機能が手書きを正確に判断する
文字入力をする場合、キーボード入力以外に便利なのが『手書き』です。
読み方がわからない漢字も手書きなら呼び出しができ、キーボードよりも素早く入力ができるという人もいるのではないでしょうか。
arrows Be3には、手書き入力の際にAI機能が文字を正しく読み取ってくれます。
入力範囲に重ね書きをしても1文字ずつ判断してくれるので便利です。
漢字以外の文字の種類も気にすることなく、手書きすることができます。
arrows Be3のその他の特徴
画像引用元:arrows Be3 F-02L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ
この項目では、進化点ではありませんがarrows Be3が持つ特徴を紹介します。
メイドインジャパンのスマホ
arrowsシリーズはメイドインジャパンのスマホです。
企画から始まり、開発、組み立て製造、サポートのすべてが日本の工場で行われています。
日本語入力に定評のある『ATOK』の文字変換機能や、省電力設計のバッテリーなども日本メーカーらしくこだわっています。
操作性が高まったExlider(エクスライダー)
画像引用元:arrows Be3 F-02L 製品特長(Exlider) – スマートフォン
arrows Be3の背面に設置されたExlider(エクスライダー)では、ズームやスクロールが指1本で簡単に行えます。
下記の使い方を見てみましょう。
ネット上の記事の文字が見づらい
人差し指でExliderセンサーを軽くタッチすると1.5倍まで文字を拡大できます。
触れ続けながら指を上下すると拡大・縮小が簡単に行えます。
画面をタッチせずにスクロールしたい
人差し指でExliderセンサーを縦方向に軽くなぞると縦スクロールになり、横になぞると横スクロールが行えます。
落下の衝撃に強いスマホ
次に注目したいのはarrows Be3の頑丈さです。
高強度樹脂材料(ガラスフィラー)と、継ぎ目がないユニボディデザインで堅牢性(固く丈夫なこと)のあるスマホの完成が実現しています。
落下時の衝撃を抑える働きがあるので、仮に1.5mの高さからコンクリートの道路にarrows Be3を落としても、画面割れの心配が少なくなります。
米国国防総省の調達基準を23項目兼ね備えている
米国国防総省調達基準とはアメリカが定めている基準で、厳しい環境の試験をクリアしたスマホなどが該当します。
arrows Be3がクリアした23項目
- 落下
- 耐衝撃
- 防水(浸漬)
- 防塵(6時間風速有り)
- 防塵(72時間)
- 塩水耐久
- 防湿
- 耐日射(連続)
- 耐日射(湿度変化)
- 耐振動
- 防水(風雨)
- 雨滴
- 熱衝撃
- 高温動作(60℃固定)
- 高温動作(32~49℃変化)
- 高温保管(70℃固定)
- 高温保管(30~60℃変化)
- 低温動作(-20℃固定)
- 低温保管(-30℃固定)
- 低圧動作
- 低圧保管
- 氷結(-10℃結露)
- 氷結(-10℃氷結)
日本は南北に長く、山間部も多く、住む地域によって温度差が激しくなります。
また、最近は国内でのゲリラ豪雨など1日の間で天候が変わりやすいのも特徴です。
arrows Be3は上記23項目の試験をクリアしているので、突然の豪雨や突風でスマホが壊れてしまう!という心配がとても少なくなり安心です。
次の章でも、arrows Be3はどのように進化したのか?について解説していきます。
スマホがハンドソープで洗える
画像引用元:arrows Be3|富士通
スマホで問題になっているのが菌の付着で、トイレの便座よりも汚いといわれています。
最近では防水機能も高まっていて水に濡らしても故障しづらくなっていますが、“洗う”という行為は推奨されていませんでした。
しかし、arrows Be3は『洗えるスマホ』なので、国産の食器用洗剤(泡タイプ、液体タイプ両方)でスマホを丸ごと洗うことができます。
料理や家事、スポーツ、釣りなどをした手で触ったり、1日の活動で付着した気になる手垢汚れも泡で洗い流して常に清潔に保てます。
ワンセグアンテナが最初から装備
arrows Be3はワンセグアンテナが初めから搭載されているので、外付けのケーブルを用意しなくてもすぐにテレビを視聴することができます。
外出時や災害時など万が一のシチュエーションで、テレビのニュース情報を素早く確認することが可能です。
ストラップホールとイヤホンジャックが標準装備
ガラケーからスマホに移行して以降、ストラップホールを標準装備するメーカーが減少しています。
しかし、arrows Be3にはストラップホールが標準装備されているため、落下防止のストラップを付けることが可能です。
また、最近ではBluetoothとイヤホンを接続する機能が登場している影響もあり、イヤホンジャックを廃止するメーカーも出てきています。
arrows Be3ではイヤホンジャックを変わらず装備しているので、従来のケーブル型イヤホンを使用することができます。
指紋認証で個人情報を呼び出せる
arrows Be3の背面に搭載されているセンサーには、指紋認証機能も組み込まれています。この指紋認証機能で下記の操作が可能になります。
arrows Be3の指紋認証機能でできること
- スマホを自然に持ち、片手でロック解除
- ID、パスワード、カード番号、口座番号の呼び出す
ことができます。
ネットショッピングやWEBサイトのログイン時に必要な情報も、自分の指紋で簡単に呼び出すことが可能です。
キャプチャメモ機能
arrows Be3は、現在表示している画面をスワイプ操作で簡単にキャプチャ(保存)することができます。
そのキャプチャに手書きで文字を入れたり線を描くなどして、メモやマーカーを残すことが可能です。
メモをしたキャプチャをメール送信やSNS投稿を行うこともできとても便利です。
価格がとてもリーズナブル
arrows Be3は基本的なスペックや機能は兼ね備えていながら、価格は33,048円(税込)です。
10万円近くするスマホが多いなか、この価格はとてもリーズナブルといえます。
ドコモでは36回払いの分割(1ヶ月918円)ので、毎月引き落とされるスマホ費用をかなり抑えることが可能です。
進化しても価格はリーズナブルな『arrows Be3』
画像引用元:arrows Be3|富士通
今回は2019年6月に発売となったarrows Be3について解説しましたが、いかがでしたか。
もう1度ポイントをまとめます。
- スペックで6項目に変更点があった(サイズ・重量・ディスプレイ・バッテリーなど)
- 4つの機能が進化している(Exliderセンサー・背面フォルム・AIカメラ・脈波センサー)
- 価格は33,048円(税込)で前回と変わりなし
- arrowsスマホ独自の機能も見逃せない
arrows Be3では、サイズやディスプレイの変更もありましたが内部の機能も進化していました。
特に、ExliderセンサーやAIカメラ、脈波センサーによって前機種のarrows Beよりも利便性が高くなっています。
arrowsシリーズのスマホ独自の『スマホを洗える』というのも大きな特徴ですね。
進化しているのに販売価格が前機種と同じというところもうれしいポイントです。
arrows Be3以外でもドコモでは様々な人気スマホが発売されているので、ぜひチェックしてみてください。