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半額サポートは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアで提供されているプログラムです。
ただ本当に半額にするためには、複数条件を満たす必要があったり、タイミングが重要だったりと、いくつかの罠があります。
今回は『半額サポートの罠』について解説していきます。
- 割引額を最大にするには返却のタイミングが重要
- スマホ本体の返却が必須
画像引用元:半額サポート | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートの仕組み
お得になるという半額サポートとはどのようなサービスなのでしょうか。
ドコモ・au・ソフトバンクでは、半額サポートにそれぞれサービス名がついています。
ドコモ…スマホおかえしプログラム・いつでもカエドキプログラム
au…スマホトクするプログラム
ソフトバンク…トクするサポート+
内容は似ているところが多いため、まず3社の半額サポートについて簡単に説明していきます。
半額サポートは機種代金が4~5割引!
半額サポートの最大のメリットは、非常に高い割引額です。
各サポートで割引額の違いはあるものの、最大割引率はおよそ5割。
具体的には、本体を分割購入し、一定の期間が過ぎた後にスマホを返却すれば、最大で半額分の本体代金が免除されます。
10万円のスマホであっても、半額サポートを適用すれば実質5~6万円で購入できるわけですから、割引額は非常に魅力的です。
半額サポートの仕組み
例えばソフトバンクの場合、分割回数は最大48回のため、支払い期間は最長で4年となってしまいます。
ところが半額サポートを適用すれば、25回目以降の分割金が免除され、本体代金の支払いが半額に。
支払いも24回で済みますので、本来4年かかるはずの48回払いが2年で完済できます。
ただし、半額サポートは48回分割の購入だけで半額になるというものではありません。
本体代金で値引きされるのは、スマホ返却時に残っている分割金だけになります。
したがって半額になるのはちょうど24回支払った後(端末利用25ヶ月目)でスマホを返却した場合のみです。
半額の免除を受けて本体を半額で購入するための条件は以下のようになります。
- 分割で本体を購入
- 一定の期間使用した後、購入したスマホをキャリアへ返却
このように半額で購入するためには、基本的に購入したスマホをキャリアへ返却しなければいけません。
しかも、半額サポートにはこれ以外にも罠があるので、スマホ本体代金半額という言葉だけで安易に飛びつくのは危険です。
分割回数や、支払い免除の回数については、3キャリアによって異なります。
それでは、半額サポートの罠について解説していきます。
半額サポートの罠
半額サポートには大きな2つの罠が存在します。
- タイミング次第ではそこまでお得にならない
- スマホ本体の返却が必須
タイミング次第ではそこまでお得にならない
最大2/3~半額をうたっている半額サポートですが、返却タイミングを間違えるとそこまでお得にならない可能性があります。
3社とも25回目、つまり2年経ってからの機種変更が最もお得になり、それ以降は徐々にお得になる金額が下がっていきます。
タイミングを間違えると、機種変更時に半額サポートを適用したけど思ったより安くならなったということにもなるので、事前に注意しましょう。
端末返却が必須
半額サポートをフル活用して機種変更をする場合、元々利用していた本体の返却が必要です。
それによって、残りの分割代金を減免するという仕組みになっています。
この点に関しては、これまで毎回機種変更時に下取りに出していたという人にとっては問題ないように思えます。
しかしながら、Wi-Fi環境であればゲームやブラウザを利用できるので、機種変更後も手元に残しておきたいという人も多いのではないでしょうか。
また写真やダウンロードした音楽のデータをそのまま残しておくことができるので、ミュージックプレイヤーや写真を閲覧する端末として利用することも可能です。
このように「機種変更しても本体は手元に残してきたい」という人にとっては、返却が必須というのは非常に痛い話です。
しかも、最近では格安SIMが気軽に入手可能になっています。
前に使っていたスマホに格安SIMを入れて、子供や自分のサブ回線に利用するいった活用方法も増えてきています。
半額サポートを使ってしまうと、そういった利用もできなくなってしまうのです。
画面割れの場合のリスク
また下取り同様、画面割れなど故障があると通常の金額で半額サポートを利用することはできません。
端末故障時には、故障時利用料として別途22,000円程度の支払いが必要になります。
キャリアの端末補償に加入していればこの金額に関しては減免されますが、補償加入時の月額料金を考えるとトータルの金額ではあまり変わりません。
半額サポートは端末返却を前提としたサービスです。
通常の下取りのように状況に応じて出すか出さないか選べるといった選択肢の幅が狭まるので注意が必要です。
また、数年後に返却することを見越して使う必要があるため、レンタルしている気分になる人もいるでしょう。
下取りをしたことがない人にとっては、スマホを使っている間、今まで以上に慎重にならなければいけません。
半額サポートでお得になる人
半額サポートの罠について解説してきましたが、使い方によってはもちろんお得にもなるサービスです。
ここからは、半額サポートを利用することによってどんな人がお得になるのか見ていきましょう。
- できるだけ最新の機種を使いたい人
- 本体を毎回下取りに出しているという人
できるだけ最新の機種を使いたい人
同じ端末を何年も使い続けるのではなく、2年おきに機種変更をしているという方は、半額サポートを最もお得に活用できます。
一見1機種を長く使う方が節約になりそうですが、半額サポートを活用することで、2年おきに機種変更をしてもそこまで高額な支払いにはなりません。
できるだけ最新機種を使いたいという方にはおすすめでしょう。
本体を毎回下取りに出しているという人
半額サポートは、「本体を下取りには出したくない」「手元に残しておきたい」という人には向きません。
しかし、これまで端末を毎回下取りに出してきた人にはぴったりのサービスです。
というのも、通常の下取りの場合、機種の発売から2年も経てば下取り金額はかなり下がります。
しかし、半額サポートを利用すれば金額も読めますし、最大半額と、通常の下取りよりも高額です。
機種を下取りに出すことに抵抗がなく、同じキャリアを継続したい人にとっては、半額サポートはお得なサービスと言えるでしょう。
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
半額サポートで損する人
半額サポートの罠で紹介した内容を踏まえて、半額サポートを利用すると損してしまう人はどんな人なのか見ていきましょう。
- 同じ機種を長く使いたい人
- 端末の返却をしたくない人
同じ機種を長く使いたい人
半額サポートによって本当に半額の支払いで済む人は、48回払いにした上で端末購入からちょうど25ヶ月目で機種変更をした人だけです。
ですが、同じ機種を3〜4年使うという物持ちの良い人も少なくありません。
半額サポートでは同じ機種を長く使えば使うほど、機種変更時に減免される金額が少なくなってしまうという罠があります。
2年周期で変えている人にとってはお得かもしれませんが、長く使いたい人にとってメリットはないでしょう。
端末の返却をしたくない人
自分の使っていた端末をサブ機にして使ったり、メモリ保存用に家に置いておきたいという方は半額サポートには向いていません。
ただ、半額サポートの申し込み後、途中で気が変わって「返却したくない」ということになったとしても、なにかデメリットがあるわけではありません。臨機応変に対応しましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクのサービス内容
現時点では、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアで半額サポートを行っています。
大まかな内容は同じですが、詳しく見ていくと違いもあるため、それぞれのサービス内容について見ていきましょう。
スマホおかえしプログラム(ドコモ)
画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
まずは、ドコモのスマホおかえしプログラムから紹介します。
- 分割36回で購入
- 25ヶ月目以降に機種変更で最大12回分支払い不要
ドコモのおかえしプログラムでは、分割を36回に指定する必要があります。
その上で、25ヶ月目に機種変更をした場合、36回から残りの12回分の支払いが免除になります。
分割制度が始まったときからスマホの割賦は24ヶ月というのが定番でした。
半額サポートを行っているキャリアの中でも、一番支払いが従来に近く、シンプルでややこしくないサービスです。
いつでもカエドキプログラム(ドコモ)
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
ドコモには、もう1つの半額サポートがあります。それが、このいつでもカエドキプログラムです。
- 24回払いで端末を購入する
- 2年後の買い取り価格(想定)が、分割払いの最終回の支払い額になる
- 端末を返却すれば、分割払いの最終回の支払いが免除される
- 最もお得な返却タイミングは23回目の支払い後
いつでもカエドキプログラムは、購入する端末の2年後の価値を想定して設定される買取価格分(分割払いの最終回分)が免除されるサービスです。
分割払いの回数は24回に設定されます。
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
最終支払い回である24回目の支払額は、機種代金のおよそ4~5割。
23回目の支払いが終わった段階でスマホを返却すれば、24回目の支払いが免除されるため、結果的にスマホを4~5割引きで購入できる仕組みになっています。
なお、23回目の支払い後に端末を返却しないという選択も可能です。この場合は、最終支払い回の金額がさらに24分割され、24回に分けて残債を支払っていくことになります。
つまり、最後の最後まで端末を返却しなかった場合は、48回払いになるということです。
本プログラムは対象端末が非常に限られています。基本的には最新のハイスペック機種のみが対象です。
- iPhone 13シリーズ
- Galaxy Z Fold3 5G
- Galaxy Z Flip3 5G
スマホトクするプログラム(au)
画像引用元:スマホをおトクに購入できる「スマホトクするプログラム」「スマホトクするボーナス」を提供開始 | 2021年 | KDDI株式会社
auのスマホトクするプログラムの特徴は以下の通りです。
- 24回払いで端末を購入する
- 2年後の買い取り価格(想定)が、分割払いの最終回の支払い額になる
- 端末を返却すれば、分割払いの最終回の支払いが免除される
- 最もお得な返却タイミングは23回目の支払い後
ご覧のとおり、auのスマホトクするプログラムの内容は、ドコモのいつでもカエドキプログラムとほぼ同じです。
スマホを24回払いで購入し、23回目の支払いが終わった段階でauへ返却すれば、24回目の支払いが免除されます。
24回目の支払い額は、スマホの機種代金の4~5割。つまり、4~5割引きで新機種を買えるということです。この点もいつでもカエドキプログラムと同じですね。
ただし、対象機種が非常に多い点は、いつでもカエドキプログラムとは異なります。
auはプログラムが何度も変わっているので注意
スマホトクするプログラムは、iPhone 13シリーズが発売された2021年9月にスタートしたサービスです。
それ以前に購入した機種には、この前身にあたるサービスが適用されます。
ただ、auの半額サポートはこれまでにも何度か改定されてきているため、すでに半額サポートに申し込んでいる人は、自分がどのサービスに加入しているのか、一度確認しておいた方がよいでしょう。
- 2015年2月〜:アップグレードプログラム
- 2017年7月〜:アップグレードプログラムEX
- 2017年9月〜:アップグレードプログラムEX(a)/アップグレードプログラムEX
- 2019年10月〜:アップグレードプログラムDX
- 2019年11月〜:アップグレードプログラムNX
- 2020年2月〜:かえトクプログラム
- 2021年9月~:スマホトクするプログラム
サービスによって内容や割引率が異なります。利用する際は注意したいですね。
トクするサポート+(ソフトバンク)
画像引用元:トクするサポート+ | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ソフトバンクのトクするサポート+には、以下のような特徴があります。
- 48回払いで端末を購入する
- 一定の条件を満たすことで、最大24回分の支払いが不要に
- 2021年9月23日以前に加入した場合、最大24回分の支払いの免除を受けるには、購入後13ヶ月目~25ヶ月目に返却&買い替えが必要
- 2021年9月24日以降に加入した場合、新しい端末に買い替えなくても、返却するだけで支払いの免除を受けられる
- 2020年3月27日以前発売の機種は「トクするサポート」
ソフトバンクでは、48回払いのうち最大24回分の支払いが免除されます。まさに“半額サポート”のサービスですね。
なお、トクするサポート+は2021年10月13日にリニューアルされています。
以前のトクするサポート+は、端末の購入から13ヶ月目~25ヶ月目に端末の返却と買い替えをしなければ、最大24回分の支払いの免除を受けられませんでした。
しかし、新しいトクするサポート+では、新しい端末に買い替えず、端末をソフトバンクへ返却するだけでも支払いの免除が受けられるように。
ちなみに、トクするサポート+は2020年3月27日以降に発売された機種が対象になります。それ以前の機種に適用されるのは、「+」が付かないトクするサポートです。
仕組みはほぼ同じですが、トクするサポートは月額料金がかかります。その他にもトクするサポート+とは異なる点があるため、注意しましょう。
- ドコモ:36回払いで最大12回の支払い免除(スマホおかえしプログラム)
- ドコモ:24回払いで、24回目の支払い額(=2年後の買い取り価格)を免除する残価型(いつでもカエドキプログラム)
- au:24回払いで、24回目の支払い額(=2年後の買い取り価格)を免除する残価型(スマホトクするプログラム)
- ソフトバンク:48回払いで最大24回の支払い免除(トクするサポート+)
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートについて、よくある質問
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートについて、よくある質問に回答しました。
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートとは何か
名称は、ドコモは“スマホおかえしプログラム”と”いつでもカエドキプログラム”、auでは“スマホトクするプログラム”、ソフトバンクでは“トクするサポート+”というプログラム名です。
端末を指定された分割回数で割賦契約し、およそ2年後に端末を返却することで端末代が最大半額となります。
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートにはどんな罠があるのか
3社ともスマホ本体の回収が必須なので、自分のスマホというよりはレンタルしているような感覚になります。
もし回収時にスマホが故障していたら、補償金を払ったり回収不可になったりする可能性があるため、24ヶ月慎重に使わないといけません。
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートでお得になるのはどんな人か
2年おきに定期的に機種変更を行っている方は最もお得に半額サポートを活用できるでしょう。
機種代金を結果的に安くすることができる、お得なサービスです。
ドコモ・au・ソフトバンクの半額サポートで損するのはどんな人か
同じ機種を長く使い続けたい方は、有効に活用できるとは言えないでしょう。
もちろん、サポートに加入して活用しなければいいので、損することはないでしょう。
利用方法に合わせた購入方法を
スマホの本体代の高騰が続く中、「本体代金が最大半額になる」という言葉を見れば、誰しも興味を引かれるでしょう。
しかしながら、条件や割引内容は思った以上に複雑です。
最後に、半額サポートの罠についておさらいしておきましょう。
- 割引額を最大にするには返却のタイミングが重要
- スマホ本体の返却が必須
半額サポートの罠にかかってしまう(端末の破損や誤った返却タイミング)と、返却時におもったよりお得にならなかったなどのこともあり得ます。
しっかりと自身の利用状況などを確認し、
- 利用した方がお得になるのか
- 利用しない方がいいのか
を検討する必要があります。